※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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うへぇ…やっと書けたぁ…。
最近、昼夜問わず眠気がやばくて…。
もう少しで学校なのにねw


これは異変なのか

紅魔館の面々が永遠亭に住み始めて、およそ3日が経つ。紅魔館の再建にはもう少し時間がかかるらしい。そして、最初の方こそ、どこか居心地悪そうにしていた皆だったが、フランが俺に甘えてきたりしたことで、他の皆の緊張も解れた様だ。

これが連鎖反応というやつだろうか?

 

 

パチュリーは部屋に篭って、瓦礫の下から持って来た本を読む、読書三昧な生活を送っている。

どうやら、図書館の本にはすべて“防塵、防刃、防火、防水、防砂、防虫、防腐、etc.”…という、本を守るためにありとあらゆる魔法がかけられているらしく、図書館も崩れたが瓦礫の下で本は無事だったらしい。

 

美鈴は、侵入者など居ないというのに、玄関脇で立たされている。寒いのに…。

 

そして小悪魔。普段はパチュリーのそばにいる。

魔力はパチュリーが与えているという事になっているが、実はほぼ毎晩、俺が魔力の供給(つまりセ〇〇ス)を行っている。

その際はパチュリーに手伝って貰って、音漏れを防いでいる。

とはいえ、永琳にはバレているような気がする。

そしてどうやら、吸った精を魔力に変換するというのは本当らしい。

だから、小悪魔の相手をすることはパチュリーの負担も減る訳だ。パチュリーはあくまでも損得勘定でしか考えていない。

 

レミリアは、急な環境の変化に対応出来ず、若干引きこもりの様になっているが、呼べば出てくるのでその心配は無い。

 

フランはというと…。

あの一件から、更に甘えてくるようになった。

嬉しい限りである。

 

咲夜さんは、朝昼晩のご飯を作ってくれる。

また、急須の使い方も何もかも、全て完璧だ。

 

そして、俺。

料理をするというやる事も無くなってしまったので、巫月の相手をする位しかやる事が無い。

よって、永琳の勧め通り、患者が多い時のみ、鈴仙と共に診療所を手伝っている。

ドカッと儲けようにも、やはり紫さんの協力無しには出来ないので、別な案を考える事にした。

 

一方巫月は、俺と鈴仙が同時に不在にしても1人にならなくなった。

フランやレミリア、人形達が居るからである。

また、近頃はてゐとも遊んでいるらしい。

父親としては、余計な事を吹き込まれないか心底心配である。そこは鈴仙も同じ思いだそう。

 

という訳で、彼女達に囲まれたウハウハな生活を送っている。6人中4人はこの永遠亭に居る。

それに、文とは毎朝会っている。

しかし…1つ問題がある。それは……

 

レミィ「ねぇエスカルゴ。霊夢のとこには行かないの?」

 

そう、霊夢だ。

一週間に2回や3回行っていたのに対し、今週ももう中盤を過ぎたというのに、まだ1回も行けていない。

 

カルゴ「そーなんだよ…。そろそろ行きたいな。でも診療所がなぁ…」

 

困った俺はボリボリ頭を掻く。

 

鈴仙「患者さんは少ないみたいだし、行ってきたら?もし増えた時のことも考えて分身を残しておいてさ。霊夢が怒ったら怖いわよ?」

 

カルゴ「そーするかな…。じゃ、多少働いても消えないように、しっかり練らなきゃな…」

 

鈴仙「それがいいわね」

 

カルゴ「ああ。『分身』」

 

バチバチッ…バチッ…

 

ゆっくりと、本当にゆっくりと足から形作る。

 

レミィ「遅っ…。いつも一瞬なのに…」

 

鈴仙「そうね…」

 

カルゴ「……もういいや!えいっ!」

 

下半身が完成した所で、面倒臭くなって諦める。

 

鈴仙「えっ、そんな作り方で大丈夫!?」

 

鈴仙が心配に思うのも無理は無い。

 

カルゴ「大丈夫大丈夫。3分の1は与えたから」

 

鈴仙「そ、そうなんだ…」

 

カルゴ「途中までしっかり作ったから大丈夫さ」

 

そう言って鈴仙を安心させる。

元より、作る過程なんかは問題では無い。

与えるエネルギー量が強度、持続時間を決めるのだから。

 

分身「俺に仕事任せるのかよ?俺が霊夢ちゃんのとこ行くんじゃなくてか?」

 

カルゴ「俺もそうは思ったが、やっぱり、彼女んとこには本人が行くべきだろ」

 

分身「まぁなぁ…。チッ、しゃーねーな」

 

何だかんだ言って、最終的にはOKしてくれるのが分身のいい所かもな。

 

カルゴ「電気治療する時は、加減間違えるなよ?相手は人間だからな」

 

分身「わかってる」

 

鈴仙「防寒はしっかりしてね。最近また寒くなってきてるから」

 

