※この作品はR-18です。

今日は、私、雌になります。。   作:優作

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今日は、私、雌になります。。2話

若くして結婚してから、9年。

子供が小学校に行き、夫は出張気味で家を留守にすることが多くなり

日中、暇な時間を持て余すようになってきた。

 

スマートフォンを手にとり、ふぅとため息をつく。

今日もひとりの食事になる。いつものことだが心が沈む。

夫と肌を合わせなくなって2年ほど経っている。

子供が寝たあと、ひとり、リビングで晩酌をして寂しさを紛らわせながら、

ママ友から教えてもらった出会い系アプリを立ち上げてメッセージのやりとりをして楽しんでいた。

 

ママ友の洋子は、若いセフレが出来たとこの前、自慢げに話していた。

景子も何人か会ったことがあるという。。

 

真面目な真以子にとってそんな赤裸々な話を聞くたびに、その奔放さが信じられなかった。

内心興味が惹かれることもあったが、不貞を働きたいと思ったことはなかった。

メッセージをやりとりするだけで、十分楽しかった。

家族がいる中、他人と会うなんてことは非現実的なことだと考えていた。

 

そんな中、気になる男性がいた。

他の男は、すぐに会いたいという話をしてくるが、その男性は真以子の日々の飽きることなく、愚痴を聞いてくれた。

 

その男性とは、2か月ほどメッセージのやりとりは続いていた。

いつしか興味が湧いてきて、

 

 

(どんな男性なのかしら、落ち着いているから既婚者かな)

 

男性を妄想すると、気持ちがワクワクし、

男性とのやりとりは、平凡な毎日に刺激を与えてくれ

真以子の心の隙間を埋めてくれていた。

 

ひょんなことから、男性がSであることを知り、

つい、真以子は自分がMッ気があること告白する。

そこから、お互いのプライベート、恋愛感、SEX感の話などざっくばらんに話せるようになっていた。

 

 

 

【一度、会ってみませんか】

 

 

ある日、男性が送ってきたそのメッセージに真以子はドキドキして身体が熱くなった。

胸の鼓動が次第に高まって、股間がキュンとなり、思わず、内腿をすり合わせる。

 

 

(どうしよう。。。)

 

 

リビングで独り真以子は身体が固まり、すぐに返事することができなかった。

 

 

 

【無理は言いませんよ。奥さん次第です。】

 

 

そして、何度か逡巡して真以子は男性と会うことを決意した。

ちょうど夫が出張で、子供が塾の夏季講習で遅くなる来週に会う約束をする。

その日が来るまで、好奇心と罪悪感が交互に押し寄せる日々を過ごしてきた。

家族の姿が脳裏をよぎり、何度も、後悔したが、一度、会ってみたいという好奇心に勝てなかった。

 

(一度、会うだけだから・・大丈夫・・・優しそうな人だから・・)

 

 

 

「いってらっしゃい!」

 

約束の日、いつものように、夫と子供を送り出す。

今日は、子供が帰ってくる20時過ぎまでは、真以子の時間。。

 

リビングに残された朝食の後片付けを終えると、

2階にあがり、出掛ける準備をする。

 

服を脱いでクローゼットの鏡に映る地味な下着姿を自分を見て、お気に入りのピンクのレースの下着に履き替えた。

 

(いや。。何にしてるんだろ。ただ会うだけなのに。)

 

鏡の前で独りで顔を赤らめる。

急いで、服を着ると、付き合っていたころを思いだすように、ドキドキする気持ちで化粧を済ませ、家を後にする。

 

 

 

家から約1時間ほどの駅だった。

駅で知り合いに見つからないかドキドキしたが、誰とも会わなかった。

指定されたのは駅のロータリー。黒いワンボックスで待っているという話だった。

 

 

(会った・・。あれだ)

 

 

駅を降りたら、ロータリーの端のほうに1台ぽつんと黒い車が停まっていた。

真以子はゆっくり歩いて近づいていく途中、心臓がドキドキして破裂しそうだった。

 

黒いワンボックスのドアの前まで来た。

助手席の窓は黒く、中がはっきり見えなかったが、男性らしき影が映っていた。

 

ドアに手をかけるかどうしようか迷って立ち尽くしていた。

 

その時、窓がすっと下がった。

中が見え、運転席の男が見えた。

 

「早く乗りなさい」

 

男が静かだが有無を言わさない強い目で真以子に声をかけた。

 

「は・・はい」

 

真以子はその声に素直に従い、はじかれるようにドアに手をかけ助手席に座り込む。

 

そして、車がグイっと走り出し、シートに身体が押し付けられる。

真以子は、まだ黙って運転している男を見てみた。

 

年齢は真以子より、50歳ぐらいだろうか。

紳士風ではあったが、想像していた男とは違ったことに、少なからずショックを受けていた。

 

 

「奥さん 濡らしてるでしょ?」

 

 

 

数分走って信号待ちをしているとき、

男が突然、話だす。

 

 

「?! 」

 

 

真以子はいきなり、男が何を言っているかわからなかった

男は前を向いて運転していた。

 

 

「今日、旦那以外の男と会うことで、想像し、身体が熱くさせてきたでしょう?」

 

 

「ぬ・・濡れてなんかいません。そんな女じゃありません」

 

 

真以子は男の失礼な言い方に腹がたった。

 

 

「じゃあ。奥さんがもし濡れてなかったら、このまま駅に戻ってあげますよ」

 

 

「そ・そんな・・」

 

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