吉良とシルヴィの奇妙な生活ティーチングフィーリング 作:吉良吉影に憧れる者
とある金曜日
いつものようにドラえもんを見ていると、私は尿意に襲われる。トイレに行きたいがシルヴィの柔らかい手を握っている為離れたくない。シルヴィは目を輝かせてドラえもんを見ているので、私が下手に動くと気が散るかもしれないな…。
しかし、1度意識してしまうと、我慢というものができない。結局尿意に負けてトイレに駆け込む。
トイレの中で、勿体無いなという気分に浸っていると、シルヴィがトイレに行くのを見たことがないのを思い出す。
…はて?彼女がトイレに行ったことはあっただろうか?
「……見たことないな…。」
明日は一日中観察することにしよう。
…次の日
私は隣に眠るシルヴィを見る。顔を近づけると規則正しい寝息が聞こえる。狸寝入りとかではないようだ。朝一のトイレを済ませると、寝室に戻りベットに腰掛ける。
シルヴィがもぞもぞと起き出す。すかさず手を握り、抱きしめる。柔らかい感触と暖かい体温が伝わって来る。シルヴィは少し驚いたあと、私の背中に手を回す。右手は私が握っているので動かせないらしい。10分ほどそうしているとシルヴィが、
「…そろそろご飯食べませんか?」
と聞いてくる。…トイレではないらしい。
朝食を準備するのだが、シルヴィにも付いてきてもらう。
「?ご主人様朝の手洗いはいいんですか?」
「…今日はここでしなさい。」
本当は洗面所で手を洗い備え付けのハンドクリームを塗ってほしいのだが、今日は妥協するか…。
「ご主人様…」
切なそうな顔でシルヴィが言う。今度こそトイレか?
「目が…怖いです…。」
違うらしい…
「その…手…触りますか…?…それとも舐めますか?その…少し恥ずかしいですけど、ご主人様になら…いいですよ。」
ありがたく触らせてもらい、口に含む。シルヴィの手の暖かい感触が伝わり、このまま飲み込んでしまいそうになる。もちろん我慢した…。
朝食の時にはお茶を何回も飲ませたが、全く効果が無い。
朝食を食べ終えたあと
「ご主人様、今日はどこかへ行きますか?」
と、シルヴィに聞かれる。しかし、買わなくてはいけないようなものはないし、監視する必要もあるので、出かける用事はないだろう。
シルヴィにそう(監視云々除く)言うと、シルヴィはにっこりと笑う。
しばらく2人用のパーティゲームや、最近話題のゲームに興じるとお昼の時間になる。
お昼にも大量のお茶を飲ませるが、効果は見えない。
昼食を終えたら少しスキンシップを取るとするか。
「シルヴィ〜♡」
「?珍しいですね、ご主人様がそんな声を出すなんて。」
後ろから抱きしめる。微塵も動けないようにがっちりと掴む。彼女の髪が顔にかかりいい匂いがする。
暫く抱き締めたあと少し乱暴気味に離す。シルヴィは驚くが、私は前に回り抱きしめる。キスを重ねたあと、お姫様抱っこをしつつソファに運ぶ。
「…ご主人様、私重くないですか?」
心配そうに聞いてくるが、そんなことは無い。確かに背丈も伸びたし、肉付きも良くなったが、太ったという訳でもないし、まだ少し平均には足りない。
うちのソファは、1人で座ると大変寂しい思いをするほど広く大きい。その為、小柄なシルヴィが寝てもまだ余裕がある。
私はソファにシルヴィを押し倒すと、馬乗りになる。(もちろんシルヴィに体重はかけないが…)
利尿作用があるらしいツボを痛くない程度に刺激する。シルヴィは、変な所を触っていることに違和感を持つが、私が彼女の手の甲を舐め始めると苦々しい表情をした後ガッカリした目をし、犬小屋の隅にたかるハエを見るような目をする。しかし、すぐに優しげな顔を見せる。
