※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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夢へ

「幻想郷、キターーーーーーーーーーーッッ!!!エスカルゴッ!見ッ参ッ!!ウオオオオオーッ!!気持ちのいい朝だーッ!おはよー幻想郷ーッ!!」

 

 ────数ヶ月後。俺は久しぶりにこの幻想郷にやってきた。というのもこの数ヶ月の期間を、俺は

「精神と時の部屋」ならぬ「精神と時のスキマ」で過ごしていたからだ。

 昔、能力を鍛え直しになった時に紫さんに助けてもらった時のアレ。今回も、授業場として紫さんに助けてもらった。現実時間とスキマ内での、時間の境界をズラしてもらったのだ。

 だから俺にとっては数ヶ月でも、幻想郷では俺が紅魔館を出て数時間しか経過していないだろう。

 因みに、食欲は創造魔法、性欲処理も創造魔法でどうにか処理した。オナホを使うだなんて、なんて虚しい行為なんだろうかと、賢者タイムになる前に感じてしまった。オカズなら、文と撮影しまくったAVがあるので、オカズには困らないのだが。

 しかしその苦労に耐えた分だけこれから輝かしい生活が始まる────などと安易に思っていた俺が甘かった。

 

「ありがとうございました、紫さん。これで俺は、かなりレベルアップできました」

 

「そう、それは良かった。では、その成長の成果を見せてもらうわね」

 

「え?」

 

「今から、スキマ空間で。……私と戦いなさい」

 

「マジすか……」

 

「ええ、マジよ。この私を倒してみなさい。それができるようになるまで、成長したのでしょう?」

 

「……そうかもッスけど、でも……」

 

「もしも仮に、あなたがこの私、八雲紫を倒さずにへカーティアを倒したとしても、誰も幻想郷準最強だと認めないわ。そうよね?だってあなた、私との戦いから逃げているんですもの」

 

「ッ……」

 

「それとも、『自己満だからいいんです〜』なんて言って、勝負から逃げるの?」

 

「いやっ……だって紫さんはっ!俺に特訓の場を提供してくれた恩人っていうかっ……」

 

 上手く言えない。俺を幻想郷に呼んだ恩人だし、いつだってサポートしてくれた恩人だし、今だって特訓の場を提供してくれたのに。

 

「じゃあ、あなた……もうチルノに『俺を倒せ』とか言わないでね?」

 

「え…………?」

 

「だってそうでしょう。弟子が自分を倒せることが1つの喜びであると、あなたは既に知ってるはず。それなのにどうして、私からその喜びを奪うの?」

 

「────ッ!!」

 

 反論できない。紫さんがそういう目で俺のことを見ていると、薄々ながらも、気付いてはいたのに。だからこそ俺の特訓に付き合ってくれてると、自覚していたのに。

 俺がチルノに対して抱いている感情を、紫さんが俺に対して抱いているという事も、とっくの昔に、俺は気付いていたはずなのに……。

 

「さぁ……剣を抜きなさい。それとも、鍛えた魔法で戦う?他にも新しい技術に手を出して……。あぁ勿論私はそのどれでも相手してあげるわよ?」

 

 俺の心は、決まった。

 

「それでは遠慮なく。胸を借りるつもりで、本気でやらせてもらいます」

 

「ええ。紛れもなく、それを望んでいるの。スペルカードルールは適用しないわよ。殺し合いよ。古の妖怪のようにね」

 

 スキマを開くと、その中へ俺を誘う。黙って従いその中に入る。紫さんは俺から見て20m程度前方に日傘を開いて肩に乗せて立っていて、こちらを見て優雅に微笑んでいる。

 

「俺は今ここで、あなたを……八雲紫を、超えます。俺の『本気』は、あなたを『殺す』事だ。だけど、色んな意味であなたは欠かせない人物。俺は絶対にあなたを殺せない」

 

「何を────」

 

