今回と次回は箸休め回です。
「パチュリー、ちょっといいか?」
「何?」
「なーんも書いてない本とか、そんな感じのある?あったら1冊欲しいんだけど」
「無いわよそんなの。それこそあなたの創造魔法で創造しなさいよ」
「それでもいいけど、防塵・防刃・防火・防水とかそういった機能、付与してくれる?」
パチュリーの所有する全ての蔵書にはそういった機能がある。各属性の魔法を使用するパチュリーは各属性の対処法も知っているので、自分の所有物を誤って破壊しないよう対策している。全く用心深いことだ。
「他人の創造物に重ね掛けするのは面倒なのよね……術式の相性もあるし。……しょうがないわね、本当に1冊だけよ」
「うん、ありがとう。また増えたらお願い」
「えぇ……冊数が増える予定でも?」
「俺の研究結果の量にもよるかな」
「……仕方ないから分厚いの1冊、
「マジ?ありがと!」
創造し完成させた本をチラつかせ、渡す素振りを見せるが……まるで「あ〜ん」するフリのように本をひょいと取り上げる。
「その代わり聞かせなさい。何を書くの?あなたは何を研究したの?」
「うん?幻想郷の
「え?」
「俺がこっちの世界に来る前から居た
「ふぅん?長くなりそうねぇ」
「そうかもね。順番に書いていこうと思ってるよ。とりあえず、完成は1週間前後の予定だよ。1日に2タイトルずつまとめていきゃ〜いいっしょ」
「……?2タイトルって?」
「あぁいや、なんでも」
「?」
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博麗霊夢
種族:人間→仙人→吸血鬼
人間の頃から、弾幕ごっこではズバ抜けた強さを誇っていた。妖怪であるこの俺との間に半妖の娘を設け、「娘の成長を見届けたい」という理由から、鬼であり仙人でもある茨木華扇に修行を依頼────人間から仙人となった。
パッと見では人間と変わらない上に、実質的にも人間側であると分かりやすい存在である為、仙人になってからも「博麗の巫女」を継続。
その後、死神からの「お迎え」を受け、卑劣なる不意討ちで半死状態に。八意永琳の手を以てしても蘇生は不可能とされ、本人の生命力を頼りに、俺が吸血鬼化させた。
それをきっかけにしてか、それとも元々考えてはいたのか、霊夢が「博麗の巫女」を引退するという考えを表に出し始める。
吸血鬼としての能力を発現させると髪色など変化してしまう。仮称として「禍霊夢」と呼んでいる。
肉体強度が上がったり霊力の総量が増えたからか派生技も幾つか増えている模様。強さとしては凡そ人間の頃の数倍。本気を出しても決して勝てない。
俺との間に娘3人、息子1人アリ。
霧雨魔理沙
種族:人間→魔法使い
捨虫・捨食の魔法を習得し、人間を辞める。一応里の人間ではないのでセーフ判定らしい。その辺は霊夢に聞かないと分からないが、以前に聞いた時は割と誤魔化されたし怒られそうになったので、実はデリケートな問題らしい。
種族魔法使いとなった事で魔力の総量が増えて、使える魔法の幅が広がった。
瞬間移動魔法もとい転送魔法なんかはその最たるもので、空間などに作用するという高等な魔法にも関わらずそれなりに多用している模様。
それでも「魔法使いのアイデンティティだ」と、普段の移動手段としては、人間の頃と同じように、箒に跨って空を飛んでいる。
人間の頃から使用していた「ファイナルマスタースパーク」を更に強化し、「ダブル」にしてしまうなどなど、マスパ系の開発には余念が無い。
限界以上に溜め込んだ魔力を解放する事によって変身できるようになった。そもそもの前提として、通常の彼女を第一形態と呼ぶことにする。
第二形態はフランのような羽根を生やす。ただし結晶の色は全て白っぽい透明のもの。(秋霜玉)
第三形態では悪魔のような羽根を生やす。そして羽根には「魔法」の象徴とも言える星と月のような模様がある。(夢時空)
変身すると使役する魔法の強度や精度が段違いに跳ね上がる。
ゲーム的な表現をするなら、第一形態のマスパはゲーム画面の半分を覆う太さだと仮定。そうすると第二形態のマスパは、ゲーム画面の全体を覆う太さ程度になる。最後の第三形態は、PCの画面全体と言えるくらいには、範囲が絶大になる。
恐らく、元人間組の中では一番強さのギャップがあるだろう。
ルーミア
本当の意味で「見た目は子供、頭脳は大人」。
過去の博麗の巫女に封印か何かをされたらしく、今では幼女の姿になっている。
頭の
尚、封印されて時間が経つ内に「幼女の姿の方が可愛いかも」と思うようになり、何か理由があって御札の封印を解いてもらったとしても、その用事が終わってしまえば「じゃ、封印よろしく」と、自ら封印するよう促す。
その封印が出来るのは、霊夢と俺のみである。
心の闇が強い者を喰らうことでその者が内包する闇を蓄積することができる。その際は、捕食対象が上等な種族であればあるほど、肉は美味しく、闇も上質で強力なモノになるそう。
