吉良とシルヴィの奇妙な生活ティーチングフィーリング 作:吉良吉影に憧れる者
よく晴れた8月最終日、馬鹿の一つ覚えみたいに頬ずりをする主人に嫌悪感を抱きつつ、2人が出かけるのを見送る。
「あなたらしくないわね。2人を見送るなんて」
「いや…別に吉良よりお前の方が好きだし、いいかなって思ったんだよ。」
「そ…そんなことを冷静な感じで言わないでよ。/////」
「何照れてんだ。気持ち悪い」
そう言うと、俺の頭に大きなたんこぶが出来たことだけを言っておこう。
吉良とシルヴィが幸せを噛み締めていると、不審なやつがよってくる。まぁ、どう考えても俺の出番だろう。
「グレーフ、ちょっと行ってくる。」
返事はなかった。怒ってるのかと思いきや、外にいた。
なるほど、
久々にあいつの
奇抜と言うには奇怪すぎる奇妙な帽子で顔を隠し、軍手と呼ぶにはおしゃれであり手袋というには生地の薄そうな布を纏い、ネクタイともスカーフとも言えないソレからは不気味に浮き出る鎖骨と胸筋が覗いている。その原因は女性が着れば公然わいせつになるのではと言うほど胸のあたりが開かれており全体的に生地の薄そうな服を身につけている。
そんな不審者と少し言葉を交わすと、グレーフは顔を歪める。全く、どいつもこいつも意地が悪い。
二人きりになりしばらく話しているとシルヴィが泣き叫びはじめる。木陰でカッコつけて余裕綽々に構えていた吉良は大慌てでシルヴィに駆け寄る。その様子が滑稽であると同時に、グレーフの寂しそうな、辛そうな、思いつめた表情が俺の気分を落としてくる。
「その…なんだ…。俺はそれで正しいと思う。だが、間違ってるとは言われるかもしれない…」
かけるべき言葉が見つからず、そんなふうな宙に浮いてしまっているような台詞で慰める。
「私がしたことが正しいわけないわ。あのまま見せなければ、知らなければ、幸せだったかもしれない。そっちの方が良かったのよ…」
慰められるべき彼女の言葉の方が的をいている。皮肉というかなんというか…
「主人の為だけになんか生きなくていいんだ。たまには自分のために動いてみたり、俺のために動いたりしても構わない。どんな時でもいて欲しい時に
気休めの安い言葉だが、彼女の心は動かせたようだ。あの父親もどきに宣戦布告をかました辺りで俺たちは帰る。
スタンドの世界でグレーフは思い切り泣いているが、それでいいのかもしれない。
この顔は俺しか見れないからな…。その方がいいに決まってる。
「俺モ見テルンダケドナ…?」
……To be continued
うーん、オーレリアさんのネタが浮かばねぇ!