さらに、エスカルゴとフランの関係に進展が?
「…きーてー。起ーきーてーってば!」
「んにゅ……ふあぁぁぁ…」
俺は体を起こし大きな欠伸をする。
「やっと起きた!おはよ♪」
「ああ、おはよう」
今朝はフランに起こされた。
大好きな人に起こしてもらうってのはすごく気持ちがいいな。
「ねっ!ねっ!」
「ん?」
「今日は何する?」
ルンルンしてる感じでフランが言う。
何…しようかな…?
「昨日は散歩したからな…。今日は特訓とか…どう?明日は魔理沙が来る日でしょ?」
「そうね!じゃ、頑張りましょっ!」
ベッドから勢いよく飛び出す。
「その前に朝ご飯食べなきゃ」
「あっ、忘れてた☆」
ペロッと舌を出すフラン。
ゾクゾクッ
おぉう、あまりの可愛さにゾクゾクしてしまった…。
「じゃ、咲夜来る前に行きましょ♪」
「そうだな」
また手を引かれ半ば引きずられる俺。
途中で咲夜さんに会った。
「咲夜〜、おはよー!」
「おはようございます」
「あら、妹様にエスカルゴさん、おはようございます。お早いお目覚めですね、どうかなさいましたか?」
「ん〜ん、特になにも。なんか目が覚めちゃったから、起こされる前にそっち行こうと思って♪」
「そうだったんですね。丁度起こしに向かっていたところです。では、参りましょう」
「うん♪」
「お姉様、おはよう」
「おはよ、フラン。エスカルゴもおはよう」
「おはようございます」
「…まーたあんたたちは手を繋いで…。ずっと繋いでてよく飽きないわね…」
すげー呆れ顔…。
「飽きないもぉ〜ん!」
「…ま、あなたらしいけど」
「うふふ♪」
『いただきまーす!』
「今日の料理も美味しいわ、咲夜」
「ありがたいお言葉です、お嬢様」
「紅茶も美味しいわよ、お姉様」
「ええ、そうね」
「ありがとうございます」
吸血鬼姉妹のこういう会話を聞いてるだけで思わず頬が緩む。
「なに一人でニヤニヤしてるのよ、気持ち悪い」
嫌悪感に満ちた目で俺を見る。
ちょっとばかり傷つく。
「えぇ、そんなぁ…」
ドンッ
「お姉様、エスカルゴにそんな事言わないで!」
フランがテーブルを叩き怒鳴る。
ガチャンッ!
重なった皿が浮き上がり音を立てる。
「あなたに言ったわけでは無いのに、なんであなたが怒ってるのかしら?」
「当ったり前じゃない!エスカルゴは私のもの、私のものが気持ち悪いなんて言われたらいくら相手がお姉様でも怒るわよ!」
「勝手に怒ってればいいじゃない」
「むぅ〜!もう怒った!お姉様!今日の特訓にはとことん付き合ってもらうわよ!!」
…え?
「は?」
レミリアも驚きの表情を見せる。
「許した訳じゃないわ。今ここで暴れてもいいけど、それだと咲夜に迷惑が掛かるだけだもの。ね、咲夜?」
ちらっと咲夜を見やり笑顔を向ける。
「……ええ、そうですね」
なんて答えようか迷ったのだろう、咲夜にしては間が空いた。
「それに、特訓としてなら堂々とぶつかれるわ」
「……」
ポカーンとしてるレミリア。
フランの意外な考えに度肝を抜かれたようだ。
「…フッ。フフフフッ」
「なにがおかしいの?」
「あなたたちの特訓なんて、たかが知れてるわ。私がそこに入ったらエスカルゴは死んじゃうかもしれないわよ?」
「お姉様はエスカルゴを馬鹿にしすぎ!暴走してなくてもエスカルゴは十分強いわ!昨日だって魔理沙を倒せたもの!」
「あ、いや、昨日のはまぐれで…」
「エスカルゴはちょっと黙ってて」
怒ってる為か、俺にも厳しい言葉を浴びせるフラン。
「…ハイ…」
頭が上がらん…。
「それで?特訓とやらにかこつけて私と戦おうって言いたいの?」
「そうよ!」
「あなたと私で?」
「違うわ。私たちの特訓中に戦うんだから、当然エスカルゴも居るわ!」
えええええ…俺もレミリアと戦うのか?
