今日は久しぶりに夢幻館に遊びに来た。ただし、今回はくるみ・エリーの居る正面からではなくて、玄関に直接、スキマでやってきた。
今回は直ぐに幻月に会いたかったからだ。そしていつもの部屋に通されて、幻月と夢月、俺の3人で紅茶を嗜み、お茶請けに甘い菓子を頬張っている。なんてことの無い、いつも通りの日常だ。けれども今日は、そんな日常に一石を投じようと思う。
小一時間ほど、いつも通りの何気ない日常の話をしていたが、話題が途切れたその瞬間を狙い、話を切り出す。
「な、幻月」
「なぁに?」
「……今日、どう?」
「どうって、何が?…………ッ!?///」
どういう意味か気付いたらしい幻月はボッと顔を赤くさせて縮こまる。一方夢月はそんな姉の様子をニヤニヤしながら眺めている。日頃は先にどうのと順番関連で姉に突っかかる事もある夢月だったが、何だかんだでその時になったら優しく姉を見届けてくれるようだ。
「うんっ……うん、勿論良いわよ!私の部屋でいい?いいわよね、そうと決まったら
緊張を掻き消すように何度も頷いて、先程よりも顔を赤くさせながら俺の手を引く。ついつい悪魔の力も出てしまっているようで、骨がミシミシ鳴る。かなり力が込められているようだ。
「一足先にイッてくるわ!邪魔しないでね夢月♪」
「ごゆっくり〜」
落ち着きというものが失われているのか、駆け足気味に部屋に向かう。移動中は、幻月も俺も無言を貫き……ベッドに腰を下ろしてからも、中々会話すら始められなかった。
幻月はまだ分かるが、自分でもおかしいと思う程俺の調子がおかしい。なんというか、少し、調子が狂っている気がしてならない。
いつもなら悪・即・斬ならぬ前・挿・絶のようにコトを進められるのに、今日に限っては、何故だか凄まじく緊張している。とりあえず誘ったからには俺から動かなければ。
「幻月、緊張してる?」
「しッししししてないわ!?してないからッ!」
「嘘。身体震えてるよ」
「ッ……!」
彼女の腰に手を置し抱き寄せ、互いの肩が触れるくらいに距離を詰める。幻月を見てみると、身体のあらゆる所が震えていて、俺より緊張しているのが目に見えてわかるようになった。
そんな彼女を見て、むしろ俺は落ち着いてきた。自分より〇〇した誰かを見ると落ち着ける、という話を聞いたことがある。案外この俗説通りなのかもしれない。
……いや、慌てる彼女を見たからというより触れたからかもしれない。柔肌に触れては温かみを感じ、声を聞き、彼女の存在を感じる。やっぱり、幻月と居るとどこか心が安らぐものがある。この安らぎは誰にでも感じるものでもない。
「幻月、こっち向いて?」
「ん……」
「ほっぺがカタいよ、もう少し力抜こっか」
「うーっ、うー……」
左手で彼女の腰に手を置いているので、フリーな右手で頬をムニムニッと触ると、何やら言いかけた幻月の妙な呻き声が聞こえてくる。
その可笑しさに思わず俺の頬が緩むと、彼女は、それに釣られて顔をほころばす。
「やっぱり幻月は笑ってる顔が一番可愛いね」
「んもぅ、ダーリンってば……。そんなの、私が一番よく知ってるわ……♪」
「それもそっか」
へへ、うふふっ、と軽く笑い合うと、ジンワリとそういったいい感じのムードになってきたような、そんな気がした。
ゆっくり顔を近付ける。彼女は意図を察したのか目を瞑り、軽く唇を窄める。
そして両手で彼女を包むように抱き締め、遂に、唇を重ねた。とても温かく、優しい香りがする。
体感で5秒ほど経過しただろうか。まるで激しい運動後のように脈打っているこの心臓のせいで息を止めるのが苦しく感じられたので、少し珍しいが、俺の方から口を離した。
ちょっぴり惚けた目をした幻月と、目が合った。きっと、今の俺もこんな感じにフワフワしているのだろう。
「なんか……いつもよりドキドキした……///」
「俺もだよ。でも、せっかくだからもっとドキドキしちゃおう?もう少し力抜いててな」
「んっ……」
フニフニともう一度頬を触り、再びキスをする。今回は先程より軽めにだ。それでいて固すぎず逆に緩すぎずそれなりの力加減で彼女を抱き締め、唇を軽く触れさせたまま、唇同士の境界をなぞるようにしてから舌を挿入してみる。
