※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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すいません、キャラ設定はまた別な機会に…。

良く考えたら、まだ出せてないスペルもそこそこあるっていうのに設定載せるって…一体何考えてたんでしょうか… 

という訳で本編行きます。


更なる覚醒

………朝だ。

 

また自分で起きれたか。

うん、実に気持ちのいい目覚めだ。

 

コンコンコン

 

「!」

 

「おはようございます、朝食の準備が整いました」

 

「おはようございまーす、今行きます」

 

今朝は素直に返事をする。

 

「あら、起きていらしたんですね。お待ちしております」

 

「はーい」

 

さてと、起こすか。

チラッとフランの首を見ると…昨夜の吸血の跡が消えてる。流石吸血鬼だな、自然治癒力も人間とは全然違うんだな。いつも通り、綺麗なうなじだ。

…てことは俺の首の跡も消えてるのか。

 

「フラン、朝だぞ」

 

揺さぶりながら声をかける。

 

「…んっ…おはよ…」

 

フランもすんなり起きたか。

 

「咲夜さん来たよ、ご飯出来てるって」

 

「わかったぁ…。ふぁぁ…」

 

大きく背伸びをし、欠伸をする。

 

 

 

 

 

 

 

さて…場所も時間も飛んで…。

ここは特訓する部屋である。

今日は水曜日…つまりフランとの特訓の日である。

 

もちろん準備体操は忘れない。

目覚めが良かったからなのか、今日は調子がいい。

 

折角だ…新しい武器でも…出してみるか。

 

なら今度はあれだ。

……鈍ってるだろうなぁ…。

と一人で苦笑する。

 

 

 

「準備はいい!?」

 

あっ、待たせてしまったか。

 

「おう、いつでも来い!」

 

俺は雷刀を、フランは剣を構える。

 

「今日も、降参したら負け、で良いわよね!?」

 

「ああ、それでいい!!」

 

『…………………』

 

…そろそろ来るな。

 

「やぁっ!!」

 

やはりフランが先に仕掛けてくる。

というか、俺には受けの方が合ってる様な気がする。

 

「フンッ!」

 

キィィィィ…ン…

 

剣を交える。

俺はもうあの時とは違う。

重い攻撃だからといって倒れたりしない。

 

「はぁぁっ!!」

 

フランの剣を弾く。

 

「くっ」

 

後に下がり距離をとるフラン。

次は…弾幕攻撃かな。

 

「いっくよーっ!えいっ!!」

 

弾幕を放ってくるフラン。

ん、前よりもスピード上がったか?

いや、俺が成長してるんだ、フランも成長するか。

だが、避けきれない程ではない。

 

「う〜っ当たらない!」

 

フランが悔しがる。

 

「こうなったら…」

 

「?」

 

「禁忌『フォーオブアカインド』!」

 

「えっ」

 

4人になった。あ、これは流石に…。

 

『これなら!』

 

「ちょ、待て!」

 

『待たないよ〜!』

 

「ちっ!」

 

これは…。

 

「雷壁『雷纏反撃壁』!!」

 

壁を作らざるを得ない。

 

バリバリバリ…

 

『えぇぇぇぇい!!』

 

ドドドドドドドドドドドドドドドド…

 

なんか、段々壁の発動が早くなったな。

これが成長か。

 

…ん?

 

「あれっ?」

 

壁の向こうにうっすら見えるだけなのだが…フランが3人居る。あれ??4人だったよな…?

 

 

 

その時だ。

後ろに気配を感じた。

 

……なるほど?…後ろに1人…居るな。

 

うっ…体力が…。そろそろ解除するか…。

でもそれは後ろに居るであろう1人を始末してからだ。

 

「…フゥー………」

 

深呼吸し、心を落ち着ける。

 

そして、武器を作り出す。

 

特訓を始める前から決めていた、あの武器を。

 

「雷武器………」

 

パリパリパリ…ギュゥゥゥン…

 

手の上にエネルギーを凝縮させ…左右両方に伸ばす。

 

弓の完成だ。

 

武器の名前はやはり…「雷弓」だな。

 

「『雷弓』!!」

 

「はぁぁぁっ!」

 

俺が弓を完成させると同時に後ろのフランが弾幕を発射させる。やはり後ろにいたか。

 

俺はその弾幕を避け、飛び上がり、弦を引き絞る。

 

当然、矢も俺のエネルギーだからいちいち装填しなくていい。引くだけでいい。

 

この矢は…痺れるほどの電力はあるのかな?

