※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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ショタ化エスカルゴの最期

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼ご飯を食べた後…4人で神社の縁側で日向ぼっこしている時にそれは起こった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カタカタカタ…

 

ん?

 

諏訪子「あれ?地震かな?」

 

カルゴ「地震ですね」

 

およそ…震度2って所かな?

 

早苗「またですかー?はぁ、これじゃ外の世界と変わらないですね」

 

早苗が露骨に嫌な顔をする。

 

カルゴ「そうだよねー。…ん?まてよ?」

 

地震……地震?もしかして…天子か?

 

早苗「?どうかしましたか?」

 

カルゴ「んー、もしかしたらこの地震…ヤバいやつかも」

 

俺がそういった途端、揺れは強まった。

 

ガタガタガタガタ……

 

早苗「きゃあっ!」

 

立っていた早苗が座り込む。

 

…震度4…いや、5強って所か?

いや、そんな悠長なこと言ってる場合じゃねぇ!

 

諏訪子「ここまで大きいのは久し振りだねぇ〜。というか、長くない?この地震…」

 

神奈子「なぁエスカルゴ、どうしてこれがヤバいと思ってるんだ?」

 

カルゴ「これ、あのクソ天人のせいです!止めねぇと…!」

 

3人「(クソ天人…?)」

 

諏訪子「ただの自然現象でしょ?」

 

カルゴ「雷装備『翼竜の舞』」

 

バサァッ…

 

諏訪子「ちょっと!?(何この翼デカッ!!)」

 

カルゴ「この地震の震源は紅魔館の玄関…もしくはその近辺…。早く止めねぇと幻想郷が終わる…!」ボソッ

 

3人「!?」

 

カルゴ「説明はまた今度にさせて下さい。では」

 

バシュンッ

 

一礼して縁側からそのまま飛び立つ。

 

 

 

諏訪子「キャッ!…すごい風だねぇ…」

 

飛び立った風圧で、帽子が飛びそうになるので抑える。

 

早苗「幻想郷が終わるって…?」

 

神奈子「じょ、冗談だろ?」

 

早苗「ですよね…」

 

諏訪子「そ、そうだよ、きっと…(そういう冗談は言わないヤツだけど…)」

 

 

 

あンのクソ天人が…!

待ってやがれ、俺が今スグぶっ飛ばしてやらァ!

 

ピィピィ…キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!

カァカァ…ピャアアアア!

 

大小様々な鳥が飛び立つのが見える。

 

カルゴ「……」

 

鳥もうるさいほど鳴いてやがるな。

途中変な声が聞こえたのは気のせいだ。うん。

そんで、ここは空中だから揺れねぇが…地上はどうなってんだ?

 

 

 

数分後

 

カルゴ「やっと見えてきたぜ…!」

 

ようやく、遠くに紅魔館が見えてきた。

 

もう少し近付くと、玄関先に天子が見える。

 

青のロングヘアだ、あれで間違いないだろう。

咲夜さんが居ないところが引っかかるが…そんなのは後になりゃわかることだ。

遠距離からぶっ飛ばしてやる!

 

カルゴ「雷武器『雷弓』!!」

 

飛行しながらも左手に弓を出す。

 

カルゴ「敵を穿て!『天昇雷龍』!!!」

 

エネルギーを送りながら弦を引いて矢を放つ。

追尾型の、ドラゴンを象った矢は真っ直ぐに天子目掛けて突き進む。

 

天子「ッ!?」

 

天子はギリギリの所で気付くも、時すでに遅し。

悲鳴を上げる間もなく貫かれ、吹き飛ばされ、館の外壁に叩きつけられた。

 

カルゴ「ふぅ…」

 

地面に降り立ち、ホッと一息つくが、揺れは収まっていない。

よくよく見ると、剣が刺さったままだ。

 

カルゴ「あー、あれか。……セイッ」

 

剣に近寄り、蹴り飛ばす。

 

周囲の土ごとズボッと抜けた剣は地面に落ちる。

 

カルゴ「ったくこいつは…」

 

呟きながら天子を見下ろす。

 

ゴゴゴゴゴゴ…ゴゴゴ…ゴゴ…

 

徐々に揺れは収まってきた。

 

カルゴ「Mission Clear!」

 

1人でそう呟く。

 

