吉良とシルヴィの奇妙な生活ティーチングフィーリング 作:吉良吉影に憧れる者
俺は誰なのだろう?
殺人鬼:『吉良吉影』だとすれば、少女の頬を撫でる資格はないだろう。
成り済まし:『川尻浩作』と言うなら、生きている資格がなくなる。
スタンド:『キラークイーン』と仮定すると、俺は何のために殺人を犯したのだろう?
パーツ:『シアハートアタック』と呼ぶなら、生きる意味や目的はなんなのか?
能力:『バイツァ・ダスト』と名乗るなら、誰を守るべきなのだろう?
俺には分からない。私には理解できない。果たして人とは何か?スタンドとはなんなのだ?精神だとか、エネルギーだとかヴィジョンなんてもの存在するのだろうか?
「悩んでるの?」
俺は、当たり前だろ…。と、力なく言う。別に人を殺した訳じゃないが、殺してきたことを今更ながら後悔している。
吉良のことが好きで好きでたまらなかった。人を殺す表情、殺したあとの仕草、くらい目付きや、気持ち悪い心が、愛おしいと思っていた。その真意は、ただの思い込みだ。俺も吉良も、周りに味方がいなかったから成立したのだ。1人が怖いから成立したのだ。それも今は無い。吉良にはシルヴィがいる。俺には何も居ない。
「そんな訳ないでしょ?本当に一人ぼっちだなんてありえないわ。少なくとも親がいるでしょう。吉良にはいなかったけれど…。」
なら、スタンドには何も無いな。ココ最近呼ばれてすらいない。平穏を手に入れたなら、俺に用はないんだ。
「でも、貴方には私がいるじゃない。私、あなたのこと好きよ?強いしカッコイイわ。」
「それ、本音か?ああ、本体の影響か?そういう意味では俺も好きだよ。忌々しいがな。」
そいつは、俺の肩に手を置く。スタンドだから感覚もないし意味も無いのに…。
「違うわよ?だって私スタンド辞めたもの。」
ブラック企業からやっと解放されたみたいな口調でいうグレーフに、驚いた表情を見せると、キスをされた。
確かに甘い感触がして、美味しかった。…じゃない、びっくりした。
「レモンの味しねぇな。」
「あら、気の利いたことを言うわね。そういう所も好きよ。愛してるわ、本当にね。」
こいつは何がしたいのかわからんが、熱心に俺を口説いてくる。別に面白い人間…もとい、スタンドでもないだろうに…。
「辞めたってのは冗談だけど、かなり自由になれるわよ?本体との接続を切ればね。」
接続とは、ようは本体の魂をスタンドの意思と結びつける。枷であり管だ。
これがなくなると、呼び出しにラグが出来たりするのだが
「そんなもの無くても、お互いを信じてれば、ラグなんて誤差よ誤差。」
ラグが無くなるわけじゃないのか。
それでも、本当にグレーフを愛せるようになるのなら、それもいいかもしれない。
人には人の乳酸菌…じゃない恋愛があるのだから、スタンドにもスタンドの恋愛があって然りだろう。
信じているから裏切る。いい言葉じゃないか。今なら意味が分かる。
さようなら、愛しき人よ。ありがとう、我が主よ。あとは頼んだぞ、シルヴィ。これからはよろしく、グレーフ。
……To be continued
お詫び
話が思いつかずに完成しませんでした。すみません!
そして、休載のお知らせ。
しばらく休みます。少し他に書きたい作品があるので、休ませていただきます。この話の完結そのものが、かなり先なので、休みという形を取らせていただきました。
ネタも考えておきます。それではアリーヴェデルチ(さよならだ)