私はそんなコロコロと変わる表情を見て、シルヴィが生きていることを実感し、殺意を沸き上がらせる。それを感じ取ったらしい彼女は、私の頬に手を近づける。優しくゆっくりと頬、唇、鼻先、目尻、目頭、額、顎、と私の顔すべてを丁寧になぞる。くすぐったくて、笑みをこぼすとシルヴィも笑う。
手だけでなく、唇にもキスをしてやる。
シルヴィの口の端から、2人の唾液が垂れる。それを拭おうとはせずに、ソファを汚し始める。
私の手をシルヴィの肩に置く。そのまま彼女の体躯をなぞるように、腕から手首に向かわせる。
殺す時のように強く優しく握る。簡単に潰れてしまいそうなそれを、何かから逃げたりもがいたりするように絞める。…しばらくそうしていると、どちらかが息を漏らす。どっちの息遣いかなんてことはどうでもよく、お互いを求め抱き合う。強い抱擁をすると、彼女も、同じような強さで返してくる。
私の心音とシルヴィの心音が重なる。
なんて綺麗で殺したくなるのだろう。今すぐにめちゃめちゃに壊して怯えさせてやりたい。私は殺人鬼であることを見せつけてやりたい。
「ご主人様、私のこと殺してもいいですよ…。」
私はハッとする。今のは殺人衝動とはまた違う気がしてならない。果たしてそれはなんなのか?分からない…。
私は涙を流しながら、シルヴィに抱きつく。シルヴィも、私を優しく受け入れる。嬉しくとあり恥ずかしくもある。こんな人が私の彼女であることが喜ばしい。
「ご主人様…いい雰囲気の所すみません。」
…あ、そうだった!今度こそトイレかもしれない。
「眠くなってきたので膝枕してくれませんか?」
なんでもっといい雰囲気にするんだよ…
シルヴィの綺麗な髪を梳きながら感慨に耽る。私が殺人鬼であることは変えられないが、シルヴィにとって優しい彼氏ぐらいならなれるだろう。
(彼氏か…。結婚とか、考えた方がいいかな…。)
今更、他の女ないし他の男がいいですとはならないだろう。毎晩のように交わってる訳だし、お互いの過去をほぼ全て知っている。
私はシルヴィの手を見る。確かに綺麗で持ち歩きたいが、前のような
考えても考えても、その何かは分からずに、知ることができずに、理解出来ずに微睡んでくる。トロリと下がってくる瞼は抑えきれずに、眠りの世界に落ちてしまう。
視点変更<シルヴィ>
今日のご主人様はおかしい。何かを考えているような表情が離れない。まるで、知ろうとしているのにうまく答えが導き出せないことがいくつも重なったような顔をしている。しかし、ご主人様に限ってそれはありえない。
ご主人様はどんなにハードな状況でも冷静な判断と、大胆な行動で、乗り越えられる。そんな強運に守られているはずなのに、ご主人様には、運命が味方していて、いつでもチャンスは訪れる。それでも越えられない壁があるようで、必死に登ろうとしている。そんな気がする。
私の膝で眠るご主人様を金色に整った髪を梳く。
私が起きると、ご主人様は、かなり無茶な態勢で寝ていた。体を痛めると思い立場を逆転したのだ。
私はご主人様がいなくなることが怖い。ご主人様が死ぬ時は私も一緒に死んでしまいたい。消えてしまいたい。きっと何がどうあっても、私はご主人様と一緒に生きていきたいのだ。
視点変更<吉良吉影>
起きるとシルヴィの顔が見える。慌てて起きるといつの間にか私が膝枕をされていた。少しの驚きと恥ずかしさがあり、びっくりする。そして焦る。
(まずい。今の間にトイレに行ったのでは!?)