初めて使うからまだわからない。

とりあえず……

 

「…ハッ!」

 

右腕に狙いを定め、矢を射る。

 

「……っ!」

 

よし、上手くいった。

久しぶりだから鈍ってるだろうと思ったがこれならいけるだろう。

 

ポンッ!

 

消えた!分身か。

 

「なら次は…」

 

後ろを振り返り、壁越しに狙いを定める。

3人横に並んでるから、右のフランに決めた。

もちろん、本物の場合を考え、狙うのは腕だ。

本物にダメージを与えれば分身は消えるはず。

 

「…解除!ハッ!」

 

解除と同時に矢を射る。

 

「……っ!」

 

ポンッ!

 

また分身か。

 

解除したから弾幕は俺めがけて飛んでくる。

 

避けてから解除すりゃ良かった…と後悔しても時すでに遅し。俺は思いっきり被弾する。

 

「ちっ…」

 

痛い。

 

「グッッ…」

 

左脇腹に被弾した。

これはなかなか痛いな。

次までにはなにかしらの対策を講じよう。

いや、フランはまだ2人いる。

悠長なことは言ってられないかもしれない。

 

「雷符『Midnight☆Thunder』!!!」

 

必殺技のスペルを発動させる。

 

闇が広がり……

 

『あー、もうっ!見えないじゃない!』

 

よし、目くらまし完了。

さて、背後から…。

 

「いくよっ!」

 

「うんっ!」

 

?…あいつら何するつもりだ?

 

『いえーい!』

 

あっ、あいつら背中合わせに!!

あれじゃ背後から出来ない!

でも雷が…。

 

『せーのっ!』

 

ドドドドドドドドドドド…

 

「……!!」

 

あいつら…魔理沙と同じくデタラメに弾幕を発射してやがる。だから雷も相殺されてしまってる。しかも、魔理沙戦の時のことも踏まえてるのか、上下にもだ。

 

「…ちっ」

 

こうなってしまっては俺は避けるしかない。

 

避けながらひたすら考える。

 

どうする…こう全方位にやられたら打つ手がない…。

雷銃?あれは弾幕の一種だ、相殺される。

雷刀?あれなら弾幕を斬りながら進めるだろう。

猛スピードで飛んでくる弾幕を斬ることは出来るだろうが、果たして近付けるだろうか…?いや無理だ。

ダメだダメだ、攻撃用のスペルが…。

急に自分が無力に思えてきた。

せめて近付ければ…!!

 

……鎧……?

 

ふとそんな考えが浮かんだ。

やってみるっきゃない!!

 

「やってやる!」

 

自分の身に纏わせる鎧をイメージする。

 

パリ…パリパリパリ…

 

もう少しだ…。

 

バチッ!バチバチバチィ!

 

しっかり全身を覆えている。

鎧の完成だ!

 

えっと…スペル名は…。

雷鎧『サンダーアーマー』にしとくか。

英語にしただけだが、安直な方が覚えやすいだろ。

 

これなら突っ込んでも大丈夫だ!

 

闇が晴れてきた。

 

「行くぞフラン!!!」

 

『返り討ちにしてあげるわ!』

 

「うおおおおおお!!!」

 

背中を合わせてる2人に真横から突っ込む。

 

…いや、待てよ…。全身覆われてるなら…。

 

当たる直前に急停止する。

弾幕は当たってるが鎧が守ってくれてる。

 

昔見たフランのセリフを参考に…一つ技を考えた。

 

「『キュッとしてバチバチ』!!」

 

フランのは確か…対象の<目>を自分の手のひらへ移動させ、手をきゅっと結んでやると対象がドカーンと四散する…って感じだったか?

