次回は6月の絶すて7に出ますので、どうぞよろしう。
朔也との制服プレイを初めて数週間。不安視されていた劇的な変化は、予想していたよりもかなり早くあたしの身体に訪れていた。
「ふ、ぅ……」
荒い、熱のこもった息を静かに吐き出す。周囲で真剣な面持ちで板書をノートに書き写すクラスメイト達の筆記音がやけに鼓膜を打つ中、あたしは胸を押し上げる様に左腕を寄せ、空いた右手はペンを握りスカートの上からやわやわと秘所を刺激させていた。授業中でのオナニー。こんな変態みたいな事、絶対に皆にバレるわけにはいかないのに。
朝は別段情欲が溜まっている様子はなかった。ただ、制服を着用した瞬間に変化が起こったのだ。「スイッチが入った」と言わんばかりに、全身が熱を帯びる。それからずっと、現在の五限目まで身体が発情しきった状態が続いている。なんとか歯を食いしばって堪えていたものの、我慢できずに少しだけ指で触れてみた結果がこれだ。
「っ……ぁ。ん、ふ……」
か細い息遣いが耳を打つ。とても授業中に漏れる声ではない。完全に熱のこもった情事の最中に出すべき喘ぎ声。一刻も早くやめるべきだと頭では理解しているものの、ペンを動かす右手が止められない。さらなる快感を求めて、ついにはスカートをわずかに捲り下着の上から弄っていく。
「ぃ――――っぅ」
バチバチバチッと火花が飛んだ。イッた。軽くではあるが、授業中にイッてしまった。ただでさえ溢れていた罪悪感が色濃いものになり、嫌な汗をかき始める。……同時に、背徳感が深まって、愛液がとぷんとさらに下着を濡らした。もう愛用のショーツはぐっしょり濡れて使い物にならなくなっているだろう。
わずかではあるが、クチュクチュといった水音が確かに聞こえる。もしかしたら隣の調には気取られているかもしれない。調だけではなく、近くのクラスメイトにすら聞かれていそうな程。いつバレてもおかしくない、そんな紙一重の状況にどうしようもない興奮を覚えてしまって、あたしはまた一つ絶頂に昇り詰める。
「ん、ぉ……! ふぅーっ……ふ、ぅん……」
「……切ちゃん? さっきから調子悪そうだけど、大丈夫?」
「ん、ぇっ!? も、問題ないデスよ……っぁ」
「……そう。調子が悪いのなら言ってね」
「恩に着る、デェス……ぅ」
さすがにこちらの異変を察知していたらしい調から声がかけられる。完全に思考回路と警戒心が鈍っていたから奇声と共に肩を跳ね上げてしまうものの、どうにか誤魔化せはしたらしい。怪訝な顔でこちらをじっと見ている彼女を本当にはぐらかせているのかは正直自信はないけれど、それ以上追及されることはなかったので事なきを得た。ただ、目は虚ろだろうし涎も垂れていただろうから、バレていても不思議ではない。明らかに雌の顔をしていたはずだ。
ビクビクとまるで情事の最中のように全身を震わせる。愛液は既に膝のあたりまで垂れていた。もはや平然と授業を受けられる体調ではない。
欲しい。この疼きを治められる彼のモノが。
咥えたい。しゃぶりたい。膣内に入れて、ガシガシと乱暴に突きまくってほしい。
どうしようもないくらい、滅茶苦茶にしてほしい……!
(さく、やぁ……もう、我慢できない、よぉ……!)
