あらすじ
吸血鬼の特性を最大限に生かした実験が成功し、吸血鬼の機能を保ったまま不老不死となったエスカルゴ。普段通りの平和な日常に戻ろうとするが───?
不老不死となった次の日。
娘に会いに、永遠亭へと向かっていた。
やるべき事さえさっさと終えれば、遠距離の二重育児も全然苦にならない。最高までトバせば20分〜で到着するのでそこまで遠距離でもないが。
育児を押し付けて遊び呆けているのか、と?
そんな訳が無い。
前述の通り、やるべき事は既に終えている。
午前に俺がやるべき事は主に3つ。
朝食の調理。屋内の掃除。洗濯&乾燥。
朝食は早朝訓練の後作っている。
掃除は、朝食後に洗濯と並行して進めている。
そちらは分身に任せ、本人は洗濯だ。
洗濯物はほんの数分で乾く。
乾燥機が博麗神社にある訳では無い。
洗濯物を引っ掛けた棒を持って、幻想郷上空を猛スピードで飛び回って乾燥させている。
午後は、夕飯を作ることしかやる事は無い。
カルゴ「さーて…今日は歩いていきますかね」
上空から永遠亭への道筋を確認した俺は、わざわざ竹林手前に降り立ち、歩いて行こうとする。
だがその時、背後から声を掛けられる。
妹紅「よう、エスカルゴ」
ん、この声は妹紅か。
カルゴ「よっ。どした?」
妹紅「不老不死のアレ、どうなったのか少し気になったのでな」
カルゴ「なるほど。妹紅と別れた後、紅魔館に行って調べて、昨日実験して見事成功したよ」
聞かれたことに対し、簡潔に答える。
妹紅「成功って…お前、まさか…」
カルゴ「妹紅と同じく、不老不死になったよ」
妹紅「バカっ、不老不死はやめろとあれほど…!
…いや、成れる訳が無いと高を括っていた私のせいか…。すまない…私のせいでお前の人生まで…。いくら謝っても謝り足りない…」
ガックリ肩を落とす妹紅。
不老不死への憧れを抱く俺を止められなかったことを悔やんでいるようだ。
カルゴ「気にするな、妹紅のせいじゃない。俺が望んで不老不死になったんだからな」
妹紅「…お前はまだ、不老不死の恐ろしさをわかっていないんだよ。その恐ろしさに気付いた時、お前は私を心底恨むだろうな…。“何であの時強く止めてくれなかったんだ”…ってな」
カルゴ「俺はそんな風に責任転嫁したりしない。仮に後悔するとしても、俺なら自分に責任を求めるからな。妹紅はそんな心配しなくてもいいんだぜ」
妹紅「……後悔したら私の所に来い。どんな言葉でも受け入れるつもりだ。じゃあな」
後ろ手に手を振ってその場から去っていった。
俺はそんな妹紅を見て、それ以上の言葉をかけることを忘れ、ただ見送ることしか出来なかった。
そんなに自分を卑下しなくても良いのに…。
なんか、妹紅に悪い事したな…。
少しモヤモヤした気分のまま、竹林へと足を踏み入れた。
カルゴ「来たぜー」
てゐ「あ、エスカルゴ来たウサ」
永遠亭に行くと、てゐが出迎えてくれた。
カルゴ「よう。巫月は?」
てゐ「チルノ達と遊ぶとか言ってたウサよ。残念ウサね〜」
口に手を当て、笑いを堪えるような顔をするてゐ。
相変わらず腹立つ顔だなぁ…!
カルゴ「まぁ、誰かと遊ぶのは良い事だ、うん。あと、元気にしてたか?巫月も、お前も」
てゐ「当たり前ウサ!そーだ、鈴仙がエスカルゴに団子作ってるウサ」
カルゴ「マジかっ!!」
てゐ「さっさと行ってやれウサ〜」
カルゴ「おう!」
落とし穴等が無いか警戒しながら、永遠亭の台所へと早足で向かう。
カルゴ「よう鈴仙、来たぜ〜」
いつもの軽い調子で台所へ入る。
確かにそこでは、鈴仙が団子をこねていた。
鈴仙「あっ、やっぱり来たのね!待っててね、今お団子作ってるから!2人で食べましょ♪」
此方に顔を向ける訳でも無く、団子をこねながら答える鈴仙。
変だな…いつもなら例え料理中でも抱きついてきたりするのに。別にいいんだけど…寂しいな。
カルゴ「縁側で食べるか?」
そんな鈴仙に違和感を覚えつつ、日当たりのいい所で食べようと提案。
鈴仙「そうね。お茶お願い出来る?お湯はもう湧いてるから」
カルゴ「おうよ。先行ってるで」
鈴仙「うん♪」
能力でお茶等の物を浮かせ、縁側へ移動する。
しばらくすると、大きなお皿に大量の団子を乗せた鈴仙がやってきた。
鈴仙「お待たせ〜♪」
そこで本日、初めて鈴仙の顔を見た時、さらなる違和感を感じる。確信を持てる訳では無いが、確かに鈴仙に違和感を感じるのだ。
カルゴ「相変わらず多く作るなぁ…。それじゃ、いただきまーす!」
団子を1つ、手掴みで口に放り込み、よく噛んで飲み込む。だが、それを飲み込んだ途端に身体に異変が現れる。
ん?何だこれ……あ……
カルゴ「……ガフッ…」
血を吐き、その場に倒れ込む。
カルゴ「れ……せん…?どう……て…ゴフッ…」
何だこれ?え?何?息出来ねぇ…。毒盛られた?
