予告するレベル(R-18)では無いのでご安心を。
チャプン…
カルゴ「あ゙〜……気持ちイイ……」
霊夢「そ〜ね〜…」
俺たち2人は、昼間から温泉に来ていた。
霊夢は、ご褒美として一緒に温泉に入る事を提案したのだ。
霊夢「ご褒美になったでしょ?」
カルゴ「おうよ…。ありがとうな」
霊夢「喜んでくれて、私も嬉しいわ」
水面下で手を繋ぎながら、肩まで湯に浸かる。
カルゴ「しっかしまぁ…こうして2人きりで入ってるとさ、この前の事思い出すよな」
霊夢「…私も今言おうと思ってた…/////」
カルゴ「ま、マジか…。以心伝心ってやつか?」
霊夢「かもね…。……ねぇ、エスカルゴ」
ん…?名前呼び?
霊夢が俺を名前で呼ぶ時は、お願いをする時だと相場が決まっている。
カルゴ「なんだ?」
霊夢「また……シたいかも……/////」
カルゴ「な、何を…?」
目がトロンとして、少し火照ったような顔…。
間違いない!今、霊夢は発情している…!
霊夢「何よ…私の口から言わせる気?あなたならわかってるでしょ?」
カルゴ「…今、ここでか?」
霊夢「そ…♪」
スルリと俺の首に手を回す発情霊夢。
カルゴ「ちょっと待って」
温泉外に置いてある剣に手を向け、浮かび上がらせる。
霊夢「…なんで浮いてるの…?」
電気には、プラスとマイナスがある。
動かす対象物にそのどちらかを纏わせ、手でそれを上手く操り、物体を空中操作している。
もちろん、あまり重いものは出来ない。
せいぜい100kgが限界だ。
因みに、この技術も特訓に費やしたこの2週間で身につけた技術である。
カルゴ「後で教えてやるよ。『霊力遷移』」
4力が混ざっている状態から霊力だけを引き出す。すると、空中に浮く剣が白くボンヤリとしたオーラを纏う。
カルゴ「霊符『二重結界』」
スペルカードを発動させ、剣を地面に差し込み、温泉を大きめに囲むように結界を展開する。
剣を作成する際に己の力を全て込めたため、力が回復した本人の力と合わせれば妖力も電力も魔力も霊力も2倍になる。そのため、使えるようになる技の幅が広がったのだ。
カルゴ「よし、準備は出来た」
防音効果があるし、大丈夫だろう。
霊夢「…♡」
頭を掴み、唇を重ねてくる。
カルゴ「主導権は…渡さないぞ♪」
霊夢「それはどうかしら…♡/////」
ヒビキSide
ヒビキ「なぁ椛ぃ、今なら誰も居ないよな?」
椛「多分。昼間だしね」
ヒビキ「へへっ、椛と温泉か、楽しみだなぁ♪」
椛「もうっ…/////」
ヒビキと椛は、わざわざ有給を使い、誰も居ないであろう温泉に来た。
温泉は、大体夜に混み始める。
そして、昼間はほとんど居ないのである。
2人にとって、温泉でイチャつくいい機会なのだ。
ヒビキ「はー、楽し…み゙っ!?」
バヂバヂバヂィィッ!
