吉良とシルヴィの奇妙な生活ティーチングフィーリング 作:吉良吉影に憧れる者
頭痛は、激しさを増してゆく。痛いとかの次元では無い。声もうるさく囁き続ける。今日が休日でよかった。と思いながら頭痛用の痛み止めを口に含む。すると、舌に薬品の苦味が触れると同時に、吐き気を催す。思わず、洗面所に胃の中のものをぶちまけてしまう。
クラクラする。鏡越しにシルヴィが、心配そうな目で見つめて来る。私にはその視線が痛く苦しいものと思えた。視界がぼやけ霞む感触。前に風邪をひいた時はどうしただろう?母が看病してくれたのだろうか?そんな記憶はないが…。私は意識を手放す、悲しさを忘れられるように…。
視点変更<シルヴィ>
ご主人様が慌てて洗面所に駆け込んだかと思うと、嘔吐する声が聞こえた。これはただ事ではないと思い、ご主人様の背中をさする。かなり激しくさすっているのに全く気づかない。余程体力が削られていると思われる。苦しそうに呼吸をして、無理矢理にでも酸素を取り込もうとしている。口や鼻から垂れた吐瀉物、唾液、それ以外の液体は、ご主人様の顎をつたい、陶器の洗面所を汚く染める。いつもは整っている金髪の髪もくすんで見える。そして、ご主人様は倒れた…。
ご主人様が死んでしまうかもしれない。そう思った私は、家の中を駆けずり回って、様々な用意をする。ご主人様の服を脱がせて、シャワーを浴びさせる。本当は暖かい湯船に浸からせたいが、気絶している今は難しいだろう。次にベットを整え、顔を拭く。ご主人様はどうやら泣いていたようだ。ご主人様は、自分の過去の話をしてくれない。私が聞いてもいいのだろうか?私が望めば
うなされるご主人様の頬にキスをしてから、部屋を出る。今日は一緒に寝れないだろう。それだけなのに、明日にはまた一緒のベットに入り、繋がって抱き合って、キスをして眠る。そんな日常が戻ると分かっていても、苦しくて切なくてしょうがない。何故だろう。私は私が思っていたより、ご主人様が好きらしい。なら、嬉しかったりもするかもしれない。
掃除と洗濯を済ませると、ご主人様の頭に載せた濡れタオルを取り替える。生暖かいタオルを氷水に入れて冷やしつつ濡らす。きつく絞って、また同じ場所に置く。ご主人様は、少し笑った(ように見えた。)さっきよりは良くなっているのかもしれない。それでも不安が消えず横たわるご主人様の胸のあたりに頭を押し付ける。
(早く元気になって私の頭を撫でてください。)
寂しくて辛くて怖い。頭を撫でられないことがこんなにも不安を呼ぶとは思わなかった。
私はご主人様の綺麗な金髪に手を伸ばす。いつもしてくれるように、優しく優しく優しく撫でる。リズムを崩さずに、ゆっくりと地肌の感触を味わいながら、いつまでも撫で続ける。ご主人様の寝顔を見ていると、あくびが出てきた。それでも噛み殺して、撫で続ける。
「ご主人様、早く起きてください。寂しいです。」
次に私が起きたら、立場が逆転しいつもの
おやすみなさい、ご主人様…。
視点変更<スタンド達>
久々に登場する二人は独特なポーズで主人達を見下ろしていた。
「よく寝てるな。こいつら」
「そうね。」
「なぁ、こいつらの言う
「さあね。」
「俺は吉良じゃないから吉良の目指す物がわからない。」
「私にもわからないわ。この娘の行く道が…」
「「それでも俺は(私は)
【傍に現れ立つ】という所から名付けて【スタンド】
視点変更<吉良吉影>
汗でベタつく体を起こす。まだ、頭が痛い。それでも前よりはマシになっている。頭の違和感─濡れたタオル─取る、生暖かいので、シルヴィが看病してくれたのだろう。熱も下がったようだ。
起きたら、彼女がいなくなるなんてことのない、平穏な生活へ戻っていること祈りながら
……To be continued
書きたいことが上手く書けないので諦めました。残念!