「エスカルゴ。読書中に悪いわね、ちょっといい?話があるんだけど」
「はいよ、なに?」
「子供達も起きてるからさ、あんまり大きな声では言えないんだけど……その……さ……」
霊夢にしては、何故だか言い淀んでいるようだ。
幾ら俺に神性があり、俺個人の思想としては心を読まれても不快にならないとはいえ、霊夢の思考を読もうなどとは考えない。誰にだって言い難い事の1つや2つは存在するものである。
「……ごめん、やっぱ何でもないわ」
「って言われて俺が納得する────」
「ワケ無いのは────」
「トーゼン知られてますよねぇ」
「そーね」
互いに相手の言いたい事が分かる。これぞまさにツーカー。読心にも似たやり取りだが、読心なんてしていない。
すると霊夢は、うーんうーんと唸る。天井に床に壁にと、視線をあちこち泳がせながら。
こうなると少し長引く。悩むと長引くのは、俺も霊夢も同じだ。俺は一旦思考も行動も停止するが、霊夢が悩むと視線が泳ぐのが、面白くて可愛い。
「なにさ、そんなに言いにくいこと?」
「まぁ、ね」
「じゃあ……行きますか、上」
「上?……まぁ、その方が都合はイイわね」
屋根の上に誘うと素直に付いてくる。屋根の上は俺らのデートスポット。夜桜鑑賞にも都合のいい、立地条件なども相まって見晴らしも良く、昼寝には最高の場所だと思う。
「んで?あんま大きい声では言えない事って?」
「……
「そうか、成程。性別は聞いた?」
「聞かないようにしてる。何となく分かるけどね」
「あ、そう……。やっぱりそうだよな。俺も何となく分かるよ」
「「女の子
どうして、たったそれだけの事を言いにくそうにしていたのだろう。そんな疑問、長年霊夢と一緒に過ごしていれば俺でも分かるが。
「我慢してたもんねぇ、ずっと」
「っ……まーね。少しは、バレンタイン前のアンタの気持ちが分かった気がしなくもないわ」
「俺よりは暇じゃあねーだろ?」
「3人も子供が居るのよ?仕事は任せっきりでも、特に問題は無いわよ。私のやる事はせいぜい家事、道具の手入れとか、その程度よ」
「えぇ……」
「人里への妖怪退治や除霊、祈祷なんかは娘達に、神社周りの警備、警戒は息子に。あーあ、私は楽が出来て良いけど、暇なのよねぇ」
「勉強教えてる以外はやる事ないのか」
「そ。だから最近は魔理沙の家に遊びに行く頻度もちょっと増えたわ。安定期前はその……セックスとかできないじゃないの。だから、折角アンタが来ても軽くで終わるし……」
「……久しぶりにデートでも行きます?」
「イイわね。でもダメ。今はデートよりセックスがイイの。ごめんなさいね?」
「いや……いいよ。ボテ霊夢とヤレる機会なんてそう多くはないからね」
「ほんっとバカ……///」
その場で霊夢の手を取り、ヤリ部屋に瞬間移動。霊夢はキョロキョロと物珍しそうに見回している。そうだった、霊夢はここに来た事は殆ど無かった。
「簡素な造りね。内装もシンプル。ミニマリスト、とかいうんだっけ?アンタ、ミニマリストなの?」
「いや?プレイに必要とあらばその都度創造魔法でポンと
「ふーん……。アンタは一体、この部屋で何人の女を抱いたのかしら?」
「さぁなぁ……1から先は数えちゃいないが……」
「いや数える気無さすぎでしょ」
「今ここで、その数に1を足す事になるな」
「も……もうっ……///」
霊夢も俺も、お互いにシャワーを浴びる気なんてサラサラ無い。そのまま優しくベッドに押し倒し、妊娠時用の緩い巫女服を脱がせる。
「ふふ……相変わらず霊夢のお腹は綺麗だな。でも、霊愛の時みたいな妊娠線もまた見てみたいな」