そうなのだ。

ここ数日、天気が冬っぽくなりかけている。

気温は上がっても7℃いくかいかないか。

風が吹けば体感温度3℃…いや、それより下に感じられるほどだ。

ハッキリ言って、冬と何ら変わらない。

日向は暖かいことに変わりないが、竹林内はあまり陽が射さないので寒い。

 

永琳は異変と睨んでいるが、動く気配は無い。

それは当然だ。永琳には診療所の仕事がある。

そもそもの話、異変解決は博麗の巫女である霊夢の仕事なのだ。

 

カルゴ「そうだね。それじゃ、行ってくる」

 

鈴仙&レミィ「行ってらっしゃい」

 

コタツに入っている2人にそれだけ言われ、居間を出ようと襖に手をかける。

 

やっぱ、寒いとコタツから出たくないんだろうな…。こんな時に外に出るのは…子供だけだ。

 

ターン!

 

勢いよく目の前の襖が開く。

 

巫月「あれっ!?えすかるごどこかいくの!?」

 

フラン「どこ行くの?」

 

目の前には、幼き恋人と娘が。

今までこの2人は外で遊んでいたのだ。

 

やれやれ…。

すっかり手が赤くなってるじゃないか。

あとから痒くなるヤツだぞありゃ…。

 

カルゴ「博麗神社にね。外、寒かったか?」

 

早朝は、そりゃあもう酷かった。

歯がカチカチ鳴ったもん。

 

だがそれは、文も同じだった。

故に、ここ数日は話す時間は短めだった。

 

フラン「かなり寒かったわ。でも、走っていれば寒くなんてないわ!ねっ!」

 

巫月「うん!」

 

フランの言うことに大きく頷く巫月。

 

カルゴ「そうか、わかった」

 

2人の頭を撫でて居間を出る。

 

巫月&フラン「いってらっしゃーい!」

 

カルゴ「おうよ」

 

一度自室に戻り、上着を着る。

 

ガララッ…ヒュオオオ…

 

カルゴ「うわっ」

 

引き戸を開けると同時に流れ込んでくる冷風。

なるほど、こんな中遊んでたら霜焼けにもなる、と肌で実感した。

 

異変…なのかねぇ?

でも、4月も第1週が過ぎ、もう第2週なのに…この気温は確かにおかしいね。

 

本来ならば、桜が咲き乱れ…ピークが過ぎ、散り始めている頃だろう。

全く春らしくない春だ。つくしも見ない。

 

美鈴「ああああれ?ええエスカルゴさんん?」

 

玄関の横には、歯をガチガチ鳴らす美鈴が。

その顔は、死にかけてるのかと思う程に白い。

この冷風の中では、流石の美鈴も眠れない様だ。

 

カルゴ「寒いね。中入ってたら?」

 

美鈴「さささ咲夜さに怒ここられれ…」

 

言語機能死にかけてるだろこれ。

 

カルゴ「しゃーないな。ほれ」

 

着ている上着を美鈴に着せる。

これならフード付きだから耳も冷たくならない。

 

美鈴「いいいけません、エスカカルゴさんが…」

 

“カ”が1つ多いぞ美鈴。…うわ寒ッ!!

 

上着を脱ぐと、寒さが倍増したかのように感じられる。咲夜さん特製上着の断熱効果がよく分かる。

 

カルゴ「べ、別にいいから!俺のうわ上着はまだ中にあるから!」

 

早くも寒さにやられ、上手く喋れなくなる。

 

美鈴「あ、ありがとうございます…(温かい…)」

 

ドタバタと廊下を走って戻り、上着に袖を通す。

 

はー…何じゃあの寒さは。

心臓がキュッとなりそうだな。

 

再び上着を着た俺は外に出る。

 

カルゴ「じゃ、出掛けてくるね」

 

美鈴「はーい!」

 

すっかり大丈夫なようだな。よかったよかった。

 

バシュッ

 

大丈夫な様子の美鈴を見届けて飛び立つ。

 

 

美鈴「いや…飛んだら寒くないですか…?」

 

 

ゴオオオオ…

 

カルゴ「ひゃあぁああぁあぁぁ…」

 

飛ぶんじゃなかった…クソ寒い…!

なんで今日はいつもより風あるのかなぁ!?

 

追い風ならまだしも、向かい風なので寒さは激増である。ただ、空には障害物が無く、見えなくなってもいいのでフードや手で顔面を保護しながら飛ぶ。

 

 

 

カルゴ「ぬ゙あ゙ぁああ゙ああぁ゙あ゙ああ゙あ!!!着いたああああああああ!!」

 

シュターン!

 

寒さに耐えかねた俺は、最高にトバして神社へ向かい、内部に飛び込んだ。

風にビビって遅く飛び、長い時間寒い所にいるのではなく、早く飛び、暖かい場所に避難する方がいいと考えたからだ。

 

ターン!

