※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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アテも無くぶらぶら散歩していたエスカルゴたち。
だがエスカルゴはやりたいことを思いつき…。


散歩とデートは似て非なるもの?(帰宅)

俺の案というのは他でもない。

魔理沙に会う、ということだ。

魔理沙とフランは仲がいいらしい。

フランとは普段何してるのかも聞きたいし、あわよくば3人で弾幕勝負もやってみたい。

だが、俺が幻想入りしてから魔理沙は紅魔館へ来ていない。俺の知ってる限りでは、だが。

まぁ、兎に角会ってみたい。

 

だが、どこにいるのか分からないのだ。

彼女は霊夢と仲がいいので、博麗神社に行けばいるかも知れない。

だが、その考えに確信が持てる訳じゃない。

だから、そこでフランに話すかどうか考えていたのだ。紅魔館から神社へはそこそこ距離があるっぽいし、行って居なかったら、骨折り損だ。

 

う〜ん…ウダウダ考えてたってしょうがないか。話すとするか。

 

カルゴ「なぁフラン」

 

フラン「どうしたの?」

 

カルゴ「俺、会ってみたい人がいるんだけど…」

 

フラン「そうなの?誰?」

 

カルゴ「魔理沙だよ。前、魔理沙によく遊んでもらったって言ってたろ?」

 

フラン「そうね。そういえば最近、魔理沙と遊んでないや」

 

カルゴ「だよね…。いつも俺といるもんな♪」

 

フラン「そうだね、えへへ♪」

 

自分で言ったが…ちょっとばかし照れるな…。

 

赤くなった顔を見られるのが恥ずかしくて、顔を背けつつも話を続ける。

 

カルゴ「ど、どこに行けば会えると思う?」

 

フラン「うーん…博麗神社じゃない?魔理沙はいっつも霊夢と一緒だから」

 

ちょっと不機嫌そうな声になるフラン。

表情を見るため背けた顔を戻す。

霊夢に妬いてるのか、怒ったような顔でちょっぴり頬を膨らませているフラン。

 

そんな顔も可愛いよ…!

 

カルゴ「そんな顔すんなって…。じゃ、神社行ってみるか」

 

フラン「いえーい!」

 

カルゴ「…道わかんないや」

 

フラン「えっ!?」

 

カルゴ「ほら、俺、紅魔館からここまで離れるの初めてでしょ?」

 

フラン「あぁ、そうだったね。私が連れてってあげる♪」

 

カルゴ「ありがとう」

 

 

 

しばらく歩くと、一人の少女に出会った。

人形も連れている。

 

彼女は…えっと…アリス・マーガトロイドだ。

 

アリス「あら、フランじゃない、こんにちは」

 

フラン「こんにちはー!」

 

あ、挨拶忘れてた…。

 

カルゴ「こ、こんにちは…」

 

アリス「こんにちは。えっと、あなたは…?……男の吸血鬼…もしかして、あなたが噂のエスカルゴかしら?」

 

カルゴ「そうです」

 

ええ…なんで知ってるんだ?噂のって?

 

アリス「私はアリス・マーガトロイド。こっちは上海人形よ、よろしくね」

 

上海「シャンハーイ!」

 

上海可愛ええ…。

 

カルゴ「よろしくお願いします。…あの、なんで俺のこと知ってるんですか?」

 

アリス「ん?ああ、さっき天狗が号外を配っててね。それにあなたのことが書かれてたのよ」

 

今朝のか…早速記事にしたんだな。

ホント仕事早いなぁ…。

てことは幻想郷中に広まってるってことかな…?

 

アリス「あと、あなたとフランの関係のことも書かれてたわよ?恋人同士なんですって?フフッ」

 

フラン「えっへへ〜♪」

 

カルゴ「改めて言われるとなんか照れます…」

 

アリス「それで、こんな昼間からデートなのかしら?」

 

ギクッ

 

カルゴ「……」

 

アリス「あら、図星?」

 

密かに思ってたことをズバリ言われてしまった…。

 

フラン「ただのお散歩だよ〜」

 

アリス「あら、そうなの」

 

此方をチラ見してニヤニヤしながら言うアリス。

 

こりゃ考えてる事バレたな…。

 

アリス「あなたたちはどこに向かってるの?」

 

フラン「魔理沙に会いに博麗神社に行くとこ!」

 

元気に答えるなぁ…。

 

アリス「あら、魔理沙ならさっきまで一緒に居たわよ。号外読むなり、紅魔館行くって言って飛び出して行ったわ。すれ違わなかった?」

 

カルゴ「すれ違ってないですね」

 

アリス「ふぅん…入れ違いかしらね?」

 

フラン「多分…」

 

