今回は、もしその通りになっていたとしたら?
というIFルートを考えてみました。
ヒビキは幻想入りしていない体で書きます。
うわ、今思うと、親がだいぶ可哀想だな…。
あと、今まで以上に会話文だらけです。
ゆっくり茶番にしたら面白そう…(?)
2月のある寒い日に、俺たち紅魔館に住まう吸血鬼達はある事を計画していた。
カルゴ「フラン、レミリア。準備はどう?」
フラン「バッチリよっ!」
レミィ「私も。それにしても楽しみねぇ、エスカルゴの家に行けるなんて♪」
カルゴ「へへへ…。ここと比べるとちっこいから文句言うなよ?」
レミィ「わかってるわ」
そう…これから紫さんを呼んで、外の世界で8日間だけ滞在させてもらうことになっている。
フランとレミリア、そして……
咲夜「しかし、本当によろしいのでしょうか…。私も行っていいなんて…。それに、何もしない訳には…」
咲夜さんも一緒だ。
カルゴ「大丈夫ですよ、外には俺の母さんが居ますから。咲夜さんも、たまには休んで下さい。仕事は体が資本ですから」
咲夜「はい…/////」
レミィ「エスカルゴが“体”とか言うと変な意味に聞こえるのは何故かしらね?」
カルゴ「どういう意味だオイ」
レミィ「冗談よ」
カルゴ「全く…」
相変わらずの言動に呆れた俺は、レミリアの頭に手を置く。
フラン「ねーねー、早く行きましょうよっ!」
カルゴ「おう」
4人で門の外に出る。
因みに、咲夜さん不在の間は美鈴が料理等を担当するらしい。それに若干の不安はあるが、レミリアに尋ねたところ、「咲夜がまともに家事をこなせるようになるまでは美鈴がメイド長だったのよ」…だそうだ。
この居眠り門番からは想像もつかん。
美鈴「良いですねぇ…私もエスカルゴさんのお家行ってみたいです…」
咲夜さんとバトンタッチで館の中に入る美鈴。
これから8日間は俺の分身を立たせる。
レミィ「じゃあ誰がパチェのご飯作るのよ」
美鈴「作り置きとかぁ〜…」
レミィ「品位が下がる」
美鈴「ぶーぶー…」
カルゴ「まぁまぁ、またの機会にしましょーね」
美鈴「はぁい…お気を付けて…」
渋々と館へ入る美鈴。
そして文句を言う分身を立たせ、紫さんを呼ぶ。
紫「その姿はどう説明するのかしら?」
カルゴ「コスプレという形で説明するので大丈夫ですよ」
姉妹「(コスプレ…?)」
咲夜「(あれ、本で見たことあるような無いような…何でしたっけ?)」
紫「わかったわ、いってらっしゃい。8日後にまた…今度はあなたの家の前に迎えに行くわね。お昼過ぎがいいかしら」
カルゴ「はい」
何故4日では無く8日なのか?
理由は至極単純。
“たくさん観光したいから”である。
そして、行き先を指定せずにスキマに入った。
スキマを抜けたそこは……。
フラン「これが“海”なの!?水がいっぱいね!」
初めて見る広大な海に、目を輝かせるフラン。
海のそば…もとい、アクアマリンふ○しまのそばに来てしまったようだ。
レミィ「…嫌な事思い出すわね」
咲夜「そうですね」
月に行ったことのある2人は、海を見てその事を思い出していた。
カルゴ「懐かしいねぇこの潮の香り…。さーて、俺んち行こう。ついてきて」
と、3人を導こうとするが…。
フラン「ねぇねぇ、あのカマボコみたいな建物、なぁに?」
アクアマ○○ふくしまを指さすフラン。
レミィ「あぁ、それね。私も気になってたわ」
咲夜「私もです」
そりゃ気になるわな、すげー目立つもん。
カルゴ「水族館っていってな、あそこには色んな魚が居るんだ。幻想郷には居ない魚がな。行ってみるか?」
フラン「いく!いくいく!!」
レミィ「面白そうね」
咲夜「どんな所なんでしょう…」
だが俺には、1つの不安がある。
そして、この不安が現実のものとなるのは、思っていたよりもずっと早かった。
受け付けを済ませ、やっと中に入れる事になった時に、それは始まった。
男達「おいお前どけ」
カルゴ「あてっ」
俺を突き飛ばし、男達がやってきた。
男「ねぇねぇ!君たち、凄いクオリティ高いコスプレだね!!写真撮っていい!?」パシャパシャ
男「こんなすげぇの見たの初めてだ!」
男「フランたんマジ天使!!」
男「レミリアたんカワユス!!」
男「咲夜さぁぁぁぁぁぁん!!」
…うん、わかってた。
こうなるのは分かってた。
というか、許可される前に写真撮るな。
フラン「な、何この人達…」
レミィ「何なのよこれ…」
咲夜「刺していいですか…」
フラン達は両側から俺に抱きつき、咲夜さんまでも俺の裾を引っ張る。
カルゴ「咲夜さん!?待って、刺すのは待って下さいっ!!」
男達「あァ!?お前どけよ、何のコスプレだかわかんねーやつがよぉ!」
係員「あ、あの〜…詰まってるんですけど…」
あまりに人が集まったため、大変混雑してしまっているようだ。
ほらな…こうなると思ってたよ…。
さーて、ペースメーカーつけてそうな人は…居ねぇな。
カルゴ「催眠『惑星麻酔』」
その場に手を付き、強力な電気を流す。
範囲としては、俺を中心に半径2m程である。
大抵の靴には絶縁体のゴムが使われているが、所詮は劣化したゴムなので、電気を喰らってバタバタと気絶する。
因みに、既に撮られていた写真は、電気を流した時にスマホごと壊したので問題は無い。
いや、壊したのではなく、俺の電気に耐えられなかっただけだ。プライバシーの保護が優先だ。
係員「きっ…きゃああああっ!!」
口に手を当てて悲鳴を上げる係員。
係員は範囲の外にいたので無事だ。
カルゴ「この事はご内密にお願いします♪」
唇に人差し指を当て、軽くウインクする。
係員「は、はい…」
カルゴ「さぁ、行こうか」
フラン「うん♪」
その後、ゆっくりゆっくりアクアマリ○○くしま内をまわり、ぬいぐるみ等のお土産も買った。
外に出た頃は既に真っ暗だった。
フラン「はーっ、楽しかった〜!いっぱい居たね!」
レミィ「一時はどうなることかと思ったけどね。まぁまぁ楽しめたわ」
咲夜「そうですね…私はもう懲り懲りですね…。ところで、みんな私達を知っている様でしたが…何なんでしょうか?」
うぐ…さすが咲夜さんだ、鋭いぜ…!