「あれは私が人間だったから……。だけど、見た目が悪いから私は嫌よ、アレ。巫女服、お腹見えるし」
「ははは、そっか、そりゃワリィな。やっぱ妖怪は頑丈だね、妊婦の皮膚も問題なさそうだな。鈴仙も咲夜さんも文も……皆そーだったから、吸血鬼だからというよりは、妖怪だからなのかな」
「かもね。あーあ、私も本格的に隠居かしら」
「かな?次の異変解決には、最初から霊愛も連れて行こうかな。霊夢が異変解決する姿を間近で見せてやって、最後のチュートリアルとするのも悪くないだろうけど。これまでの霊愛の試験だって、霊夢、わざとらしく別行動してたんだし」
「ゔっ……確かに白々し過ぎたかも……?」
「それにすら気付かねぇ霊愛……ま、素直な子だよ、ホントに。俺に似てな」
「は?」
「霊夢より素直だろ?俺は」
「……何も言わない」
「あははははっ、プイッとすんなよ!」
「フーンだ……」
妊娠5ヶ月ちょっとでも、妊娠線が出来る人には出来てしまう。霊夢が霊愛を妊娠した時には、確かそうだったと記憶している。すくすく成長する娘に霊夢の肉体が耐えきれなかったからだ。
だが妖怪化してしまえば肉体の耐久度は上がるし妊娠線も出てきやしない。まぁ、妊娠線はある意味妊婦ならではの要素でもあったのだが……あのときの霊夢は妊娠線の発生を嫌がってたし、こうして俺がそれを寂しがるのは良くないかもしれないが。
「今回は俺が上になろっかなぁ〜。もっかい種付けプレスしてやんよ♡」
「は?私が上だけど?」
「別にイイけど大丈夫?お腹の負担ヤバくね?」
「問題無いわ。霊麗や霊魔の時にも体験したしね」
「それもそっか。いやぁ、霊夢と騎乗位すると俺が霊夢の尻に敷かれてるみたいで……強くなれたような錯覚に陥るよ」
「はぁ?どういう意味よ」
「ほら、今の俺は霊夢以外にも負けてんじゃんか?それってつまり霊夢以外からも尻に敷かれてるって解釈もできるワケだ」
「は?」
「だけど、霊夢と騎乗位してると……霊夢だけの尻に敷かれてる気がしてな……もっと強くならなきゃってケツイを力に変える事ができるっつーかさ」
「……大丈夫。アンタなら、もっと強くなれるわよ。私を幻想郷最強?とやらにしたいんでしょ?なら、アンタが頑張るしかないわね」
「おーよっ!頑張って、霊夢を幻想郷最強に、俺を準最強っていう位置付けにしてやんよ」
「ならこの話はおしまい、さっさと始めるわよ♡」
押し倒されていた霊夢が俺の首に手を回し、強く抱き寄せてくる。ちゅっ、ちゅっ、と連続して唇を押し付けてくる。舌はお互いに挿入しない。ただのキスでも十分に興奮できるし、今更だ。
「ほら、早く脱ぎなさい……アンタのコレ、ズボンの中はキツイって騒いでるわよ?」
「っ……」
ズボンの上から撫でられるだけでも感じてしまうくらいには敏感になっている。無言、更にズボンを破るかのような勢いで脱ぐと、今度は、霊夢が俺を押し倒した。
複数回の妊娠を経て、出会った頃と比べすっかり大きくなった乳房を揺らし、舌なめずりをして俺を見下ろす。ちゅうちゅうと吸うようなキスと共に、ガチガチに勃起した肉棒を露出させる。
「脱がないから脱がしちゃった。フフ、脱がすのも板についたでしょ」
「流石。……どれどれ、もう母乳は出るのかな」
「んっ……バカね、まだに決まってるでしょ?」
「授乳プレイはもう少しお預けか」
身体だけ起こして霊夢の乳首にしゃぶりつくが、やはり母乳はまだ出ない。コリコリの乳首を舐め、吸っただけで終わった。
霊夢の甘い吐息が頭の中で木霊する。我慢汁ことカウパーが更に溢れて止まらない。