温泉までもう少しの所で、見えない壁に弾かれる。
ヒビキ「あべし!!」
椛「ヒビキ!?」
倒れかけるヒビキを支える椛。
ヒビキ「なんだこりゃ…見えない壁があるぞ…」
椛「結界…かしらね…」
ヒビキ「誰だァ、温泉を独占しようとしてる糞野郎は…!うおおおおっ!!」
椛との温泉の為に、結界を破ろうと切りかかるヒビキ。
エスカルゴSide
レイカル「はぁ…はぁ…はぁ…」
行為を終えた俺達は、とても息が荒くなっていた。
霊夢「激…しすぎ……壊れるかと思ったわよ…」
完全に体を俺に預け、グッタリする霊夢。
今日は、少しでも主導権を取られまいと少し激しめに動かした。霊夢も、行為は2度目ともあり、痛がりはしなかった。
カルゴ「でもさ、ちゃんと気持ち良かったろう?めっちゃ声漏れてたもんな♡」
霊夢「そうだけどさ…。外に聞こえてたらどうするのよ…/////」
カルゴ「防音機能あるから安心しな♪」
霊夢「ならいいんだけど…」
そういえば、さっきから結界に反応があるな。
誰かが結界を壊そうとしてるんだな。
温泉に入りたいヤツか。なんか申し訳ない。
カルゴ「解除」
手をかざして剣を引き抜き、結界を解除して剣を鞘に収め、元通りに置く。
霊夢「で、どうやって動かしてるの…?」
カルゴ「電気にはプラスとマイナスの二種類があってね。引き寄せたり引き離したりする性質があって、それを応用してるんだ」
霊夢「難しそーね…」
カルゴ「霊夢の結界切る方が難しかった」
霊夢「そう…なんだ…」
未だに息が整っていない霊夢。
かく言う俺も…まだ息は荒い。
???「はー、やっと通れたぜ」
?「そうね」
1組の男女が温泉へ来た。
ヒビキ「あっ?兄貴じゃん」
椛「霊夢さん…!?」
白狼天狗のアツアツカップル、ヒビキと椛だ。
カルゴ「…お前らか、結界破ろうとしてたのは」
ヒビキ「兄貴だったのか…(理由聞きたいけど黙っておこっと…)」
椛「(霊夢さんまでエスカルゴさんと…!?)」
なるほど…コイツの性格なら、結界を壊そうとするわな。
椛「あれ?なんか変な臭いが混ざってる様な…」
ヒビキ「だな」
白狼天狗は、犬のような外見しているだけあり、多少は鼻が利く。2人の鼻は、自然の臭いとは若干異なる臭いを嗅ぎとっていた。
カルゴ「気のせいじゃないかな?」
バレたらやばい…!まずいことになるかも…?
ヒビキ「(この臭い…まさか!)」
まさかバレたりなんかしないよな?
バレたらちょっと問題になるかも?
いや、ここは幻想郷だ、多分大丈夫だろう。
ヒビキ「兄貴ィ」
カルゴ「?」
ヒビキ「2人共息が荒いのはなんで?」
カルゴ「ええと…イチャついてたからだね」
ヒビキ「結界張ってたのは?」
カルゴ「………イチャついてたからだね」
ヒビキ「もひとつ質問していいかな。巫女がグッタリしてるのはどうしてだ?」
椛「ッ!!」
カルゴ「…君のような勘のいいガキは嫌いだよ」
ヒビキ「テメェッ!!」
突然、温泉内にいる俺に向かって殴りかかってくるヒビキ。
カルゴ「うおっ!?」
右腕で霊夢を支え、左手で拳を受け止める。
ヒビキ「ヤリやがったな!?真っ昼間の温泉で!お前らセ○○スしただろ!?」
カルゴ「…ドヤァ」
霊夢「……/////」
ヒビキ「俺まだ童貞なのにィィ!うあああ!」
喚き散らしながら蹴りやパンチを入れてくる。
もちろん俺はそれを全て片手で捌く。
カルゴ「くっ…、なんでそんな怒ってんだよ?」
ヒビキ「兄貴ばっかズリィんだよォ!!」
そんな事か…。
ヤりたいなら誘うなりすればいいのに。
恥ずかしいからってか?