「二対一で戦うの?それは少し卑怯じゃないかしら?」
そ、そうだぞフラン…と言いたいが、黙っててと言われたので黙ってる。
「卑怯なもんですか!先に仕掛けてきたのはお姉様よ!それに、エスカルゴは弱いんでしょ〜?」
最後の一言は少し挑発気味に言う。
これまた傷つくが…まぁ…レミリアは俺のこと馬鹿にしてるようだし、俺が入ったところで気にも留めないだろう。
「…仕方無いわね…」
レミリアが承知する。
「でも、その前にご飯食べるわよ」
レミリアが言う。
そうだったな。
食事中ということを忘れかけていた。
「そうね」
やっとおさまった…か…。
とりあえずは、だが…。
『ごちそうさまでした』
「さ、行きましょ」
俺の手を引き、歩き出すが、手を握る力が強い。それがどんどん強くなってく。
「ちょ、フラン!痛い痛い」
「あ…ごめん」
握る力が弱くなる。
無意識のうちに強く握ってたんだろうな。
「あ、あぁ…もう大丈夫…」
部屋に着いた。
このピリピリした雰囲気…これもう特訓じゃなくて決闘だろ…。
そう考えながら、俺たちとレミリアは距離を取る。
いつも一対一の戦いだったから…コンビネーションとかやったことないが大丈夫だろうか…。
「俺たち、連携とかやったことないが、それでもレミリア様に通じると思うか?」
隣のフランに小声で話しかける。
「…どうだろ…。でも、今更連携とかそういう作戦立ててお姉様に通じるかしら?」
「…いや、通じないだろうな…」
通じないというか、付け焼き刃な連携ではあまり意味が無いような気がする。
「なら、思いっ切りやるだけよ」
「…だな…」
一抹の不安は残るものの…。
今は目の前の戦いに集中する。
「作戦会議は終わりかしら?」
レミリアがタイミング良く声を掛ける。
「ええ!終わりよ!」
「あらそう…。ルールは?」
「えっ、お姉様考えてるかと思った…」
「私がそんなの考えてると思う?」
「…そうね…。それなら、相手に負けを認めさせた方が勝ちっていうのはどう?」
フランはあくまでもレミリアに負けを認めさせたいようだ。
「あなたたちは、二人で一組なのよね?なら、どちらか片方が負けを認めたらあなたたち二人の負け…ってのはどう?」
「私は大丈夫よ!エスカルゴは?」
「俺も大丈夫」
「決まったわね…。なら、始めるわよ」
昨日のvs魔理沙戦と違って、合図を出す人がいないが…どうするつもりだろう?
「ハァッ!」
先に仕掛けてきたのはレミリアだ。
弾幕を放ってくる。
合図もクソもない。
そりゃそーか、本当の戦いには合図なんて無いもんな…。
レミリアの弾幕はフランのそれとは少し違い、スピードがある。
「クッソッ…雷壁『雷纏反撃壁』!」
バチバチバチバチバチィ…!
ドドォン…ドドドドドドッッ!
