ある日の昼下がり。巫月と魅玖をそれぞれの家に送り届けた後、資料作成や教材調達を頼まれていた俺は、娘の家から慧音の家へUターン。
教材を創り、外の世界の資料と睨めっこしながら問題を考えたりしつつたまにのんびりしていると、次第にそういう雰囲気になった。
慧音とは「会う度にヤる」という程でもないので毎回毎回「久しぶり」という、少し珍しい間柄だ。他の子ではまず考えられないだろう。
「っ、あッ♡ ん、ふぐぅっ♡ おぐっ、あふんっ♡♡またっ、あっ、ああっ♡ すご、いっ……あ゙っ♡」
「毎回ほんっとキッツイな……スゲェよ慧音っ……」
「お゙っ♡ んお゙ぉっ♡ これ゙ぇっ、しゅごいぃっ♡はっ、孕むっ♡ 孕むぅっ♡♡ んぐっ、あぁんっ♡♡はいらん、しゅるぅううっ♡」
「おぉ慧音、良い歳して嬉ション?いいね、唆る♡良い声じゃんか、もっと聞かせてよっ!」
「んあ゙あ゙っ♡♡ イグッ♡ またっ……、あぁ゙っ♡♡また、イクぅぅっ♡」
◆
「慧音〜、遊びに来たぞー。……あれ、慧音〜……?どーしたぁ?」
「んぐっ……あぁっ、はぁっ、はぁっ……あ、熱いぃっ……♡♡」
「慧音っ!?なんだ、具合でも悪いのかっ!?」
慧音の喘ぎ声を聞いた妹紅は、慧音が熱か何かで苦しんでいると勘違いしてしまった。
急ぎ靴を脱いで、声のする方へ急行。慧音の家によく通う妹紅は迷う事なく声のする方へ辿り着く。そこは寝室で、妹紅は「熱に魘されているのか」と思い、永遠邸に連れて行くべく、躊躇いなく寝室の襖を開放した。
「慧音、大丈夫かっ………………………えっ」
「慧音っ、慧音ぇっ……また射精すよ、受け止めろ、また受け止めろっ……!!」
「うんっ♡ もち、ろんっ♡ 全部、射精してぇっ♡」
「うぅっ………………う?あ、妹紅……」
「えっ……も、もこ…………妹紅っ……!?」
襖が突然開け放たれたのは、音で分かった。射精してから数秒後、余韻に浸りつつ襖の方を見ると、そこに妹紅が居た。
俺は勿論、慧音も驚愕。そして妹紅本人も、硬直してしまっていた。俺と慧音が2人で彼女をガン見していると、我に戻ったらしい妹紅は、一気に顔を赤黒くなる程に紅潮させ、謝りつつ逃げ出した。
「あっ……あ、ああっ……ごごごっ、ゴメン慧音っ、本当にゴメン!!ゆゆっ、許してくれぇっ!!」
「あっ!妹紅っ!」
「……ほーん……照れる妹紅、ね……。さあ慧音、続きシよーぜ♡」
「……そんな気分じゃないよ。身体、洗おうか。先に洗わせてもらう、エスカルゴはここで待ってて……」
「ちぇっ。ま、しゃーねーかぁ」
◆
そんな事があった次の日。昨日の事があってからある事が気に掛かっていた俺は、竹林にて、妹紅を探している。敢えて「もこたん」呼びはしない。
その方が面白そうなモノが見れそうだぜ、と俺の勘が言っているから。
そんな事を思いながら竹林内を闊歩していると、案外すぐに見つかった。トボトボと、地面を見たり空を見上げながら、のそりのそりと、彼女から想像できない程のスローペースで歩いていた。
「……」
「よぅ、妹紅!」
「うぇっ!?あ、ああっ、よ、よく来たなっ……また迷うんじゃないぞっ!じゃ、じゃあ私はこれで!」
「あれまぁ……妹紅、まだ恥ずかしがってら。俺より長い年月を生きてる割にウブなのな。……処女かな?どうなんだろ……いや、その気になれば処女膜も再生するのかな。…………おーい、妹紅〜!!」
「はひっ!?お、追うな!……あーもう、何の用だ、全く……!」
「何で俺を避けてんの?」
「それはっ、そのっ…………」
こういう時は「用事があるから」とか言えばいいだけなのに、咄嗟に嘘がつけない。こういう所が、妹紅を妹紅たらしめているのかもしれない。
いつまでもこうして悩ませてしまうのは俺の趣味ではないので、ここは一つ、俺から助け舟を出してやる事にした。
「アレだろ?昨日のアレの事なんだろ?」
「…………」
「ビックリした?」
「…………///」
妹紅は小さく頷いて見せた。顔を背けたままで、耳まで燃え盛る炎のように真っ赤に染めて。
こうして照れる妹紅を見ていると、普段は男勝りなのが嘘みたいだ。年頃の乙女のように恥じらい、それを引き摺る。それはそれ、これはこれだ、とは割り切れないらしい妙ないじらしさ。