今では経産婦で、魔法の森に
俺との間に娘1人アリ。
チルノ
単に能力の幅が広がった。
また、「冷やす」とは「熱を奪う」ことである。その為、許容量を超える量の熱を吸い込むと、赤く炎を纏った姿に変身できるようになる。
まずは、通常のチルノを第一形態と仮定すると、第二形態は「大人チルノ」。こちらは炎は関係なく単に「強力な冷気を広範囲に広げ、季節を冬同然にしてしまう」事が発動条件。
髪は長くなり、胸も大きくなる。能力の制御も、より細かい所まで制御が可能になる。チルノ自身がその気になれば、吸血鬼でさえも凍らせ、殺せる。
第三形態と言うべきか、または派生の第二形態と言うべきか、こちらの形態は「炎を纏ったチルノ」であり、本人曰く「バーニングチルノ」である。
俺はチルノに、吸血鬼の「天敵」や「抑止力」になってほしいと考えているので、今までも、そしてこれからもチルノの特訓相手をするだろう。
紅美鈴
能力を鍛え上げ、更に強化されている。
ジョジョの影響から波紋を習得。紅魔館の門番に相応しく、更に対吸血鬼に特化。
因みに美鈴の好きな部は2部らしい。
周囲の植物の「気」を吸い上げ、自分の力に変換するという戦い方もできる。実は本気を出さずとも余裕で俺を殺せる。
かめはめ波(ただし虹色)も習得済み。その他、刃牙など格闘漫画も履修済みだとか。殆どは、その戦闘スタイルに応用される。
尚、咲夜さんの吸血鬼化に伴い、咲夜さんが使用していた銀のナイフを譲渡されている。今はナイフホルダーと一緒に足に装備している。
パチュリー・ノーレッジ&小悪魔
俺は人間だった頃に得たゲームの知識を利用してドラクエの魔法を開発している。同時に2人も俺と同じ魔法を全て扱えるようになっている。
特に属性魔法はかなり幅が拡がっている。美鈴もそうだが、まさに「知は力なり」を体現している。
パチュリーは相変わらず製薬などが苦手である。ただし「苦手」なだけであって「無理」というワケではないらしい。(猫耳と尻尾を生やす薬を作った実績がある)
小悪魔は、射精50回分程度の魔力を固めることで
「魔力体」と称される、魔力が本体である生命体を生み出せるようになった。
小悪魔は俺との間に娘2人アリ。
十六夜咲夜
種族:人間→吸血鬼
人間の頃から体術に優れていた咲夜さんだったが吸血鬼化に伴って更に体術に磨きが掛かっている。ただし吸血鬼化直後は銀への耐性が無かった為に、美鈴に銀のナイフを全て譲渡している。
今の咲夜さんが武器としているのはパチュリーが創造魔法で創造した「銀以外の金属のナイフ」。
能力の幅が拡がったなど、そういう事は特に無いはずである。というか人間の頃から能力に関しては殆ど極まっていた。
俺との間に娘1人、息子1人アリ。
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「改めて思い返すと、レミリアとフランって昔からあんまり変わってない……のかなぁ?」
「そうね。あなたとの合体技が出来たりとか、精々その程度じゃないかしら。単体で強化されたか、と問われると……そんな事は無い気がするし。魔法とか悪魔の召喚とかは、吸血鬼としての技能だからね。元からできる事なのだから、そこまで注目するべき点でもないし」
「だよな。つーか、こうして見ると霊夢、魔理沙、チルノの強化のされ具合いは特にヤバくない?」
「美鈴も大概でしょ。吸血鬼に特効だし」
「それな」
(そう言うパチュリー様だって、エスカルゴさんの影響で魔法の幅はかなり拡がっていますけどね……)
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アリス・マーガトロイド
人形巨大化の魔法を完成させ、操作力を高めた。単体で戦うよりかは誰かと組んだ方が更に脅威度が増すような気がする。主観でも客観でも。
俺が吸血鬼化した経緯のせいで義姉に当たるが、そんな事はお構い無し。今でも、擬似的ではあるが近親相姦している。
リリーホワイト
スペルカードを何枚か開発して、妖精達の中でも頭一つ抜けた実力者に躍り出る。やはり恋は乙女を強くするモノらしい。
魂魄妖夢
居合に更に磨きが掛かった。元から速かったのが更に速くなっているので、本気の妖夢の居合はもう手に負えない。
俺との間に息子1人アリ。
西行寺幽々子
刀、剣よりは薙刀使いらしい。
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リグル・ナイトバグ
蛍の妖怪であるにも関わらず、蟲達の王としての力なのか、トンボなど、他の蟲の特性も発揮できるようになった。
能力発揮に必要なのは「明確なイメージ」らしくそこまで大きな負担も無いらしい。チルノ、俺との特訓中に発現した。
彼女の「リグルキック」も健在。トンボ形態での速度と組み合わせて使うと、かなりの脅威となる。
鈴仙・優曇華院・イナバ
