※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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ショタ化エスカルゴはやりたい放題

ヒビキ「お前、名はなんと言うんだ?」

 

カルゴ「エスカルゴ!」

 

周囲の天狗が俺らを見守る中、ヒビキは太刀を構える。

 

ヒビキ「そ、そうか…(兄貴と同じ…)」

 

カルゴ「おにーさんは?」

 

子供っぽく尋ねてみる。

 

ヒビキ「俺はヒビキってんだ。俺の兄貴もエスカルゴっつーんだが…兄貴ですら勝てなかった天魔様に、お前が勝つなんてな…。いざ、勝負!」

 

ホント命知らずだな…。

俺じゃなかったら、“しつこい”って言われて相手にされないだろうが。

 

カルゴ「…いいよ、来いよ。相手してやる」

 

ニヤリと笑ってヒビキを見上げる。

 

ヒビキ「(生意気なガキだ…。)だりゃああっ!」

 

地面を蹴って突撃してくるヒビキ。

 

遅いな。

天魔と戦った後だと本当にスローでしかない。

 

カルゴ「雷装備『死神の纏い』」

 

キィン!

 

片手で軽々と太刀を弾く。

 

ヒビキ「お前…その力…」

 

お?気付いた?

 

カルゴ「ねーおにーさん、次は僕からいくよー?『クロスインパクト』!!」

 

ヒビキ「ぐああああっ!!」

 

X字のエネルギー波をまともに喰らうヒビキ。

 

ヒビキ「ハァ…ハァ…。(兄貴はこんな技使わなかった…。能力的には似てるみてぇだが、兄貴より強えかもな。俺も、椛と特訓して得たあの技を見せる時…かな?最初は兄貴にぶつけようとしたんだが、こんなガキに負けたら白狼天狗最強の名折れだぜ)」

 

太刀に手を翳し、己の妖力を纏わせるヒビキ。

 

カルゴ「ん…?」

 

太刀が白くボヤけて見える…。

なんだ?さっきの天魔のに似てる…。

 

ヒビキ「妖撃『妖気の刃』ハァッ!」

 

太刀を振るい、纏わせた妖力を飛ばすヒビキ。

 

なっ……妖力弾?

つまりこれは…弾幕!?

 

カルゴ「よっ、ほっ……はっ…」

 

ヒビキ「チッ…(こうも簡単に避けられるか…。これの習得にかなり時間かかったんだが…)」

 

カルゴ「ごめんねおにーさん。僕、これから予定あるから、もう終わらせるね!」

 

ヒビキ「生意気な…!」

 

顔に青筋を浮き上がらせるヒビキ。

 

カルゴ「一閃『Mishap of Thunder』!!!」

 

 

天狗達「なっ…あれはエスカルゴ様の!!」

 

それを見た天狗達がざわめく。

 

 

ヒビキ「なっ………兄貴!?」

 

だがそれは、ヒビキも例外ではなかった。

 

ヒビキ「おい!なんでお前が!!」

 

カルゴ「あははっ♪…俺、本人だよ。召・喚!」

 

ズアッ…ドドォォォォォォ……

 

子供らしく笑って雷を落とす。

 

 

 

 

 

ヒビキ「…で、ちっこくなったってか」

 

カルゴ「ああ。つーかよ、天魔様と渡り合えるのは鬼か俺しか居ねぇだろ。その時点で気付けや」

 

俺ら2人は、白狼天狗の宿舎でお茶を飲みながら雑談していた。

尤も、ヒビキを運んだのは騒ぎを聞きつけてきた将輝で、俺は客として招かれたのだが。

 

ヒビキ「そんなToLO○○る的な展開がねぇ…」

 

カルゴ「でもまぁ、幻想郷って基本なんでもアリだしな。深く考えたら負けだぜ?」

 

ヒビキ「だな」

 

カルゴ「つーか、弾幕飛ばせるようになったんだな」

 

ヒビキ「おう。でも、妖力の消費が早いからな…あまり多用はしたくないかな」

 

最大MPならぬ、最大妖力が少ないってか?