鈴仙「ふふっ…さようなら♪」
カルゴ「…!」
薄れゆく意識の中、鈴仙のその声を聞いたのを最後に、俺の意識は途切れた。
鈴仙「これで幻想郷をぶっ壊すのが楽になるわ♪あとは…何処にいるのか分からないあの女ね♪」
怪しく微笑み、鈴仙はその場から立ち去った。
鈴仙が立ち去った直後、『
炎の鳥ならぬ雷の蝙蝠が現れ、復活する。
カルゴ「……何だったんだ、今の………」
俺、今殺された?
鈴仙に…毒を盛られて?…裏切った…のか?
何でだよ鈴仙…!
最近あんまり一緒に居れないからか…?
それだけで殺しに手を染めるのかよ、お前は…。
いや…逆に、そこまで思い詰めてたって事か…。
カルゴ「…チッ…」
とりあえず冷静になれ。状況の把握が最優先だ。
まず…鈴仙と団子食べようと縁側に来て…食べた瞬間体がおかしくなって…血を吐いて…死んだ。
蓬莱人には薬が効かないというけど…やっぱり、不老不死になっただけで蓬莱人になった訳じゃないんだな…。毒が効いたって事はそういう事だ。
蓬莱人は良い薬も悪い薬も効かないのだから。
…とりあえず、鈴仙見つけてふん縛るか。
状況を頭の中で整理し終えた俺は、鈴仙を捕まえるべく永遠亭の中を探し回った。まずは身近な所から探すべきだと思ったのだ。その際、声を出して探すのではなく、ひっそりと静かに探した。声を聞かれて逃走されては元も子も無いからだ。
てゐ「エスカルゴー。そんなにキョロキョロしてどうしたウサ?」
背後から声を掛けられ、飛び上がりそうになる。
カルゴ「鈴仙探してんだよ」
てゐ「さっき台所に行かなかったウサ?」
カルゴ「行った。その後、鈴仙に毒を盛られた」
てゐ「えぇ!?…い、いや…それなら死んでるはずじゃ…?」
当然ながら、俺が不老不死になったのは紅魔館の面々と霊夢だけである。
この物言いでは怪しまれて当然だ。
カルゴ「訳は後で話すよ。永琳先生も交えてな。もし疑うなら、縁側に行くといいさ。毒盛られた時に吐いた血がそのままベットリ残ってる」
てゐ「鈴仙が…本当にエスカルゴを…?」
カルゴ「何をどう考えて俺を殺そうとしたのか、捕まえて聞き出してやる」
てゐ「…私も手伝うウサ。絶対に捕まえるウサ」
手伝いをする、と真面目な顔つきのてゐ。
カルゴ「てゐ…。すまない、頼む」
てゐ「任せろウサ」
小さく頷き、玄関から外に飛び出していった。
カルゴ「さて…探しますかね」
永琳先生に聞いてみようかな…。
あの人なら何かしらの知恵を授けてくれるはず。
一旦永遠亭を出、診療所側から忍び込む。
鈴仙は居ない。手伝いをしている訳では無さそうだ。
永琳「次の方どうぞ」
永琳の声が聞こえてきた。
次の患者は俺だ。というか俺が最後の1人だ。
カルゴ「こんにちは、永琳先生」
軽く一礼して診察室へ入室する。
いつも通り白衣に身を包み、丸椅子に座っている永琳が居た。部屋に入った俺は、早足に彼女の前の椅子へ向かい、ドカッと腰を下ろす。
永琳「エスカルゴじゃない。どうしたの?」
カルゴ「単刀直入に聞きます。鈴仙、何処にいるかわかりますか?」
永琳「全くもう…わざわざ患者になりすましたのね?他の人の迷惑でしょう?」
カルゴ「すみません…。ですが、俺で最後です」
永琳「そう?なら良いんだけど」
良いんかい。
永琳「いつも通り、向こうから入ればいいのに。なんでわざわざこっちから来たの?」
わざわざ患者になりすました理由を問いただす。
カルゴ「詳しい話は後になってしまいますが…。俺、さっき毒盛られて殺されたんです」
