最近、昼夜問わず眠気がやばくて…。
もう少しで学校なのにねw
紅魔館の面々が永遠亭に住み始めて、およそ3日が経つ。紅魔館の再建にはもう少し時間がかかるらしい。そして、最初の方こそ、どこか居心地悪そうにしていた皆だったが、フランが俺に甘えてきたりしたことで、他の皆の緊張も解れた様だ。
これが連鎖反応というやつだろうか?
パチュリーは部屋に篭って、瓦礫の下から持って来た本を読む、読書三昧な生活を送っている。
どうやら、図書館の本にはすべて“防塵、防刃、防火、防水、防砂、防虫、防腐、etc.”…という、本を守るためにありとあらゆる魔法がかけられているらしく、図書館も崩れたが瓦礫の下で本は無事だったらしい。
美鈴は、侵入者など居ないというのに、玄関脇で立たされている。寒いのに…。
そして小悪魔。普段はパチュリーのそばにいる。
魔力はパチュリーが与えているという事になっているが、実はほぼ毎晩、俺が魔力の供給(つまりセ〇〇ス)を行っている。
その際はパチュリーに手伝って貰って、音漏れを防いでいる。
とはいえ、永琳にはバレているような気がする。
そしてどうやら、吸った精を魔力に変換するというのは本当らしい。
だから、小悪魔の相手をすることはパチュリーの負担も減る訳だ。パチュリーはあくまでも損得勘定でしか考えていない。
レミリアは、急な環境の変化に対応出来ず、若干引きこもりの様になっているが、呼べば出てくるのでその心配は無い。
フランはというと…。
あの一件から、更に甘えてくるようになった。
嬉しい限りである。
咲夜さんは、朝昼晩のご飯を作ってくれる。
また、急須の使い方も何もかも、全て完璧だ。
そして、俺。
料理をするというやる事も無くなってしまったので、巫月の相手をする位しかやる事が無い。
よって、永琳の勧め通り、患者が多い時のみ、鈴仙と共に診療所を手伝っている。
ドカッと儲けようにも、やはり紫さんの協力無しには出来ないので、別な案を考える事にした。
一方巫月は、俺と鈴仙が同時に不在にしても1人にならなくなった。
フランやレミリア、人形達が居るからである。
また、近頃はてゐとも遊んでいるらしい。
父親としては、余計な事を吹き込まれないか心底心配である。そこは鈴仙も同じ思いだそう。
という訳で、彼女達に囲まれたウハウハな生活を送っている。6人中4人はこの永遠亭に居る。
それに、文とは毎朝会っている。
しかし…1つ問題がある。それは……
レミィ「ねぇエスカルゴ。霊夢のとこには行かないの?」
そう、霊夢だ。
一週間に2回や3回行っていたのに対し、今週ももう中盤を過ぎたというのに、まだ1回も行けていない。
カルゴ「そーなんだよ…。そろそろ行きたいな。でも診療所がなぁ…」
困った俺はボリボリ頭を掻く。
鈴仙「患者さんは少ないみたいだし、行ってきたら?もし増えた時のことも考えて分身を残しておいてさ。霊夢が怒ったら怖いわよ?」
カルゴ「そーするかな…。じゃ、多少働いても消えないように、しっかり練らなきゃな…」
鈴仙「それがいいわね」
カルゴ「ああ。『分身』」
バチバチッ…バチッ…
ゆっくりと、本当にゆっくりと足から形作る。
レミィ「遅っ…。いつも一瞬なのに…」
鈴仙「そうね…」
カルゴ「……もういいや!えいっ!」
下半身が完成した所で、面倒臭くなって諦める。
鈴仙「えっ、そんな作り方で大丈夫!?」
鈴仙が心配に思うのも無理は無い。
カルゴ「大丈夫大丈夫。3分の1は与えたから」
鈴仙「そ、そうなんだ…」
カルゴ「途中までしっかり作ったから大丈夫さ」
そう言って鈴仙を安心させる。
元より、作る過程なんかは問題では無い。
与えるエネルギー量が強度、持続時間を決めるのだから。
分身「俺に仕事任せるのかよ?俺が霊夢ちゃんのとこ行くんじゃなくてか?」
カルゴ「俺もそうは思ったが、やっぱり、彼女んとこには本人が行くべきだろ」
分身「まぁなぁ…。チッ、しゃーねーな」
何だかんだ言って、最終的にはOKしてくれるのが分身のいい所かもな。
カルゴ「電気治療する時は、加減間違えるなよ?相手は人間だからな」
分身「わかってる」
鈴仙「防寒はしっかりしてね。最近また寒くなってきてるから」
そうなのだ。
ここ数日、天気が冬っぽくなりかけている。
気温は上がっても7℃いくかいかないか。
風が吹けば体感温度3℃…いや、それより下に感じられるほどだ。
ハッキリ言って、冬と何ら変わらない。
日向は暖かいことに変わりないが、竹林内はあまり陽が射さないので寒い。
永琳は異変と睨んでいるが、動く気配は無い。
それは当然だ。永琳には診療所の仕事がある。
そもそもの話、異変解決は博麗の巫女である霊夢の仕事なのだ。
カルゴ「そうだね。それじゃ、行ってくる」
鈴仙&レミィ「行ってらっしゃい」
コタツに入っている2人にそれだけ言われ、居間を出ようと襖に手をかける。
やっぱ、寒いとコタツから出たくないんだろうな…。こんな時に外に出るのは…子供だけだ。
ターン!
