《カルちゃん朗報よ!魔界にも、おっき〜い温泉!作っちゃいましたー!》
《おー》
《それでねぇ、折角だから混浴も作ったのだけど、誰も来ないから近い内に潰すかも……っていう通知を受けてねぇ。たまに来ても男の人だけらしいけど、これだと男湯で事足りるからって。何でかしら?》
《……そりゃーそーだよ。母さんだって裸をジロジロ見られるの嫌だろ》
《えぇ?そんな事ないわよ?だってカルちゃんとは子供まで作っちゃうくらいラブラブですもの♡》
《俺以外の男から、ね》
《……言われてみればそうねぇ。意識したことなんてなかったわ》
混浴に行く女なんて、見られるのが好きな露出狂モドキの痴女か、連れを余程信頼している女かだ。露出狂や見られる事に興奮する変態でもなければ、個人で混浴に行くような奴はいない。断言できる。
霊愛や霊麗は個人で近くの温泉に行っているが、それはあの2人が不可視の結界を使えるからであり決して痴女だからではない。
《まぁ、理由としてはそういう事だよ。恋人の裸を他の奴に見せたいって考える男は居ない。だから、恋人同士で混浴に入るなんてのは無いんだよ。あの言い方だと公衆浴場なんでしょ?なら尚更だよ》
《っ!それなら、特殊な結界を開発してスキャナーみたいに施設入口か温泉入口に張っておいて任意の相手しか見れないようにすればいいんじゃない!?何も知らない人からすれば透明人間だけど!》
《それはそれで割と不都合あるでしょ。温泉の中で間違えて踏んだりとか、躓いたりとか》
《あうぅ……》
俺もそれなりに透明化するから分かる。誰からも見られないという事は、誰からも気にされなくなるという事なのだ。
スレ違ったとしてもちょっとした挨拶すらない。寂しい事この上ないのもそうだが、
《混浴なんてそんなもんだよ。俺なら他の男が来る可能性のある所に恋人と行きたくはないね。神社のそばの温泉だって、白狼天狗の能力の射程内だから最大限に警戒しながらでないと使えないのに》
《混浴って難しいのね〜……》
《そうそう》
《なら、一先ず2人で視察に行きましょ!》
《話聞いてた?》
《創設者権限で貸切にしちゃえば大丈夫よっ♡》
《……それならいっか》
◆
「何名様ですか?」
「大人1人と子供1人の2人よ♡」
「いや大人2人で」
「……こういった際は、保護者の方の意見を優先するようにとの規則ですので、子供にて受け付けさせて頂きます」
「親が嘘つけば普通に子供料金で行けんのかよ」
「では年齢確認できる物のご提示をお願いします」
「えっ。………………そんなモン持ってるワケねーよ、ここは魔界だぜ?外の世界じゃああるめーし……」
保険証でもあればと思ったが、そんなモン、20年以上は手にしていない。何せ幻想入りして20余年、外の世界に遊びに行くにしても、カジノや観光地、飲食店、ゲーセン程度だ。大人向けに変装するので年齢確認なんてされるはずもない。
「では自己申告で構いませんよ」
「え、えっと……幻想入りしたのが……高専1年生の冬……16歳の頃で……アレから20年くらいが経過してるという事は36、いや37歳くらい?」
「では子供料金で問題無いですね」
「は!?魔界の年齢基準はどーなってんだ!?」
「カルちゃん、魔界は200歳で成人よ」
「200ゥ!?」
「200歳でさえ子供だと思うけれど」
そういえば、サリエルが魔界人を殺し回っていた異変が起きた時に母さんが言っていた。平均寿命は800歳ほど、設定寿命は1400歳だと。そして、遥か昔、サリエルが魔界に居た頃の平均寿命は700歳程度だったと。
外の世界ではいつからか18歳で成人となったし、魔界では200歳なのも納得はいくが。
「……子供です……ハイ……」
「では子供料金でお通し致しますねー」
素直にそう言っとけよという店員の顔がキツイ。俺に読心能力が無くて良かった。俺なら割とすぐにメンタルブレイクしてしまいそうだ。
そして今こうして自分の年齢を思い返して、1つヤバい事に気が付いた。
長い時間を気楽に過ごしている内に、俺も年月に無頓着になっていた。その結果、娘達の年齢を誤認していたかもしれない。
俺が幻想入りした次の年に、まず鈴仙を孕ませ、その次の年に産まれた子供が巫月だ。つまり、俺が幻想入りして20年なら巫月は18歳……霊愛は17歳、穹は16歳、弦月姫は15歳、となってしまう。