「だからこそ、死なせない為に、精一杯殺します。けど、痛いですよ。……領域展開『蓬莱人之都(しなずのみやこ)』」

 

「!!」

 

「5秒だ」

 

 遂に始まった。俺は紫さんへ肉薄しながら手元にスキマを開き、妖刀である「陣風丸」を引き抜く。更に引き抜きざまに紫さんの首を刎ねた────と思ったが、手応えが無い。スキマで胴体を分割するあの技のように、首と胴体を分割したらしい。

 

「甘いわね」

 

「────紫さんこそ」

 

「!?」

 

 ドパッ……と、首のあった場所、つまりスキマから血が噴き出してきた。今、俺が使ったのは、ただの居合じゃない。前に妖忌に教わった「死者葬送」。これは物体を切る技ではない。見えない物を斬る、その為の技術だ。

 魂を斬る所から始まり、力の流れを斬る所にまで行き着くと、理論的には凡そ何でも斬れてしまう。

 ましてやスキマは、目で見る事が出来なくもないモノ。斬るモノとしては、難易度は低いと言える。

 

「な……これ、は……この再生力は……!」

 

「これが、この領域の効果。即ち、誰も死なない。誰も怪我を負わない。どんな怪我も、即死級でも、1秒も経たずに治してみせますよ」

 

「……頼もしいわ♡」

 

「!!」

 

 扇子を俺に向ける紫さん。レーザーが飛び出して腹が貫かれるが、領域が無くても、この程度で死ぬ俺ではない。腹に穴が空くのは日常茶飯事だ。

 しかし、こうして領域内で怪我をすると、自前の再生力でも領域の効果としてカウントされるので、消費魔力が無駄に増えてしまう。俺が不老不死でもここでは怪我はできる限り避けなくてはならない。

 

「あなたはもう負けたはずだ。終わりましょう」

 

「いいえ?自分から首を分断していただけ。実際は薄皮1枚よ?あなたの領域が無くとも、即死まではしなかった程度の怪我だったわ」

 

「ッ……」

 

「この期に及んでまだ加減するつもり?」

 

「────ンだよ、もう。5秒経過したから領域……消しちゃったじゃないスか」

 

「ふふ、ならこのまま私を殺してご覧なさいな」

 

「……死にますよ?あなた」

 

「あなたは、たとえ望んでも死なせてくれない男。ずっとあなたを見てきた私が言うんだから、これは紛れもない事実よ」

 

「……信じてるんですね。俺の治癒魔法が、紫さんが完全に事切れる前に治癒を終える……って」

 

「ええ、信じてる。あなた、そしてあなたの鍛えた魔法を。そして何よりも、あなたは『ちょっと成長した』だけで満足する男じゃない。あなたは自分が納得するまではトコトン突き詰める。それがあなたという男よ、エスカルゴ」

 

「……アザッス。いや……もう本当に嬉しいですよ。俺のこと、そんなに信じてくれて。だから────次の攻撃で確実に殺します」

 

「殺してみなさい」

 

「では………………悪魔(エスカルゴ)より、愛を込めて」

 

 魔法、霊力、電力、全てを利用して最大限に強化した膂力を振るい、紫さんへ斬り込む。この攻撃で全てを終わらせる。紫さんを殺す。そして、治癒。これを1秒にも満たない時間で行う。

 大丈夫、今の俺ならできる事だ。パチュリーに、妖忌に、へカーティアに。皆に教わった事を理解、実践、応用してきた俺なら────。

 

「領域展開『月下霧消之理(げっかむしょうのことわり)』ッ!!」

 

「あら……また別な領域?見た目は同じだけれど……効果は何かしら。どこかで見せたことある?これ」

 

「霊撃『斬・五芒星斬(ペンタグラムスラッシュ)』ッッ!!!」

 

(────!妖刀で霊撃ですって?)