前方に雷の壁が出現。
フランもそれに隠れる。
ギリギリ発動が間に合った…。
発動させた途端に弾幕がそれに当たり、大きな音を上げる。
壁に当たったことで、なんとなくわかったことがある。フランと違うのはスピードだけでは無い。
攻撃力もだ。フランよりも攻撃力が高い。
そのため、壁がいつもよりもたないかもしれない。
反撃する仕様なので、反撃してはいるのだが全く当たらない。もしくは、当たってても全く効いてない。
「フ、フラン…」
「なに!?」
「壁が…もうもちそうにない」
「なんで!?昨日はもっと耐えられてたじゃない!」
「攻撃力が段違いなんだ…流石だよ…」
「そんな…」
フランが悲痛な声を漏らす。
「でも、壁を破られても負ける訳じゃない。俺が攻撃を受けてるあいだ、フランが近付ければ…」
「攻撃出来るってわけね」
「そゆこと…」
そろそろ…ヤバいかな…。
「そろそろまずい、頼む」
「わかった!」バシュッ
フランが横に飛び出す。
遠回りして回り込むようだ。
レミリアはそれを知ってか知らずか、俺への攻撃はやめない。
もう少しだ…もう少しだけ…フランが回り込む時間を稼ぐんだ…。
ドドドドドドドドドドドドォォォッッ!
これほど強い弾幕は初めてだ…。
「クッ…もた…ね…」
これ以上体力を消耗したら何も出来なくなってしまう。
解除する他ない。
「解除!!」
俺は壁を解除すると同時にフランとは反対方向に飛び出す。
「あれ、スピードが…」
スピードが出ない。
「ハッ!そうだ!雷速『クイック』!」
パリパリパリパリ…
これ忘れてたんだ、通りでスピードが出ない訳だ。
俺は目標をレミリアに定め、一瞬で距離を詰める。
が、レミリアはそれに気付き…。
「甘ぁいッッ!!!」
ドカッッ!
俺の腹に思い切りキックする。
「グハッ…」
ドォォォォン!
思いっ切り突っ込んで思いっ切り蹴られたもんだから、凄い勢いで壁に叩きつけられた。
「エスカルゴォ!」
どこからかフランの声が聞こえる。
「俺んことはいいから…いけ…」
フランにそう言う。
「う…わかった!」
「甘いって言ってるの…よッ!!」
「キャッ!」
回り込むつもりが、回り込まれていたようだ。フランも俺と同じように蹴りをくらい壁に叩きつけられる。
ドォォン…
「あら、もう終わりかしら?あれだけ威勢が良かったから、どれだけ凄いのかと思ったら…。案外あっけないのね」
余裕を見せつけるレミリア。
ほんとに余裕タップリだ。
「ちく…しょ…」
俺は呻きながらフラフラと立ち上がる。
フランは…凄い衝撃を受けたようで、気絶してる。
「…フンッ。ならこれでトドメよ。ただの弾幕と蹴りでそこまでボロボロになるあなたに…耐えられるかしらね?」
「なに…するつもりだ…」
「すぐにわかるわ」
クソ…このままくらうしかねぇのかよ…。
せめてフランは巻き込まない様にフランから離れる。
「さぁ…楽になりなさい…」
まだ何をするつもりかわからないが…力を溜めてる。
何かしらの大技をやるつもりだろう。
ザワザワ…。
なんか胸がザワつく。
この感覚…この前暴走したときに近い。
今ならアレ出来るかも…?
「神槍『スピア・ザ・グングニル』!」
って、んな事考えてる場合じゃねぇ…!
槍を作り出し、今にも俺目掛けてブン投げようとしてる。
こーなったら…一か八かやるしかねぇ…。
暴走時に使用したスペルは教えてもらってる。あの時の感覚に近くなってる今なら使えるはずだ!
「やるしかねぇ!雷符『Midnight☆Thunder』!!」
スペルが発動した。
ブワァッ………
俺を中心に闇が広がる。
レミリアには何も見えていないはずだが…スペルの使用者である俺には全て見える。
「どこ!?」
よし、俺の事は見えてないようだ。
「ハァァァァァ!!」
ドォォォォ…
デタラメな方向にグングニルを放つが、そっちに俺はいない。壁に当たりそこに穴が開く。
闇に続けて、俺の闇の雷がレミリアを襲う。
何も見えない上、闇に完全に同化してるので避けることは出来ない。
バリバリバリバリィィィッッ!!!
