※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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外の世界───エスカルゴの家へ8日間のホームステイする事になったフラン、レミリア、咲夜。
自分が知らない物ばかりに囲まれる生活の中で、一体何を体験するのか…?


地形、地名、人の性格は筆者の周りのをそのまま利用します。

思ったんだけど、地の文書きようがなくね?
(と思ってしまうのは私の語彙力が無いからか…)


もしもあの時本当に行っていたら(番外編②)

母「さぁ、説明してもらおうかしら♪ 2年も何処ほっつき歩いていたのか…。それと、その子達は何なのか…」

 

大きなテーブルに向かい合うようにして座る。

その様子はさながら、面接の様であった。

無論、面接官は母で、受験生は俺達だ。

 

カルゴ「えーと…何言っても驚かねぇか?」

 

母「さっさと言えっての(威圧)」

 

こーゆーとこは変わってねぇな…。

 

姉妹「(お母様怖い…)」

 

咲夜「(お嬢様に匹敵する様な威圧感…)」ブルブル

 

カルゴ「まず俺、ここでカルボ食った後、ゲーム中に寝落ちしたんだよ。ここまではオッケー?」

 

母「オッケー。涎の跡もスマホも残ってたしな」

 

ヨダレ垂らしてたのか。

 

カルゴ「そんで、目が覚めたら知らない世界だったと」

 

母「待てバカ」

 

カルゴ「何か質問は?」

 

母「質問しか無いわこんバカタレ」

 

そりゃそうだろうね…。

 

カルゴ「要するに俺は、古くから日本で言われている“神隠し”に遭ったって訳よ。Do you understand?」

 

紫さんは、神隠しの主犯とも呼ばれてるしね。

 

母「おk、納得」

 

指でOKサインを出す母。

 

3人「(納得したの!?)」

 

カルゴ「話が早くて助かる。でも、俺にも都合があるから、8日後にはまた向こうの世界に行かなくちゃいけないんだ」

 

母「は?」

 

カルゴ「なんつーか…俺、向こうの世界で必要とされてるみたいだから…。折角必要としてくれるんなら、俺の力を活かしたい」

 

母「力って…25キロの米袋持てなかったのに?」

 

カルゴ「今は小指で持てるよ。あと、その…筋力じゃなくてさ、また別な力なんだ」

 

母「何よ、見せてご覧なさい」

 

カルゴ「おう」

 

掌を天井に向け、そこから電気を流す。

 

カルゴ「…見ての通り、電気の力さ」

 

母「ふーん…発電所にあんた置いたら儲けられそうね」

 

カルゴ「別にいいけど今の俺なら発電所どころか日本ぶっ壊せるぞ」

 

母「あら怖い」

 

カルゴ「とまぁ、そんな訳で。別世界への永住を認めてほしい」

 

テーブルに額を擦りつけるように頭を下げる。

 

母「…具体的に、どういう人に必要とされてるのかしら?」

 

言ったところでわからんやろ…。

 

カルゴ「とにかく色んな人だ」

 

母「はぁ…。八雲 紫…って人でしょ?あんたの力を必要としてるのは。その人が連れてったんでしょ?」

 

3人「!?!?」

 

カルゴ「え…何で知ってんの…紫さんのこと…」

 

母「今日こうしてあんたらが来る…えーっと…16日くらい前だったかしらね。八雲 紫って名乗る優雅な女の人がうちに来てね」

 

カルゴ「えぇぇぇぇぇ……」

 

母「『挨拶が遅れて申し訳ございません…。エスカルゴさんを拉致した、八雲 紫と申します』…なんて言うから、普通に家に上げちゃったわよ」

 

カルゴ「ええええええええ……なんでぇ??」

 

母「誘拐犯がそんな事言うわけないからね、何か事情があるんだなって思ったのよ。聞いたけど…あんた、不審者から薬買ってそれ飲んで人間辞めたですってぇ?馬鹿にも程があるわよ??初めて聞いた時、大笑いしたけどねwww」

 

カルゴ「笑ったのか」

 

母さんらしいけど。

 

母「そんで、八雲さんの…スキマ…だったっけ?そんなので、あんたの様子見せてもらったわよ。全く、なんでハーレム作ってんだかねぇ…」

 

あれ?確か、8日間はスキマ繋げられないんじゃ無かった?…あぁそうか、覗く程度なら作れるってことか。

 

カルゴ「…断れねぇだろ…泣かせたくねぇし…」

 

母「そういう生温いところは変わってないのね」

 

カルゴ「んなっ…」

 

一言余計でい!!

生温いってなんだよ生温いって!!