 

カルゴ「そこは慣れと特訓だぜ。あと、特訓とかはな、自分と同じ位か、自分より少しだけ強い相手とやった方がいいんだぜ。圧倒的な差があると、ボコられて終わりだからな」

 

ヒビキ「(兄貴と俺のように…圧倒的な差があってはダメ…なのか。)兄貴はそうやったってか?」

 

カルゴ「ああ」

 

最初の方は遊びでしかなかったフランとの特訓。

あれは、フランが手加減してたから圧倒的な差は無かったんだ。けど今は、フランも本気を出せば俺と変わらない実力だと思う。

 

ヒビキ「ならそーするかな…。でも、白狼天狗やその下じゃあ、ハッキリ言って相手にならないんだよなぁ…」

 

カルゴ「こらこら、その言い方は良くないぜ。…気持ちはわかるけどよ。鴉天狗に相手してもらったらどうだ?」

 

ヒビキ「ケッ、相手にされねぇよ、白狼天狗なんか」

 

口を尖らせるヒビキ。

 

カルゴ「“エスカルゴの弟”と言えば、嫌でも相手するんじゃねぇか?」

 

ヒビキ「良いのかよ、兄貴の名前出して」

 

カルゴ「別にイイんだよ、余計な事さえしなきゃあよ。お前は俺の言う事を素直に聞いていれば良いのさ」

 

イタズラっぽく笑う。

 

ヒビキ「じゃ、今度からはそうしようかな」

 

カルゴ「そうしな。じゃ、俺はもう行く」

 

席を立って背を向ける。

 

ヒビキ「そーか、じゃーな」

 

カルゴ「おう」

 

手をあげて歩き出す。

 

ヒビキ「(ガキにしか見えねぇ…)」

 

 

 

宿舎を出ると、うっすらと星が見える。

 

外、暗くなってきたな。

鈴仙のところには行けない…かもな。

でも、まずは…♪

 

 

 

スタッ…

 

ホイ到着っと。

 

カルゴ「諏訪子様〜!」

 

ターン!

 

諏訪子様居たー!

 

諏訪子「エスカルゴだ!早苗、来たよー!」

 

早苗「ホントですか!?あ!!」

 

諏訪子様は中に呼びかけ、早苗が顔を出す。

 

カルゴ「やっほ〜、早苗〜!」

 

早苗「かっ…可愛い〜!」

 

照れるね…。

 

カルゴ「えへへへへ…。諏訪子様!私、天魔様に勝ちましたよ!!」

 

早苗「!?」

 

諏訪子「ええ!?…ホントにぃ?」

 

ジト目で此方を見る諏訪子様。

 

カルゴ「あのですね、神様に嘘つくほどバカじゃないですよ…。それに、明日新聞に載ります。文々。新聞です!」

 

諏訪子「そっかそっか〜、偉いね〜♪」

 

カルゴ「えへへ〜」

 

諏訪子「おいでー♪」

 

両腕を広げる諏訪子様。

 

なっ…なにィ!?

これって、抱きついて良いってこと!?

 

諏訪子「あれ?来ないの?」

 

いやいや!こんなチャンス逃す手はない!!

 

カルゴ「行きまーす!」

 

ムギュッ…

 

諏訪子「いい子いい子〜♪」

 

抱きついたまま頭を撫でられる。

 

カルゴ「むふふ〜…」

 

やばい、めっちゃ気持ちいい…!

 

早苗「エスカルゴさん、私にも抱きついたり…しませんか?(ちっちゃいとすごく可愛い…!)」

 

腰を屈めて両腕を広げる早苗。

 

カルゴ「…諏訪子様がいい…」

 

顔を埋めたまま答える。

 

早苗「ガーン…」

 

見るからにショックを受ける早苗。

 

諏訪子「エスカルゴは私がイイんだよ。ね♪」

 

カルゴ「はいっ!」

 

柔らかくて…いい匂いで…とにかくイイ!!

 

神奈子「む…エスカルゴが来たのか?」

 

諏訪子「来たよー」

 

頭を撫でながら答える。

 

神奈子「もしかして、今諏訪子が撫でているのが小さくなったエスカルゴなのか?」

 

諏訪子「そうだよー」

 

神奈子「そ、そうか…。よく見えないから私にも見せてくれないか?」

 

諏訪子「…だってさ。イイ?」

 

カルゴ「…良いですよ」

 

抱擁を解き、神奈子様と向き合う。

 

うわ…威圧感増し増しだー…。

 

神奈子「お、おお…小さくて可愛いな…」

 

カルゴ「ありがと…ございます…」カタカタ…

 