こんな事を思っては彼女に失礼だろうが、初めて妹紅に対して女性的な意味で「可愛いな」と感じてしまった。
男友達のようなノリやテンションで絡めるので、こんな風に感じた事は全く無かったのだ。
「……見たのは昨日だろ?何で今日も照れてんの?」
「だっ……てさ…………そりゃ、ほら……慧音やお前の、ああいう所を見た事が無かったから……」
「俺と慧音が付き合ってんのは知ってただろうに、今更そこでビックリするか?」
「するんだよッ!目の当たりにしたのは初めてなんだからさ!!……そういう経験も無いしっ……」
「マジ?」
「あると思ってたのかっ!?」
「俺より長く生きてるもん、そういう機会はあると思ってたよ」
「……まぁ、な。
「……」
「何だよ、無言になるなよ。お前が聞いたんだろ」
「経験が無いから照れる、か。まぁ、納得いく答えではあるが」
「お前が私の話に納得いこうがいくまいが、答えはこれしかないよ。嘘をつく意味も無いしな」
「それもそうだ。すまん」
「なぁに、謝る必要は無いよ。でもお前は……その、ほら、アレだ。よくあんな冷静だったよな……慧音はあんなに焦ってたってのに」
「あー。なんつーかさ、誰かにセックス見られるのなんて日常茶飯事だから。そこに対しての羞恥心、とっくに欠落しちゃってるような気さえするよ」
「に、日常茶飯事って、お前な……。普通、ああいう行為は隠すものじゃないのか……?無知な私だけど、そういう事は何となくわかるよ」
「そーなんだけど野外でヤるのも気持ちいいんだ。開放感に溢れてるからさ。だから誰かに見られる。イイもんだぜ?」
「それで見られてちゃ世話ないだろうに」
「いやいや、普通は見て見ぬフリするんだよ。すぐ退散してくれる。声や音で察する奴が殆どだしな。ま、もこたんはその辺りの経験が足りなかったし、仕方ねーさ」
「もこたん言うな!!」
「イテッ。あれ、普通の蹴り?焼かねーの?」
「そんな気分じゃないよ、今はな……」
「ほーん……」
どこかしおらしい妹紅を見ていると本当に調子が狂いそうになる。これまで、魔理沙以上に普通の友として接してきたというのに、こんな乙女な様子を見せられては女の子として無駄に意識してしまう。
2人でサリエルを倒した時のようなあんなノリがまたできればいいのだが、妹紅のこの様子じゃあ、それも難しそうだ。
「……興味ある?」
「…………無いよ、そんなの」
「迷ったね。ホントに無いの?」
「……無い。無いったら無いんだ」
「自分に言い聞かせてるように聞こえるんだけど」
「あーもう何なんだお前は、さっきから!ちょっと今日は執拗いんじゃ────」
ガァッと牙を剥く妹紅だが、すぐに壁ドンならぬ竹ドンしてやると、瞬時に乙女の表情に戻った。
竹は細い。爆散しないよう、力は調整してある。相手の頭上に手を置いてから、グッと身体の距離を詰める。それだけで壁ドンモドキにはなる。
「っ……あ……///」
「興味あるなら優しく教えてあげる。どうする……?妹紅の本心を聞かせてほしいんだけど……?」
「………………………………………………やめてって言ったら、やめてくれる…………?」
「ああ、勿論。本心から望むならそうするよ」
「…………じゃ…………じゃあ………………教えて……?」
「OK、場所を変えよう。その為の小屋がある」
「うんっ……///」
◆
「魔法の森に、こんな小屋があったんだな……初めて知ったよ。いつ建てたんだ?」
「何年前だろ、覚えてないや。水道も通ってるから風呂やシャワーも使えるぜ。終わったら浴びよう」
「……ん。ところで始める前に身体を綺麗にしなくていいのか?普通はどうするものなんだ?」
「ああ……几帳面な人はそうするけど、妹紅は?」
「私は別にいいかな……。お前は?」
「俺も別にいいよ。綺麗にしてほしいってんなら、浴びてくるけど?」
「いや、いいよ。……早く始めよう」
キョロキョロと小屋の中を見渡してそんな会話をした後、妹紅は静かにベッドに腰を下ろした。端に軽く座るだけでギシギシとスプリングの音がする。
