玄関出たはいいが……。
美鈴「すやー…」
カルゴ「はぁ〜…」
この門番…見かける内の10回中9回は寝てるな。
いや、20回中19回か?とにかく、ほぼ寝てるね。
カルゴ「…混合武器『雷銃&雷弓』」
両手にクロスボウを装備する。
狙うは、美鈴の両太もも。
上海「シャンハーイ!」
蓬莱「ホラーイ!」
肩をトントン叩く2人。
カルゴ「…え?やりたい?」
上海「シャンハーイ!」
蓬莱「ホラーイ!」
満面の笑みを浮かべて頷く2人。
あれまぁ。ククッ、それも面白そうだな。
カルゴ「良いぜ。………ほい」
小型化したクロスボウを2人に渡す。
上海&蓬莱「〜♬」
笑顔で構える2人。
2人にとっちゃあ、遊びの一環なんだよな。
ごめんね美鈴、遊びに付き合わせちゃって♪
カルゴ「…撃て!」
上海「シャンハーイ♪」
蓬莱「ホラーイ♪」
パシュシュッ…サクサクッ
美鈴「ふぎゃあっ!?」
2本の矢は見事、両方の太ももに命中し、美鈴は気の抜けた声と共に崩れ落ちる。
カルゴ「よくやった」
上海「シャンハーイ!」
蓬莱「ホラーイ!」
3人でハイタッチする。
美鈴「痛いじゃないですかぁ〜…」
涙目で抗議する。
カルゴ「えへへ…でも、咲夜さんにやられるより良いんじゃないですか?」
美鈴「それはそうですけど…この前はあんなに優しく起こしてくれたのに…」
カルゴ「あれは気まぐれですから忘れて下さい」
真顔で棒読みで言う。
美鈴「ふふっ、良い思い出です♪」
カルゴ「……はぁ…。あ、美鈴さん寝てたの、咲夜さんにバレてますよ?」
美鈴「どぅえええええ!?」
大袈裟に驚く美鈴。
カルゴ「ほら、門の内側から見てますよ?」
そちらを指さす。
美鈴「さささ咲夜さん、寝てなんて………あれ?居ないじゃないですかぁ!!」
勢いよく振り向き、早口で弁明した後、半泣きで此方に向き直る。
カルゴ「ぷふふっ…ごめっ…wごめんなさいwwwまさか引っかかるなんてwww」
笑いをこらえきれずに口と腹を抑える。
美鈴「本気で焦りましたよ〜…全くもう…」
カルゴ「じゃあ寝なきゃ良いのに…ぷふふっ…」
やべー、美鈴いじるの面白い…。
美鈴「でも、寝てしまうのはエスカルゴさんならわかるでしょう?」
反省どころか開き直る美鈴。
カルゴ「そりゃー、ポカポカしてるし、眠くなるのもわかりますがねー…。でも、いっつも寝てるんじゃ門番の意味が無いですよ?」
美鈴「うぅ…」
カルゴ「安心して下さい、俺がこうして起こしてるのは誰にも言ってないので」
美鈴「ホントですか!?」
途端に目を輝かせる。
カルゴ「逆に、咲夜さん達にチクってると思ってたんですか?」
美鈴「えっと…その〜………思ってました…」
カルゴ「…上海、蓬莱」
上海「シャンハーイ!!」
蓬莱「ホラーイ!!」
パシュシュッ…サクサクッ
美鈴「うひゃあ!不意打ちはやめて下さいよ!」
カルゴ「だぁって…信じてくれないんだもん…」
わざとらしく頬を膨らませる。
美鈴「信じますから、痛いのはやめてぇ…」
カルゴ「信じてくれるなら良いんだけど。じゃ、少し出かけてきまーす。行こーぜ♪」
上海「シャンハーイ!」
蓬莱「ホラーイ!」
美鈴「あ、いってらっしゃいです!(全く…痛めつけるだけ痛めつけといてお出かけとは…。ま、エスカルゴさんらしいですけどね♪)」
しばらく歩いた。
カルゴ「どこ行く?」
上海「ヤマー!」
蓬莱「カワー!」
おいおい…。
カルゴ「ど、どうしよう?」
上海「ヤマサキー!」
蓬莱「カワサキー!」
ええ…カワサキ?コックカ○サキか?