天子「んっ……んん…」

 

呻き声を上げながら天子が起き上がる。

 

カルゴ「おう、起きたか」

 

天子「だ…れ?(ご主人様に似てるような?誰だかわからないけど可愛いわね…)」

 

頭を強打したのか、頭を抑えながら聞き返す天子。

 

カルゴ「訳あって幼児化したお前のご主人だ」

 

天子「ご主人様なの!?」

 

膝をついて顔を寄せてくる天子。

 

カルゴ「ああ。つーかそんな事より。なんでまた地震起こしたんだよ?」

 

理由は1つだろうがな。

 

天子「ご主人様が居ないのが悪いんじゃない」

 

頬を膨らます天子。

 

カルゴ「そう言うと思ってたがな。咲夜さん…ここのメイドに、俺は今居ないって言われたろ?」

 

天子「言われたわね」

 

カルゴ「なら待つとか何かしようよ…地震起こすのは良くないぜ?」

 

天子「でも、地震起こさなきゃご主人様が早く来ないじゃない」

 

カルゴ「…!」

 

地震起こす→俺氏参上→次もまたやる

地震起こさない→幻想郷崩壊

 

あれれ?まさか…?

俺の選択肢、「地震が起きたら駆け付ける」しか無くね?でもそうしたらまた次も地震を…!

 

カルゴ「とにかく、待つってことをしろよ。“中で待たせてもらう”とか言えば拒否られねぇからさ」

 

現に、ヒビキと椛は中で待ってたからな。

 

天子「…ふーん、わかったわ。さあ、早く構ってちょうだい」

 

カルゴ「だが断る」(`・ω・´)キリッ

 

天子「えぇ!?」

 

カルゴ「!?」

 

何か言い返すのではなく、天子が驚いた事に驚く俺。

 

カルゴ「今日は忙しいのだ。今日だけは勘弁してくれ。やる事もあるのでな」

 

天子「…何するのよ?」

 

カルゴ「元の体に戻る方法をね。探したいんだ」

 

あと、多重結婚についての考えを聞きたいかな。

 

天子「……………」

 

目を瞑ってしばし考え込む天子。

 

天子「じゃ、元に戻った頃を見計らって来るわ。けどその時は、普段の倍の時間構ってもらうからね」

 

倍の…時間…!?つまり…4時間〜6時間!?

いや待て。よく考えてみよう。

“何倍”とは言ってないからもっと倍にするとか?

イヤアアアアアアアアアアアア!!!そんな事があってたまるかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

内心絶叫する俺。

 

けど、相手しなきゃなんだよな…。

 

カルゴ「…わかった」

 

天子「なら今日は帰ってあげる」

 

少しは聞き分けが付いてきたじゃねぇか。

 

カルゴ「ん。すまんが今日は帰ってくれ」

 

天子「…うん(子供の姿でいつもの口調だとなんか面白いわね)」

 

よし、案外楽に引いてくれ……

 

天子「あ、そうだ!一緒に天界に来て!」

 

カルゴ「………」

 

前言撤回。やっぱこいつの相手は楽じゃねぇ。

 

カルゴ「なんでだよ」

 

顔を顰めて天子を睨み上げ、“ふざけるな”という感情をモロに出す。

 

天子「そうすればいちいち地上に降りなくて済むからよ。めんどくさくて」

 

カルゴ「そうか、めんどくさいならもう来るな。それで解決するだろうが」

 

天子「それはダメよ。つまんないもん」

 

はあ…。ため息しか出ないぜ。

 

カルゴ「俺は天界には行かねぇ。めんどくさいなら来るな。構って欲しいなら来い。居るかわからないけど。OK?」

 

天子「……………はぁ〜い」

 

不機嫌そうに返事をし、地面に落ちている剣を拾って帰っていった。

 

ほんっと、常識が通じねぇなぁ…。

 

天子の背中を見ながらそんな事を思う。

 

別に、俺自身が常識人だとは思ってないよ?

常識人は6人も彼女居ねぇから。

俺にも常識通じてないよね。わかってるよ、俺が今考えてる事は特大ブーメランって事くらい。

たださ、尋ねた人が留守にしてたからって地震起こすとか…思考回路大丈夫か?

回路を繋ぎ直してあげたいくらいだ。

その行動を俺で例えるとしたら?

