本当に日菜はどこにいったんだ?
....本当に、ゲームの邪魔をたくらんでないよな?
せっかくここまで来たんだ。台無しにされたらたまったものじゃない
「はぁ....はぁ....」
どこ?どこにいるの?一体どこにいったら蘭ちゃんたちと....
「....あれ?」
あれ?私、何を....ってここどこ!!?
なんで?いつのまにか見知らぬところを一人で走っちゃってたの!?
うーーん、どうしよう、完全に迷っちゃった。
いつのまにか彩先輩とはぐれちゃってるし....
はぁ....なんでこういう肝心な時に一人でいつも先走っちゃうんだろう。
こういうとき、モカちゃんならなんていうんだろう....ん?モカちゃん....
あ、そうだ、思い出した。蘭ちゃんを探してたんだった。
どこにいるんだろう。きっとこの近くに
「あれ?一人でどうしたの?」
あれ、どこかで見たことあるような人がいるけど。
確か....日菜ちゃん?だっけ
いや、今はそんなこと、どうでもいいの、
私は今、蘭ちゃんを探してるの。
「探してもいないと思うよ?
だってもう死んでるじゃん」
死んだ?一体何をいってるの?。
ちゃんと探せば、見つかるはず。
頭の爆発だってあんなの嘘に決まってる。本当に爆発なんてするはずがない。
「いや~~もう探す意味ないと思うよ
それよりさ、」
「私のゲームを手伝ってよ。」
ゲーム?いや、今はそんなことする暇はない
なんとしても蘭ちゃんを探さないと、
絶対にこのどこかにいるんだから
「....じゃあさ~~
居場所を教えるといったら?」
「....居場所?」
居場所....わかるの?
じゃあさ、早く教えてよ。
なんでもするからさ、早く、
「よし!交渉成立だね!
じゃあ早速....」
うぐっ!?
突然なにするの?....あれ?....視界が....
曲がって....いし、きが
「まさか睡眠剤がこんなに効くなんてね~~
あらためて、よろしくね。つぐみちゃん!!
彩ちゃんのためにも、ね
あ、寝ちゃっているから聞こえてないか!!」
「つぐみちゃん!?どこ!?」
あれから大分探してるけど、ぜんぜん見つからない....
一体どこにいったの?
つぐみちゃん、あの出来事を見た時からかなり変わったような気がしたけど、
やっぱり結構ショックだったのかな....
でも大丈夫かな、誰かに捕まってなかったらいいんだけど
「あ~~やちゃん!!」
この声は....日菜ちゃん!?
なんでここにいるの?
私を誘拐した張本人!!
「いや~~ごめんごめん、ちょっといたずらしたかったんだ!
でも度が過ぎちゃったかな?」
いや、過ぎすぎだから!!
私死にかけたんだよ!?
まぁでもいつもの日菜ちゃんらしくてよかった。
「後でちゃんと謝りたいからさ、
私についてきてくれない?」
え?でも今つぐみちゃんを探してるんだけど....
「つぐみちゃん?あぁ!
さっき会ったよ!!、確か私の方向からして
まっすぐ走っていたような....」
そうなの!?
ありがとう!日菜ちゃん!
また後でちゃんと話するから
いまは一緒についてきてほし
「....ぇ?」
あれ?今なんか背中に
なんで膝が....崩れていくの?
え?今なにしたの?
なんかものすごい衝撃が....
あれは....スタンガン?
なん....で?日菜....ちゃん?
「まぁ彩ちゃんには私の正体ばれてるし、
別に多少は手荒な真似はしてもいいよね?」
つぐみちゃん....ごめんね。
見つけることができなくて、、
「あと、つぐみちゃんは
ちゃんと私のもとにいるから安心していいよ!」
え?それってどういう....
あれ、意識が....揺らいでく....
あ、もう、駄目....かも....
「よし、彩ちゃんもこれで完了っと....
あとは....最後の準備が残ってたか!!
ほんじゃ、そろそろ仕上げに入らないとね~~」
あいつ....!!
一体何を考えてるんだ!!?
これじゃあ計画が台無しじゃないか!!
日菜め....後で覚えとけよ
許さないからな。見つけたら絶対に殺す....!!
「私ならここにいるよ?」
日菜....!
お前、なにしたかわかってんだろうな....
これじゃ、なにもかも台無しだ
一体どうしてくれるんだってそれは!?
「なんか近くにおいてあったんだ~。
これでいざというときに私を殺そうとしてたの?」
なんでお前がそれを....
ふん、まぁいい、お前みたいな高校生が使える代物じゃない
だから大丈夫なはず
「....え?」
私の前から銃声が一発。なぜだ?誰が撃った?
いや、まさか、そんなはずがない。日菜が撃ったなんて....
「散弾銃って案外簡単に使えるんだね
私、使い方すぐに覚えちゃった!!」
まさか本当に撃ってしまうとは
これじゃあ殺される!!
「やめろ、わかったから、
もうお前を殺さない。
だから今すぐその銃を下ろしなさい!!」
「素人が使えるものじゃないんでしょ?
じゃあ私が使っても当たらないはずだから
大丈夫だよね?」
やめろ、銃口をこっちに向けるな。
おい!!聞いてるのか!!?
今すぐおろせ!!
「バイバイ、お兄さん」
「おい、やめ」
その瞬間、銃声が一発聞こえた。そして同時に胸にも激痛が走る。
あ、これは撃たれたな。と思った時には私はもう床に倒れていた。
なぜだ?なぜ俺が美咲のお兄ちゃんだと気づかれた?
いつ?どこで?誰かから聞いたのか?
あぁ、意識が薄らいでいく。胸が焼けるほど熱い。
俺、死んじゃうのか?せっかくの計画がこんな女子高校生に
台無しにされるなんて、
もっとちゃんと計画すればよかった。というか。俺が日菜の手伝いなど
しなければよかったんだ。
「あ、まだ息があった?」
銃声がもう一発、
さらに強い痛みが襲う。
あぁ、もうだめみたいだな。
血液がドクドクと出てきている。
この血液は止まることをしらないのか?
そもそも俺はこんなことをしなければ、こんなことにはならなかったのか?
死ぬことなく、ちゃんと生きていたのだろうか。
「なかなかしぶといね?
じゃあ....もういっちょ!!」
銃声が二発、もう感覚がなくなっている。
血液が致死量に達したのだろうか。
もう少し、まともな人生を送ればよかった。
くそ、意識がどんどん薄らいでいく、
こんな、こんなことになるなんて....
本当に、日菜、は、なにも、のな、ん、だ....
「これで....死んだかな?
そういえば最後の仕上げが残ってるんだった....
あ、そうだ。彩ちゃん、つぐみちゃん」
「さらに私を、るんってさせてね!!」
ーーハチエツヅクーー