レミィ「私も思ったわ、それ!」
フラン「うんうん!」
カルゴ「それについての説明は俺んちついてからしてやるから。まずは俺んち行こう」
フラン「はーい!」
闇夜に紛れ、3人の吸血鬼+1人の人間は飛び立つ。
フラン「ねぇエスカルゴ。入口の所で男の人たちが倒れたのってエスカルゴの力よね?」
カルゴ「うん」
フラン「なんで私達には効かなかったの?」
カルゴ「いつも俺の技喰らってるから、電気に慣れたんだろう。それと、あいつらは普通の人間だから、かなり手加減したんだよ」
フラン「そういうことか…」
咲夜「私も普通の人間ですが…」
カルゴ「時を止められる人は“普通”とは言いませんよ、咲夜さん。ここに居る人間は、人里の人達と同じく、能力も何も無いんですから」
咲夜「なるほど…」
自分のこと普通の人間とか言ってる咲夜さん、天然っぽくてめっちゃくちゃ可愛いんだけど…。
そんな話をしている内に、俺の家に着いた。
カルゴ「着いたぜ」
母さん…2年ぶりか…。
車はあるし、中に居るんだよな…。
レミィ「大きいじゃない」
カルゴ「周りの家と比べりゃあな」
俺の家は周囲の家に比べたら大きい。
それは、俺の爺ちゃんが金持ちだからだ。
4億円のクルーザーを所持している位には。
フラン「早く、早く〜!」
カルゴ「あいよ」
フランに急かされ、インターホンを押す。
母「はーい」
カルゴ「ただいま。帰ってきたよ、入れてくれ」
母「えっ」
短い呻き声が聞こえたあと、音声は途切れた。
すると、廊下をバタバタと走ってくる音が聞こえてきた。
母「あんた、2年もどこ行ってたの!?」
第一声がそれか…。
母「というか、その人達は…?」
俺の背後の3人を見る母。
レミィ「初めまして、エスカルゴのお母様。私、紅魔館の主の、レミリア・スカーレットですわ。エスカルゴの彼女ですわよ♪」
ドレスの端をクイッと持ち上げ、お姫様のような挨拶をするレミリア。
母「???????」
フラン「フランドール・スカーレットですわ♪私も、エスカルゴの彼女ですわよ♪」
フランも同じようなポーズをし、大人びた口調で挨拶をする。
やばい鼻血出そう…可愛い…可愛すぎる…!!
咲夜「メイド長の十六夜 咲夜です。以後お見知りおきを」
母「え…レミリ…ってまさか……!!」
ま、まずい、今ここで言われるのは…!
カルゴ「と、とにかく、中入って良いかな!?」
母「そ、そうね。でもヒビキはもう寝てるわよ」
カルゴ「早くね?まだ9時前だろ?」
咲夜「…ですね」
懐中時計を見て答える咲夜さん。
母「なんか、体力つけるのにハマってて、今日も筋トレ頑張ってたみたいよ」
カルゴ「なーる。ま、入るぜ」
母「はいはい。さ、みなさんも入って入って!」
ドアを全開にし、手招きをする母。
姉妹「お邪魔しますわ♪」
咲夜「お邪魔します」
はぁ…。なんて説明すりゃあいいんだ?
こうして、8日間に渡る旅行が始まったのだった。
書き終えて思ったこと「IFルートおもせぇ!!」
これは番外編なので気まぐれに書いていきます。
次は本編です。R-18シーンが…(以下自主規制)
あとひとつお知らせです。
エスカルゴの、LINEの非公式垢が出来ました!
https://line.me/R/ti/p/%40hov8795v
ぜひ追加と拡散をよろしくお願いします!w