このベッドは敢えてそういう音が出やすいように創っている。ギシギシと音がするだけで、そういう行為への興奮度が高まるからだ。
「ノリノリでいいね」
「ノリノリじゃないっ。あと言っとくけどな、私がお前に身体を許すのは、好きだからじゃないぞ!!単なる興味であり、心を許した訳じゃないからな!そこだけ覚えとけっ!」
「はいはい」
「というかさ、今更私なんかで興奮できるのか……?こう言うのも変だが、輝夜の方が女として綺麗だし魅力的だし……」
「妹紅が脱いでくれたら興奮するかもな〜」
「じゃあ、先にお前が脱げよっ!慣れてるんだからいいだろ?」
「はぁ……別に構わないけど」
「うわぁ本当に脱ぐな!見せ付けるなああああ!」
「まだ半勃起なんだけど。さ、妹紅も脱いで?」
「っ……う、ん…………///」
震える手でゆっくり肌を露出させていく。妹紅はサラシを巻いているらしく、俺の視線を気にしつつゆっくりとサラシを解いた。
控えめな乳房、控えめながらもしっかりと存在を主張するピンク色の乳首。挟めそうもないサイズの胸ではあるが、やはりこれはこれで可愛らしい。
「そ、そんなに凝視するなよっ……」
「そんなに隠さなくても……」
「は……恥ずかしいっ……せ、せめて、ここ暗くしてくれないか……?」
「えぇ……。分かったよ」
吸血鬼は夜目が効くから普通に見えるんだけど、なんて余計な事は言わない。妹紅は見られていると感じる事が恥ずかしいのだろうし、それなら、全く意味が無いとしても部屋の明かりを消すくらいなら少しは意味があるのかもしれない。
「さぁ、そのままベッドに横になって。力を抜いて後は任せて」
「ッッ……あ、ああ……。……あ、れ……なんか、大きくなってる…………?」
「ああ、分かる?フツーに勃起しちゃった。妹紅の裸も案外エロいんだなって……」
「案外ってなんだ、案外って!!でも、まぁ……何でだろう……そんな、嫌な気持ちはしないが……」
「そう?それなら良かった」
両膝を掴み、正常位のときのように持ち上げて、開脚させてやる。早速挿入したかったが、処女なら解さなければと思い出した。
最近は非処女とヤる事が多かった上に、解さずに挿入可能な子が多かったからだ。いつもの癖とは、何とも恐ろしい。痛い思いをさせたなら、それこそ彼女のトラウマになりかねないのに。
「っ……ひっ!?なに触ってっ……んっ…………えっ……あぁっ…………な、に……?これぇっ……♡」
「ほぼ濡れてないから、ある程度は解さないとね。今のまま挿入したらめっちゃ痛いよ」
「い、いいよ、そんなのっ……解さなくっても……!は、恥ずかしいっ……や、やめてっ……あぅっ……っ♡はぁ、はぁっ……♡」
「でも痛いのは嫌だろ?」
「じっ……ぶん、でっ……やる、から……!解すから……少しっ、待っててっ……!ここ、触られるの……っ、ダメなのっ……!」
「そう?……じゃあ、濡れたら教えて」
「ん……」
ウブもここまで来ると、やりにくささえ覚える。疎ましい程ではないが、調子が狂ってばっかりだ。しかし、妹紅が自分で解す……つまりオナニーすると言うなら、俺はそれをじっくり目に焼き付けてやるだけだ。
「あうっ……はぁんっ、ゆ、指っ……止まらない……♡止まんないよぉっ……♡♡ はぐっ……あっ♡ あっ♡」
クチュクチュッと鳴る程度だったが、自分で触り始めた今ではもう、グチュグチュ派手に音を発し、愛液を撒き散らす始末だ。
俺が解すのもいいが、自分で解させるのもいい。これもまた、新たな教訓となった。覚えておこう。
「もう濡れてるじゃん、まだダメ?」
「待っ……てぇっ……♡ もう、少しっ……もう少しで、キそうだからっ……あ゙ぁっ♡ んくっ……あっあっ♡♡ん゙あああ〜〜っ♡♡」
「おぉー……イッたな」
「いっ……たぁ……?…………うん……いっ、た……♡」
「またイキたい?」
「イキ、たい……♡」
イジり慣れているのを見ると、妹紅とてオナニーくらいならした事はあるらしい。指を突っ込んで、グチュグチュと掻き回す様は、小悪魔程ではないがそれなりには慣れた手つきに見えた。
「いい、よ……キて……♡」
「……力、抜いて……ッ」