口内に俺の舌が侵入したことで一瞬跳ねるように驚いていた幻月だが、不慣れながらも、彼女も舌で反応を返してくれる。
最初は俺が一方的に攻めて、ひたすら口内を蹂躙していたが、その攻めを身体で覚えたのか、幻月も少しずつ攻めてくるようになった。
「んぅ……んんっ……♡ はぁ……んむ……ん♡」
腫れ物に触るように、ツンツンと俺の舌に触れる程度だったのが、幻月の口内を舐めている俺の舌を舐めるということまでしてきた。彼女の口の中で、舌がサンドイッチ状態になり、口がとても幸せだ。
やがて幻月の舌の下を舐め始めると、次は彼女がこちらにまともに挿入してきた。撫でるように口の天井を舐め、前後左右に舌を動かす。くすぐったい筈なのに、熱くヌルリとする感触が堪らず、次第に頭がフワフワしてくる。
「はぁっ、んっ♡ ふ、んん……はぁ……ぁ……♡だぁ……りぃん……♡」
俺も幻月も息が荒くなってきた。でも今回はそう簡単に離すつもりは無い。俺だけ息を荒くしているワケではないのだから恥ずかしくなることはない。
余計な物音一つしない静かな部屋の中で、2人の荒い息と、くちゅくちゅと舌を絡める水音だけが、イヤらしく反響する。
性的な興奮とは、視覚や感覚だけではなく聴覚によっても引き起こされるものだ。十分このキスでも興奮しているというのに、そこに新たに聴覚による興奮も混ざった。更に興奮が高まったのは火を見るよりも明らかだ。
「だぁりん……♡ はぁ、んぅっ……んぁあっ♡あぅ……ん〜っっ♡」
唇をギュウッと付けずに、隙間を空けたまま舌を絡ませる。隙間から唾液が垂れてくるが唾液は中々切れずに、彼女の服に垂れていき、ゆっくりと表面を伝いながらも、ジンワリジンワリと少しずつ繊維に染み込んでいく。
「幻……げ、つ……」
「ッッッ」
そしてとうとう俺は、キスをしながら彼女の胸に手を伸ばした。触れた瞬間に、舌を挿入した時より驚いたのか、うっかり舌を噛まれそうになった。
それにより顔を離しそうになると、彼女から俺を抱き締めてきたので、ますます、彼女を抱く手にも力が入ってしまう。
◆
「はっ…………はぁ……はぁ……、ふぅ……」
「はぅ〜……」
「お、おい幻月……大丈夫か……?」
随分長い間こうしていた気がする。舌が疲れた。結局は、幻月が倒れそうになったので唇を離した。彼女はのぼせたように真っ赤で、あまり目の焦点が合っていないようにも見える。
「らい、じょおぶ……ふふふ〜……♡」
「それならいいんだけど」
肩を抱き、ゆっくりと彼女をベッドに横たえて、スカートの中に手を入れてみる。
ロングスカートでもないのに、スカートの中は、かなりの湿度だ。湿気でムンムンしている。体温が高くなっているのもあるだろうがもっと別な何かが原因だろう。
「凄い汗……太もも濡れてるよ」
「やぁん……」
これは汗だ。質感が違うので指で触ればわかる。スカートから手を抜くと、濃厚な匂いを纏った指はしっとりと濡れていて、舐めてみると、疲れた舌に染み渡る濃い塩味をしているのがわかる。
パンツの上から彼女の陰部を軽く触ってみると、汗ではない液体によるかなり大きなシミが、明確にできているのがわかった。やっぱりというべきか、こちらはヌルヌルとしている。
「んっ……///」
「……
「優しくね……」
両手で口元を覆いながらも触りやすいように足を広げてくれる幻月。ウブではあるもののノリは良いらしい。何をするのかも、理解しているようだ。
パンツの上からでも濡れていたのがわかるというのに、直接触るともう酷い洪水状態なのがわかる。濡れたパンツを脱がし、スカートを捲り膣口を指でなぞると、幻月は下半身をビクビクと震わせる。
「指、挿れるよ?」
「うん…………あっ♡ う、ぁ……ゆびぃ……♡」
「……幻月、普段から自分でココ、イジッてるだろ。キツイけど、一本ならまだ余裕あるよ」
「〜〜〜〜〜〜〜ッ……///」
中指を奥まで挿れてみて気付いたが、どうやら、子宮が降りてきているらしい。普段ならば挿入時に亀頭でしか触れない部位なのに、指で触れている。