 

霊夢「きゃあっ!ちょっとぉ、そんな勢いよく開けないでよ!壊れたらどうするのよ!」

 

霊夢は、例によってコタツに入っている。

普段とは違い、チャンチャンコを着用している。

 

カルゴ「寒い寒い寒い寒い……」

 

“寒い”を連呼しながらコタツに滑り込む。

 

霊夢「襖くらい閉めなさいよ…」

 

カルゴ「すまん…」スリスリスリスリスリ…

 

コタツの中で手を擦り合わせながら謝る。

 

霊夢「ったく…」

 

よっこいせと立ち上がり、襖を閉める霊夢。

 

霊夢「で、何しに来たのよ?」

 

再びコタツに入る霊夢。

 

カルゴ「霊夢に会いに来た」

 

霊夢「そ、そう…/////」

 

プイッと目を逸らす霊夢。

 

カルゴ「ごめんな、最近来れなくて…」

 

霊夢「大丈夫よ。あんたはあんたなりに忙しいんでしょ?」

 

ズズッとお茶を啜る。

 

カルゴ「まぁね…。…とは言っても、娘の相手と診療所の手伝いだけなんだけど」

 

霊夢「手伝いもやってるの?凄いわね」

 

カルゴ「手伝いくらい何でもねぇよ。それとさ、永琳先生がさ、これが異h」

 

霊夢「異変じゃないかって疑ってる、でしょ?」

 

言葉を遮り、言いたかったことを言われる。

 

カルゴ「そゆこと。もう春になってもいいだろうに、この寒さはおかしくないか?それに、春らしいものがない。つくしとかタンポポとか…桜とかさ」

 

春らしいものといったらつくしやタンポポ、桜しか思い付かない俺。

 

霊夢「さっき魔理沙もそんな事言ってたわね…」

 

カルゴ「えっ、魔理沙も来たのか」

 

魔理沙も来たことに驚きを隠せない。

 

霊夢「ええ。異変解決はお前の仕事だろって言われたわ…はぁ…」

 

カルゴ「ほー…やっぱこれは異変なのか」

 

霊夢「そうよ。犯人には当たり付いてるから、いつでも行けるけどね…寒いと動きたくないじゃない」

 

やはりこちらでも怠惰な霊夢。

 

カルゴ「その寒いのを解決するために動くんだろうが…」

 

霊夢「そうねぇ…。あんまり寒いままだと、冬の妖怪や妖精とかが力を増すし…そろそろ解決に行きましょうかね。それに、このまま放っておいたら大変なことになるだろうし」

 

ノソノソと立ち上がる霊夢。

 

カルゴ「そうか、頑張ってな。じゃ俺は帰るよ」

 

霊夢「はぁ?何言ってんのよ?」

 

カルゴ「?」

 

霊夢「あんたも来るのよ」

 

さも当然のように他人を巻き込む。

 

カルゴ「いや、霊夢の仕事だろ…?」

 

確か、天子の時もこんな会話したなぁ…。

 

霊夢「えー、可愛い彼女のお願いを聞いてくれないわけ?」

 

ジト目で此方を睨む霊夢。

 

カルゴ「自分で可愛い言うか…?可愛いけど…」

 

霊夢「ならつべこべ言わず手伝いなさいよ」

 

カルゴ「それがお願いする態度かー?二ヒヒ…」

 

ニヤニヤしながら言ってみる。

俺が見たいのは…そう、霊夢がオネダリする姿。

 

霊夢「て・つ・だ・え!!」

 

カルゴ「命令口調!?」

 

まさかの命令口調とはなぁ…。

ホント、霊夢は俺の予想を越えるね。

 

霊夢「…それじゃ、この異変が終わったら、1つだけお願い聞いてあげるから。手伝いなさい」

 

カルゴ「はぁ…」

 

そんなんでこの俺がつられると思ったか?

 

カルゴ「しゃーねーな」

 

つられるよ。

 

霊夢「…さ、そうと決まったら急ぐわよ!」

 

カルゴ「ちょっと待って。『分身』」

 

先程とは違い、一瞬で作り出す。

 

分身「なんだ」

 

カルゴ「わかってんだろ。鈴仙達に伝えとけ」

 

分身「あいよ」

 

面倒くさそうに頭を掻いて飛び立った。

 

霊夢「…なるほどね。ほら、行くわよ」

 

カルゴ「おう」

 

寒空の下、俺達は手を繋いで飛び立った。




妖々夢編への繋げ方が無理矢理感すげぇ…と?
……うん…俺自身もそう思う…(汗)



投票の結果、ほのぼの日常が1位でした。
その次にエロ(R-18)、戦闘、シリアス。

最近ほのぼのなので戦闘にしまス。
エロも多いしね(>_<;)
そればっか書いてると戦闘シーンの書き方忘れちゃいますわ(それは無いけど)
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