※この作品はR-18です。

童貞ワールド〜この世界がおかしいと俺だけが知っている〜   作:ec

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第34話

 

 俺は絶句した。色な意味で絶句した。

 

「落ち着けよ、斗伺?」

 

 エロイ体勢はいいし、ハメたいけど、自慰を教えさせる野望が! 

 

「やだです! 入れてくれないと……暴れますよ?」

 

 

 すまし顔でキリッと言われてもな、白々しいわ! それに、これを見られたらお姉ちゃんがぶっ壊れる。

 

「勝手に暴れてろ」

 

「にゃーって叫びますよ!」

 

「地味に迷惑だからやめろ」

 

 俺だって興奮しないわけじゃないが……いやぁ危険だよな。

 

「にゃ〜……」

 

「夜しようぜ? まだ明るいしさ」

 

 

『約束ですにゃよ!』

 

 変な語尾の後立ち上がると、適当にバッグから何かを取り出した。凄く嫌な予感がする。

 

「なにそれ?」

 

「自慰するんです」

 

 自身の手のひらに、粉が入ったカプセルを乗せる。俺は無意識に弾き飛ばす。

 

「ダメだ、使うのはダメ」

 

「敏感にならないとイけないんです」

 

「俺は敏感にできる魔法が使えるんだが」

 

「本当ですか!」

 

 

 目をキラキラさせて、俺の手を取ると揺らしながらお願いお願いと連呼してきた。思ったより反応が可愛い。

 

 

「はあはぁ……」

 

「息が荒いぞ。ほら、敏感化」

 

 

 俺はゆっくり、女の子座りの斗伺の背筋を指でなぞる。下から上へ。

 

「ひゃむ!?」

 

 ビクッと跳ねながら、お尻の部分からじんわり濡れて色が濃くなった部分が現れる。

 

「……漏らしただろ」

 

「それはないです!」

 

「本当か?」

 

 しぶしぶ腰を上げる斗伺のまんこに手を添える。グッショリしてて、生暖かい。

 

 

「う……」

 

「黄色いなー、ふーん。漏らしたんだ」

 

「引かないで……ください」

 

 目を逸らして、太ももの部分に手を置き握り拳を作る斗伺。俺はこの程度じゃ引かない。

 

「まあ落ち着けよ」

 

「んっ」

 

 両頬を片手で抑えて、強引に縦に開いた口を作らせる。その口に唇を合わせた。

 

 

 くちゅ……。

 

 

「ふぁう」

 

 腑抜けた声を発し、俺の舌に絡みつく。体勢は上を向いた斗伺に、俺が唇を重ねてる感じだな。

 

「ふぁなさなぃ……」

 

 

 ずるずるっ。

 

『りゅうき〜』

 

 あの声は!?

 

 

「ッ!?」

 

 俺は強引に斗伺を引きはがす。しかし、口と口の間に出来た透明な糸を引き、お姉ちゃんが青ざめてしまう。

 

 

 その表情はみるみる、絶望のような色を宿して。唇が震えていた。

 

「……」

 

 結局、お姉ちゃんはショボーンとした顔で、ドアを閉めた。ケアは必須だよなぁ。

 

 

 

「続きしよ?」

 

「うーん」

 

「がおー!」

 

 斗伺は、俺に全体重を乗せて押し倒す。油断してしまった、身動きが取れねえ。

 

「なに!?」

 

「続きしたいの!」

 

 

 肩の部分と床の間に斗伺の手が入ると、体が浮いて斗伺の唇に吸い込まれていく。容易に進入していく舌が、ピョコピョコと辺りを探る。

 

「んんぅ……」

 

 俺の全身が斗伺に触れている。それは意図的な様で、匂いを擦り付けるように股と上半身をうねらせていた。

 

 

 じゅぷっ……ちゅるちゅる。

 

 

「ぶはっ! 離れろ!」

 

「ぐえっ」

 

 口を離しても、斗伺は離れないと言わんばかりに抱きしめてくる。日常版だいしゅきホールドって奴だな。

 

「なあ、なんで離れない?」

 

「マーキングしてみたの……んちゅ」

 

 

 頭のネジが外れている時は、敬語じゃないんだな。あ、首元にキスマークはやめろ!

 

「口紅なかった……」

 

「暑苦しいから離れてくれ」

 

 嫌らしいのか、1歩も動かねえ。

 

「親にも言わないといけないし、お姉ちゃんの精神直さないといけない」

 

「むぅ……私もついてく!」

 

「えぇ」

 

 

 とりあえず、電話で母上様に伝えて置いた。野菜炒め多く作るって張り切ってたな。

 

「お姉ちゃんって何ですか?」

 

「姉だよ、ちょっと弟にしか友達いなくて依存癖が激しいけどな」

 

「もしかして好き?」

 

「好きだけど、浮気って言いたいのか?」

 

「……」

 

 図星なのか、こくこく頷いた。

 

 

「嫉妬しちゃうんです」

 

「斗伺はどっちかと言うと妹だな」

 

「妹なので多少のわがままは押し通します、お兄ちゃんに」

 

 

 仕方なく夜も何もしないぞって言うと、手を離してくれたのでお姉ちゃんのケアに向かった。部屋の前から立ち込める異様なオーラが鼻をくすぐる。

 

 

 

 ──意を決して突入!

 

 

「りゅうき……」

 

 ベッドの上で、寂しそうにくまのぬいぐるみを抱きしめているお姉ちゃんが居た。現在進行形で泣いてたらしい。

 

「お姉ちゃん」

 

「寂しーよー」

 

 

 ぬいぐるみでふきふきすると、俺に歩み寄る。唇から舌を覗かせながら。

 

 

『お姉ちゃんにもしてよ、してよお……』

 

 

 背伸びしながら求める姿は、まるで親鳥の餌を求める小鳥だった。口を開いて、時間が経つ度に涙が頬を伝ってポタポタ床を濡らす。

 

 

「仕方ないな」

 

 唇を重ねて、同じ事をしてあげた。何故だろう、お姉ちゃんが満足そうな顔をしている。

 

「今日は一緒に寝てくれないの……?」

 

「ごめんな」

 

「そっか」

 

 表面上はニコってしてるけど、中は絶対違うだろうな。もう目が死んだ魚。

 

「またな、今度友達になりそうな人連れてきてやるよ」

 

『──りゅうきにのけもの、にされるんだ、しってた……う、ぅ』

 

 

 切れ味の悪いチェーンソーを持った木工ってこんな感じなんだろうな。とりあえず、自室に戻った。

 

「ごろごろーん」

 

「なにしてんだ」

 

 勝手に人のベッドで転がりやがって!

 

「ダメでしたか」

 

「いい匂いしないと思うぞ」

 斗伺はそれほどでもないって顔してるが、お姉ちゃんの愛液とか混ざってるはずなんだ。

 

 

「転がりたいだけです」

 

「さて、風呂入るわ」

 

「一緒に……」

 

「仕方ねえな」

 

 一緒に入る事になってしまった。服を脱いだ斗伺は、胸がなかなか美乳でエロい。

 

 

 妄想とは違うな!

 

 

「胸見すぎですぅ」

 

「おわ、抱きつくなよ」

 

 ここは一応脱衣所だ、中に入らないとバレてしまう。立ち上がる鞘が斗伺のチンコと交差する。

 

 

「えへへ」

 

「なんで、俺のチンコを凝視してるんだ?」

 

 

 背筋ならぬ、チンコの玉が縮んだ気がした。

 

 

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