吉良とシルヴィの奇妙な生活ティーチングフィーリング 作:吉良吉影に憧れる者
あと、シルヴィ視点です
海に行ってから三日後、私たちはまたデートをしていた。毎回毎回デートばかりで飽きないのかと思われる方もいるかもしれないが、言い訳をさせてほしい。話は30分前に遡る。
私がいつも通り読書をしていると、ご主人様の大きな欠伸声が聞こえる。
「ふぁ〜終わったぁー!」
ご主人様が唐突に大きな声を出したので思わずびっくりしてしまう。そんな私を見て、ご主人様は薄く微笑みながら、私の頭を撫でる。
「ふぅ、夏休みの課題も全て終わらせたし、これで心配するような
私の手の甲を既に撫でているご主人様に抱きしめられながら、耳元で「いいですよ」と囁く。
10分程そうしているとご主人様が、急に動きを止める。
「シルヴィ、出かけようか。公園にピクニックでも行かないか?」
『ピクニック』
いい響きだ。きっと楽しいデートになるだろう。
「分かりました!お昼は公園で食べますか?」
「そうだね。サンドイッチでも作ろうか。」
そこから準備をして今に至る。
今私はご主人様に寄りかかりながら、本を読んでいる。そして、ご主人様は私の頭を右手で撫で左手で私の肩を抱きしめている。
持ってきたお昼は既に食べ終え、暖かい太陽に晒され心地よい風を感じている。
幸せなのだが、何となく足りない…。
(そう言えば、最近シてないな…。ご主人様の暖かさが恋しい。言ったら受け入れてくれるかな…)
こうして頭を撫でられる度に、心臓がドキドキして、苦しくなる。もっと熱く強いご主人様で満たされたい。もっと強く抱きしめてください。
「…ご主人様、少しお手洗いに行ってきます…。」
「ん…ああ、いってらっしゃい。」
私が公園のトイレに入ると、何となく嫌な視線を感じる。私は何となく不安に思いつつ用を済ませ、トイレを出る。早くご主人様の所へ戻らないと…。しかし、私の意識は途切れてしまう。
私が目を覚ますと、薄暗い路地で浮浪者と思われる人に手首を掴まれていた。
「キャ!ヤダ!やめてください!」
足をばたつかせ必死に抵抗するも、相手にダメージは与えられてないようだ。
「高そうな服着てるなぁー!あの金髪のガキも坊ちゃんか?金持ってんだろォ!出せよォ!出せってばァ!」
浮浪者の生臭い息がかかる。吐き気を催し、既に涙が出てしまっている。私の服のポケットを手当り次第探るも目的のものは見つからないようだ。
「チッ!ホントに持ってねえや。まぁ、どうせこの体じゃキズモノだろうし、俺がやっても値段はあんまし変わんねぇだろ」
まさぐられた事により服は既にズタボロだ。そんな状態の私に手を伸ばす。
(犯されるのだろうか…嫌だ…死にたい…助けてご主人様…。ああ…)
私の小さな胸に触れるか触れないかという所で、
「ニャー」
「ウオッ!なんだよ!猫か!」
見とれるほど美しい白い毛並み、どこを見ているか分からない不気味な猫目…そして、浮浪者には見えていないであろう、私の希望─
「猫目!」
私がその名を呼ぶと、敵意に満ちた宝石のような目を浮浪者に向ける。
「キヒヒッ!残念でした〜。猫に助けなんか求めんなよ。バーカ!まぁ、助けを求めたくなるのはわかるがよ。そんなに怖がんなよ。その銀髪が真っ白になるまで遊んでやるからよ…」
私は男の言葉が終わる前に、頭突きをかました。
「怖い?それこそ『残念でした〜』私はお前に恐怖したわけじゃあない。もう二度と大切な人に会えないことに恐怖したんだよ!誰がお前のような奴に恐怖を抱くかよ!」
私は能力を発動させる。それを合図に猫目は攻撃を開始する。
バキッ
猫目のスタンドが、塀の壁を震えさせ破壊するここまで綺麗に壊せるとは、成長している。
(震えているのは、あの破片た。つまり
ご主人様の能力より、小さな威力で瓦礫達はどんどん破裂する。猫目のスタンドは、同時に震わすことが出来るのが
私は震えている(猫目がぶっ壊そうとしている)瓦礫から離れ、猫目が打ちやすいように逃げ回る。
浮浪者も逃げ回るため、その上、大きな爆発が起こせないので、致命傷には至らない。
だが、それでいい!それがBEST!
私は猫目をだき抱えると、
「ご主人様から伝わった、究極奥義!私達はアンタを殺すのが目的じゃあない。平穏な生活さて手に入れば…私の勝ちだ!だから、逃げるんだよォ!」
しかし、しつこく追いかけてくる。隙を作らなくては、
猫目の背中を軽く叩き合図を出す。自分の前に飛んできた瓦礫をキャッチし相手に投げる。
「…………今だ!点火ッ!」
「キシャーーーー!」
灰になったそれは、男の顔に降りかかる。
「眼球狙ってぶち込んでやる!」
男がもがいてる隙に走り出す。公園まで戻り、ご主人様を見つける。すると猫目は、近くの猫の元へ駆け寄る。猫目もデートなのかもしれない。全く散々な目にあった。
……To be continued
うーんテコ入れ失敗した!