と思ったが、よく見ると、ソファのシワのつき方が動いた形跡が無い。どこにも行ってないようだ。少し安堵して、夕食の準備をする。
夕食を食べ終えると手を繋いでテレビを見る。ソファは、汚れ(唾液と汗)が目立つので、木の椅子に座る。向かい側に座り首を曲げて頬杖を付いているシルヴィを見て、思いつく。
私は座っていた椅子から立ち上がると、動かし始める。シルヴィは怪訝な顔をするが、知らんぷりをする。
テレビの前辺りに椅子を設置すると、クッションを引く。
しばらく眺めて違和感を持つ。椅子を戻すと、書斎に向かう。(トイレの隣なので問題ない)
書斎の椅子は手すりとキャスターが付いていてくるくる回る。(シルヴィがよく回って遊んでいる。)
カラカラと音を立てながら、テレビの前に置く。
私はそこに座ると、そこまで動いたりがたつかないことを確認する。シルヴィを手招きすると、私の上に座るように言う。もちろんシルヴィは、「奴隷の私がご主人様の上に座るなんて…」みたいなことを言うがスルーだ。強引に座らせると、シルヴィの耳元で
「君は奴隷じゃない。私の彼女だ。」
と優しく囁く。シルヴィはくすぐったそうに笑うので、後ろから抱きしめる。シルヴィのお腹辺りで手を組むと、シルヴィは私の手の上に自分の手を重ねる。暖かい感触が感じられ、優しさが伝わる。
結局風呂に入っても似たような体勢でいて、崩さないように気をつけた。
ベットに入ると、私は流石に我慢の限界を迎える。
「シルヴィ、今日トイレいったか?」
我ながら変な質問だと思うが、おかしい気がする。私は、何度か排泄をしたが、シルヴィは私が見る限り1度もしていない。見逃すようなヘマも隙もなかったはずだ。
もしかしたら、病気なのでは?前の主人に排泄器官を傷つけられたのでは?という様々な心配をするが、シルヴィの次の言葉で、杞憂であることを知る。
「え…?あーそう言えば行ってないですねー。ご主人様とイチャイチャしてると、トイレしたいこと忘れるんですよね。アハハー」
前より自然に笑えるようになった顔を見て驚く。早とちりどころか時間の無駄遣いだった。なんせ私がシルヴィをかまえばかまうほどシルヴィはトイレに行かなくなるのだ。
「じゃぁ、今のうちに行ってきなさい。行為中に出されても困るし、そういうハードなのはまだ遠慮する。」
シルヴィは、恥ずかしそうに目を伏せて寝室を出る。去り際にご主人様はデリカシーがないですね!と言われたが全く傷ついてない。本当だ。
その言葉に少し腹を立てた私は、シルヴィの入ろうとするトイレに押し入る。
「え…ちょ、ご…ご主人様?」
シルヴィをトイレに押し込み、私も体を潜り込ませてドアを閉じる。もちろ鍵も閉めておく。
「私の前で小便をしろ。見ててあげるから。さぁ、早く」
シルヴィは苦笑いを浮かべつつ、ドアの鍵を開ける。
「もしかして怒りました?ごめんなさいご主人様。そういうのはベットでにしましょうね。」
冗談だと思っているらしい。しかし、わたしはかなり本気で言っている。別に怒っている訳ではなく、ただ見たいのだ。シルヴィから、汚いものが排泄されていくその様子を、観察していたいだけなのだ。
シルヴィは、私の評定が本気であると悟ったらしく、大人しくスカートを下ろす。季節が夏のため、しっとりとした汗はシルヴィの太ももを伝っている。暑さの汗だけでなく、恥ずかしさの汗もあるだろう。
さっさと排泄を済ませたシルヴィに夜の営み中いじめられた話は、別の機会としよう。
因みに、音を聞かれるのが1番恥ずかしかったようだ。それと、トイレットペーパーで、滴る尿を拭いてあげた時、絶頂したのも恥ずかしかったそうだ。
……To be continued
めっさ長いし気持ち悪い話になった!吉良が吉良っぽくないんだよな。ただの変態みたいになってる。