 

母「見た目は多少変わったけど…根は変わってなくて、母さん安心した」

 

カルゴ「…そーかよ」

 

母「永住、認めてもいいけど。あと8日間戻れないんでしょ?何処で過ごすの?ここで過ごす?」

 

カルゴ「そうだな…折角の我が家だし。って……なんで8日間戻れないって知ってんの?」

 

母「八雲さんがそう言ってたの。だからね、八雲さんもこの家で8日間過ごしてたのよ」

 

4人「えええええええええええ!?!?」

 

サラッと何言ってんの母さん!?

いや、これでこそ俺の母さんだけどさ!?

 

レミィ「私より…私より早くあの女が…!?」

 

フラン「レーヴァテイン喰らわせてやる…」

 

母「じゃあまずはご飯ね」

 

話は終わったのか、一旦中断なのかはわからないが、席を立つ。

 

あの様子なら…全部紫さんから聞いてんだろう。

わざわざ聞いてきたのは、俺の口から直接聞きたかったってことかな…。

 

咲夜「お手伝い致します」

 

母「ふふっ、大丈夫よ、十六夜さん。前もって言われてたから、もう作ってあるわ」

 

言われてたんかーい!!

だからあんなに反応薄かったのか!

 

料理を運ぶのを手伝い、ワイワイと楽しく食べているうちに、日付が変わろうとしていた。

 

母「あら、もうこんな時間。明日も仕事だから、私は寝るわね。レミリアちゃん達は、空いてる部屋勝手に使っていいから。おやすみなさい」

 

姉妹「おやすみなさい♪」

 

咲夜「おやすみなさいませ」

 

ふぅ…やっと一息つけるな。

 

レミィ「さて、説明してもらおうかしら?何で外の世界の人達が私達を知ってるのか」

 

カルゴ「ああ。外の世界にはな、幻想郷を舞台としたゲーム、本とかがあるんだ。それのせいだ」

 

フラン「何でそんなのがあるの?」

 

カルゴ「そこはまぁ…誰かが幻想郷の情報を軽ーく外に流してるんだよ。そう言えばわかるかな?」

 

神主言うたところでわからんしの…。

今回ばかりは許してくれ…嘘も方便ってな…。

 

レミィ「紫ね」

 

フラン「そうね」

 

咲夜「ですね」

 

カルゴ「………」

 

イイ感じに勘違いしてくれて助かった…。

 

カルゴ「でも、幻想郷に帰ってもこの事は誰にも言わないでくれ。秘密にしててくれ。な?」

 

レミィ「…そうね。紫の悪事がバレて、幻想郷中で反乱でも起きたら面倒だしね」

 

カルゴ「そゆこと」

 

うんうん、と何度も頷いてみせる。

 

何とか東方Projectの事は誤魔化せたね…。

ごめんなさい紫さん、誤魔化すには紫さんしか居なかったんです…。

 

フラン「そんな事は良いから、エスカルゴの部屋行きたーい!」

 

ギュムッと抱きついてくるフラン。

 

カルゴ「オッケー。…もう寝る?」

 

フラン「うん!私、エスカルゴと寝る〜♪」

 

レミィ「私もよ!いつも通り3人で寝るのよ!」

 

嬉しいけど多分無理だろうな…ベッドは普通サイズだもん…。

 

咲夜「私はどの部屋を使えば宜しいでしょう?」

 

カルゴ「咲夜さんも俺の部屋で寝ます?来客用の布団しかありませんけど…」

 

咲夜「ありがとうございます」

 

そして、4人で俺の部屋へ移動する。

途中何度も立ち止まったため、10m無い道のりに10分以上かかった。

 

カルゴ「ほい、ここが俺の部屋な」

 

2年も使っていなかったにも関わらず、私物はそのままにしてある上に埃一つ落ちていない。部屋には鍵が無いので、使っていない間も掃除してくれたのか…それとも、紫さんに知らされて掃除したのかのどちらかだろう。いや、母さんの性格的に後者だろう。

 

フラン「うわ〜!広〜い!」

 

レミィ「思ったより広いわね」

 

咲夜「(これで一人部屋…?寂しそう…)」

 

カルゴ「一般的に見たらデカい方だけど、色んなモン置いてあるからそうでも無いさ」

 

フラン「ねーねー、この黒いの何!?」

 

レミィ「あらこんな所に本が…って何これ!?」

 

咲夜「机の上には聴診器と……これは、ケースに入ったドーナツ型フリスビー…?」

 

フランはグランドピアノに目を輝かせ、レミリアはベッドの下からエロ本を見つけ、咲夜さんは机の上からイヤホンとCDを見つける。

 

うわぁぁぁぁぁぁ!!

ベッドの下に隠してたの忘れてたぁぁぁぁ!!

