あと、能力の独自解釈もアリます。
かなり最後の方に。
俺は1つの名案を思い付いた。
最悪、殺される。
仕方ない…よな。これは、フランの為なんだ。
カルゴ「フラン」
フラン「?」
よし…言うぞ。
カルゴ「ごめんな…。もう別れよう」
小悪魔「!?」
フラン「え…?」
言っちまった…もう終わりだな…。
フラン「なん…で…?」
座り込んだまま悲痛な表情を浮かべるフラン。
カルゴ「…決まってんだろ、そんなの。言うこと聞いてくれないからだ」
これだけで別れるとか、クソヤロウの極みだな。
けど、それだけはダメだ。フランとは出来ない。
フラン「それだけ…なの…?今までどんなお願いだって聞いてくれたじゃない…」
カルゴ「…それは、“遊ぼう”とか“デートしよう”とかだろ。今回は流石に度が過ぎてるんだよ」
フラン「なんで…?なんでよ…?あなたが居なくなったら…私…私………うわぁああぁあぁあ…」
ついに堪えきれなくなったフランは、大声で泣き出してしまった。
ズキッ…
ダメだ、心が痛む…。
でも…たとえここで殺されても…。
命は助かって、別れることになったとしても。
絶対にこれは乗り切る。
これだけは死んでも譲れない。
カルゴ「…とにかく、サヨナラだ」
さっさと服を着て部屋を出ようとする。
フラン「ねぇ!なんで私から離れるのよ!?」
フランが足にすがりつく。
その顔は、涙でぐしょ濡れだ。
カルゴ「言ってんだろ。フランが言うことを聞かないからだっての」
心を鬼にして言い聞かせる。
フラン「私はあなたが大好きなのよ!お願い!!私から離れていかないで!!別れたくない!!」
小悪魔「(私はここに居ちゃいけませんねっ…)」
2人に気付かれる事無く退室した小悪魔。
俺だって大好きだよ。別れたくねぇよ。
でも、だからこそ大事にしたいってのがわからないのかよ…。
カルゴ「今ここで別れなかったとしても、また性懲りも無く繰り返すだろ」
フラン「繰り返さないわ!!もう、したいなんて言わないから!!」
カルゴ「…ダメだ。時が流れれば記憶は薄れ、今言ったことも忘れて同じことになる」
フラン「なんでそんな酷いこと言うのよ!?子供だからダメとか、意味わかんないわよ!愛情表現に子どもも大人も無いでしょ!?」
カルゴ「だからさ、もっと自分を大切にしろって言ってるんだよ、わからないのか!?それだけが愛情表現じゃねぇだろ!!」
フラン「そんなのわかってるわよ!だから私は、今まであなたと色々してきたじゃない!なんであれは良くて今回のはダメなのよ!?」
そう言われればそうだ。
カルゴ「度が過ぎてるんだってば…」
フランとは出来ない。子供のうちは。
俺だってフランとしたいよ。けどダメだ。
泣きそうになるが…フランの為には別れるしかない。俺が居ちゃフランがダメになる。
カルゴ「ここまで聞き分けのない子供だとは思ってなかったよ。…俺はさ、誰よりもフランの事が大好きだから、誰よりも大事にしたいんだ。だから今スグにはそんな事は出来ない」
フラン「…誰……よりも……?」
俺の足を掴んでいた手を離し、ダランとさせる。
カルゴ「…ああ。俺は今まで、フランのお願いは何でも聞いてきたよな。だから今回は、俺のお願いを聞いて欲しいなって思ってたんだけど………ダメみたいだな。フランが自分のこと大切にする様になるまで別れよう」
再度部屋から出ようと歩き出す。
フラン「待って!!」
ギュッ…
フランが背後から抱きつく。
カルゴ「…なんだよ?」
腹にまわってきたフランの手に、そっと自分の手を乗せる。
フラン「私…間違ってた。今までどんなお願いも聞いてくれてたから、今回も大丈夫だと思ってたの。だから、限度なんてのも考えた事が無かっただけなの…」
カルゴ「…だから?」
フラン「これからはそういうの…気を付けるわ。あなたの事はもちろん…自分の事も大切にする。限度も考える。…だからお願い…私から離れないで…」
嗚咽を漏らしながら訴える。
カルゴ「…本当か?約束出来るか?」
フランに向き直り、真っ直ぐに見つめる。
フラン「出来る…」
良いのか?ここで許しても…。
また同じ事になるかもしれないぞ…?