指で子宮口を触れるというのは彼女の子宮が相当降りてきているという何よりの証拠だ。もしくは、幻月の膣がかなり浅い方なのかだ。
「あっ、あっ♡ なに、それぇっ♡ そんな、とこっ♡ 触ったこと、んあぁっ♡ な、ないぃ♡」
「幻月の指じゃ届かないか。場所によっても感じ方変わるんだろ?気持ちいいとこあったら教えて」
「そこ、そこぉっ♡ そこいいのぉっ♡♡」
指を伝ってかなりの量の愛液が垂れてきている。このままではスカートまでもびしょびしょになってしまうので、これ以上は脱がせてからにしよう。
「あ……やめ、ちゃうの……?」
「続きは脱いでからね」
「やっぱり……脱ぐの?恥ずかし……」
「俺も脱ぐから。それならいい?」
「んー……わかったわ」
少し考えたようだが、すんなりOKした。幻月に限った話じゃないが、ウブで恥ずかしがるタイプの女の子には「俺も脱ぐから」と言えば、大抵の子は脱いでくれる。「相手が脱ぐなら私も……」といった風に、無意識の内に強制力が働くからだ。
少々あくどいがこの考えに気付くのはきっと永琳レベルのキレ者だけだ。そして、当然ながら彼女が脱ぐのを見計らってから俺も脱ぎ始める。
「……下着も?」
「もちろん」
「やっぱりそうよね……うぅ〜……」
流石に落ち着かないのか、目線を泳がせて、全く落ち着きの無い様子でブラジャーを外す。パンツも脱いでいる間、胸を目に焼き付けようと、バレないようにガン見する。
控えめ、しかし確かな膨らみある胸。そして貧乳じゃないと主張するように、あからさまにフンスと胸を張っている幻月。程よく白い肌に、薄ピンクの乳首のコントラストが、とても目に優しい。
幻月が俺の視線に気付いても尚、見続けていたくなるほどに美しい造形だ。
「ちょっとぉ、そんなに見ないでっ!」
「隠さなくていいのに……。まぁ、続きしよ?」
「あ、う……う、ん……」
「……幻月こそそんなに見るなよぉ」
「っ!?み、見てない見てない!見てないからっ!えっと、そう、おへそ見てたのよ!べべ別にソッチ見てないんだからっ!」
カウパーの垂れる愚息を見つめていた幻月だが、俺にそう言われるとより一層顔を赤くさせて、手で顔を覆って仰向けに寝転ぶ。顔を隠したせいで胸が丸見えになっているが、言わないでおこう。
寝転んではいるものの、脚だけM字開脚のようになっている為、かなり触りやすい。彼女なりの配慮だろうか。
「あったかい……」
「やぁん♡」
ヌルヌルと指に絡む愛液、膣壁。内部の突起物をイジると、その度に幻月の身体は震える。試しに、乳首のように摘んでみたいが、人体のどの部位よりヌルヌルしている為に、それを試す事は叶わない。摘む前に指から逃げてしまう。
「幻月が自分で解してくれてたお陰ですんなり挿入できそうだな」
「うん……だから……挿れてぇ♡」
「もうちょっと楽しんでからにしようぜ」
「きゃっ♡」
「……幻月の……まんぐり返し……ッ」
とめどなく愛液の溢れてくる秘部を見て、そんな言葉を口走ってしまう。ムワッと芳醇な濃縮された幻月の匂いが心底堪らない。長時間のキスで疲れた舌を、蜜の溢れる割れ目を舐めて、心ゆくまで堪能しつつ、癒したい。
……そう思った時には既に、彼女の股間に己の顔を近付けていた。
「ちょちょっ、待って、舐めるには汚いからぁっ!おしっこの味とかしたらどうするの!?」
「問題ないね」
「恥ずかしいって言ってんのよぉ!」
「全裸なのにこれ以上恥ずかしい事あるの?」
「……言われてみれば……?」
いやいや、そこで釣られてはダメだろう。
しかしそれにしても良い匂いだ。膣口や尿道口をほじるように舐めていくと、ビクビクと震えて良い反応を見せてくれる。
「ん゙ぁあっ♡ やめ、てぇ♡ 舌で、イッちゃうよぉ♡イカされちゃうぅっ……♡♡」
潮吹きする瞬間は太ももで俺の頭を挟んできた。柔らかく、スベスベした肌で挟まれるのはとっても気持ちがいい。
力が抜けたのか、足を開いたままチョロチョロとお漏らししている。
「うー……いい歳しておもらしぃ〜……///」
「しょっぱくて美味しかったよ」
「ばかー……ほんとに、ばかぁ♡」
「……挿れるよ?」
「うんっ♡」
「でもその前に……っと……」