 

カルゴ「あー…あんまり弄り回さないでくれ…。フラン、それはグランドピアノって言ってな、色んな曲を弾けるんだ。レミリア、それには触るな。咲夜さん、それは音楽を聴く道具と音楽が収録されているモノです」

 

フラン「そうなの!?今弾いて!!」

 

「夜だから近所迷惑になる、また明日弾いてあげる」と言いそうになったが、ある事を思い出す。

 

そうだ、俺の部屋は完全防音だったな。

一応、レースカーテンだけじゃなくて全方位の遮光カーテン閉めておくか。

 

カルゴ「…それじゃ、フランの曲弾くか」

 

フラン「私の曲?」

 

カルゴ「さっき言った、幻想郷を舞台にしてるゲームの中ではさ、それぞれの人物にテーマ曲があるんだ」

 

フラン「へー!そうなんだ!」

 

弾くの2年ぶりだ…大丈夫かな…?

一応指の動きは覚えてるけど…。

 

深呼吸して鍵盤に指を置くと、自然と楽譜が頭に浮かんできた。

 

よし…弾ける。

ま○○⚪さんみたいに一流って訳じゃないけど、二流レベルなら俺にだって出来る。

 

覚悟を決め、フランのテーマ曲、「U.N.オーエンは彼女なのか?」を弾き始めた。

途中、3、4箇所ミスしてしまったが、止まらずになんとか弾き終えた。

 

カルゴ「はぁ〜…緊張した…!」

 

顔には玉のような大粒の汗が浮かんでいる。

 

ここまで緊張したのは数年ぶりだぜ…!

小6ぶりくらいかな…。

 

フラン「聞いてて元気出て来る感じの曲ね!」

 

カルゴ「だな!フランにピッタリだと思う!」

 

フラン「うんっ!」

 

本人も納得するあたり、作曲した人はマジモンの神だと思う。

 

レミィ「私のはどんな感じの曲なの?」

 

カルゴ「弾いてほしい?」

 

レミィ「弾いてほしいわね」

 

カルゴ「ほっぺ触らせて。そしたら弾いてやる」

 

レミィ「はいはい…」

 

咲夜「(こちらの世界に来ても相変わらずですね、エスカルゴさん…)」

 

頬が若干赤くなるまでムニムニ弄り回し、レミリアのテーマ曲、「亡き王女の為のセプテット」を弾き終える。実は、俺が一番得意な原曲である。

 

レミィ「へぇ〜、これも良いじゃない。何処と無く高貴な感じが私に合ってるわね♪」

 

カルゴ「レミリアが高貴?うん…まぁ…せやな」

 

レミィ「何よその反応!?」

 

カルゴ「いつも俺に弄り回されてるレミリアにはあんまり似合わない言葉だなぁと思ってね」

 

レミィ「ふふふっ…いつもは弄らせてあげてるのよ、感謝しなさい♪」

 

カルゴ「そうか、ありがとうな。次は咲夜さんの弾きますね」

 

咲夜「い、良いんですか?」

 

カルゴ「ええ。頑張ります」

 

咲夜「が、頑張って下さい!」

 

だが、鍵盤に指を置いた時にふと気付いた。

 

「フラワリングナイト」しか弾けねぇ…!

咲夜さんだけまさかの花映塚…あはは…。

そうだ、「月時計〜ルナ・ダイアル」は諦めたんだった…。そんで「フラワリングナイト」に移行したんだったな…くっそー、やっちまったー…。

 

咲夜「どうしました?顔色が…」

 

カルゴ「えへへへ…ちょっと緊張しちゃって…。でも、ちゃんと弾けるんで大丈夫ですよ」

 

ちゃんと弾けるって言っても、ノーミスはキツいだろうが…やるしかないね。

カッコつけるよりもやりきる事が大事だ。

 

集中し、「フラワリングナイト」を弾き始める。

結果、原曲よりもテンポは遅くなってしまったものの、ミスはなんとか1桁台に抑えられた。

 

カルゴ「うへー……ちかれたぁ〜……」

 

レミィ「確かに咲夜にピッタリね♪」

 

咲夜「ふふっ…ありがたいお言葉です♪エスカルゴさん、ありがとうございました♪」

 

カルゴ「いえいえ、それほどでも…」

 

咲夜さんに礼を言われると誰に言われるよりも照れるんだよなぁ…。普段礼を言われないからだと思うんだけど。

 

フラン「あとは誰の曲弾けるの?」

 

カルゴ「んーと…鈴仙、ミスティア、パルスィ、チルノ、ルーミアの曲かな…」

 

ノーミスでは難しいだろうが、最初から最後まで弾き通せるのはこれだけだ。

 