 

「オオオオオッこれはッ!俺自身の霊力!そして!あなたのスキマを無効化する領域とッ!斬ッ撃ッ!だっしゃあああぁぁアアアッッ!!」

 

 怯むな。臆すな。今ここで紫(・)を殺せ。消し飛ばす勢いで斬り捨てろ。全てを無効化するこの領域(世界)ならそれが叶う。いや違う。この領域内(世界の中)でしか、これは叶わない。さっきも見たじゃないか。斬撃なんて、どんな力を持とうと、相手から自切されてしまえばそれは無意味でしかないのだと。

 だから、今ここで斬り殺すしかない。でなければ俺は一生、この人に、勝てない。幻想郷で準最強?そんなモン、夢のまた夢どころの話じゃなくなる。夢のまた夢のまた夢。大袈裟かもしれないが、多分それくらい非現実的だ。

 だって、紫は誰もが認める大妖怪なんだ。それに勝てずに、誰が「準最強(霊夢の1つ下)」と認めてくれるだろう。きっと俺自身さえ、無意識の中で分かってるはず。霊夢の次という立ち位置になるには、本当の意味で他の皆を倒さなきゃいけないと。

 

「ウッッシャアアアアッッ!!」

 

 斬れ。斬れ。斬れ。斬り飛ばせ。俺の知る八雲紫という女は、一手どころじゃないくらい、先々まで読み通してる。

 それなら、紫も知っているはずだ。俺が隠岐奈を殺しかけた時、どのように攻撃したのかを。そして対策するはずだ。四肢を斬られてもいいようにと。

 

(何……?スキマで四肢を分断できない────!?まさかこの領域の効果は────技の打ち消し(強制解除)!)

 

「八雲紫ィ!!やぶ、れた、り゙ィィッッ!!!」

 

 俺の刀の軌道を読んだらしい紫は、事前に四肢を分断しようとスキマを開こうとする。しかし、刀は無慈悲にスキマへ滑り込んでいき、ズリリッと肉を斬り裂いていく。

 首、左腕、左足、右足、右腕────それから、最後の最後に縦に一刀両断する。紫が斬られる様は見たくなかった。目を瞑って斬っても手には確かな感触があった。だがこれでは終わらない。このまま殺したままでは紫は死んでしまう。

 勝ったと、斬れたと、余韻に浸る暇なんてない。勝鬨を上げる暇すらも無い。神は、無慈悲だ。

 

「────領域展開『蓬莱人之都』!」

 

 月下霧消之理を解除し、続けざまに蓬莱人之都を再度発動させる。この領域は領域内の者が死なないだけではない。治癒魔法の効果を、極限まで高める効果もある。それこそが、この領域の必中効果とも言える。

 

「治癒『完全回復(ベホマ)』ッ!」

 

 空中を舞っていた紫だったモノ(・・・・・・)は、ミチミチィと生肉っぽい、もしくは水っぽい音と一緒に一箇所に集まり、元の「八雲紫」に戻った。それを見届けて領域を解除。

 極めて短時間だったとはいえ3回も続けて領域を展開するなんて。同じ月属性でなければ、使用する属性の切り替えが間に合わずに、紫は既にここで、俺の手によって死んでいただろう。

 

「ハーッ……ハァーッ……間に、合った……ッ!!」

 

「……ね?死ななかったでしょう?」

 

「魔法の、切り替えだってねぇ……ハァ……全っ然、楽じゃ、ないん、スよ……ハァ、ハァ…………」

 

 バクンバクンと心臓が太鼓を叩いている。こんな強烈に脈を打つなんて、好きな子に告白する時より緊張する場面……それこそ死に直面した場面でしか、未だ経験したことなんてない。

 真っ黒なスキマ空間に寝転がり、真っ黒な天井を眺めて、そして呼吸に合わせて自分の胸がひたすら上下する様子を見る。

 こんなに息が荒くなるなんて、セックス以上だ。

 

「ふふ、無理な注文と分かっててお願いしたのよ。あなただったら、『無理』な事でも叶えてくれると分かっていたからね」

 

