吉良とシルヴィの奇妙な生活ティーチングフィーリング 作:吉良吉影に憧れる者
答えは後書きで。
グレーフオブスレーヴリーがいう試練(みたいなもの)とは、我が主の殺人を止めることだ。
一瞬苦々しい表情をすると、主は分かったと言う。
果たして出来るのだろうか……私は思い出す。
一人目は、主が自分の手で殺した。私は主の半身であるが故、全ての記憶を見れた。私が発現する前に一人殺していた。そのせいで、ビクビクとした生活を送っていたようだが、私が発現したことにより、怯える必要がなくなったと喜んでいた。まぁ、関係ない。
1日目
その日は月曜日だ。何日かかるのかは知らないが今日から我が主は、湧き上がる殺意を誤魔化しながら生活しなければならない。
まぁ初日だし問題は無いだろうと、タカをくくっていると、学校の帰りに綺麗な手を持つ女性を見つけたようだ。
さすがに早くね?と私はおもった。まぁ、大丈夫かなと思ったが、私を呼び出した。私は喋れるスタンドでは無いので、意思を伝えることが出来ないが、半身であるがゆえの(スタンドとしての能力と言い換えてもいいな)能力を披露する。
一つの記憶を呼び起こす。シルヴィの手だ。ふぅ、これで大丈夫だろう。主は走って家に帰ると、父を呼ぶ。
「なんじゃ?吉影どうしたのだ?」
主は息を切らせながらいう
「親父のスタンドで、離れていても、シルヴィの様子を見ることは出来ないのか?」
「いや出来るけど、人をケータイみたいな使い方するなよ。」
おい、仮にもスタンドを、カメラ見たいな使い方すんな!
まぁ、カメラ(写真)のスタンドだがな。
2日目
早くも主は我慢の限界のようだ。だが、シルヴィの写真や、手を思い出させれば、落ち着くのでまだ取り立てて問題では無い。
1週間が過ぎ……
主やべぇ
なんかもう目がラリってる。ブツブツとシルヴィシルヴィと呟いている。(それでも、人前では普通を装う。)
10日目
とうとう事件は起きた。主が、不良に絡まれた。
私を使うこともせずに(もちろん抵抗もしない)蹴られたり、殴られていた。
そこに、現れた新たな不良。
ズタボロの学ランは、爆破されているのかと見間違うほどで、そこかしこから血を流していた。なんと言っても特徴的なのは、古臭いリーゼントだった。
「あんだ?オメー?」
主を殴っていた不良(笑)が言う。
彼らを無言で殴り飛ばす。
その様子には私も
(え?マジで?)
と驚かされた。いや、誰だって驚くでしよ?
「あんた……人…助けたいんだろ?……」
途切れ途切れながら不良(本気)は言う。
「これを……矢…に…嵌めて…太陽にかざせ。」
そう言って渡したのは、小さく赤い綺麗な宝石だった。
主は何故かそれを信じると、家に走っていった。
どうやら私の主は、恋をしたらしい。
それに気づくのはいつかな。案外早そうだ。
生まれて初めての私の恋は、さながら結婚式前日で婚約破棄されたようだ。
人殺しと呼ばれた女王は、殺人鬼に恋をした。好きだったから、人を殺すのに協力した。
「オイ、大丈夫カヨ。アイツモ心ノソコデハオ前ガ一番ダッテ。」
シアハが慰めてくれる。
私達にはもう
なんてな。これで人殺しの女王は一つの玩具と、ガキを押し付けられて、要らなくなったらしい。あばよ愛しの殺人鬼さん。
「クッ!人の足では遅いな。キラークイーン!」
そう言って主は私の懐(一時期ストレイキャットを入れていたあれだ。)に潜ると、走らせる。
全くこうして偶に頼ってくるから突き放せない。まぁ、私の半分であり全てだからな。
愛してるよ吉良吉影。
だから、もう人殺しはしないでくれ。
伝わるはずのないことを考えていると、
「キラークイーン、私はお前が一番大事だよ。今まで人を殺させてて悪かったな。愛してるよ。まぁ、キラークイーンは、私の半分であり全部だけどな。」
ふぅ、どうやら考えていることは同じらしい。
こうして、殺人鬼と、人殺しの女王の、自分勝手な恋は終わりましたとさ、おしまい。
え?なんかもう書きたいこと一つも書いてない。
でもいいや。これはこれでイイネ!
次は続き書きます(多分)