恥ずかしがってては出来るようにならんよ。
カルゴ「誘えば良いんだ、よっ!」
尤も、今日は霊夢から誘ってきたんだがね。
…この前もか。
ヒビキ「んがッ…!」
弁慶の泣き所を強打され、体勢を崩すヒビキ。
カルゴ「来い、妖魔雷霊剣!!」
飛んできた剣を手に持つ。
もちろん、呼んだところで鉄○牙では無いので飛んでくるハズがない。
手で遠隔操作しているだけだ。
ヒビキ「んなっ…おい!?こっちは素手だぞ!」
カルゴ「売られた喧嘩は買う派なんでね。誰よりもお前がよく知ってるだろ。『魔力遷移』!!」
4力の中で魔力のみを引き出す。
すると、剣が紫色のオーラを纏う。
カルゴ「地獄の雷よ、我の呼びかけに応えよ!!我は全ての雷を使役する者。お前の力を我に貸し与えたまえ。獄雷『Deadly Thunder』!!」
剣を温泉外へ放り投げ、地面に突き刺す。
すると、地面を突き破って赤黒い雷が噴出する。
ヒビキ「ゲェッ!?」
カルゴ「喰らえッ!!」
ヒビキ「ちょっ────…」
このスペルは、以前魔導書で読んだ、地獄の雷を召喚するものだ。
俺単体の魔力では足りないので、剣に込められた力と俺の力、2つ揃って初めて発動する。
俺の魔力が回復するまで再使用は不可能だ。
ドガアアアアアアアアアッ
ヒビキ「くぉぉ…っ……」
短く呻いて前のめりに倒れたヒビキ。
椛「ヒビキっ!」
椛がヒビキに駆け寄る。
カルゴ「ふぃ〜…」
長く感じられるこの攻防。
ヒビキの攻撃から気絶まで、およそ13秒。
しかも、俺は温泉に浸かっていて、なおかつ片手のみで応戦、撃退した。
それ程までに、兄弟間の力の差は広がっていた。
ヒビキ「イタタタ…」
額を打ち付けたのか、額の真ん中を抑えながら立ち上がる。
椛「大丈夫!?」
ヒビキ「大丈夫だ…そこまでダメージは無い…」
力加減は成功、か。
下手したら全身不随〜死亡まで有り得たけど…。
ま、制御出来る自信があったからやったんだが。
カルゴ「手加減してやったんだよ。お前なぁ、自分で誘えないならそういう事言うなよ。いちいち対応するのも疲れるわ」
ヒビキ「だってよ…。逆に、なんでそんな事言えんだよ?」
モジモジと指を絡ませるヒビキ。
カルゴ「思った事を素直に言うことすら出来ねぇのかよ。好きなら“好き”、嫌いなら“Go to hell”くらい言いやがれってんだ。人間の頃は男女構わず色々言ってきたクセによ。天狗になったら変な遠慮が生まれたか?」
ヒビキ「確かに、男にも女にも言えたさ!けど、外の女に言うのと
カルゴ「同じさ。言いたいこと言えばそれで済む話なんだから。断られたのなら兎も角、それで嫌われたんなら、所詮そいつはその程度って事さ。男も女も…な」
ヒビキ「うぅ…!(確かに人間の時は男女関係無く言いたいこと言ってきた…。兄貴の言う通りだ…何か変な遠慮が…?)」
言おうか言わないでおくか…欲望と理性が頭の中で喧嘩しているヒビキは、頭を抱えうずくまる。
カルゴ「よし霊夢、もう出るか」
そんな弟の様子を見、その場を離れようとする。
霊夢「まだ入ってたいわよ〜…(もう少しピッタリくっついて居たい…)」
まだ正気に戻ってない感じか…?