「あっ、う、あぁっ……♡ やめっ……ん、ふっ♡入口でごしごししないでよぉ……♡」
トロトロの愛液が垂れる膣口を、肉棒を使い軽く擦ってやる。それだけでも幻月は甘い声を漏らし、ピクピクと小刻みに身体を震わせる。
膣口の表面に亀頭を滑らせ、ちゅる、ちゅっ、と舌を絡めるキスをしていると、更に愛液がトロリと溢れてくる。更に彼女の舌を吸うようにしながら、遂に挿入を済ませる。
「あ゙ー……あったかい……」
「あぁっ……ダーリンの、おちんちん……きたぁ♡」
「動くよ」
「もう動いてる、じゃないの……あんっ、んあぁっ♡ん、んふっ……んぅぅ……♡♡ おなか、ぐりぐりって、されてるよぉ……♡♡」
「押し上げてる感じするよ、幻月……。ツンツンって当たって気持ちいい……」
「あんっ♡ はぁ、はぁっ……ひゃあんっ♡ あぁんっ♡ぐちゅぐちゅってぇ、おと、なってるぅっ♡」
「キッツ……何年モノの処女だよ……!つーかこんなナリして圧倒的年上とか、脳味噌爆発しそう……」
「やぁん……トシの話はダメぇ♡」
「年齢差なんてどーでもいーから気にはしないが……俺が相手で良かったのね?ほんとに?」
「うんっ♡ この私を倒せる男なんてっ……そんなの、ダーリンだけ、だからぁ……♡♡」
「じゃあ俺は、幻月より強く在らなくちゃ、だな……これからもずっと……っ……」
「そーよっ♡ 私ももっと、強くなるから♡ だから、ダーリンももっと……もっとぉ、えっちもバトルも、い〜っぱいヤリましょ……♡」
「そーだな。いずれは幻月との子供も欲しいが……、そこら辺はどう思ってる?」
「ふふっ♡ あと100年くらいは、こうして、えっちだけ楽しみたい……かもね♡」
「成程、それもいいね。じゃあ今は楽しもう……もうイッちゃいそうだけど……」
「いいよっ、
「イクよ幻月……一緒にイッちゃえっ!」
「ふひゃあっ!?噛んじゃらめぇっ……んあぁっ♡♡血ぃ……吸われてりゅぅっ……はぁん……♡♡ こ、これ、らめぇ……ちから、抜けちゃう……♡♡」
力が抜けるとは言いながら、締めつけは安定して強烈だ。そのお陰で俺はまたすぐに絶頂に達して、幻月もまた勢い良く潮を吹く。
「っは〜……イッたイッた……!」
「はーっ……はぁーっ……♡ スゴい気持ちいい……♡」
「ふと思ったんだけどさ……幻月と俺の子はどっちに似るのかな。なんか少し気になる」
「そりゃあ〜、まぁ……女の子なら私で、男の子ならダーリンに似るんじゃない?というかその方が私は嬉しいかも」
「へぇ、どうして?」
「だってそうでしょう?私は可愛いし、ダーリンはカッコイイもの♡」
「……そう、だな。うん、それが一番だな」
河童や妖精などの、基本的にチヤホヤしてくれる者達以外からの「カッコイイ」という言葉は、俺が思っている以上に破壊力がある。
胸が締め付けられるくらいに、強くキュンキュンしてしまう。ニヤケ顔が抑えられない。娘達からもたまには「カッコイイ」なんて言われたいものだ。これは全世界の父親の夢でもある。
「霊魔くんとかさ、将来はカッコよくなるのが約束されてるようなものよね!既にダーリン似だもの、順当に成長すればモテ男になること間違いなし!」
「幻月は惚れんなよ?俺だけ見てろ」
「やーねぇ、赤ちゃんに惚れるわけないでしょ?」
「ハッ……違いねぇ、確かにそーだわ」
それから暫く、2人でベッドに横になりながら、そんな淡い将来設計について話していると、美しい肉体の幻月に改めて見惚れたせいか、息子が再び、ムクムクと凶悪な成長を遂げた。
「さてと。くも膜の代わりに脳脊髄の表面に性欲の張り付いている俺としては、既に『2回戦』に突入したいと思っているのだが……どうかな?」
「ちょ……っと待って……流石に初めての私に今すぐ2回戦はキツイかも……」
「……夢月〜、居るんだろう?3人で楽しもうぜ」
「へっ!?き、来てるのっ!?」
何となく夢月が来ていることを察した俺は、扉で隔たれている入口に向かって声を掛ける。すると、カチャリと静かに扉が開かれ────。
最初のDキスシーン終了した時点でとっくに2700字超えてて笑えますね。
おかしいな、いつもと違って導入部分は短いのに。