波長操作による幻覚の扱いの練度が上がり精度が凄まじく向上した。電磁波、位相の操作も可能。
俺との間に娘2人アリ。
八意永琳
俺(吸血鬼)を実験台にする事により、妖怪への造詣を深め、製薬技術を更に成長させた。
藤原妹紅
かつての妖怪退治の技術を利用し新たな応用技を開発した。あまりにも超高火力なので、不死者相手または弾幕ごっこで解決できない事件を終息させる際にしか使えない。
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「とりあえず第1弾としてはこんなモン?」
「大雑把ね……」
「これからも追記していく予定だから、これくらい空白とガバがあった方がそれっぽいっつーモンよ」
「えぇ……推敲や訂正する予定であれば本に書く前にもう少し整理しておきなさいよ」
「うーん……要約しすぎたのかなぁ……これで推敲や修正、訂正した後なんだよ」
「はぁ?元はどれくらいの分量だったのよ?」
「A3レポート用紙10枚分くらいだったかな?」
「ふぅん、A4レポ……A3?今、A3って聞こえた気がするんだけど?」
「聞き間違いじゃないよ」
「は?」
「霊夢は15枚、魔理沙は12枚、チルノ11枚かな」
「え?さっき10枚って……」
「あー、それ平均の枚数だよ」
「は?」
「誰かさんの扱える属性が多すぎてさぁ。こりゃあ纏めるの無理だわって思って諦めたよ。というか、ここまで読んでてさ、疑問には思わなかったワケ?
「……!」
「2人の扱える属性がマジで多すぎんよ……もしこれ大真面目に纏めるなら、俺ならA3レポート用紙で少なくとも30枚は書けるぞ。1人につき30枚だからパチュリーと小悪魔、合わせて60枚かな」
「いや流石にそれは……盛ってるでしょ……」
「
「だとしたらあまりに要約し過ぎでしょコレ!!」
後ろで小悪魔が「はうっ」と情けない声を出す。俺は溜め息をつき、後ろの小悪魔を見やりこちらの話題に引きずり込む事にした。
「やっぱりィ?……だってよー、小悪魔ぁ」
「え、え〜?私は、これくらいの方が読みやすいと思いますよ?」
「ん?小悪魔……あなた、これ読んだの?」
「はい!」
「……レポート纏めた後にさ、小悪魔に一旦確認してもらったんだよ。俺、この本を完成させたら妖魔本として鈴奈庵にも置いてもらおうと思っててね」
「へぇ、鈴奈庵に……」
「だから、読みやすいかどうかを小悪魔に批評してもらったんだけど……なぁ?」
「ええ。本にしたら辞書より厚くなると思ったので要約しまくってもらいましたっ!」
「あなたねぇ……!本作り、舐めてんの!?こんなに薄っぺらい内容なんて子供でも書けるのよ!」
「ひぃっ!?」
「あなたもよエスカルゴ!何でこんなのでOKして私に見せようと思ったのよ!?」
「より多くの人に読んでほしいからなぁ……。家族や子供達も含めてね。それにさ、要約してこれにする前のはグリモワール・オブ・エスカルゴ『裏』って形で、これとは別に作るつもりだしね」
「あっそう。じゃあ私は『裏』を読みたいわね」
「そう?『裏』の方は全体が完成したら俺が自分で創造して自分で保管する予定だよ」
「……あぁ、成程ね。『表』は外に出す予定だから、私に、防水や防火……その他の機能を頼んだワケね」
「そーそー」
「ふぅん。ま、いいんじゃない?もし完成したら、その『表』も『裏』も、複製で構わないから、この図書館にも置いてほしいものね」
「え……いいの?」
「……著者が
顔を赤らめながら、モジモジと指を動かす。ふと小悪魔を見ると、「ニマ〜」っと悪魔らしい笑顔を覗かせている。俺は小さく頷き、パチュリーに軽く抱きついてみた。
「〜〜〜〜〜ッッ……サンキューパチュリー、マジで愛してるーっ♡♡」
「きゃっ……あなたテンションおかしいわよ!?」
「徹夜でヤッて書いてんだ、テンションもおかしくなるわーいっ♡」
「あーもう……あなたもう寝なさい!ラリホー!」
「ぐぅ」
第2弾を書くのは、こうしてゆっくり眠り────目を覚ましてからにしよう。
あとエスカルゴが今回書いた本がこの小説だとか、そういうオチではないです。申し訳ない笑
本作を読んでいて、新たに推しが増えたという経験はありますか?
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ある(書籍原作キャラ)
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ある(ゲーム原作キャラ)
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ある(秘封)
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ある(旧作キャラ)
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ない