デレデ霊夢なのは嬉しいけど、弟の邪魔したくないかな。
カルゴ「空気読めよ…。神社でゆっくりしよ?」
霊夢「動きたくなーい。ダルーい」
うわ、怠惰巫女だ…。
霊夢「…今、失礼な事考えたでしょ」
俺に抱かれながらも一丁前に此方を睨む。
カルゴ「まぁね。邪魔になるから出ような〜」
ヒョイっと霊夢をお姫様抱っこする。
霊夢「ちょっと!?今裸なんだけど!?」
カルゴ「お前が動きたくないとか言うからだろ?ほら、服着て。帰るぞ」
霊夢「……うん……/////」
天狗達「( ゚д゚)ポカーン…」
最早キャラが崩壊している霊夢を見て、目を丸くする2人。
カルゴ「ほら、早く着替えろよな。俺の服はそっちにあるから」
霊夢「うん」
岩陰に霊夢を下ろし、さっさと着替える。
カルゴ「すまんな。あとは若いモンで楽しむといいさ。じゃ」
着替え終え、剣を背中にかけて霊夢の居る岩陰に戻る。
ヒビキSide
なんで兄貴は素直に言えるんだ?
兄貴の事だし、ヤリモクじゃないのは間違いないんだけど…。そう簡単に言うけどさ、自分に素直になるっていうの、簡単なようで簡単じゃないんだぞ…?
ヒビキ「はぁ…。椛、温泉入ろうぜ」
椛「待って。脱ぎたいけど、エスカルゴさんがまだあそこに居るから…」
ヒビキ「そうだったな」
そんな話をしていると、岩陰から2人が飛び立ったのが見えた。片時も離れたくないのか、手はしっかり繋いでいる。
椛「あっ、行ったね。脱いでくるね」
ヒビキ「おう」
俺も脱ごっと。
しばらくして、恥じらいながら椛が出てきた。
椛「お待たせ…/////」
ヒビキ「おお…!」
うわ、すげーエロい…。
なんかムラムラしてきたな…心落ち着けないと。
椛「霊夢さんまでエスカルゴさんとお付き合いしてたなんて…ビックリね」
温泉での話題は、やはりさっきこの場で見た事だった。
ヒビキ「ホントだぜ。兄貴、顔は元々イイ方だからな…モテるのもわかる気がする」
──────────────────────
その頃───博麗神社。
カルゴ「へぁっくしゅっ!」
霊夢「風邪?」
カルゴ「俺が風邪?んな訳無いだろ。馬鹿は風邪ひかないって言うしな」
霊夢「馬鹿な彼は嫌いよ」
カルゴ「( ´・ω・`)」
──────────────────────
椛「人間の時はどうだったの?」
ヒビキ「眼鏡かけてたおかげで、そこらの男に紛れちまってな。全くモテてなかった。コンタクトにしろって言ってんのによ」
兄が行方不明になる前の、少し遠い昔を思い出す。
椛「眼鏡だったの?似合わなそう…。コンタクトって何?」
コンタクトを知らない幻想郷の住民。
眼鏡は、ごく稀につけている人がいる程度だ。
ヒビキ「目に直接嵌めるタイプの眼鏡…って言えばわかるか?」
椛「外にはそんなのあるんだ…。目に直接嵌めるとか怖くて出来ないよ…」
ヒビキ「兄貴もそう言って、コンタクトにしなかった。それにすりゃ絶対モテてたのに。外の女はさ、男なんて顔で選ぶんだぜ。次に金だ」
椛「そうなの?なんか、外の女の人嫌だな…」
ヒビキ「だろ」
椛「うん。ね、もっと外の事教えて」
ヒビキ「おう」
それからしばらく、手足の指がふやけるまで外で得た知識を彼女に教えた。
Deadly…様々な意味がありますが、ここでは
“殺人的な”という意味で扱います。
殺人的な雷……普段使う雷よりも殺傷力が高いので、ピッタリですね。
今回は手加減こそしましたが。
『妖力遷移』……4力の中から妖力のみを引き出す。紅いオーラを纏う。
『魔力遷移』……4力の中から魔力のみを引き出す。紫のオーラを纏う。
『電力遷移』……4力の中から電力のみを引き出す。黄色いオーラを纏う。
『霊力遷移』……4力の中から霊力のみを引き出す。白いオーラを纏う。
ダメだ、バランスよく書けない…。
あと、タグを2個増やしました、是非ご確認を。