フラン「聞きたい聞きたーい!」

 

カルゴ「オッケー♪」

 

鈴仙のは俺的にはちょい難しいが、あとの4曲はそこまで難しくはない。

 

 

 

そして、「狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon」を初めとする5曲を弾き終え、4人で軽く雑談したのち、床についた。

咲夜さんのは、俺のベッドの隣に布団を敷いた。

 

カルゴ「さ、もう寝よう」

 

フラン「そうn……え?」

 

ベッド上の掛け布団を開け、言葉を切るフラン。

 

カルゴ「どうしたフラ……あ」

 

そこにあったもの…それは、フランとレミリアの抱き枕である。人間の時にかなり愛用していた。

 

フラン「…何これ?抱き枕よね?」

 

カルゴ「えーっと……それはその………フラン達出てるゲームのグッズ…と言えばいいのかな…?…俺、人間の頃からフラン達のことが大好きで…毎晩抱き枕抱いて寝てたんだよ……」

 

くあぁぁぁぁ恥ずかしいぃぃぃぃ!!

穴があったら入りたいってのぁまさにこの事だ!

 

フラン「そーだったんだ♪でももう、本物がいるから大丈夫よね♪」

 

レミィ「自分が抱き枕になってるって…なんだか複雑な気分ね…」

 

咲夜「(まさか私のもあったり?…な訳無いか)」

 

フランはパチッとウインクし、レミリアは苦笑する。

 

カルゴ「ああ、大丈夫っ!」

 

抱き枕をグランドピアノの上に置き、3人でベッドインする。

実は、咲夜さんをベッドに寝せようと思ったが、フランとレミリアに押し切られてしまったのだ。

ベッドに3人が寝るというのはやはり、かなりキツくて…。

 

レミィ「狭い…」

 

カルゴ「んな事言うなら降りろよ…」

 

フラン「うんうん♪」

 

レミィ「嫌よ、絶対あんたと寝るんだから」

 

手を繋ぎながら、変な意地を見せるレミリア。

 

カルゴ「なら文句言わないでちょ…」

 

部屋は広くともベッドは一般的なサイズだ。

つまり、1人用である。

3人が並んで寝るというのは多少…いや、かなり無理があって、フランは俺の上に乗っている。レミリアは俺の右隣にいる。

 

フラン「顔近いね♡」

 

カルゴ「そうだな♪」

 

左手でフランの頭を優しく撫でる。

 

レミィ「フランばっか見てないでこっちも見てよね…隣に居るんだから…」

 

カルゴ「大丈夫、ちゃんと見てるさ」

 

しょぼくれるレミリアに優しくキスする。

 

レミィ「ふ…ふんっ…そ、そんなんで誤魔化そうと思ったって無駄なんだからね…/////」

 

カルゴ「その割には真っ赤だな」

 

レミィ「うるさいっ!」

 

バキボキグシャアッ

 

カルゴ「ぐおっ…」

 

握っている手に、瞬間的にとんでもない力を込めて俺の右手の骨を粉砕する。

 

カルゴ「痛てーなーコンニャロめ〜…。こっから落とすぞ〜?」

 

治った右手で、そんなレミリアをジワジワとベッド端へ追い詰める。

 

レミィ「や、やめてっ…やだ、落ちたくない!」

 

意地でも落ちないらしいレミリアは、俺の右腕を砕けんばかりに抱き抱える。

 

カルゴ「全く…なら手の骨粉砕すんなよ…」

 

レミィ「だってあんたがいちいち言うから…」

 

カルゴ「言われるような事してるクセに。ほっぺ真っ赤に染めてさ、紅魔館の外壁かっての」

 

レミィ「そんなに赤かった?」

 

このメンツなら、“赤”に対してはそう例えた方がわかりやすいだろうなと思って言ってみたのだが、ちゃんと通じたようだ。

 

カルゴ「暗くてもわかるくらいな」

 

フラン「ねーねーねー、早く寝ましょー?」

 

フランが俺の上で睡眠の催促をする。

 

カルゴ「そうだな。おやすみ♪」

 

目の前のフランと、そっと唇を重ねる。

 

レミィ「わ・た・し・も!!」

 

強引なレミリアは、いつも通り頭を掴んで強制的にそちらを向かせる。首の骨が逝かないかとても心配になる瞬間だ。

 

カルゴ「ん…」

 

 

 

こうして、少し騒がしいホームステイ第1日目を終えたのだった…。




ベッド下にエロ本とか古典かよ!
ってツッコミたくなりますね。
ちなみに、リアルでの筆者は、部屋に飾ってある地球儀…の箱の中に積み上げて隠してますw
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