「ウソだろオイ……」
「……カルちゃん……
「そ……そうするよ……」
母さんからの助言もあり、子供達の年齢について俺は考えるのをやめた。
そしてそのまま2人揃って温泉に入る事になり、更衣室、イチャイチャ混じりの背中洗いっこを経て露天風呂へ。
「ふぅ〜〜〜……温かくてイイわね〜……」
「そうだね。首まで浸かれば疲れもリフレ……」
「……?カルちゃん?」
「いや……」
ふと隣を見たら、母さんの胸がプカーッとお湯に浮いていた。思わず言葉が止まる。浮かぶ程の巨乳なんて、あまり目にしない。
巨乳女子といえばまず最初に美鈴が思い浮かぶ。確か彼女もちょっぴり浮いていたような気がする。よく一緒に温泉だのお風呂だのに入るのは決まって娘達が主なので、浮かぶ巨乳は、俺でもちょっぴり見慣れない。
「……ああ、おっぱい?うふふっ、お母さんくらいに大きくなると、プカーッて浮いちゃうのよねぇ」
「ふ、フーン、そう……」
必死に目を逸らそうとするが母さんにそんな俺の思惑はお見通しのようだ。胸を水面上に持ち上げ、色っぽい目で見つめてくる。
「お母さんのおっぱいよ♡ 2人きりだもの……ほら、吸ってもいいのよ?」
「っ」
「あら、もうおちんちんおっきくしてるじゃないの♡我慢しなくていいのよ?……ほ〜ら……♡」
「んっ……」
水面下で息子を優しく握る母さん。それだけでもカウパーが溢れてくる。溢れ出たカウパーはお湯の中でも溶け合わず、亀頭、尿道口をクチュクチュと刺激する母さんの指の動きのサポートをする。
「うふふ、まるで非水溶性のローションのよう……。私の手、気持ちイイ?」
「うん……母さ……んむっ」
「だ〜め。今は名前で呼びなさい……?」
「ん……」
性行為中は、如何に母さんとて親子であるコトを頭から追い出したいようで、こうして俺の唇に指をそっと宛てがい、呼び方を訂正する。
そんなちょっとした仕草さえも色っぽく、つい、生唾をゴクリと飲み込んでしまう。
「あんっ♡ ふふ、指なんて舐めてどうしたの?同じ
『舐める』なら……ほぉら……コッチにしなさい?」
「っ……」
ちょろっと舌を覗かせる神綺。手コキするから、ディープキスしなさいと言っているようだ。こんな誘いに乗らない男は居ない。
グッと抱き寄せ、思い切り口付けする。当然舌も挿入している。神綺はうっとりとした顔で受け入れ同じように舌を絡めてくれる。
「はふ……キスも良いけれど、離す瞬間は特段
「そうだね……へへ……」
「あ……イきそうになったら言いなさい?ほら、もうピクピクしてるわ?温泉の中に出すのはダメよ?」
「ん……そろそろイクかも……」
「あら、なら飲んであげるから立って?」
「あいよ」
パッと肉棒から手を離し、あーん、と口を開ける神綺。俺は迷わず彼女の口内を犯す。頭を掴むのも忘れていない。神綺はたまにむせそうになりながら俺の腰を抱き締めて離さない。唇を窄め、舌を絡め射精を促してくれるのも忘れない。
彼女の巨乳が、たぷん、たぷんと足にぶつかり、激しい音を立てる。聞く人が聞けば、セックスか、それに近いことをしているのでは……とすぐに勘付くだろう。
「うっ、イクッ……」
「っ……♡♡」
ブルッと身震い。ドプッドプッと何回かに分けて射精するが、神綺はそれを一滴残らず喉で受け止め飲み下す。ちゅうちゅうっと尿道に残った精液をも吸い取るように
「ぷぁ……んふっ、いっぱぁい……♡」
「神綺……俺……」
「ん……ダメよカルちゃん……声我慢できないから……おうち帰ってからいっぱいシましょ♡」
「なら急いで帰ろ」
「うふふ……分かったわ♡」
神綺をお姫様抱っこし、貸切なのをいいことに、ビンビンになっている棒を隠そうともせず脱衣所に戻り、温泉を後にした。
混浴を潰すかどうかの問題は一先ず置いといて、今はすっかり逆上せた頭を冷静にする為にも、欲に身を任せる事にした。
なお、あまりにも夢中になってしまっていた為に録画するのをスッカリ忘れてしまっていたが、またいつか撮ればいいかと前向きに考える事にした。
次に録画する機会が来るその時まで、あの温泉の混浴は残しておくようお願いしてみよう。
魔界神の息子権限が通じるのかは分からないが、やれるだけやってみようと思う。