「キャアアアアアアアッッ!!」
物凄く高い声で悲鳴をあげるレミリア。
これは必殺技級のスペルだ。
いや、最早必殺技と言ってもいい。
他のスペルとは全然攻撃力が違う。
これなら流石のレミリアも行動不能になるだろう。
「あぐぐ…うう…」
少し痺れながらもこちらを凝視してる。
俺は黙ってその様子を見てる。
「おま…え…」
そう呻き、気を失ったのか、フッと力が抜け、レミリアが落ちてくる。
ヒュゥゥ…
俺はレミリアの真下で待ち構え、落ちてきたのを受け止める。
ドサッ…
「おっ…と…」
キャッチ成功…っと。
まだ勝負は終わってない。
レミリアに負けを認めさせる。
「おーい、起きろー。おぉーい」
呼びかけながらほっぺをペチペチ平手打ちする。
力入ってないからか、プルプルしてて柔らかいな…。
しばらく続けたが起きない。
「…起きねーな…」
続けて、ほっぺをムニムニする。
うむ、素晴らしい触り心地だ…。
そして、これでも起きない。
「仕方ねーな…」
ムギュゥゥゥ……
片方のほっぺを交互に引っ張る。
「んぅぅ…いあい(痛い)……」
「お、起きたか」
ハッと気付くレミリア。
「ちょ、あんたなにしてんの!?」
「なにって…。『負けを認めさせた方が勝ち』なんだろ?だから、認めさせるために起こしたのさ」
「うー…」
涙目で俺を睨むレミリア。
うう、視線が痛い…。
「…仕方無いわね…負けを認めてあげるわよ!」
み、認めてくれた…!
「よしっ!じゃあ俺たちの勝ちでいいんだな!!」
「そう言ってるじゃない、何度も言わせないでよ!というか、早く降ろしなさい!」
腕の中で暴れるレミリア。
「ああ、すまん」
そう言い、レミリアを降ろす。
「さ、フラン起こして。戻るわよ」
「戻るって…?」
「決まってるじゃない、紅茶を飲みに戻るのよ」
「こ、紅茶…」
まだそんな余裕あんのかよ…。
俺そんな余裕無いかも…。
「わかった、フラン起こしてそっち戻る。先行ってて」
「…じゃ、先に戻って、咲夜に用意させてるわね」
「あ、あぁ…」
スタスタ歩いていってしまった。
───さて。
気絶してるフランを前に、俺は悩んでる。
何に悩んでるかって?
それは、起こすかどうか、である。
レミリアには「起こして戻る」と言ったものの…負けを認めさせる訳でも無いのに無理に起こしたくはない。
……じゃ、起こさないでおくか。
ベッドに連れていこう。
俺はフランを抱きかかえて歩き出す。
「よいしょっ…と…」
俺の部屋に着いた。
フランの部屋にしようか迷ったが、毎晩一緒に寝てる俺の部屋にした。
フランをベッドに寝かし、毛布をかける。
そのままこっそり部屋を出、今度はレミリアのとこに向かう。
「遅かったじゃない。…フランは?」
「無理に起こすのも可哀想だから、ベッドに寝かせてきた」
「ふぅん…。ま、紅茶飲みましょ」
「あ、うん……」
ほんと紅茶好きなんだなぁ…。
「お疲れ様でした」
咲夜さんが紅茶を淹れながら労ってくれた。
「ありがとうございます」
礼を言い紅茶を受け取る。
「それにしても…あんた、意外とやるじゃない」
「そうかな…」
「最後に使ったあのスペル…かなり強かったわよ?この私ですら気を失ったんだからね」
「はは…ありがと…」
「でも結局、フランはあまり活躍しなかったわね…」
「思い切り蹴飛ばして気絶させたからだろ…」
「あなたにも同じようにしたじゃない」
「あー…そういえばそうだ。ま、たまたまだよ」
「たまたま…ねぇ…」ゴクンッ
レミリアは紅茶を飲みきった。
カチャンッ
音を立ててコップを皿に置く。
「あと、あなた…」