「でも……痛かったでしょ?」

 

「ええ。思っていたよりずっと。だけどこれもまた1つの経験というものよ。決して無駄ではないわ」

 

「……はぁ〜…………まさか紫さん(・・・)に勝って、紫さんに勝った達成感より、紫さんを回復させられた事への安堵感の方が上回るなんて思わなかったな……」

 

「うふふっ、私を倒した事で調子に乗られても困るからねぇ」

 

「でも残念、調子に乗っちゃいます。俺はこのまま皆を倒しに行きますから」

 

「あら残念。久しぶりにタップリ労ってあげようと思ったのに」

 

「え……?」

 

 紫さんはペロリと舌を出すと、小指だけを立てて指を丸めた手を口元に持っていき、シュッシュッと自分の口に向かって前後させる。

 

「数ヶ月間セックス無しでオナニーで耐え忍んで。そして遂に私を倒した。ご褒美……要らない?」

 

「……いただきます」

 

「ふふ、いらっしゃい。風呂もシャワーもしなくていいんでしょう?」

 

「紫さんはそのままで大丈夫ですよ。でも今の俺、めっちゃくちゃ汗臭いし、汚いですよ。シャワーの代わりとしての滝行しかしてないし……。それでも、いいんですか?」

 

「そんなの舐めて綺麗にしてあげるわ♡」

 

「……紫さんがムラムラしてるだけでは?」

 

「あら、バレた?そーなの、あなたの濃すぎる雄の匂いを嗅いで久しぶりにシたくなっちゃった……♡」

 

「ッ……」

 

「受け止めてくれるかしら?とんでもなく溜まりに溜まった、私の性欲(あい)……♡」

 

 開いた扇子で口元を隠しながら、熱い視線を目に直接送り付けてくる。俺はその視線を受け止めて、己の性欲へと昇華した。ムクムクと、肉棒が起立をする。ズボンの中で、破裂せんばかりに膨らんだ。

 

「紫さんが飽きるまで……。いや、あなたに溜まった性欲が尽きても、俺が死ぬまでずっと抱きますよ。正直、それくらい溜まってます。魅了されなくてもヤリ続けられそうです」

 

「ふふ、下手したら壊されちゃうかも?まぁそれも一興かもね。────それなら今のうちにあなたに言いたいことがあるの」

 

「?」

 

 パチンと良い音を立て扇子を閉じ、袖に仕舞う。その「袖に物を仕舞う」様子が、どことなく霊夢を想起させる。

 今頃、霊夢は何をやってるだろう。いつも通り、掃除でもして子供達の修行の監督をして、煎餅とかお茶なんかを嗜んでるんだろう。

 紫さんの返り血を舐めながらそんなことを考えていると、目の前の紫さんが驚きの言葉を囁くような声で漏らした。

 

「……愛してるわ」

 

 脳が理解を拒んだ。何を言っているのか、ギャグだとか難聴だとか、そういう事ではなく、本当に、分からなかった。

 前にも似たような事は言われたし、受け入れたがそれはあくまで建前だったはず。茜という後継ぎを用意する為の。だから今更、紫さんが俺に告白する必要は無い。対外的には既に付き合ってるからだ。

 

「え……と?」

 

「聞こえなかった?その耳は飾りかしら?それとも今の私の言葉を、カップル同士が囁き合う、ただの愛の言葉だと……そう受け取ったのかしら?」

 

「え、と……聞こえてるからこそ……ですよ……?」

 

「もう一度言ってあげるわ。理解できるようにね」

 

「いやそうじゃなくて────」

 

「愛してるわ。命令に忠実なあなたが。頑張り屋なあなたが。愛する者達をひたむきに守ろうとする、実直なあなたが。約束、希望を守り、大切にして、たとえ叶えられなくとも頑張ろうとするあなたが。皆を大切にして、等しく愛するあなたが……ね」

 

「!?」

 