アリス「ならすぐ戻った方がいいわ」

 

カルゴ「なんでです?」

 

アリス「魔理沙は気が長い方ではないから、居ないとわかったらすぐ出てくわ」

 

わお…間に合うかな…。

 

フラン「大変!じゃあすぐに戻らないと!」

 

アリス「そうすることをオススメするわ」

 

カルゴ「わかりました、すぐ戻ります。ありがとうございました。では、今日はこれで。さよなら」

 

フラン「じゃーね!バイバイ!」

 

フランが手を振りアリスに別れを告げる。

 

アリス「ええ。今度はゆっくりお話しましょ」

 

フラン「うん!」

 

カルゴ「よし、急ぐか」

 

アリスに背を向け走り出す。

 

フラン「間に合うかな!?」

 

走りながらフランが聞く。

 

カルゴ「わからない。一つ、ほぼ確実に間に合う手があるけどどうする?」

 

フラン「確実に間に合うのね!?なら、それでお願い!」

 

カルゴ「オッケー。それじゃ、一旦止まって」

 

キュキュッ

 

急ブレーキをかけてとまる。

 

俺の「手」というのは、あれだ。

スペルを使うことだ。

 

フラン「止まってないで急ごうよ!」

 

魔理沙に久しぶりに会えるかもしれないので、フランは見るからにワクワクしてる。

 

なんか妬けるなぁ…。

 

カルゴ「俺のスペルでスピード上げる。フランは俺にしがみついてて」

 

フラン「わかった!でもあれって、一瞬しか出せないんじゃなかったの?」

 

カルゴ「いや、フランとの特訓のおかげで、長く続くようになった」

 

フラン「そうなの?凄いじゃない♪」

 

カルゴ「まぁね。ほら、間に合わなくなるぞ、早くしがみついて」

 

フラン「わ、わかったわ!」

 

少しフランを急かす。

フランは前から俺に抱きつき、エスカルゴは右手でフランを抑え、傘を左手に持つ。

フランは俺の肩に顔を埋めている。

撫でたくなるが、今はそれどころではない。

 

カルゴ「よし、行くぞ!雷速『クイック』!」

 

ドオオォォォォォッッ

 

思い切り地面を蹴り、走り出す。

 

フラン「キャアアアア!!」

 

フランが普段より高い声で叫ぶ。

 

うう、耳が…。

ちょっとだけ耳鳴りがするな。

 

さっきはゆっくり歩いてきた道を、今度は猛スピードでそのまま戻る。

紅魔館から結構離れた所まで来たと思っていたのだが、そうでもなかったようだ。

もう館が見える。

 

 

 

もう門の前まで来た。

門は開けっ放しだ。

 

あれ?閉めなかったか…?

 

美鈴 はまだ 寝ている。

 

カルゴ「……解除。…おっとっと…うわわっ!」

 

このスピードのまま突っ込んだり、入口付近で解除すると危なそうなので、門の辺りでクイックを解除した。急に減速したので前のめりになるが、足を踏ん張りなんとか耐える。

 

カルゴ「ふぅぅぅ…」

 

その時、後ろからゴオッと強い風が吹いてきた。

相当の速さで来たんだろう。

 

美鈴「わぷぷっ…」

 

強い風に吹かれ、美鈴も目を覚ます。

 

フラン「…もう着いたの?」

 

フランが顔を上げる。

 

カルゴ「ああ。よっ」

 

フランを降ろす。

 

フラン「ほんとに速いのね♪」

 

カルゴ「まぁね♪」

 

美鈴「おおお、おかえりなさいませフラン様!」

 

美鈴は慌てながらフランにおかえりを言う。

 

フラン「…ただいま、美鈴。寝てたの…見ちゃったわ♪咲夜に言っちゃうわよ…?フフッ…」

 

いたずらっぽく微笑むフラン。

 

そんな顔も可愛い!!

 

美鈴「あわわわ、それだけは勘弁ですフラン様!」

 

フラン「冗談よん♪」

 

美鈴「ほっ……」

 

冗談と言われ、スゲー安心してるな。

そんなに咲夜さんが怖いなら寝なきゃいいのに。

でも、太陽の光は暖かいからついつい寝ちゃうのかな…。まぁ今の俺に太陽光はダメなんだがな…。

 

安心する美鈴を尻目にそんなことを考え、俺たちは玄関へ向かう。

 

少しおしゃべりしたとはいえ、それまでかなり急いで来たんだ。これなら間に合ってるだろう。

 

 

 

俺は玄関の扉を開ける。




フランが可愛いです!
自分で書いててニヤけてしまいましたw

紅魔館へ帰ってきたエスカルゴたち。
果たして、魔理沙 はまだ 館内に居るのか…?
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