でも…これ以上、フランの泣き顔は見たくない。
カルゴ「…わかったよ、フラン。…良いよ」
フラン「ホント?許してくれる?」
カルゴ「ああ。だからもう…泣くな」
フランの頭に手を置く。
フラン「うっ…うぅ…うわぁああぁあああん…」
俺に抱きついて再度泣き始めるフラン。
カルゴ「ごめんな…」
泣き喚く彼女を抱き締めて謝る。
フラン「いいの……これは私が悪かったの…」
カルゴ「…誰よりも…大事にしてやるからな」
フラン「ありがと…」
そして、その話を一部始終聞いていた者がいた。
レミィ「(誰よりも…か…。やっぱり、エスカルゴを完全にオトすのは無理なのかしらね…)」
レミリアである。
退室したふりをして、実は盗み聞こうとしていたのだ。
カルゴ「さ、もう泣き止んで」
フラン「…うんっ!大好きだよ、エスカルゴ!」
パッと明るい笑顔を見せるフラン。
良かった、もう泣き止んでるね。
カルゴ「俺もだよ、フラン」
フラン「えへへっ♪」
その晩
フラン「〜♪」
食後。
何かニコニコしながら小説を読んでいるフラン。
内容はわからないが………。
咲夜「どうしました?いつに無くご機嫌ですね」
フラン「何でもないわ♪」
咲夜「そうですか…?」
誰が見ても明らかに機嫌がいいんだよなぁ…。
さて、何故かパチュリーや小悪魔も居るし、(美鈴以外)全員揃ってる所で、意見聞いときますかね。
カルゴ「なぁみんな。聞きたいことがあるんだが…良いかな?」
一同「?」
上海「シャンハーイ?」
蓬莱「ホラーイ?」
カルゴ「あいや、上海と蓬莱じゃなくて」
2人「……?」
顔を見合わせて首を傾げる2人。
フラン「それで、なぁに?」
カルゴ「多重結婚についてどう思う?」
一同「!?」
レミィ「ど、どうしたの?急に…」
そりゃそう思うよな。
カルゴ「昨日な、霊夢に相談したんだよ。将来のことについてな。そしたら、多重結婚って答えが出てね。…みんなを幸せにするには…これしかないのかなと………ゴニョゴニョ…」
レミィ「なるほどね…(ありかも…)」
小悪魔「(ということは私も…!?)」
咲夜「(上手く行けば…もしかするかも…?)」
パチェ「(どうでもいい…)」
フラン「(たとえそうなってもエスカルゴの1番は私だもん♪)」
それぞれ別の考えを持つ皆。
レミィ「それ、霊夢と相談して出した答えなのよね?」
カルゴ「んだな」
レミィ「霊夢はなんて言ってるの?」
カルゴ「OKだそうだ。あと、鈴仙も」
レミィ「あら、奇遇ね。私も賛成よ」
ニヤリと笑うレミリア。
フラン「私もー!」
元気よく手を上げるフラン。
カルゴ「……」
小悪魔「……」コクン
チラリと小悪魔を見ると、俺の視線に気付いた小悪魔は小さく頷いた。
カルゴ「…咲夜さん、どうです?」
一同「!?!?」
パチュリー含むみんなが咲夜さんをガン見する。
咲夜「はいっ!?」
レミィ「(咲夜、あなた…まさか…?)」
カルゴ「多重結婚について、どう思いますか?」
レミィ「(そういうことか…)」
咲夜「そ、そうですね!みんな幸せになるのなら良いのではないでしょうか!(焦ったわ…)」
カルゴ「…パチュr」
パチェ「良いんじゃないかしら?興味無いけど」
本を読みながらぶっきらぼうに答える。
まだ言い終えてないんだが…。
カルゴ「まさか全員賛成だとは…」
レミィ「その方が良いんじゃない?」
何故かニヤニヤ顔のままのレミリア。
何考えてるんだ…?
