※この作品はR-18です。

吉良とシルヴィの奇妙な生活ティーチングフィーリング   作:吉良吉影に憧れる者

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つまんない話なので飛ばしてください。


奴隷の夢

ご主人様の風邪が治った次の日の夜の事…、治ったとはいえ本調子では無いご主人様を労りながら、夜の営みを済ませる。ほぼ毎晩のようにするソレは、お互いへの信頼の確認でもあった。そして、その日の夜は珍しく夢を見たのだった。

 

 

 

「ここは…遊園地?」

本で少し読んだことのある遊園地という遊戯施設らしき場所に私はいた。しかし、ご主人様は居ない。

ごくたまに見る私の夢には、ほぼ必ず内容が決まっていた。前のご主人様に虐げられる惨めな夢か、ご主人様が頭を撫でてくれる夢か、そのどちらかだ。ちなみに最近見た夢は虐げられている所をご主人様が颯爽と救けてくれる夢だ。私は夢の中で鼻血をだしながら、ご主人様にお姫様抱っこされていた。現実ではされたことは無いが…。

私一人では楽しみ方のわからない場所で立ち尽くしていると、ご主人様がやってくる。…?果たしてあれはご主人様だろうか?少し細かい部分が違う。夢だからだろうか?

しかし、ご主人様は私に手を伸ばしてくる。それが何を意味するか私は知っている。頭を撫でるポーズだ。

頭を差し出し顔を綻ばせる。しかし、ご主人様の大きな手は、私の髪に触れることはなく、頬を強くぶつ。熱い痛みと共に、驚愕する。果たして夢だからといって、ご主人様に殴られる夢など見るだろうか?否、それはありえない。何かがあるはずだ。最初に感じた違和感を捕えなければいけない。すると、その偽物は口を開く。聞き慣れた低く優しげな声で私の名前を呼ぶ。

「シルヴィ、奴(・)隷(・)の(・)分(・)際(・)で、なんで笑(・)っ(・)て(・)いるんだァ〜?お前には私の気持ちがわからないのか?毎日毎日殺したくてしょうがない。抑えても沸き上がる殺人衝動がよォー!」

こいつは、『殺人鬼 吉良吉影』のつもりだろうか?とんだお笑いだ。ご主人様は、殺人鬼ではあるがこんなクレイジーなサイコ野郎では無い。人を殺す時は明確な恐怖を与え、自分の欲する表情を確実にさせる。殺される相手もそれを察し、どの表情を作るべきかを示す。ご主人様の殺人はスタイリッシュで醜く、儚く汚いものだ。それを馬鹿にするやつは私が許さない。

「ご主人様は…そんなことは言いません。」

顔を蹴り飛ばされる。痛みと惨めさで涙が出る。

「俺は夢のスタンドだ!お前の深層心理に基づいて作られるものなんだよォ!ツマリィッ!これは本物なんだよ〜!」

ダウトだ。偽物も偽物、小物の3流臭しかしない。それでも恐怖は感じてしまった。こいつに屈したのではない。少しでも、びびってしまった私がいる。それも許せない。だから、ご主人様、助(・)け(・)な(・)い(・)で(・)く(・)だ(・)さ(・)い(・)。

「お前は私が直々に叩き潰してやる。格の違いを見せてやるよ。このド低能がッ!」

ご主人様の読んでいるマンガのセリフを少しづつ真似する。闘志が湧いてきた。これはある種の試練だ。私の力で乗り越えなければならない試練だ。もし、本当にまずくなったらご主人様に助けてもらえばいい。私は弱くてもいいから、いつでもご主人様に隣に立っている。だけじゃぁダメだ。私は私で私なのだから。ご主人様は守れないだろう。だが、少なくともこいつは、排除しなければならない。私にとっての敵であり、ストレスだ。

「名乗れ!」

私が力強く言うと少したじろぐ。これなら勝てるだろう。

「いいだろう!俺は死神13(デス・サーティーン)。夢の中を操れるスタンドさ!」

くだらない能力だったな。こんな幻影に少しでもご主人様を見た自分が恥ずかしい。

「なら死神、最後の仕事はお前の本体の命になるな。」

「果たしてそれが出来るかな!?」

そう叫ぶとキラークイーンの姿になる。偽物だとわかっていても、怖くてしょうがない。ご主人様ならどうする?いや、私ならどうするべきだ?

ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様…助(・)け(・)ず(・)に(・)見(・)て(・)い(・)て(・)く(・)だ(・)さ(・)い(・)!

スタンドとはイメージだ。精神が生み出すそのヴィジョンを、固めて練り込んで放出してやる!奴隷が嘆くのは、悲しいからではない。過去を嘆いているわけでもなければ、ほかの何でもない自分自身を嘆いているのだ。

だから、私は先へ進む、その象徴のスタンドなのだから。

「これはキラークイーンに化けた分、これはご主人様の口調を真似した分、これはご主人様の姿で私に暴力を振るった分、これは、お前が倒れるまでやめない攻撃だ。」

グレーフを呼び出す。私が誇れるグレーフオブスレーブリーの能力とはスタンドに触れられる事だ。ご主人様が、いつか見せてくれたラッシュの再現をする。私には強力な能力はないが、信念はある。ふたつの拳がある。殴る殴る殴る。

私は叫び声をあげる。今まで受けた苦痛を返すように、ご主人様への感謝の気持ちのように、叫ぶ!

「シババババババババッ!シバッ!」

キラークイーンと同じ叫びで気分が高まる。私はご主人様を守れないから、せめて捨てられないように、私自身を守ってみせる。

「そこまでだよ。シルヴィ」

正真正銘ご主人様の声が聞こえる。いつの間にか後に本物のご主人様が立っていた。

「手を傷つけるようなことはしちゃダメだって言ってるだろう?」

その言葉はまさに本物の言葉であった。私は安心したためか、それとも、初めてなにかに怒りをぶつけたからか、体がだるくなる。夢の中なのに眠い。私の意識は、途切れ、体をご主人様に預ける。

 

 

しかし、次に見たのは、私にキスをしようとしているご主人様だった。何をしているか聞くと、中々起きないから、と言い訳をしていた。本当にどうでもいい夢だったが、あれがスタンドなのだろうか?

私にはあの夢が本当かどうか分からないし、もしかしたらご主人様なんていないのかもしれない。それでも私はご主人様の優しさだけが真実だということは知っている。

……To be continued

 

死神13の本体:マニッシュボーイ…シルヴィのか弱い拳で殴打され、1週間は顔の腫れが引かなかった。




ね?意味のわからない話でしょう?
(本当はシルヴィのスタンドの成長の話にしたかったけど、純粋にイチャイチャして欲しいのでこういう感じの話はもう二度と書きません。てか、書きたいことがうまくまとまらずにつまらなくなる。)
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