神奈子「ん?震えているのか?」

 

カルゴ「諏訪子様ぁ…」

 

ムギュッ

 

再び諏訪子様に抱きつく。

 

諏訪子「よしよし、怖かったねー」

 

再び頭を撫でてくれる。

 

カルゴ「はい…」

 

神奈子「はあああ!?」

 

自分が怖いと言われ、かなり驚く神奈子様。

 

諏訪子「ほらね、エスカルゴが怖がってるから神奈子はもう中戻って!」

 

神奈子「なっ…それは無いだろう!私にも撫でさせろ!」

 

カルゴ「諏訪子様ぁ…グスン」(←やりたい放題

 

諏訪子「うんうん、大丈夫だよ♪」

 

カルゴ「諏訪子様ぁ…♪」

 

神奈子「おのれ…!許せん!そこをどけ!」

 

諏訪子様を押しのける神奈子様。

 

諏訪子「キャッ!」

 

カルゴ「ゔに゙ゅ゙っ…」

 

ドサッ…

 

神奈子様は諏訪子様だけを押しのけようとしたが、俺は諏訪子様に抱きついていたので俺も一緒に倒れる。

 

神奈子「おっと…すまない…」

 

な…なんか、押し倒した様な体勢だな…。

 

早苗「まぁ!大胆ですね!」

 

早苗が顔を赤くしながら此方を凝視する。

 

カルゴ「諏訪子様ぁ…♪」

 

諏訪子「エスカルゴ…♪」

 

早苗も神奈子様も見てる中で、超至近距離で見つめ合う2人。

 

やべぇ…。これあれじゃん、フランと初めてキスした時みたいな状況じゃん…。

 

カルゴ「……」ジー…

 

それを意識し始めた途端、興奮が高まる。

 

諏訪子「うんうん、可愛い可愛い♪」

 

カルゴ「!」

 

俺の頬を撫でる諏訪子様。

 

諏訪子「ほっぺたもモチモチだね♪」

 

カルゴ「うふふふ…」

 

早苗「ふふっ…(止めるべきなのでしょうが…微笑ましい光景ですね♪)」

 

神奈子「全く…(何なんだこの馴れ馴れしさは…。いや、諏訪子から始めた事だからエスカルゴは悪くないか)」

 

そのまましばらく見つめ合うが……。

 

ぐるるるる〜……

 

諏訪子「あら…」

 

カルゴ「あ…お腹鳴っちゃった…」

 

諏訪子「早苗、夕飯の用意は出来てるよね?」

 

早苗「もちろんです!」

 

あら、この流れって……。

 

諏訪子「一緒に食べよっ!」

 

そうなるよな…。

 

カルゴ「あーうー…ごめんなさい、咲夜さんに言ってないので…」

 

神奈子「(なんだ今の『あーうー』って!?諏訪子の口癖の真似か!?)」

 

諏訪子「また分身飛ばせばイイじゃない!ね!」

 

うぐぅ…痛い所を突くなぁ…。

でもなぁ…せっかくこの身体になったんだし…。

 

カルゴ「天魔様と戦って、力ほとんど使ってしまったので…」

 

諏訪子「そっかー…なら仕方ないね…」

 

露骨に寂しそうな顔をする諏訪子様。

 

カルゴ「ごめんなさい…。よいしょっと」

 

やっと起き上がる。

 

あーあ、もっと至近距離で見つめ合ってたかったな…。ま、あとからフランとそうなるけど♪

 

諏訪子「よいしょっ」

 

ピョコッと跳ね起きる諏訪子様。

 

カルゴ「では、また来まーす!さよなら!」

 

バシュッ

 

笑顔で手を振って飛び立つ。

 

 

 

早苗「あーあ…私も撫でたかったな〜…」

 

ブツブツ文句を言いながら中へ戻る早苗。

 

神奈子「私もだ…はぁ…」

 

諏訪子「エスカルゴ撫でるのは私の特権だよ♪」

 

早苗「むぅ〜……なぜ諏訪子様ばかり…」

 

神奈子「おのれ…!」

 

ギリギリと歯を食いしばる神奈子様。

 

諏訪子「ふっふ〜ん♪」

 

そして優越感に浸る諏訪子様…。

 

 

 

今日の夕飯は何だろな〜♪

 

夕飯のメニューをあれこれ考えながら館へ向かう俺であった……。

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