死んだんじゃないの〜?で有名な。
いや、ボケてる場合じゃないな。
カルゴ「よし、どっちも行くか!な!」
上海「ヤマサキー!!」
蓬莱「カワサキー!!」
うーん…埒が明かないなぁ…。
カルゴ「よし、なら2人で弾幕勝負しよう。負けたら勝った方の言うこと聞くんだぜ?」
上海&蓬莱「ワカッタ!」
カルゴ「よし。…雷武器『雷杖』。ほい」
ミニミニサイズの杖を2本作り、渡す。
小さくても出来ることはそのまんま。
殴れるし、弾幕を発射出来る。
ただ、俺は人形の修繕が出来ないし、アリスに面倒掛けさせたくないので、威力はほぼ皆無にしてある。当たっても、シャボン玉と変わらない威力だ。
同じ武器にしたのは、武器による戦力差が出ないようにする為。
カルゴ「1回当たったら負け。いいな?」
上海&蓬莱「ワカッタ!!」
カルゴ「始め!」
上海「シャンハーイ!シャンハーイ!」
蓬莱「ホラーイ!ホラーイ!」
2人とも杖を振るって弾幕を発射する。
だが当然、互いに避ける。
10分後
カルゴ「あの〜…まだっすかね?」
上海「シャンハーイ!シャンハーイ!」
蓬莱「ホラーイ!ホラーイ!」
人形のスペックも武器のスペックも全く同じためか、一向に決着がつかない。
まるでGIF画像を見てる気分だ。
カルゴ「はいはい、中断中断!!」
パンパンと手を鳴らして中断を促す。
上海&蓬莱「ヤダ!」
カルゴ「武器変えよう、このままじゃ終わらん」
上海&蓬莱「ワカッタ!」
カルゴ「何がいい?」
選ばせれば、不平等は出ないだろう。
上海「オノ!」
蓬莱「ヤリ!」
これまた分かれましたねぇ…。
カルゴ「よし来た。雷武器『雷斧』、『雷槍』」
右手に斧、左手に槍を出し、2人に渡す。
カルゴ「始め!」
上海「シャンハーイ!」
蓬莱「ホラーイ!」
上海は斧での斬撃を、蓬莱は槍での突きを繰り出すが…
キィンッ!
上海に振り払われてしまう。
蓬莱「ホラッ…」
そしてその隙を突き、振り下ろす…。
上海「シャンハーーーイ!」
カルゴ「そこまで」
斧が蓬莱の頭にぶつかる寸前で合図を送る。
上海「…ッ!」
上海は合図通りピタッと動きを止めた。
カルゴ「上海の勝ちだ、よくやったな」
上海の頭を撫でる。
上海「シャンハーイ♪」
蓬莱「ホラーイ…」
喜ぶ上海と、それとは反対に見るからにしょげる蓬莱。
カルゴ「よしよし、蓬莱も、よく頑張ったな」
蓬莱「ホラーイ…」
カルゴ「山行ったら、その次に川行こうな。それで良いかな?」
蓬莱「ホラーイ!」
パァッと笑顔になる蓬莱。
カルゴ「よし、まずは山行くか」
上海「シャンハーイ!」
蓬莱「ホラーイ!」
山へ向けて歩きだそうとした…その時。
???「おいエスカルゴ!」
聞き慣れた声が呼び止める。
カルゴ「…なんだ、チルノ」
振り返るとそこには、チルノが居た。
カルゴ「何の用だ?」
チルノ「あたいと勝負しろ!」
カルゴ「…なんで?」
チルノ「文の新聞で見た!エスカルゴって実は、さいきょーなんだろ!という事は、エスカルゴを倒せばあたいはさいきょーだ!」
へー、新聞読んでるんだ。
というか、俺を倒したら最強って…俺が最強ならそうだろうが、俺は最強じゃないんだがな…。
でもま…!