「『好き』なんて子供じみた、安易な言葉では私の想いは伝えられないわ。おかしいわよね、これでも長年『賢者』なんて呼ばれてきたのに。あなたも、私を『胡散臭い』と思っているでしょう。だけど、それは決して間違いじゃないと思う。自分を客観視できない私じゃないのよ。だけどね、エスカルゴ。これは────これだけは、どうか信じてほしい」

 

 するりと俺の腰に手を回し、ふんわりと、優しく抱き締めてくれた。勝手に手が動いて、俺も彼女を自然と抱き締めたくなるような、温かさ……。

 

「あなたを愛してるわ。霊夢があなたを、あなたが霊夢を愛しているのと同じくらいに、私もあなたを愛してる────大好きよ」

 

 脳が蕩けそうな甘い囁き。特大の疲労感の中で、ずっと「建前だけの関係」と思っていた紫さんが、こうして心を、そして真の意味で俺に身体を任せてくれている。それだけで胸が熱くなってくるような妙な感覚があった。

 

「……俺もです、紫さん」

 

「そう……なら、良かったわ。私、あなたに嫌われるような事、沢山してきたから……殺されないにせよ、嫌われてるとは思ってたから……」

 

「いえ……紫さんを嫌うだなんて。そんな恩知らずは俺じゃない。きっとこうして紫さんからその言葉を聞かなくとも…………いつかは、俺からちゃんと告白してたと思います」

 

「本当に……?あなたから私に…………それほど?」

 

「嫌いじゃないですから。寧ろ好きですよ。まぁ、イラついた事なら、多少なりともありますけどね」

 

「やだもう、あなたってば……」

 

「……」

 

「……♡」

 

 彼女の髪を撫でながら、数年ぶりに唇を重ねる。思えば、セックスどころか、こうして触れ合う行為自体がレスだったのかもしれない。でも、こうしてお互いの想いさえ伝えてしまえば……。

 

「ぷはぁ……♡ スゴく久しぶりだけど……相変わらずキスって……気持ちイイわね……♡」

 

「ですね」

 

「……実は私ね、跡継ぎって名目で子作りした事を、少しだけ後悔しているの。もっともっと観察して、その中で、あなたの人となりというものを知って、今みたいにちゃんとあなたを心底好きになってから子作りすれば良かったなってね。茜……メリーにも、少し申し訳ないわ」

 

「そんな事……ないですよ。アイツは、跡継ぎの為に生まれたと知っても、自分でもそうなる為に、日々努力してるんです。自分の意思で頑張ってるんだ。だから、申し訳ないなんて……考えないでください」

 

「うん……ありがとう。やっぱり優しいのね。相手の求める言葉を投げ掛ける事が出来るのって、これも一種の才能よ?」

 

「才能だなんて、大袈裟な……。これも、相手の心に付け入る悪魔の能力の1つですよ」

 

「悪魔、ね。ふふ、そうかもしれないわね。でも……なんだかもう、それでもいいわ。悪魔に惚れるのを

『堕ちる』と表現するとしたなら────私はもうとうの昔に堕ちていたわね」

 

「紫さん……」

 

「もう、またそんな他人行儀で……。戦闘中(さっき)みたいに名前で呼んでくれていいのよ?」

 

「え……え?」

 

「全く、あなたっていつもハイテンションになるとこれだから困るわ……。まぁいいわ。これにて正式に付き合い始めたってことでいいわね?」

 

「ええ。寧ろお願いしたいです」

 

「なら記念として……あの時の子作りエッチよりも、ずっとず〜っと濃いセックス……シましょ♡」

 

「はいっ……!」

 

 こうして俺と紫さん────紫は本当に付き合い始めたらしい。そして、ヤるならその場でという話だったが、折角改めて「初めて」のセックスをするという事で、結局は、紫の家でヤる事になったのである────。




今回のこの2人のセックスは、外伝「各家庭の朝の性事情」にて投稿します。明日ね。
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