文を尋ねたら特ダネ探し中で不在…それにイラつき仕事場諸共、山を吹っ飛ばす。

迷惑極まりないな、オイ。

…しかも、天子はジワジワと壊すけど俺の場合は一瞬で壊すからね、さっきみたいに止めることが出来ないんだな。

 

カルゴ「次はいつ来るんだろ…」

 

次回の訪問に一抹の不安を覚えながら中に入る。

 

カルゴ「ただいま」

 

上海「シャンハーイ!」

 

蓬莱「ホラーイ!」

 

扉を開けると、上海と蓬莱が出迎えてくれた。

 

カルゴ「おお、お出迎えか、ありがとな」

 

人形2人「〜♪」

 

頭を撫でると、とても嬉しそうな顔をする。

 

フラン「おかえり!」

 

遅れて出迎えてくれるフラン。

 

カルゴ「ただいま。地震、大丈夫だった?」

 

フラン「みんなでテーブルの下に隠れてたから大丈夫よ!」

 

カルゴ「そっか。なら良かった」

 

多分、流れ的には…

天子が紅魔館を訪ねる→咲夜さんが応対し、俺が居ないことを告げる→帰ったふりして剣を刺す→みんなでテーブルの下に隠れた

ってところか。

咲夜さんが見てる前で剣なんか刺したら、止められるもんね。

 

カルゴ「パチュリー様のとこ行ってくるね。早く元の体に戻りたい」

 

フラン「えーっ!?なんで!?弟みたいで可愛かったのに!」

 

大袈裟に驚くフラン。

 

カルゴ「やっぱ俺には、この体は合わないなって思ってね。…覚悟してね、お姉様♪」

 

悪戯っぽく笑う。

 

フラン「?なにが?」

 

カルゴ「さぁ?元に戻った時のお楽しみ♪」

 

フラン「ふーん…(なんだろう?)」

 

カルゴ「んじゃ、パチュリー様のとこ行くね〜」

 

図書館へ駆け出す。

 

上海「シャンハーイ!」

 

蓬莱「ホラーイ!」

 

それを人形2人が追う。

 

カルゴ「ついてきてもいいけど、図書館内では喋っちゃダメだよ?あと、物には触らないこと。いい?」

 

2人「ワカッタ!」

 

あ、そこはいつもの返事じゃないのね…。

 

 

 

カルゴ「パチュリー様〜」

 

パチェ「あらチビカルゴ。どうしたの?」

 

珍しく起きていたパチュリーは、薬の精製…ではなく、読書をしていた。

 

チビ「なんですかチビカルゴって…」

 

パチェ「チビになったからね。そんな事より、どうしたの?」

 

チビ「元に戻りたいんです」

 

パチェ「どうして?その体の方が色々楽しめるんじゃない?」

 

本を閉じて此方を向くパチュリー。

 

カルゴ「それはそうですけど。ですが、あの体の方が俺らしいので!」

 

パチェ「はぁ…。わかったわ。もう少し、小さいあなたを見ていたかったんだけどね」

 

どういう意味だそれは(汗)

 

パチェ「はい、これ」

 

机の上に置いてあった、コルクで栓をしてある試験管を差し出す。

 

カルゴ「これは?」

 

パチェ「さっき完成したのよ。元に戻れる(かもしれない)薬が」

 

カルゴ「おおっ!ありがとうございます!」

 

それを笑顔で受け取る。

 

パチェ「(試してないから、安全性は保証出来ないけどね。それに、“元に戻す薬”だから、体に何らかの異変が起こった人にしか試せない。ある意味賭けなんだけどね…)」

 

カルゴ「早速飲んでいいですか?」

 

パチェ「ええ、いいわよ」

 

これを飲んだら元に戻れるのかー…。

少しだけ寂しいかな。

元に戻ったら天魔にも勝てねぇしな…。

ま、いっか。もっと強くなればいいだけの事だ。

 

カルゴ「あ」

 

パチェ「?」

 

飲もうとして気付いたけどさ。

このまんま飲んだら服破れるじゃん。

あっぶねー…破れたら今度は隠せねぇぞ?

