あれは嘘だ。
────年末。所謂、年の瀬、歳末というヤツだ。幻想郷の年末も、それなりに慌ただしい。とはいえ宴会の用意だとか段取りだとか、その程度だ。外の世界の年末に比べれば可愛いものだと俺は思う。
今日、12月27日────俺は今、今夜泊まる予定の夢幻館の大掃除をやっている。しかしここで、1つ問題が浮き彫りになった。
「やっべーな……気付かなかったけど、このままじゃ大晦日を文んトコで過ごす事になるのか……」
来年は卯年だと紫さんから聞いている。だから、卯にちなんで永遠亭に泊まりたかった。なんなら、姫納めと姫始めを巫月、鈴仙、サグメ、てゐ、輝夜などなどで済ませたいと思っていたくらいだ。
けれどもこのままいくと、姫納めを文、姫始めを文、または紅魔館の誰かで済ませる事になるはず。どうせ卯年なら、ゲン担ぎついでに永遠亭に泊まり姫納め、姫始めをしてしまいたい。
とりあえずは、と思いモップで廊下を掃除しつつ文に持たせたトランシーバーにて連絡を取る。
「あ、もしもし?」
『はいもしもし、あややですよー!』
「文さぁ、大晦日って何か予定あるっけ?」
『大晦日ですね、大晦日……えーと、新春特集の為に穹と
「あー」
『……あれっ!?もしかしてエスカルゴさん、今年の大晦日ってウチでしたか!?』
「うん」
『あやややや……こりゃあ、スケジューリング完全にミスりましたね……どうしましょう?お子さんも多いですから、博麗神社の方が良いですよね?』
「や、俺としては今年は永遠亭の方がいいんだ」
『へっ?……あーっ、干支ですか!あーはいはいはい成程成程、確かにそうですね……ええ、それがいいと思いますよ、ええ!』
頭の回転が早いと、話が早くて助かる。これなら他の家庭とも話し合いの時間が取れる。今日は27日なので、あまり余裕は無い。急がねば。
「んじゃ俺の方で調整しとくよ。ありがとね」
『いえいえ、こちらこそ!では、博麗神社の宴会でお会いしましょう!』
「はいよ。あやや、良いお年を。穹によろしく」
『はいっ!こちらこそ!良いお年をっ!』
◆
次はサグメに連絡をした。サグメへは、少しだけアプローチの仕方を変えてみた。「予定を変更して明日は泊まらない代わりに、大晦日を永遠亭で皆で過ごしたい」────。
予想通り、サグメは快諾。ローテーション上では明日が神愛の日、つまりは永遠亭なのだが、明日をまた別な場所に泊まり、予定をズラす。
これぞ「年末調整」。ハーレム王の俺だからこそこういう意味で「年末調整」という言葉が使える。
「30日は博麗神社だったか……。メインディッシュは大晦日だから、30日は博麗神社に泊まってもいいんだけどな……。流れが行ったり来たりになるのは少し気持ちが悪いな。……あーもしもし霊夢?」
『はいはい何?』
「あれさぁ〜、次は30日にそっち泊まる予定だったじゃん」
『そーね、大掃除やらおせちの用意やら何やら色々手伝ってもらうわよ』
「……その予定、明日に繰り上げできない?」
『えっ?昨日の夜……っていうより、今朝も博麗神社だったじゃないの。明日は永遠亭でしょ?』
「ワケあって、予定を少々ズラす事になったんだ。永遠亭側からの了承は得てる。文からもね」
『えー……うーん、28日におせち作るとして……でもあまり長持ちさせられないでしょ』
「そこはほら、俺の魔法で止めとくからさ」
『アンタ『俺の時間魔法で止められるのは流れてる方の時間だけで、物の時間は止められない』とか、前に自分で言ってたじゃないの』
「時間魔法じゃない方でも鮮度は維持できるから。それでいい?」
『うーん、どこか釈然としないけど……。予定通り、掃除とかはガッツリやってもらうわよ!』
「任せとけ」
俺のとある魔法を応用すれば、時間を止めずとも鮮度を維持できる。皆に説明するのはまぁ後日でも構わないだろう。
これで、俺の年末の予定の5割程度は決まった。
「夢幻館→永遠亭→永遠亭→博麗神社→妖怪の山」から「夢幻館→博麗神社→?→?→永遠亭」へ変更された。この2日というある程度まとまった時間をどう活かすか────。
とりあえずその内の1日の夜は、美宵ちゃんとの逢瀬に費やすのは確定として、残りの日程のおよそ1日半はそれを前提に動く事にしよう。
◆
「そういうワケでレミリア、今日1日は天子んこと借りるぜ」
「好きになさい」
来たる12月29日、博麗神社を出た俺は、この日は紅魔館に入り浸ることにした。明日の予定もとうに決まっている。後は予定通り過ごせれば何よりだ。