既に何度も絶頂を迎えているはずなのに震えが、疼きが止まらない。秘所を弄る指の動きを、御することができない。授業中だという事も構わず、あたしは再び絶頂に昇り詰める。
――結局、下校時刻になるころにはイキすぎてヘトヘトになってしまっていた。
☆
その日は朝から、なんだか調子が悪かった。
「藤尭くん大丈夫? なんか、ずっと顔色が悪いけど」
「あぁ、うん……大丈夫、だと思う」
「思うってまた曖昧な。体調悪いならさっさと帰りなさいよね」
溜息混じりに心配の声をかけてくれる友里さん。彼女から見ても、今日の俺は様子が変らしい。それもそうだろう。終始火照ったように顔が赤くて、呼吸も荒い。見ようによっては風邪を引いていると思われても仕方がない様子なのだから。
ただ、これは風邪というより、むしろ……、
(発情している、って感じだよなぁ)
なにせ、朝からずっと下半身に血液が溜まっている状態だ。座り仕事だから事なきを得ているとはいえ、下手をすれば友里さんにガチめの通報を受けても不思議ではない。司令や緒川さんはともかくとして、エルフナインとマリアさんに見つかるのはなんとしても避けたいところだ。特にマリアさんには何をされるか分かったものではない。
原因は心当たり……というか、間違いなくアレだろうという確信がある。なにせ、週に三日くらいと決めていたはずなのに、気が付けばほぼ毎日制服プレイをしていたのだから。そんな日々がここしばらく続いたため、制服を着用するだけでスイッチが入ってしまうようになったのだろう。
とまぁ、冷静に分析するのは簡単ではあるけれど、俺自身結構限界が近い。
(切歌の方は大丈夫なのかな)
心配になって昼頃にメッセージを送ってはいるものの、未だに返信はない。普段はすぐに返事を送ってくるから、平気ではないようだけれど。
付き合い始めてから分かったが、彼女はあまり性的な刺激や欲求への我慢ができない体質のようで。さすがに人前で自慰に耽ったりするほどではないとは思うが、こっそりバレない程度にヤッっている可能性は高い。前にそのことをマリアさんに相談したら、「殺されたいの?」と末恐ろしい発言をされたのは記憶に新しい。
ふと時計を確認すると、時刻は夕方六時。結局一度も処理しないままこんな時間になってしまった。別段仕事が忙しかったわけではないものの、さすがに職場で自慰というのは抵抗がある。高校生ならさておき、俺もいい大人なのだし。
定時は勿論過ぎているが、今は緊急事態に備えて待機している状態だ。だけど錬金術師との戦いが終わってから目立った異常もない。今日くらいは体調不良にかこつけて早退するのもいいのではないだろうか。
そんなことを考えていると、振動を始める携帯電話。画面を見れば、そこには『暁切歌』の文字が。ただ、メッセージではなく電話というのが気にはなる。
「司令すみません。少し電話してきます」
「おう、行って来い」
一応許可を取ったうえで離席。隣で仕事をしているエルフナイン達にテントが張っているのをバレないよう早足で廊下へ。誰もいないことを確認したうえで、ようやく通話を始める。
「もしもし切歌? 体調とか大丈夫?」
『そ、その言い草はこっちの状況分かってるみたいな感じデスね……っぁ』
「……今どこいんの」
『ふ、ぅ……そ、S.O.N.G.の……女子、トイレ……ぁっ』
「……職場でオナニーしながら電話かけてくるかね普通」
『そ、そんなこと言った、ってぇ……んっ。学校でも、我慢できなくて……はっ。授業中に、何回も、ぉ……っ!』
「学校でもシたの? 切歌ほんとえっちだね」
『っ~! く、ふぅっ……いいから、早く来て……! もぉ。我慢が……』
「そうは言うけど、さすがに女子トイレはマズいでしょ」
なんですぐに帰らずに一度本部に足を運んでいるのかは甚だ疑問ではあるけれど、さすがの俺でも女子トイレでことに及ぶのは立場的にマズい。ていうか、間違いなく豚箱行きだ。相手が恋人だろうがなんだろうが、成人男性が女子トイレに入るのは法律的にアウトなのだ。