 

カルゴ「服持ってきます」

 

背を向けて走り出す。

人形もしっかりついてくる。

 

パチェ「(ああ、なるほどね。)廊下はともかく、図書館は走らないで。……って、もう居ないか」

 

パチュリーが注意の言葉をかけた時は、俺の姿は図書館にはなかった。

 

 

 

自室に戻り、ダボダボながらも服を着用する。

 

カルゴ「っし…飲むぜ…」

 

キュポンッ

 

コルクを抜き、試験管を口に近付ける。

 

青い液体とか飲みたくねぇ…けど…。

鈴仙も霊夢も、元に戻って欲しいみたいだしな。

それに、あの姉妹には仕返しをしなければ。

 

ゴクッ…

 

薬を一息に飲み干す。

 

カルゴ「……」

 

なんか体がむず痒くなってきたな…。

 

ズキィッ

 

カルゴ「──ッ!?」

 

全身の骨がとんでもない痛みに襲われる。

 

カルゴ「あぐっ……ぐぅぅ…!!」

 

ブツンッ

 

全身の骨が痛むので、その痛みから逃れようと己の右手親指を噛み切る。

 

カルゴ「っ……」

 

次に目を開けた時には、目線は高くなっていた。

 

カルゴ「…?」

 

手、足を確認する。服はぴったりだ。

 

カルゴ「よっし…!」

 

戻った!!!

 

上海「シャンハーイ!」

 

蓬莱「ホラーイ!」

 

カルゴ「やった!」

 

3人でハイタッチする。

 

 

 

カルゴ「パチュリー様〜!」

 

小さい服を大事に畳み、今度は人形達を部屋に置いて、1人で図書館へ来た。

 

パチェ「図書館で大声出さないで」

 

背を向けたまま返事をするパチュリー。

 

カルゴ「あっ、す、すいません。パチュリー様のおかげで元に戻れました!ありがとうございます!」

 

パチュリーの背中に頭を下げる。

 

パチェ「そう。それは良かったわ。体は大丈夫?」

 

カルゴ「はい、今は大丈夫です!」

 

パチェ「今は?さっきまで何かあったの?」

 

ようやく此方を振り向く。

 

カルゴ「元に戻る直前に、全身の骨が凄く痛かったんです」

 

パチェ「ふーん…。もしかして…あれかしらね。成長痛ってやつ」

 

ああ、そういう事か。急に伸びたから…。

 

カルゴ「なるほど、納得です」

 

パチェ「あとは、副作用が出ないか祈るだけね」

 

カルゴ「そうですね」

 

副作用か…。確かに怖いな。

永琳の薬ならともかく、パチュリーは薬が苦手らしいしね。……あれっ?そういえば……。

 

カルゴ「小悪魔って何処にいますか?」

 

パチェ「多分、向こうの部屋で自分の本読んでるわ」

 

そういって図書館の奥を指さすパチュリー。

 

カルゴ「向こうの…部屋?」

 

パチュリーが指さした先には本棚と本しか無いのだが。

 

パチェ「行けばわかるわ。扉あるから」

 

カルゴ「はーい」

 

言われた通りに進む。

 

カルゴ「ほー…」

 

しばらく進むと扉を見つけた。

本棚ばかりであったが、確かにある。

壁にはめ込まれているような感じであるが…。

ここが小悪魔の部屋か。

んじゃパチュリーの部屋もあるのか?

いや、あの人の場合は、図書館全体が自室みたいなものか。

よし…!

 

コンコン

 

少し緊張しながら、扉を叩いた。




天子メインだと思いました!?
残念、違いマース!!
天子出した頃に、天子メインにしすぎましたからね…もう少しの期間は自重します(・ω・`)彡プィ
何故今回中途半端に天子を出したか?
ただ単に出したかったから。
あ、伏線とかは無いですよ。多分。きっと。

天子の扱いが酷い?
いや〜、エスカルゴは仕方なしに付き合ってあげてるだけですからねー。
天子の扱いが酷くても仕方ないでしょう。
次はもっとしっかり2人のヤリトリを(ry



何処かが強く痛む時は、別なところを痛めつけるとその痛みを忘れられる…らしいのでそんな描写入れてみました。
親指噛み切るとか普通じゃ無理ですけどね、そこは“吸血鬼の顎の力が体の耐久性を上回ったのだ”、とご理解下さい。



さてさて。次にはもっと力入れまっせ…!
そう!久々の!○○展開!
(え?全然久々じゃないんだけど)
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