勢いよく目の前の襖が開く。
巫月「あれっ!?えすかるごどこかいくの!?」
フラン「どこ行くの?」
目の前には、幼き恋人と娘が。
今までこの2人は外で遊んでいたのだ。
やれやれ…。
すっかり手が赤くなってるじゃないか。
あとから痒くなるヤツだぞありゃ…。
カルゴ「博麗神社にね。外、寒かったか?」
早朝は、そりゃあもう酷かった。
歯がカチカチ鳴ったもん。
だがそれは、文も同じだった。
故に、ここ数日は話す時間は短めだった。
フラン「かなり寒かったわ。でも、走っていれば寒くなんてないわ!ねっ!」
巫月「うん!」
フランの言うことに大きく頷く巫月。
カルゴ「そうか、わかった」
2人の頭を撫でて居間を出る。
巫月&フラン「いってらっしゃーい!」
カルゴ「おうよ」
一度自室に戻り、上着を着る。
ガララッ…ヒュオオオ…
カルゴ「うわっ」
引き戸を開けると同時に流れ込んでくる冷風。
なるほど、こんな中遊んでたら霜焼けにもなる、と肌で実感した。
異変…なのかねぇ?
でも、4月も第1週が過ぎ、もう第2週なのに…この気温は確かにおかしいね。
本来ならば、桜が咲き乱れ…ピークが過ぎ、散り始めている頃だろう。
全く春らしくない春だ。つくしも見ない。
美鈴「ああああれ?ええエスカルゴさんん?」
玄関の横には、歯をガチガチ鳴らす美鈴が。
その顔は、死にかけてるのかと思う程に白い。
この冷風の中では、流石の美鈴も眠れない様だ。
カルゴ「寒いね。中入ってたら?」
美鈴「さささ咲夜さに怒ここられれ…」
言語機能死にかけてるだろこれ。
カルゴ「しゃーないな。ほれ」
着ている上着を美鈴に着せる。
これならフード付きだから耳も冷たくならない。
美鈴「いいいけません、エスカカルゴさんが…」
“カ”が1つ多いぞ美鈴。…うわ寒ッ!!
上着を脱ぐと、寒さが倍増したかのように感じられる。咲夜さん特製上着の断熱効果がよく分かる。
カルゴ「べ、別にいいから!俺のうわ上着はまだ中にあるから!」
早くも寒さにやられ、上手く喋れなくなる。
美鈴「あ、ありがとうございます…(温かい…)」
ドタバタと廊下を走って戻り、上着に袖を通す。
はー…何じゃあの寒さは。
心臓がキュッとなりそうだな。
再び上着を着た俺は外に出る。
カルゴ「じゃ、出掛けてくるね」
美鈴「はーい!」
すっかり大丈夫なようだな。よかったよかった。
バシュッ
大丈夫な様子の美鈴を見届けて飛び立つ。
美鈴「いや…飛んだら寒くないですか…?」
ゴオオオオ…
カルゴ「ひゃあぁああぁあぁぁ…」
飛ぶんじゃなかった…クソ寒い…!
なんで今日はいつもより風あるのかなぁ!?
追い風ならまだしも、向かい風なので寒さは激増である。ただ、空には障害物が無く、見えなくなってもいいのでフードや手で顔面を保護しながら飛ぶ。
カルゴ「ぬ゙あ゙ぁああ゙ああぁ゙あ゙ああ゙あ!!!着いたああああああああ!!」
シュターン!
寒さに耐えかねた俺は、最高にトバして神社へ向かい、内部に飛び込んだ。
風にビビって遅く飛び、長い時間寒い所にいるのではなく、早く飛び、暖かい場所に避難する方がいいと考えたからだ。
ターン!
