カルゴ「………」
美鈴「すぴー…」
美鈴…相変わらず寝てるねぇ…。
ま、帰りますかね。
1晩留守にしたから少し心配させちまったかな?
ガチャッ
カルゴ「ただいま」
フラン「あ!!エスカルゴ帰ってきた!!」
レミィ「ちょっと!あんたどこ行ってたのよ!」
扉を開けるなり、笑顔で寄ってくるフランと、怒ったような顔で寄ってくるレミリア。
そばにはもちろん咲夜がいる。
やべぇ!レミリアキレかけてる!?
カルゴ「ちょ、ちょっくらお金儲けにね」
フラン「なんで?」
カルゴ「ほら、神社再建のためにお小遣い使い切った上に、前借りしちまったからさ」
比那名居 天子…許すまじ…!
レミィ「前借りしてたのね…」
カルゴ「霊夢の頼みだからな。…仕方あるまい」
やれやれ、と肩を竦める。
咲夜「(確かにそんなこともありましたね…)」
レミィ「…で、手に持ってるその黄色いバッグは何なの?」
エスカルゴが所持しているバッグを指さしながら言う。
カルゴ「うむ…秘密」
レミィ「えっ、なんでよ!?」
フラン「気になる気になる〜!」
カルゴ「しゃーねーな…」
フラン&レミィ「!!」
カルゴ「明日、教えてやるよ」
咲夜「(やはり…)」
フラン「明日まで待てないわ!えいっ!」
カルゴ「あ」
フランが強引にバッグを奪おうとするが……
バチバチッ…
フラン「キャッ!て、手が…」
手が痺れるフラン。
カルゴ「すまないな。俺の能力で作ったバッグだから俺しか触れない」
フラン「ぶー…」
カルゴ「また明日、な」
フラン「はぁーい…」
咲夜「エスカルゴさん、お昼ご飯はどうなさいますか?」
カルゴ「出先で食べてきたので大丈夫です。ありがとうございます」
咲夜「わかりました(一体どこ行ってたのかしら?永遠亭?でもあそこには鈴仙が居るし…。博麗神社?霊夢が居るから違うわね…)」
カルゴ「?」
咲夜さん、なんか考え込んでる?
というか…今になって眠くなってきたぞ。
でも調べたいことあるし…どっちを優先しよう?
寝るのは後でいいか。どうせ夜になりゃ寝るし。
カルゴ「荷物置いて図書館行ってくる」
フラン「はーい♪」
レミィ「ったく…帰ってくるなり本読むとか…」
カルゴ「すまないな、調べたい事があるんだ」
レミィ「後で構ってくれればそれで良いけど」
カルゴ「はいはい」
自室にカバンを置き、図書館へ向かう。
カチャッ…キィィィ…
カルゴ「失礼しま〜す…」
シ──────ン……
あれ…?小悪魔の返事も無いや。寝てんのか?
まぁ…捜し物くらい何とかなるだろ。
カルゴ「脳……脳……」
30分後
カルゴ「どこだよ全く…」
目当ての本が見つからず、若干苛立ってきた。
その時──。
小悪魔「エスカルゴさん♪」
ギュッ
カルゴ「おわっ!」
後ろから抱きつかれたため、少し大きな声を出してしまう。
小悪魔「大きな声出さないで下さい、パチュリー様が起きてしまいます」
カルゴ「あ、あぁ…すまん…」
抱擁を解き、向かい合う。
小悪魔「何探してるんですか?」
カルゴ「脳に関する本をね」
小悪魔「わかりました!今持ってきますので座ってお待ち下さい!」
カルゴ「はーい…」
パタパタとどこかへ行ってしまった。
うーん…これ全て把握してるとか怖すぎんだろ。
小悪魔の頭ん中、見てみたいものだぜ。
小悪魔「お待たせしました!」
カルゴ「うわっ…多いな…」
パッと見10冊以上ある。
脳みそだけでこんなにあるんだなー…。
小悪魔「どうしたんです?脳の本だなんて…」
カルゴ「あぁ、脳を刺激すれば色々な方法で相手を無力化・利用出来ると思ってね」
小悪魔「な、なるほど〜!(怖すぎですよエスカルゴさんっ!)」
カルゴ「昔得た知識を利用して、脳の記憶を司る所を刺激して、悪夢見せられるようになったよ」
小悪魔「悪夢…」カタカタ
カルゴ「まぁ、相手は苦しむよな。悪夢なんて見たくないもん」
小悪魔「で、ですよね…」
あー…細かいな…。
内容が難し過ぎて、まるで頭に入ってこねぇ…。
難しすぎて、エスカルゴは眠ってしまった。
その頃
フラン「ねーお姉様〜」
レミィ「なに?」
フラン「最近エスカルゴ素っ気ないわね」
レミィ「…そうね」
2人は、テラスで紅茶を飲んでいた。
フラン「さっきのバッグといい…なにか隠し事してるのかしら」
レミィ「隠し事ねぇ…。それ位は誰にでもあるんじゃない?」
フラン「私は無いけど」
レミィ「ふーん…。ま、私も無いけど。咲夜、あなたはどうなの?」
咲夜「はい?」
レミィ「隠し事よ、隠し事」
咲夜「(もしあったら、素直に“ある”なんて言わないと思いますけど…)私もありませんよ」
レミィ「ふーん…」
フラン「……」
咲夜「(エスカルゴさんとの散歩のこと…これは黙っていなければ…)」
その時。
???「ひゃっほぉぉぉう!!」
3人「!?」
フラン「何今の声!?」
レミィ「すごくハイテンションね…」
咲夜「図書館の方ですね…」
レミィ「行きましょ!」
フラン「エスカルゴ…!」
3人は図書館向けて駆け出した。
???「ひゃっほぉぉぉう!!」
カルゴ「ふぁっ!?」
あ、俺寝てたのか…。ん?今の声は?
隣を見ると、小悪魔も机に突っ伏して寝ている。
カルゴ「てことは……!フラン…」
フランになにかあったと思ったエスカルゴは、急いで駆け出した。
次回!めっちゃくちゃキャラ崩壊!