片足だけ持ち上げるようにして、もう片手で竿を掴み、愛液の溢れる膣口に亀頭を押し付ける。そのまま腰を前に傾けると、ぐぷぐぷと音を立てて肉棒が沈み込んでいく。
処女膜を破った感触は無い。もしや処女膜は喪失しているのだろうか。……妹紅は、足を大きく上げる足技もそこそこある。その時だろうか。
そうでなくとも、処女膜は乗馬ですら破れる事があると言われている。妹紅の戦闘のように、激しい動きをしていれば、自然と破れるのもやむなしだ。
サイクリングや体操、または指の挿入で破れる事だってよくある。先程の妹紅のオナニーを見るに、彼女は、指を奥深くに挿入するタイプのオナニーをするようだ。だから、オナニーで処女膜を喪失した可能性も大いにある。
仕方ない事だがどこか惜しくもある。そんな事、口が裂けても言えないが。
「はいっ……たぁ……!」
「う、く、……ああっ……」
「痛い?」
「ちょっ、と……だけっ…………んくっ、でも、我慢、できるからっ…………続け、てぇっ……!」
「わかったよ……っ」
やっぱりハジメテは王道の正常位がいいと思った俺は、妹紅相手でもそれを実行。まずはゆったりと腰を動かし、膣を慣らす。本番はそこからだ。
「……ほら、少しずつ馴染んできたろ……?どう?」
「お腹……圧迫、されてっ……あ゙っ♡ 奥の、奥……♡届い、てるっ……!」
「キュウキュウ締め付けてきてて、いいな……へへ、悪くないよ、この感触」
「あっ♡ すごっ……ゆ、びと、全然っ、違うっ♡」
「だろ?太さにはそこそこ自信があってね」
「んっ♡ んんっ、はぁっ、はぁっ……あ゙っ♡ んっ♡キモチ、イイッ……あぁっ♡ はっ……はっ……んぐっ、はぁ、ふうっ……んあっ……あ、あっ……い、イクッ♡ああっ…………♡♡」
「……軽くイッた?」
「ん゙あ゙っ♡ ま、待ってっ♡ び、敏感、にっ♡ な、なって、る♡ からぁっ♡ 今、ダメぇッ……うごか、ないでぇっ♡」
「俺まだ1回もイッてないから……ね?少し激しめに動くよ?」
「やんっ、待って────」
亀頭が膣口から出るスレスレまで腰を浮かせて、次の瞬間にはズチュンッと深く突き刺してやる。
妹紅は軽く仰け反って、舌を出して悶えている。堪らず俺は彼女の舌に吸い付き、舌も唇も奪った。
「ん゙っ♡ んっ、んんっ……ちゅっ、んん……んぁっ♡ぷはっ……く、るしい……じゃ、ないかっ……♡♡」
「ごめんごめん、可愛いからつい。じゃ、そろそろラストスパートね、俺もそろそろイキたいよ」
「────ッ!?ひっ♡ ひっ♡ ひぐっ♡ あ゙んっ♡ あぐっ♡♡いぐっ♡ そんにゃっ、はげひっ……あっ♡いぐぅううっ♡♡ んあああぁぁっ♡♡」
「またイッた……っ、俺もイクよ……!」
「うんっ、キテっ♡♡ わたしに、だしてええっ♡」
「っ……よしっ……」
我慢していたワケではないので、そこまで多くの精液を吐き出す事はなかったが……それでも、肉棒を抜くと、ドプッ……とドロドロの精液が溢れてきた。
「はーっ……はーっ♡…………すっ……凄い、キモチ……良かった……ありがと……♡♡」
「いやいや、まだまだこんなもんじゃないぞ?さ、続きだ続き♡」
「待っ……ちょっと休ませてっ……ひぁあっ♡♡」
行為を始めてから約1時間が経過した。妹紅は、イキすぎたあまりグッタリしていて、殆どマグロな状態だった。
俺はそんな彼女を尻目に、ベッドの端に座って、彼女の持ち物のタバコを吸っている。まともに吸うのはこれが初めてだ。外の世界に居た頃は鬱陶しいモノとしか思えなかったタバコ。でも今は、何故かこのタバコが心を落ち着かせてくれている。そんな気がしていた。
思えば、これまで妹紅を女として見ていなかったというのは、普通に友人として接していたという事より、別の幻想郷の友人、炎火の彼女が妹紅なのが大きかったのかもしれない。ある意味寝盗るような後ろめたさがあったからだ。
だがしかし、依姫をも犯した俺には最早、そんな後ろめたさなどありはしない。きっとこれからは、妹紅を女として見てはセックスなどに誘う。そんな新たな日常が始まるのだろう。
「……タバコ、美味いなぁ」
ポッ、ポッ、とリング状に吐き出した煙を見て、俺はそう呟いた。