だけど、我慢ができないのは俺も同じ。そこで切歌には悪いが、すぐ近くにある多目的トイレまで行ってもらうように指示。そこならば俺が入っても問題はないし、バレなければ怒られることもないだろう。……いや、マズいってことに変わりはないけど。
既に股間が腫れすぎて痛みを伴ってきた。さっきの電話越しの声だけでこちらもイッてしまいそうな程に昂っている。あくまで平静を装ってはいたものの、俺自身だいぶ限界を迎えていた。
いつの間にか早足になっていたことに気づきつつ目的のトイレへ向かう。
(……色々垂れてるんだけど、切歌本当にヤバかったんだな)
女子トイレから多目的トイレへと続く道に点々と水滴が。少し粘り気を帯びているソレはほぼ間違いなく彼女のもので。発情の証拠を見せつけられ、いよいよ限界だ。
目的地へと辿り着くと、扉越しに聞こえる彼女の息遣い。声の感じからして何かを咥えて声が漏れるのを我慢しているようだけれど、そこまで意味をなしているようには思えない。クチュクチュと水音が聞こえてくるのも、結構ギリギリだ。
「切歌、大丈夫?」
『っ! さ、朔也、早く、ぅ……!』
名前を呼ぶと、弾かれたように扉が開く。そこにいる彼女はあまりにも淫らな顔で、下半身を一心不乱に弄りながら俺の服を引っ張っていた。リディアンの制服がぐっしょりと濡れてしまっている。明日の学校どうするつもりなのだろう、なんて考える余裕もないらしい。
……まぁ、その点に関しては俺も変わらないけど。
扉を閉め、鍵を掛ける。密室になった瞬間、切歌は我慢できないとばかりに俺の唇に吸い付いてきた。舌を入れてやると、それだけで全身が跳ねる。張り詰めた乳首を抓めば、弓なりに身体を逸らしてすぐにイく。
「ん、ふ……ぁっ! い、っくぅ……!」
「こんなに濡らして、オナニーで何回イッたの?」
「そ、そんなの数えて……ひぁっ! んぅぅっ!」
「……ごめん、俺もヤバいから……咥えて」
「は、ふぅ……」
ファスナーを下ろし、屹立したソレを取り出す。今日一日ずっと発情していたせいで、先端がすっかり濡れていた。塗りたくるようにして切歌の鼻先に押し付けると、うっとりとした顔で頬を擦りつけてくる。
「朔也も、ヤバかったんデスね……すごい……」
「学校でシちゃうようなえっちな切歌には負けるけど」
「うるさいデスよ。……は、む」
「っ……」
発情しているせいなのか、口内の熱がやけに感じられて思わず腰を引いてしまう。油断していると一瞬でもっていかれそうな刺激。だけど、今はそんな快感にもっと浸りたくて、彼女の頭を掴むと乱暴に突き入れてしまう。
喉奥を一気に突かれた切歌は目の端に涙を浮かべつつも、激しく音を立てながら顔を前後させる。以前の拙さなんてどこにも見受けられない程の責めにたまらず前屈みになってしまうが、好機と見たのかそのままストロークの速度を上げる切歌。自身の秘所を擦りつつ、スパートをかけてくる。
「ぅ、ぁ……! き、切歌……も、ぅ……っ」
「ぁぶ、ちゅ……ぷぁ」
「っ……!」
ドクン、と。
鋭い電流が全身に走ったかと思うと、堰を切ったかのように白濁とした激流が切歌の喉に流れ込む。たまらず彼女の頭を掴んで押し付けてしまっているから、酸素を求めて激しく鼻を鳴らしている。だが、鼻腔を通して精液の匂いを直接嗅いでしまっている為か、今にも失神してしまいそうな顔をしていた。ここが公共の場であることも忘れ、精の匂いに包まれつつ互いの性器を弄る俺と彼女。
何秒そうしていただろうか。ようやく彼女の頭から手を離すと、咳込みながらも口内の精液を流し込んでいく。
「けほっ……ん、ぁ。ぁ~……」
「っ……いいよ、そのまま全部飲もうか」
「ふ……ん、くっ」
コクコクと、喉に絡むのも構わず白濁を飲み下していく。一つ喉を鳴らす度に小刻みに震える身体。もう、たったそれだけの刺激で簡単に絶頂へと昇り詰めてしまうくらい昂っているらしい。