 

俺のは違う。

物理的に相手をギュッと抱きしめ感電させる技だ。

 

闇が晴れ切った。

 

「ふんぬっ!!」

 

2人は背中合わせになってるので一度に抱きしめる。

 

バチバチバチバチバチバチィッ…!

 

「きゃああああっっ」「……っ!」

 

右側のフランが消える。そっちが分身だったか。

 

全身が痺れるフラン。

 

「解除」

 

フッと消える鎧。

 

俺はそのままフランを抱き抱える。

 

「はぁ…ピリピリするよぉ…」

 

「ごめんごめん。動ける?」

 

「ん〜っ…んん〜…!…はぁ…動けないみたい」

 

手足を動かそうとしたのかな。

ピクッピクッと僅かに動いてる。

そんなフランも可愛いな♪

 

「さて、もう1回ビリビリするか♪」

 

ちょっと冗談を言ってみる。

 

「えっちょっと待ってよぉ!負けで良い!私の負けで良いからビリビリはやめてぇ!!」

 

動けないがかなり焦るフラン。

うむ、可愛い!!!

 

「そっかそっか、じゃあ今日も俺の勝ちだな♪」

 

「うう〜…。私負けてばっかだよ〜…」

 

「俺も強くなれたかな?」

 

「強くなりすぎよっ!……でもね、弱かった時よりずっとず〜っと楽しいわよ♪」

 

「ありがと♪」

 

「うふふっ♪じゃ、行きましょ♪」

 

「ん?どこ行くの?」

 

「ベッドよ、行きましょ♪」

 

「な、なるほど…」

 

俺はフランを抱えたまま部屋に向かった。

 

 

 

「よっ…」

 

フランをベッドに下ろし、俺は床に座る。

 

「ありがと♪」

 

「どういたしまして。痺れは大丈夫?」

 

「うん…。…あのね、ホントは、部屋を出る時にはもう痺れは治ってたの」

 

テヘッて感じで舌を出すフラン。

可愛すぎか。

てか、治るの早すぎだろ。流石吸血鬼。

 

「え、そうなのか。なんで言わなかったんだ?」

 

苦笑いで返す。

 

「言ったら…下ろされちゃうでしょ?…ちょっとだけ、エスカルゴに甘えたかったの」

 

「別に…下ろさないよ?下ろしてって言うなら下ろすけどさ」

 

「そうなの?」

 

「俺も…フランの事はずっと抱っこしてたい…し…」

 

くぁ〜!!!恥ずかしい!!!照れる!!!

 

「ありがとっ♪ギュ〜!」

 

飛びついてきた。

 

「うおっ」

 

咄嗟に抱きとめる。が…

 

ドターン!

 

「キャッ」「あたっ」

 

倒れてしまった。

仕方ない。急なことで、身構えられなかった。

 

『………』

 

押し倒されたような態勢になった。

 

「…顔、近いね♪」

 

「………だ…ね…」

 

フランが下りるまでこのままでいたい…。

が、下りる気配は無い。

 

…緊張する…。

 

「………」

 

しばらく見つめあったあと…スッ…とゆっくり目を閉じるフラン。寝た?いや、寝たらカクッとなるか。

 

てことは?…えっ……えぇっ?…これ…って…?

 

 

……キス……なのか…?

 

 

ちょっ……これ…ホントに良いのか?

 

ちょっと迷うがこれは…誘い(?)に乗る他無かろう。

 

俺は、頭をちょっと上げて…

 

 

 

ゆっくり…ゆっくり、優しく唇を重ねる。

 

 

 

「んっ…」

 

 

 

嫌がらない。

どうやらキスして良かったようだ…。

 

 

 

……どれくらいの間唇を重ねていただろうか?