カルゴ「良いぜ、やろう」
たまにはこういうのもいいだろう。
チルノ「やったっ!」
カルゴ「ルールは?」
⑨「負けた方が負け!いくぞ!!」
カルゴ「えっちょま…」
チルノ「氷符『アイシクルフォール』!!」
急に…こんにゃろ!
両側から氷の弾幕、正面から通常の弾幕を発射するチルノ。
カルゴ「雷壁『雷纏反撃壁』!!」
目の前に壁を出現させる。
カルゴ「上海、蓬莱。2人はここで待ってて」
上海「シャンハーイ!」
蓬莱「ホラーイ!」
チルノ「なんかビリビリする!」
あ、当たってるのか。
カルゴ「おっしゃ、俺もやるぜ!」
壁の前方に移動する。
だがそこで、スペルの効果時間が終わる。
カルゴ「ええ〜…」
このタイミングでかよ…。
チルノ「雪符『ダイアモンドブリザード』」
バラバラと無造作に氷の弾幕を発射するチルノ。
カルゴ「雷武器『雷鎌』!!」
弾幕を避けながら巨大な鎌を作り出す。
チルノ「なんだそれ!」
カルゴ「へへっ、カッコイイだろ」
チルノ「確かにカッコいいけど、あたいには近付けないぞ!」
カルゴ「近付くことは無いさ。ここで終わる」
チルノ「!?」
カルゴ「斬ッ!!」
ビュオッ
クルリと一回転し、風の刃を放つ。
チルノ「ふげっ」
それに当たったチルノは、後ろに飛ばされ、木に頭をぶつける。
チルノ「キュゥ〜…」ガクッ
呻き、気絶するチルノ。
カルゴ「ふぅ…気絶したか」
“負けたら負け”って…よくわからなかったな。
ホントに新聞読んでるのか疑わしくなってきた。
壁を解除した所で、上海らが飛び付いてきた。
カルゴ「おまたせ。よし、行こうか」
上海「シャンハーイ!」
蓬莱「ホラーイ!」
山へ向けて再度歩みを進める。
カルゴ「お、おいおい…まだ登山中だぞ…」
上海「シャーンハーイ…」
うわっ、何その喋り方、投げやり感パネェ!
山に行きたがっていたはずの上海は、飛ぶのに疲れ、頭の上で休んでいる。一方蓬莱は………
蓬莱「ホラーイ♪」
…何故か乗り気である。
天狗達の好奇の視線が痛いけど…。
そりゃ、頭に人形乗せて、側に人形が浮いてるなんて…気にならない訳がない。
つーか、どこまで行きゃ良いのさ…?
カルゴ「上海、どこまで行く?」
上海「ジンジャー」
カルゴ「へいへい。参拝でもしますかね…」
こっちの守矢神社には来たことないな。
向こうでは霊夢の手伝いをしただけだし…。
とりあえず、こっちの早苗さんとは初対面か。
会うかどうかすらわからねぇけど。
カルゴ「つ…着いた…」ゼェ…ゼェ…
飛べばよかった…。
上海「シャンハーイ♪」
頭から降りてクルクル回る上海。
蓬莱「ホラーイ♪」
上海を追いかける蓬莱。
カルゴ「ほら、参拝するから着いてきなさい」
上海「シャンハーイ!」
蓬莱「ホラーイ!」
チャリーン…
お金を入れて、手を叩く。
多分、参拝の方法はこれで合ってるはず。
スーッ
???「あれ〜?珍しい参拝客だねぇ!」
襖が開き、誰かが出てくる。
カルゴ「!」
誰d…なぬっ!?
そこに居た者とは───?
本日は神主ことZUN氏のお誕生日だそうで。
非常におめでたいですね!!
この方がいなければ今の俺達は無い訳で…。
今の生活はどうなってたのでしょうか?
東方のない生活…上手く想像出来ませんが…ソシャゲに溺れたヤバい生活だったかも知れません。
この場をお借りして、最大限の感謝、尊敬の気持ちを込めまして、おめでとうを言わせて頂きます。
お誕生日おめでとうございます!!!