「え?白鷺さんが最近学校に来てないんですか?」
「うん、そうなの」
花音さんがいきなり来たと思ったら。
白鷺さんが来てない?確かに会う機会が少なくなったような....
いや、それなら白鷺さんにも何らかの事情があるんじゃないんですか?
「ううん、ここ最近、練習にも来てないんだって」
じゃあ、白鷺さん自身に何かあったんじゃない?
例えば身内が亡くなっていたり....あ、そういうことなら、
白鷺さんのバンド仲間に聞いてみたら?
例えば、丸山さんとか、若宮さんとか、
「聞いてみたいんだけど....
彩ちゃんもイヴちゃんも学校に来てないの。ここ最近から、」
えぇ....なんかすごい危ない予感がするんですけど....
これって誘拐されてるとかいうパターンじゃないの?
さすがの花音さんには悪いけどこの話に関わると私も危ない気がするから
その相談は他の人に....
「だ、駄目....なの?」
お願いだからそんな命乞いするような悲しい目で私を見ないで....
みんなからの視線も痛い....あぁ、もうわかりましたから!!
とりあえず泣かないで下さい!!
「本当に?....ありがとう!」
「あぁ、いえ....」
花音さんからの目線がまぶしい....
そんなに私に頼みたいことなんですか?
一体何をすればいいのかしりませんけど。
「じゃあ、ここじゃあ話せないことだから....放課後に、
美咲ちゃんの家に行ってもいい?」
まぁ、別にいいんですけど....
そんなに大事なことなんですか?
一体どんなこと....?
「じゃあ、
ついでに羊毛フェルトも持っていくんで、教えて下さい!」
ついでで教えてほしいんですか、
まぁ別にいいんですけど、
お願いですからそれで話の内容忘れるとかやめてくださいよ....
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「え?私に白鷺さんを探してほしいの?」
「う、うん。そうなの」
にしても花音さん、フェルトうまくなってるなぁ。
ちょっとやり方を教えただけでこんなに上達してる
でも作ってるのが、今のところクラゲ....
「花音さんって、意外と個性的なもの作るんですね。」
「ふぇ!?そ、そうかな....」
そんなに驚かないでくださいよ。
こっちも気を遣っちゃうじゃないですか....
「でも、クラゲを作るのも結構面白いよ?」
「....そ、そうなの?」
まぁ、別に何を作るかは花音さんの好きにしたらいいんだけど....
じゃなくて、私に探してほしいの?白鷺さんを?
なんで?
「美咲ちゃんにしか頼めないの。
私あまり人としゃべるの、苦手だから.....」
なるほど、だからハロハピのなかの普通人である私に....と、
でもそれならこころとかに....と思ったけど、確か今旅行中だった....
確か行き先は....駄目だ、忘れた。けどこころのことだから
相当すごいところにでもいってるんだろうな
雪が降らないからといって本当に降らせようとするほどだからなぁ....
でもそうなった場合、何をしたらいいのかが全くわからない。
確かに何らかの用事でいないのならなんとかなるんだけど、
そんなことなさそうだもんな....絶対何らかの危ないことが絡んでるだろうな。
しかもバンドグループの丸山さんや若宮さんまでもいなくなってるんだから
尚更可能性が出てくるよね、
だからできるならあまりか関わりたくないんだけど....
もう私の部屋につれて話を聞いちゃってるから
もう断れるような状況じゃないし....はぁ....困ったなぁ....
「....分かりました、私も探してみます。」
「本当に!?ありがとう....!!」
なんかものすごいことに巻き込まれちゃったような気がするけど....
もう今更だし、探すだけ探してみるしかないよね。
花音さんに頼まれたことだし、
「じゃあ、早速なんだけどーーー」
「あのっ、美咲ちゃん!!」
ん?どうかしました?
そんなに焦ってなにかありまし
「私、このあとに用事があったの、
思い出したから....その....帰るね、ごめん!!美咲ちゃん!!」
え!?ち、ちょっと!?
なんでいきなり帰っちゃうの?
....なんで?なんかいつもの花音さんじゃない?
何かお願いだけ頼んで帰っていっちゃったような感じだったけど、
羊毛フェルトもおきっぱなし....まるで誰かに呼ばれたみたい?
いやいや、さすがにそれは考えすぎか、
「はい....一応頼みを聞いてもらうことはできました....
ふぇ!?そ、そんなことまでやらないといけないんですか....?
そんなことしたら美咲ちゃんが!........はい....分かりました」
「ごめんね....美咲ちゃん.....」
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「えっと、まずは....」
と思ったのはいいけど、白鷺さんの残りのバンドメンバー
確か大和さんと氷川さんが両方この学園にいない....
うーーん、これじゃあ情報が全く聞き出すことができない。
氷川さんのお姉さんがいるのは知ってるけど今行方不明らしいし....
困ったなぁ....
「あ、あの....昨日はごめんね....?
フェルトもそのままにして帰っちゃってたよね....」
「確かに置き忘れていきましたけど....
そういえばあんなに焦っていましたけど、何かあったんですか?」
「ふぇ!!?....いや、特に、何も....ないよ?」
言葉を濁した....絶対になにか隠してることがある。
「花音さん、何かあったなら正直に言ってください。」
「う、うん....でもここじゃあ言えないことなんだ....」
またそのパターン....で、多分私の家に行ってもいい?
と聞いてくると
「だから、フぇルトを取りに行くついでにまた放課後に、
美咲ちゃんの家に行ってもいい?」
....予想が当たってる。
やっぱり何かあると思うんだけどな....
まぁ、フェルトも返さないといけないし、
「分かりました。じゃあまた放課後」
「....うん」
帰るときに花音さん、何か悲しい顔してたな。
本当に何かあったのかな....
「お、お邪魔します....」
「あぁ、いらっしゃい。お茶いれてるから、
とりあえず入って、」
よし、とりあえず花音さんに、がっ!?
あれ?今何が?背中が焼けるように熱い
少しさわってみたら....赤い。あ、これって、血?
あとなにか固いものがある、これって....ナイフ?
私....刺されたの?え?ちょっと待って、誰に?
だってこの部屋にいるのは私と花音さん
え?花音さん?
「ごめんなさい....!ごめんなさい....!」
あぁ、やっぱり....
でもなんでですか....花音さん
そんなことをする人ではなかったはず
「や~~花音ちゃん、仕事終わった?」
誰....?誰かいるんですか?
花音ちゃん?確かそう呼んでる人って....
「こ、これで千聖ちゃんを助けてくれるんだよね!?」
え?なんて?白鷺さん?
助けてくれる?あ、ヤバイ。意識が薄くなってきた。
結構血が流れてきたのかも....
「ま~~確かにそうい..ねぇ、」
「じゃあ....!」
「でも、もう...くさく..ちゃった!!」
「え....なに....それ....」
「あ?これ?散..だけど」
「え、なんで......てるの....」
「まぁ...もい....?とり...さ、
もう....ら、...?」
「嫌.....で!!」
「その.....ちゃんも..ちに....く..さ、
先にい.....あ..て、じゃ、....」
「嫌!嫌!い....」
今、なんか大きい音が一回聞こえたような....
あぁ、記憶がもうあいまいになってる、あれ、結局私何してたんだっけ
「あ、も......ゃ......いと...ど、
....とくね、これを.....私、氷川日菜...!」
氷川....日菜、さん?
後編へ続く「です。」