「うん?」
「あなた、いつの間にか普通に話せてるじゃない」
「……あ……」
完全に無意識であった。
「ご、ごめんなさい!」
慌てて謝る。
「そうしなさいと前から言ってるでしょう、いい加減にそうしなさい」
「はーい…」
しばらくお互い無言になる。
「お嬢様、エスカルゴさん、本日のお昼ご飯は如何しますか?」
「うーん…今日は眠いのでもう寝ます…」
「私もそうするわ。咲夜もゆっくりしなさい」
「わ、わかりました…。ですが、まだ昼前ですよ?」
「ここまで力を使ったのは久しぶりでね…体が疲れきってるのよ」
「俺もそんな感じです」
「なるほど、承知しました」
俺も紅茶を飲みきる。
「じゃ、俺はもう寝ます、おやすみなさい」
「おやすみ」
「おやすみなさいませ」
二人の声を背中に受け、部屋を出る。
「はぁぁぁぁ…」
部屋に戻るなり、特大のため息をつく。
明日は魔理沙が来る日だというのに、力をほとんど使い果たしてしまった。
ほんとに負けるかもな…あはは…。
少しでも力を回復させるために早目に寝る。
フランの隣に潜り込もうとしたが、今日はやめておこう。
ゆっくり休ませてあげたい。
「ん…んん……」
呻き声が聞こえる。
そっと寝顔を覗き込む。
フランはうっすら目を開けていた。
ちょっとビックリした。
「…おはよ…エスカルゴ…」
小さい声で呟くように言う。
「おはよう」
「どう…なったの?…お姉様に勝てた…?」
「…なんとかね」
「よかった…。その、なんかごめんね、私、何も出来なくて…」
「いや、そんなことないよ。というか、思いっ切り蹴飛ばされて気絶してたんだから仕方ないさ」
「……うん…。それで…なんで、ここにいるの…?」
「力使い果たしちゃったからもう寝ようと思って」
「そっか…でも、寝るなら…ベッドで寝てね…?」
「いや、ゆっくり休んでな。俺は床でいいさ」
「ううん、いいよ、入ってきて…」
フランはモゾモゾ動いて場所を空ける。
「いや、俺の事はいいからさ」
「エスカルゴ居なきゃ…寂しいよ…」
いつの間にか涙目になっている。
涙目でそんなこと言うから、少しグッときた。
「わかったよ、そこまで言うなら…」
「ありがと…」
フランの隣に潜り込む。
「手……」
「はい…」ギュッ
手、とせがまれたので、やはり手を繋ぐ。
「そういえば…今日はあんまり手繋いでないね…」
「戦ったり寝てたりしてたんだから、しょうがないよ」
「うん…」
「……さ、もう寝よう。明日は魔理沙が来る日だよ」
「そうね…」
ギュムッ……
フランは繋いでた手を離し、俺の胸に顔を埋める。
「どうしたの…?」
「手を繋ぐだけじゃ物足りなくなった…」
ええ…マジか…。
それにしても可愛い…。
「なら…これで満足してくれるか?」
そう言い、俺はフランを抱き締める。
「えへへ…ギュッてされちゃった…♪」
声をきく限りでは…まぁ満足してくれたようだ、よかった。
「満足してくれたかな?」
「うん♪」
フランも抱き締めてくれる。
「相変わらずエスカルゴはあったかいね…」
「ふふっそれはお互い様だよ」
「そうね♪」
「このまま寝る?」
「もちろん」
『………』
「おやすみなさーい♪」
フランが顔を埋めたまま言う。
息が温かい…!!今までに無いくらいドキドキするがそんなのは押し隠し……。
「おやすみ」
とだけ返す。
この日、俺たちは初めてこれほど密着して眠った。
レミリアはスペル使わなくても十分強いってのをちゃんと表現出来たか気になるところですが…筆者的にはそこそこ満足しております。
フランちゃんに抱きつき抱きつかれたい人生でした…。