吉良とシルヴィの奇妙な生活ティーチングフィーリング 作:吉良吉影に憧れる者
「えっと、もしもし?シルヴィ私だ。吉良だ。急で申し訳ないが、今から友達と家に行ってもいいか?」
『え?今からですか?お友達…と?本当に?いやいいんですけど…あのご主人様がですか?』
何だか酷い言われようだが、私とて友人ぐらい作る。最も信頼しようとしたことは無いがね。今でこそシルヴィのおかげでしっかりとした心を持つことが出来ているが、前の私は絶対にそんなもの作ろうとしなかった。
(心のどこかで怯えていたのかもな。)
何となくそんなふうに考えていると、我が家の前に来てしまった。
「吉良くんのおうち大きいね!」
「そうか…普通の家って感じだろ。確かに二人暮らしには十分すぎるほど大きいけどな…」
後ろで仲睦まじいのは友人として大変嬉しいから、イチャコラすんな。
「おかえりなさい、吉影く…ん?後ろの方は…?」
戸塚を見て目を丸くする。まさか女を連れてくるとは思わなかったのだろう。しかし、シルヴィ。戸塚はれっきとした男だ。と言ってもまぁ、戸塚は性別:戸塚だからな。しょうがない。
「あー、勘違いしているようだが、戸塚は男だ。間違いない。あと、その服似合ってる。」
私がコソコソとシルヴィに話しかけると、向こうでも勘違いが起きたようで、
「八幡!見てちゃ邪魔になるよ!だめだよ。」
「お、おい!」
別にただいまのキスとかふざけたことはしませんよ?おはようとおやすみといってきますの時はするがね…。
双方自己紹介を終え、シルヴィがお茶を入れてくれたタイミングで、私の部屋に入る。前はベットを置いて寝室にしていたのだが、夜に散らかるのが嫌なので、ベットを移動して、よく読むストレッチの本を持ち込み、パソコンを繋いで、小さめのテレビを置いて、爪と瓶をしまうタンスを運び込んだら私の部屋の完成。
シルヴィは基本リビングかキッチン、私の部屋及び寝室しか使わないので、小さな物置をシルヴィの部屋としている。着替えぐらいでしか使っているのを見たことは無いがね。
「勝手に戸棚とかは開けないでくれよ。通帳やら印鑑が入ってるからな。」
「誰もそんなことしねぇよ。流石にそこまで非常識じゃない。」
「え?友達の家に来た時はその…え、エッチな本とかの確認をするんじゃないの?」
「いやいや、しないからね?え、逆に知りたい?」
「え?でも、聞いといた方がいいんじゃ?」
「二人とも盛り上がっているところ悪いが、持ってないぞ?シルヴィの方からさっきから殺気が漏れてるからやめてくれ。さっき…殺気…クククッ!」
私がくだらないことを言っていると2人がドン引きした目でこちらを見ていた。少し辛い。
それからかなりの時間が立ち─
「んあ?やべっ!結構長居しちまったな。わりぃ」
「え?ほんとだ!ごめんね。」
もう、帰る時間なのか…そうか。何故か、もっと話していたいと思ってしまう。どうしてこんなに彼らを大事だと思うのだろう。
私はそんな感情を押しとどめて、取り繕った笑顔で2人を送り出す。
「また、明日学校で…」
「は?明日は日曜だぞ?だいじょぶか?」
そうだった失念していた。少し寂しいな…
「寂しいのはこっちですよ。さっきから呼びかけているのに、返事をしてくれなくて、怒りますよ?」
「怒った顔も可愛いからいいさ。」
シルヴィの言葉に適当に返してしまう。本当に寂しい。友達というのも案外悪くないな。こんなに人間的な感情を味わえるのなら─
……To be continued
明日はいよいよ遠足へ!
というか、最近シルヴィを書いて無かったので口調がおかしいし出番が少ないですね…。
ここらでなにかシルヴィらしい回を書きたいですね…