 

とても短いようにも、長いようにも思える。

 

 

 

首が痛くなってきたので渋々頭を下げる。

 

「はぁっ…はぁっ…」

 

「はぁっ…。…えへへ…キス…しちゃったね♪」

 

「そう…だね。してよかったの…?」

 

した後では遅いのだが念の為に聞いてみる。

 

「嫌だったらされる前に逃げるわよ?」

 

そりゃそうだわな。

 

「だよね…」

 

「それにしても…ふふっ…流石エスカルゴね♪」

 

「なに…が?」

 

「わかってくれたんだ♪」

 

「…なにを?」

 

「キスしてもいいよっていう…あ・い・ず♪」

 

うお…すんげぇ可愛い…!

 

「まぁ…ね。それくらいはわかるさ」

 

と軽くドヤる俺。

でも本当は、してもいいのかかなり不安だったがな…。

 

「あなたならわかってくれるって思ってたわ♪」

 

「ふふ…そっか…」

 

「うん♪あ…そろそろ夕ご飯よ、行きましょ♪」

 

「あ…そう…だね…」

 

 

 

その後、咲夜さんに呼ばれる前に二人で移動し、何食わぬ顔で夕飯を平らげた。

いや…俺はまだキスの衝撃が抜けてないので、表情が強ばっていたかもしれないな…。

夕飯は…美味しかったのは覚えているのだがメニューは覚えてない。

 

 

 

そして床に就く。

 

「はぁっ…今日も楽しかったわね♪」

 

「そうだね…」

 

キスの衝撃がまだ残っている。

 

「どうしたの?具合悪いの?」

 

フランが心配してくれて、俺の顔を覗き込む。

 

「あ、いや、具合悪いんじゃなくて…」

 

「それなら…どうしたの?」

 

「その…フランとキスしたのが嬉しくてさ…」

 

「…私も嬉し♪」

 

そう言ってまた抱きついてくる。

 

「でもね、わかってくれるのか不安だったの」

 

「そうなの?」

 

「だってほら…私が目を瞑ってからちょっと間があったじゃない?」

 

「それはほら…もし間違ってたら悪いじゃない?」

 

「それはそうかもしれないけど…私、あなたがすることはなんでも受け入れるつもりよ?」

 

…俺より大人っぽくね?

 

「あ…ありがと…」

 

「うんっ♪」

 

「…じゃ…そろそろ寝よっか…?」

 

「そうね♪じゃぁ〜…」

 

「?」

 

「おやすみの…チュッ♡」

 

チュッ

 

「!!?!?」

 

突然のことで、とても驚いた。

 

「えへへっ♪またチュッしちゃったね♡」

 

「そう…だね…」

 

柔らかかった柔らかかった柔らかかった柔らかかった柔らかかった柔らかかった柔らかかった柔らかかった柔らかかった柔らかかった柔らかかった柔らかかった柔らかかった(ry

 

頭の中がもうそれでいっぱいだ…。

はぅあぁ…フラン…大好きだぁ…。

 

「エスカルゴ、だ〜い好きっ!」

 

「俺もっ!」

ギュ〜ッとしてくるフラン。

俺もお返しとばかりにギュ〜ッとする。

 

「おやすみっ♪」

 

「うん、おやすみ!」

 

 

 

 

 

俺は、既に眠ったフランを抱き締めながら、

 

あああああああああああああああああああ!!!

とうとう!!とうとうフランとキスしちゃった〜どうしよどうしよどうしよどうしよぉ〜!!!

 

…などと考えているうちに、いつの間にか眠っていた…。




…刀と剣の違いってなんだろう?

エスカルゴは弓道経験者で、大会では初出場ながらも優勝しています。二段の腕前です。
…まぁそこそこですね。

あと、一つお知らせです。
私事ですが、何やら身の回りが騒がしくなってきたので、これからの投稿は1日おきになるか…やばそうなら2日おきになる「かも」しれません。
まぁそこは随時ツイート致します。
TwitterのIDは @EsCARGOT_Touhou です。
※@Katatsumu_ri も。
ここでもエスカルゴなのかって?
まぁそこは置いといて 

もちろん、投稿出来たら投稿します!(๑•̀ㅂ•́)و✧
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