霊夢「きゃあっ!ちょっとぉ、そんな勢いよく開けないでよ!壊れたらどうするのよ!」
霊夢は、例によってコタツに入っている。
普段とは違い、チャンチャンコを着用している。
カルゴ「寒い寒い寒い寒い……」
“寒い”を連呼しながらコタツに滑り込む。
霊夢「襖くらい閉めなさいよ…」
カルゴ「すまん…」スリスリスリスリスリ…
コタツの中で手を擦り合わせながら謝る。
霊夢「ったく…」
よっこいせと立ち上がり、襖を閉める霊夢。
霊夢「で、何しに来たのよ?」
再びコタツに入る霊夢。
カルゴ「霊夢に会いに来た」
霊夢「そ、そう…/////」
プイッと目を逸らす霊夢。
カルゴ「ごめんな、最近来れなくて…」
霊夢「大丈夫よ。あんたはあんたなりに忙しいんでしょ?」
ズズッとお茶を啜る。
カルゴ「まぁね…。…とは言っても、娘の相手と診療所の手伝いだけなんだけど」
霊夢「手伝いもやってるの?凄いわね」
カルゴ「手伝いくらい何でもねぇよ。それとさ、永琳先生がさ、これが異h」
霊夢「異変じゃないかって疑ってる、でしょ?」
言葉を遮り、言いたかったことを言われる。
カルゴ「そゆこと。もう春になってもいいだろうに、この寒さはおかしくないか?それに、春らしいものがない。つくしとかタンポポとか…桜とかさ」
春らしいものといったらつくしやタンポポ、桜しか思い付かない俺。
霊夢「さっき魔理沙もそんな事言ってたわね…」
カルゴ「えっ、魔理沙も来たのか」
魔理沙も来たことに驚きを隠せない。
霊夢「ええ。異変解決はお前の仕事だろって言われたわ…はぁ…」
カルゴ「ほー…やっぱこれは異変なのか」
霊夢「そうよ。犯人には当たり付いてるから、いつでも行けるけどね…寒いと動きたくないじゃない」
やはりこちらでも怠惰な霊夢。
カルゴ「その寒いのを解決するために動くんだろうが…」
霊夢「そうねぇ…。あんまり寒いままだと、冬の妖怪や妖精とかが力を増すし…そろそろ解決に行きましょうかね。それに、このまま放っておいたら大変なことになるだろうし」
ノソノソと立ち上がる霊夢。
カルゴ「そうか、頑張ってな。じゃ俺は帰るよ」
霊夢「はぁ?何言ってんのよ?」
カルゴ「?」
霊夢「あんたも来るのよ」
さも当然のように他人を巻き込む。
カルゴ「いや、霊夢の仕事だろ…?」
確か、天子の時もこんな会話したなぁ…。
霊夢「えー、可愛い彼女のお願いを聞いてくれないわけ?」
ジト目で此方を睨む霊夢。
カルゴ「自分で可愛い言うか…?可愛いけど…」
霊夢「ならつべこべ言わず手伝いなさいよ」
カルゴ「それがお願いする態度かー?二ヒヒ…」
ニヤニヤしながら言ってみる。
俺が見たいのは…そう、霊夢がオネダリする姿。
霊夢「て・つ・だ・え!!」
カルゴ「命令口調!?」
まさかの命令口調とはなぁ…。
ホント、霊夢は俺の予想を越えるね。
霊夢「…それじゃ、この異変が終わったら、1つだけお願い聞いてあげるから。手伝いなさい」
カルゴ「はぁ…」
そんなんでこの俺がつられると思ったか?
カルゴ「しゃーねーな」
つられるよ。
霊夢「…さ、そうと決まったら急ぐわよ!」
カルゴ「ちょっと待って。『分身』」
先程とは違い、一瞬で作り出す。
分身「なんだ」
カルゴ「わかってんだろ。鈴仙達に伝えとけ」
分身「あいよ」
面倒くさそうに頭を掻いて飛び立った。
霊夢「…なるほどね。ほら、行くわよ」
カルゴ「おう」
寒空の下、俺達は手を繋いで飛び立った。
妖々夢編への繋げ方が無理矢理感すげぇ…と?
……うん…俺自身もそう思う…(汗)
投票の結果、ほのぼの日常が1位でした。
その次にエロ(R-18)、戦闘、シリアス。
最近ほのぼのなので戦闘にしまス。
エロも多いしね(>_<;)
そればっか書いてると戦闘シーンの書き方忘れちゃいますわ(それは無いけど)