吉良とシルヴィの奇妙な生活ティーチングフィーリング 作:吉良吉影に憧れる者
とりあえずシルヴィも、学校に通わせてみることにしました。ネタ作りですね。
私はご主人様にとって必要な存在なのだろうか。
私がいなくてもいいのではないか。と、最近そんなことばかり考える。
別にご主人様と喧嘩をしたわけでも嫌いになった訳でもない。普段通りの日常なのだが、どことなくご主人様は出かけてしまう。浮気を疑うほど信用が薄い訳では無いが、きっとあの人は今までを吹っ切ることが出来て、新しい友人と過ごしているのだろう。再び与えられた『青春』を楽しんでいるのだろう。
そこに私はいるのだろうか?私を含めた青春なのか…。別に私が青春をしたい訳では無い。ただ、ご主人様の頭の片隅にでも私を考えてくれればそれでいいはずなのに…なのに……
「どうして、寂しいと思ってしまうのだろう。」
ご主人様は今日も出掛けている。帰ってくれば沢山おしゃべりをしてたくさん愛してもらえるのに、それでも、寂しい。ご主人様の1番になりたいだなんて驕るつもりは無いのに、それでも、寂しくて怖くてもっとご主人様を感じていたい。もっとご主人様に必要とされたい。どうして、私は奴隷だったのだろうか。一人の少女であれば、ご主人様と普通の恋に落ちて普通の恋愛をして普通に平穏に過ごせたのかもしれないのに、醜い傷跡も小さな体躯も薄汚い眼差しも要領の得ない頭も全部無くなってしまえばいいのに、もっと綺麗な私とご主人様のラブストーリーなら良かったのに…
「ただいま。シルヴィお土産買ってきたよ。」
「おかえりなさい、お茶入れますね。」
平穏に振る舞えていただろうか。
「シルヴィが入れてくれたお茶、美味しいよ。いつもありがとう」
「いえいえ、こちらこそありがとうございます」
ちゃんと笑えていただろうか。
「シルヴィの手柔らかくて暖かいよ」
「くすぐったいです…」
普段通りの会話だったろうか。
こうやって偽物で取り繕ってご主人様に媚びへつらってそれが私なのだろうか?
「そうだ、シルヴィ。シルヴィも学校行ってみないか?」
「は?」
ご主人様の一言でせっかく作った偽物が崩され私が露になる。
どうして、あなたは私を愛してくれるのだろう。
どうして、あなたは私を肯定してくれるのだろう。
どうして、私はあなたにすがってしまうのだろう。
それでも、私はあなたを愛しているから、あなたの望む答えを口に出す。
それでも、あなたは見破って本心を聞いてくれる。それに甘える汚い私を愛し汚してくれる。
私には私なりの愛があるのなら、それを信じてもいいかもしれない。
「私ご主人様と学校に行ってみたいです!」
「そう言うと思って手続きは済ませてあるから、明日試験を受けに行こう。」
今日もあなたに愛されて、あなたを愛して、汚して汚されて貪り合う。
私とあなたと平穏と…
全てを願うには多すぎるけど、あなたがいるなら少ないほどだ。
私はあなたのために生きているんですよ。だからあなたに捨てられたらこの命の価値は消えてしまいます。だからずっとそばにいてください。
……To be continued?
「校長!異例ですよ!奴隷が編入するなんて!」
「私だって入れたくはなかったよ!しかし、金も用意されてるし、成績もいい。カンニングの形跡もない以上、拒否はできない。」
校長の机には、とある生徒の学年末テストと全く同じ成績の少女の名前が書かれていた。
吉良吉影5教科合計483点全体順位3位
シルヴィ5教科合計483点編入テスト合格
……To be continued