それから紅魔館に来た俺はレミリアに交渉して、天子を借りることに。部屋へ向かう道中、仕事中の天子を見付けたので、その仕事が終わったら部屋に来るよう伝えた。
軽くシャワーを浴びてベッドに横になりつつ待機していると、遠慮の欠片もない勢いでバタンと扉が開かれ、天子が部屋に入ってきた。
「お待たせご主人様〜っ!」
「お待たせはこっちのセリフだよ、長いこと一緒に居れなくて悪かったな」
「色々と大変だったけど、
「それなら良かった」
「で、ヤるんでしょっ!?」
「察しが良くて助かるね。それとも、フツーに外でデートでもするか?俺はそれでもいいけど」
「んーん、いつも通りでいいわ!あっ、シャワーは浴びてないわよ?このままの方が好きだって、前に言ってたものね」
「流石、よく覚えてる」
「ん……今日は服着たままでいいの?」
「どっちでもいいよ。任せる」
「そ、じゃ脱ぐわね♡」
メイド天子が、メイド服を脱いでいく。折角だ、メイド服のままでも良かったのだが……、久しぶりにヤるのなら、昔に戻ったみたいに交わりたい。
天子が脱ぎ終わり、フンと胸を逸らしているのを見ながら俺も脱衣。自分で言うのもアレだが、結構バキバキに興奮している。
「おちんちん久しぶり……♡」
「優しくな」
「はーい……♡」
「っ……暫くヤッてなかったのに衰えてねーのな……フェラ上手いままじゃん……っ」
「んっ♡ んっ……♡ んちゅ……♡ ちゅぷっ♡♡」
「ヤバ……もうイクよ天子っ……」
「んっ♡ らひて♡」
ブルッと身震いして天子の口内に射精してやる。昨晩は夢幻館……つまりいつもだったら幻月や夢月とヤるのだが、リサとのセックスがバレて気まずく、夢幻姉妹とはヤレていない。
当然そんな中で俺を襲おうとしたくるみだったが虫の居所が悪かった夢月に殴り飛ばされリタイア、続くリサは同じように幻月に殴り飛ばされ、現在、親子喧嘩の真っ只中である。
そんなワケで、昨晩は意図せずオナ禁というか、射精できるような状態じゃなかった。早漏な俺が、更に早漏を加速させたのはコレのせいだ。
まぁこんなの言い訳に過ぎないし、天子にまるで関係無いので、素直に天子の舌技を褒めるだけだ。
「ぷはっ……♡ いっぱいれたぁ……♡」
「ちゃんと全部飲んだ?見せて?」
「んぇ……♡」
「よしよし、偉い偉い♡ 相変わらずフェラ上手で、俺は嬉しいよ」
「えへへ……♡」
「それにしても、もう濡れ濡れじゃん」
「うん♡ もう
「
「ん……私から
納得した天子は俺に跨ると、騎乗位で挿入する。トロトロの愛液が息子に絡み、程よくローションの役割を果たしてくれる。
「あっ♡ きたぁ……ご主人様のぉ……おちんちん♡」
「────ッ!!」
完全に挿入された瞬間、気が付いた。もう俺達はご主人様とペットという歪な関係から脱却したと。もう、普通の恋人関係なのに、と。
天子がご主人様呼びするからとすっかりその気になって、偉そうに挿入するよう促してしまったが、そんな関係ではないのだから、身の程というモノを弁えなくては。
「……あんっ♡ やっぱりィ、しゅきっ♡ ご主人様ぁ♡ご主人様のおちんちんっ♡ おまんこ、ごちゅごちゅしちゃってるのぉっ♡♡ んあっ、あぁっ♡♡ イクッ♡イッちゃうよぉぉっ♡♡」
「待っ、激しっ……あ゙っ」
「〜〜〜〜〜〜〜っっ♡♡♡」
天人という選ばれし種族の膣はやはり違う。何度味わっても普通じゃない。例えば、普通に名器だと呼べる膣の締まりが「ギチギチ」とすれば、天子のこの締まりは「ギュポギュポ」だ。エロ同人誌ならそんなオノマトペが書いてあるに違いない。
暫くヤッてなかったからこその締まりとも言えるだろうが、これはヤバい。バキュームフェラよりもずっと
「ぷはぁ…………何故か息止めちまった……」
「はふぅ〜♡……気持ち、良かった……♡」
バタンと倒れてしまった天子。そんな彼女を見てまた「ご主人様」な俺が、性的な黒い衝動として、再び俺の理性を……肉体を乗っ取った。
「余韻に浸るのもいいけど、お掃除も頼むよ?その可愛い口で綺麗にしてくれ。すぐ『次』始めるよ」
「ふぁい……♡」
膣口から精液を零しながら、愛液と精液に濡れる息子にむしゃぶりつく。そんな彼女の頭を撫でて、再び我に返る。
俺がご主人様ムーブをして、天子もそれを普通に受け入れる────まだまだ「普通」に程遠いな、と息子を舐めて綺麗にしてくれている天子の頬を指でつまみながら、ふぅ、と溜め息をついた。
調整された2日のうちの「あと1日」については、また後日!!
また、次回更新は予定通り1月1日ですが、特に、お正月編だとかそういうのではないです!!
今度こそ、良いお年を!!