飲み切れなかった精液が彼女の制服を汚す。上は白いシャツだからあまり目立ちはしないが、灰色のスカートに点々と白い痕が付いている光景は結構下半身に悪い。女子高生を犯しているという実感が湧いてきて、もう理性ではどうにもならなくなってしまいそうだ。
顔の白濁を拭って舐め取っていた切歌だったが、俺の視線に気が付いたらしい。淫らに舌を出すと、スカートをたくし上げてぐっしょりと濡れそぼった下着をこちらに見せつけてくる。太腿なんてレベルではない。靴下の辺りまで垂れた愛液は、俺の理性を吹き飛ばすのに十分すぎる破壊力を持っていた。
さっき抜いたばかりだというのに、俺のモノは完全に元気を取り戻している。今すぐにでも、彼女の膣内で出したい。勿論避妊は前提ではあるが、滅茶苦茶になるくらい彼女を突きまくりたい――
どちらともなく唇を重ねる。そのまま便器の蓋を掴ませて後ろを向かせると、濡れそぼった秘所に向けて後ろから勢いよく――
『――はぁいそこまでよ二人共。私以外に知らされたくなかったら、今すぐ服を着て出て来なさい』
『っっっ!?』
不意に聞こえた女性の声に、思わずビクゥッと肩を震わせる。肝が冷えた、なんてものではない。心臓が止まるんじゃないかってくらいにバクバクと警鐘を鳴らしている。
そんでもって誰が声をかけてきたかなんて、考えるまでもない。この状況を見て焦ることなく冷静に注意してくるような女性の心当たりは一人しかありえないのだから。
悪戯が親に見つかったみたいな顔をしている切歌と目配せをしたうえで、俺が代表して彼女の名を呼ぶ。
「……マリア、さん?」
『どーも。声だけで分かるなんてさすが私の朔也ね。発情しきっているそのままで私とも関係を持ってくれないかしら』
「ぶっ飛ばされたいデスかマリア」
『本部のトイレでセックスしているような変態に何を言われても痛くも痒くもないわね』
「うぐ……」
珍しく切歌がマリアさんに言い負かされている。だが、確かに現状を鑑みるにこちらは分が悪い。幸い様子を窺う限りマリアさんにしか状況はバレていないようだけれど、これがS.O.N.G.の面々に知られようものなら社会的な死は必至だ。……特に調ちゃんにバレた瞬間、俺の命は風前の灯火である。
さすがにその未来だけは回避したい。打開策は一つしか思いつかなかった俺は、小声で切歌にとある提案を行った。最初は見るからに嫌そうな顔をしていたものの、それしかないと分かってくれたらしく、しぶしぶ頷いてくれる。
マリアさんもこちらの反応を待っているあたり、俺の策を予想しているのだろう。さすがと言わざるをえない。
溜息一つ。扉の向こうで返答を待っているらしいマリアさんに提案……という名の命乞いを開始。
「こ、今度の休日にデートでここはひとつ……」
『ショッピング、映画、オシャレなディナーに締めはバーでいいわよ』
「くっ……最高の場所を見繕っておきます……」
『楽しみにしているわ♡ じゃあちゃんと掃除して出てくるのよ二人共』
「おのれマリア……この借りはいつか必ず、デェス……」
「一番大変なのは俺な訳だけど」
「マリアとのデートに満更でもない顔をしている浮気男は今晩お仕置きデス」
そんなハイライトの消えた瞳で言われても俺も困る。ていうか、マリアさんみたいな綺麗な女性とデートというのは、色々抜きにしても魅力的ではあるというのは否定できない。俺には切歌がいるから、あくまで友人としてのお付き合いではあるが。そこはさすがに弁えているから、許してほしいところだ。
ただ、ここしばらくの間でようやく気が付いたというか、学んだことがある。
「……制服プレイは、もうしばらくお預けね」
「デース……」
酒は呑んでも呑まれるな。制服プレイはハマッてもハマりこむな。
今回の事は深く反省しつつも、最後までデキていなかった分は夜に思う存分発散したのはここだけの秘密だ。
制服えっちはいいぞ。