吉良とシルヴィの奇妙な生活ティーチングフィーリング 作:吉良吉影に憧れる者
シルヴィ視点
私がご主人様のおかげで中学校に編入し、無事始業式を終えたその日の事である。
「そうだ、シルヴィ。分かっていると思うが、極力私とのことは言わないでくれよ。もちろん君の存在にやましいことがある訳では無いが、あまりペラペラ話してもいい事がないからな。」
と言われる。もちろん建前上は様々な考えがあるのだろうが本音の部分で言えば、『平穏』のためでしかないだろう。別にそれでも私にはあまり関係ないが…
そんなふうに考えているとご主人様はブツブツと何かを呟いている。
「シルヴィ、やっぱり君の事全部話しても構わないか?少なくとも私の恋人である事ぐらいは話してもいいかな?」
全く本音のわからない発言に驚きつつご主人様と『恋人』であることを再確認し嬉しくなる。
「ええ、構いませんよ!でも、ご主人様の『平穏無事な生活』はいいんですか?」
そう言うとかなり考え込んでしまい、結局話さない方向になってしまった。
次の日─視点変更[吉良吉影]
「ねぇねぇ!シルヴィちゃんの髪って地毛?触らせてよー?」
「え?髪ですか?いいですけど…」
2年生ともなれば始業式の次の日は余裕で普通授業がある。
つまり、休憩時間もそれなりであり、当然普段通りに過ごすことが多い。ま、クラス替えの影響もあってそこまで騒がしくもないんだがね…。
「なぁ吉良、どうしてあの子を学校に通わせたんだ?」
私の前の席に座る比企谷が小声で聞く。まぁ、こいつには話しても問題は無いだろう。
「別に…彼女が通いたいと言うから通わせてるだけだ。まぁ私としての理由は、彼女に自立してほしいからかな。」
「自立?もうちゃんと出来てるだろ?家事もできるらしいし…」
「いや、そういう意味だけじゃないんだ。彼女はなんていうか良くも悪くも私に甘えているんだ。私がいるから大丈夫。私は信頼出来る。そう信じきって疑わないのが問題なんだ。」
信じられることの何が問題なんだ?とでも言いたげな顔でこちらを見る比企谷。心做しか目の濁りがひどくなっている気もする。
「信頼が全て問題だと思っているわけじゃない。ただ…」
「ただ…?」
私の目を覗き込み不審そうに聞く彼の目を見る。ああ、こいつは大丈夫だ。いつかの私と方向は違えど同じ腐って濁った目をしている。
「彼女は元々奴隷だったゆえに私がいなくなったら1人では暮らせそうにないんだ。」
それなりに頭の回る彼はそれだけで納得したようだ。
視点変更[比企谷八幡]
なんとなく薄暗い空気になってしまったので、それなりに明るい話に変えよう。と思ったまではいいが、俺はろくな話題を持っていないのでどうも出来ない。とっても残念!なんだこの口調うぜぇな。
「そういえば、吉良は読書はするほうか?」
そう聞くと嫌にキザったらしいポーズで考え、
「読むには読むがあまり熱心な訳でも無いな。」
と、無難でまともで不自然なほど自然を装った答えが返ってくる。
「はぁ、実際の所は?」
「家では基本的に本ばかり読んでいた。ただ最近はシルヴィの相手をしているからそんな暇ない。」
チッ嫌味かこいつは。と思ったが俺には戸塚がいるので問題ない。なんて考えたら戸塚がやってきたので俺が本来話そうと思っていた話ができずに終わった。
また別な日にゆっくりと話したのだが、彼の琴線に触れたらしくかなりハマっていた。まぁ、結論から言うとラノベオタクと言うやつになってしまった。
シルヴィからは俺が悪いと言われている。
……To be continued
えー、まずいつも読んでくださる皆さんに感謝をそして次に、お知らせをさせていただきます。
かねてより考えていた別シリーズを本格的に手がけようと思い、当然こちらの投稿はしにくくなります。ので、2日に1度というペースを取らせていただきます。
その新シリーズの方はアルファポリスさんに投稿させていただきます。こちらで投稿するかは未定です。
興味がある方はぜひお読みください!