「ばーか……アンタばっかり飲んでて赤ちゃんの分が無くなったらどうすんのよ」
「そうならないよう霊夢はいっぱい吸血してくれ。勿論、俺からな」
「相変わらずの独占欲の塊ね。安心した」
「それでこそ俺だから」
「そーね、それでこそアンタだわ」
へへへ、ふふふ、と笑い合う。とても和む、良い時間だ。後は何も言わず、ゆっくり正常位で挿入。普段の感触に比べると、ほんの少しだけ緩いような気もしなくはない。だが霊夢は感じている様子だし悪い気はしない。
「あっ……♡ この、アソコが拡げられる感じ……嫌いじゃないわっ……んあぁっ♡」
「熱くて蕩けてて……ふぅ〜ッ……気が抜けるくらい気持ちイイ……」
「早く動いて……いっぱい突いて♡ あぁんっ♡ お腹に手ぇ乗せないで……赤ちゃん潰れるっ♡」
「当ててるだけだよ大丈夫。ほら霊夢、もっと良い声を聞かせてくれ♪」
「んっ、んふっ……ふあぁ……♡ おくっ……そこぉっ♡そこ好きなのっ……んああぁっ♡♡」
乳首をコリコリと捏ねくり回しながら膣の最奥をドチュドチュと突いていく。その度に愛液が溢れ、シーツにじんわりとシミを作っていく。
「トロトロが強すぎてゆっくりとしか染みないな。本気汁ってヤツか?興奮しすぎだろっ♡」
「仕方ないでしょ……まともな、セックス……んおっ♡んひっ、久しぶり、なんっ……だからぁっ……♡♡」
「そーね、ずっとアナルセックスかフェラとか69なんて、そんなモンだったもんな。とりあえずは、久しぶりのエッチを楽しもう」
「うんっ♡ 気持ちイイより、楽しむっ♡ 今は……今はそれが一番……よっ……♡♡」
丸いお腹に手を置き、ばちゅんばちゅんと水音を立てながら腰を打ち付ける。ヤリ部屋にはとっくに数々のカメラが仕掛けられているので特に気にする事も無くセックスに集中できるのがポイント高い。
「やべ、スローセックスなのにもうイきそ……」
「ったく……ホントに早漏なんだから……♡」
「早漏は治んねー……けど数でカバーしてやるよ♡」
「ふふ……期待してるわ、あなた♡」
「あ゚っ」
「……え?もうイッた?」
「反則……ニコッ♡……は反則……ちんこに効く……」
「ふ……んふふっ……アンタやっぱり情けないわね……くふっ……ふふっ♪」
「わ、笑ってんなよっ、このっ……!」
咲夜さんの「萌え萌えキュン♡」にも似た凄まじい破壊力を超至近距離で浴びせられた俺は、呆気なく射精してしまう。しかし、抜かずのX回戦が得意な俺は、射精後も数秒間の休憩を経て再びピストンに移る。霊夢に休む暇を与えない。
「喉が枯れるまで喘がせてやんよっ♡」
「なら、アンタの精が枯れるまで搾り取ってあげる♡」
◆
子供達を放置して何時間が経過しただろう。もう何時間もこうしてヤッていると、如何に吸血鬼でも妊婦は特に疲れるようで、そろそろ終わりにしようとベッドで手を繋ぎながら寝転がり、あれやこれやこれからについて話し合う。
「……ところで子供の名前、もう決定でいいの?」
「アレで良くないかなぁ。可愛いと思うが」
「まーそうなんだけど……ただ、語感が霊愛、霊魔に似てるのよねぇ。ちょっと考え直した方がいいかもしれないと思う」
現時点での候補は、女の子なら「
「語感は大事だよな。まぁ、まだ安定期入って間も無いし、もう少し考える余裕はあるよ。ゆっくりと決めていこう」
「そうね。……多分だけど、いや十中八九、この子は女の子よ。そっち前提で考えておきましょ」
「OK」
因みに、このAV撮影編の本番と言ってもいいのは604です。お楽しみに。