カルゴ「そうなんだけどね。誰か1人くらいは…反対する人いるかと思ってた」
レミィ「ま、普通な意見では無いからね」
カルゴ「そうだね。でも…」
フラン「あとは文だけね!」
言いたいこと言われちった…。
咲夜「(文さんも!?いつの間に…)」
カルゴ「…そうなんだよね。新聞届けに来た時に聞いてみる」
レミィ「それで、文も賛成だったら?」
うーん…アレか。
カルゴ「………挙式?」
フラン「そうね!!私が1番よ!!」
隣の俺に抱きつくフラン。
あぁ、可愛い…。ひたすら可愛い…。
レミィ「ちょっ、なんであなたが…」
ガタンと席を立つ。
カルゴ「俺は嬉しいが、子供なのに結婚とか大丈夫なのかな?」
フラン「良いのよ♪…アレはダメでも、これなら許してくれるでしょ?」
カルゴ「おうよ」
やっぱフランが1番だからね…♪
レミィ「(やっぱり私じゃ1番はダメね…。諦める気はサラサラ無いけど)」
カルゴ「何年後になるかわからないけど」
ここで、あることを思い出す。
カルゴ「…そういえばさ。鈴仙が、俺との子供が欲しいって言っててさ」
フラン「まぁ!(良いわねー。鈴仙は身体も大人だものね…)」
レミィ「良いんじゃない?」
カルゴ「良いのかなぁ…?普通は結婚が先だと思うんだけど…。フラン、どう思う?」
先程の事もあり、フランに意見を求めてみる。
フラン「結婚も大事だけど…お願い聞いてあげたら?私と違ってずっと一緒に居るわけじゃないし。それに、鈴仙は身体も大人だからね、良いんじゃない?」
カルゴ「ふむ…。なぁレミリア、俺の“運命”ってどうなってる?」
レミィ「!…そうねぇ…(久しぶりねぇ…誰かの運命を見るのは…)」
レミリアは静かに目を閉じて能力を使い始め、運命とやらを
数分後
レミィ「ふぅ…」
一息ついて目を開ける。
その顔には、うっすらと汗が滲んでいる。
カルゴ「どうだった?」
レミィ「詳しくは言わないでおくけど…。かなり壮絶だったわ…」
げんなりした様子で苦笑いする。
カルゴ「!?!?」
レミィ「でも可愛かったわよ、あなたの子供達」
カルゴ「おおー。ありがとな。………達!?」
複数形だったことに遅れて反応する。
レミィ「誰との子供かってのも言わないでおくけど、私やフランとの子供では無いわ。そもそも、2年分位しか
てことは…鈴仙、霊夢、小悪魔、文の誰か?
それとも、また別の…?
いやいや、これ以上増えるとかゴメンだから!
カルゴ「へ、へぇ…そうかい…。2年以内に子供が複数…あはは…」
レミィ「(案外、隅に置けないわね…あいつ)」
フラン「ねぇお姉様、私はどうなのよ?」
レミィ「
どうやら、能力の行使は疲れるようだ。
フラン「はーい…(数百年先なんだ…。でも、幸せになれるならそれでも良いかな…)」
カルゴ「子供…か…」
俺が親父に?…2年以内にか??うーむ……。
結局この日は、そのままみんなでワイワイしだ後に眠りについた。
仲直りしたやん。って?
そりゃ、エスカルゴにゃフランが不可欠なので。
子供?いずれ出しますよいずれ。
(とか言って出さなかったりw)
次回、久しぶりの戦闘回!!