吉良とシルヴィの奇妙な生活ティーチングフィーリング 作:吉良吉影に憧れる者
梅雨が抜けきらぬ六月頃、私は初めてご主人様からの『無理難題』を言い渡された。
もちろん、あの優しくてかっこよくて素敵でどことなく濁った目をしているかっこいいご主人様が、私にひどいことをするはずがないのだが、まぁ、なんというか…最近のご主人様は比企谷さんから悪影響を受けているとしか思えないのだ。
「ご主人様?また『ラノベ』ですか?」
「ん?ああ、比企谷のやつ別にいいって言ってるのに貸してくれるんだ。まぁ、読まずに突き返すのも友人としてどうかと思うから一応嗜んでおこうかと思ってね。」
そう言って嬉しそうな顔をするご主人様。それは私の事では作れない。友人への信頼の表情にほかならない。
羨ましいと思う反面、あの人は私の場所─ご主人様の隣─には来れないと思うと、ほんの少しだけスカッとする。存外私は汚い性格をしているのだ。
私もラノベというものに興味を持ち手を伸ばしてみる。
「あー。その本はまだシルヴィには早いんじゃないかな?こっちなんてどうだい?」
私の手から本を取り上げると、小学生用の童話集を渡された。
「なんでですか!私はご主人様と同じ年…かどうかは分からないけど、同じ学年で勉強してるじゃないですか!」
「いや、その…なんていうか…。ならあらかじめ言っておくぞ?私はシルヴィ以外好きじゃないし、そーゆー趣味もないからな?僕が君を一人ぼっちにさせたことあるかい?ン?ないだろう?だから、誤解のないように何度も言うが、シルヴィ…愛してるよ。」
/////そんな風に言ってもお夕飯のおかずが1品増えて夜は少し激しめにやらせてあげるだけですよ。でも、嬉しかったのでお口とお風呂を同時にやってあげます。いつもは3回ですけど今日は4回、それも全部中でいいですよ♥
もちろんそんなことは言わずにご主人様の頭なでなでを甘んじて受けるだけだったが。
そんなこんなで誤魔化されてしまったが、ご主人様がお風呂に入っている頃(お風呂プレイは別の日だそうです。)
「ご主人様が呼んでたラノベ…?読んてみようかな…。」
紙でできたカバーをめくると、異常なほどの肌色が私の目に飛び込んできた。
その正体はなんとびっくり女の子の絵が書かれていたのだ。別に今まで私やご主人様が呼んでいた本にも挿絵は少なからずあったし、むしろ官能表現の方がよっぽど規制されるべきだと思うような本もあったが、なんというかこの本はどちらかと言うと、男性が事を済ませるのに必要な本と同レベルだ。(こんなことを言ってはそういった本の作者さんに失礼かもしれないが…)
オーレリアさんほどとは行かないものの私よりもはるかに主張をする胸部は素肌があらわになってしまっている。それもそのはず表紙に描かれている女の子は全く何も身につけない状態でエプロンを着用している。これじゃあ料理中に油が飛び跳ねたりしたら危ないし、夏が近づいているとはいえ寒いだろう。
ちょうどよくご主人様はお風呂を終えて脱衣所から出てきたため問い詰める。
「ご主人様!なんですかこれ!そんなにおっぱいがいいんですか!」
「え?あ!あぁ、うん。いや、違うんだ。私はね。シルヴィのおっぱいが一番好きだ。」
……この人最低だ。彼女のおっぱいが一番好きだとか、正直引く。確かにほんの少しだけ嬉しいが…。今日は胸を使ってエッチなことをしてあげようかと思うぐらいには嬉しいが…って、いや、そうじゃない。
「ご主人様は、私がこんな服装をしたら喜びますか?」
「え?まぁそれなりには…」
「じゃぁ!私明日はこの服装でいますね!」
……To be continued
次回、裸エプロンでランデブー!