永琳「?どういう事?」
さすがの永琳もこれには首を傾げる。
それはそうだ、死んだのなら今ここに居るはずが無いからだ。
カルゴ「そこの説明は後になりますが、とりあえず鈴仙を探したいんです。どうして俺を殺したいのか…」
永琳「(ウドンゲを犯人だと思ってるの…?)ウドンゲなら、さっき休憩に入ったわよ。あの子の事だし、風呂に行くつもりでしょう」
カルゴ「わかりました、ありがとうございます。雷速『クイック』」
その場でクイックを発動し、永琳の前から走り去る。
永琳「きゃっ!…全く、走るんじゃないわよ…」
永遠亭内部の造りは完全に熟知しているので、迷うこと無く風呂へ向かう。
鈴仙「は〜、良いお湯だった〜♪」
風呂の前に着いた時、丁度鈴仙が出てきた。
ぶつからぬようクイックを解除し、急ブレーキをかける。
カルゴ「鈴…仙…」
彼女を一目見た時、様々な感情が綯交ぜになって湧き上がってきた。裏切られた事への悲しみや、裏切った事への怒りなど…だ。
鈴仙「あっ、来てたんだ!もうお仕事も終わりだし、一緒に何かしよ♪」
しかし鈴仙は、逃げる様子など微塵も見せずに、それどころか遊びに誘う。
その言葉を聞き、悲しみよりも怒りが
カルゴ「何惚けてやがる…。ついさっき…毒で俺を殺したくせに…!」
鈴仙「え…?」
カルゴ「何で裏切ったんだよ…。…信じてたのに…!拷問『Thorny Restriction of Thunder』!」
電流を流せる伸縮自在の棘付きロープで目の前の鈴仙を雁字搦めにする。
鈴仙「えっ?な、何よ!?痛いっ!やめてっ!」
カルゴ「うるさい…。俺だって…お前にこんな事したくねぇよ…!けどよ、お前が先に手を出してきたんだろ!?団子に毒混ぜやがってよォ!!」
怒りと悲しみが綯交ぜになり、怒っているはずなのに涙が溢れてきた。
鈴仙「お団子?それなら、これから巫月と作るつもりだったんだけど…。それより、毒って…?」
カルゴ「惚けるのか!?お前がこんなに往生際の悪い女だとは思ってなかったよ!いいから吐け!なんで俺を殺した!!」
ギリギリと下唇を噛み締める。
口の中に鉄の味がジンワリと広がってきた。
鈴仙「話が見えないわよ!なんで私があなたに毒なんか盛るのよ!?」
カルゴ「ンなの俺が聞きてぇよ!!さっさと答えろよ!」
鈴仙「やってないものは答えようが無いわよ!!解いてよっ!解いてってば!!」
無理に解こうと動く為、棘が食い込んで真っ赤な血が流れ始める。
カルゴ「解く訳にはいかねぇ!さっさと答えろ!何で俺を殺した!?」
鈴仙「だから、何で私があなたを殺すのよっ!?お団子だってまだ作ってないし、毒なんか知らないわよ!!」
チッ…堂々巡りだなぁ…!
カルゴ「仕方ない。正直になるよう、もっと電気強めようか」
鈴仙「やめてっ……」
バチバチバチバチィィッッ
鈴仙「ゔぅ゙ぅっ…」
全身に流される電気に顔を歪める。
鈴仙「酷い…酷いよ……何にもしてないのに…」
電気を流される事よりも、信じてもらえない事を悲しく感じ、涙を流す鈴仙。
カルゴ「なっ…泣いて誤魔化そうったって無駄だぞ!お前が団子作ってんのはてゐだって見てたんだからな!」
鈴仙「そんな…!さっきまで…お師匠様のお手伝いしてたのに…」
カルゴ「俺を殺した後そっちに行ったんだろう?それなら辻褄が合う」
鈴仙「なんでよ…なんで私がエスカルゴを…」
カルゴ「だからよぉ、それは俺が…」
てゐ「エスカルゴ〜!鈴仙見つけたウサ〜!!」
俺が聞きたい、そう言いかけた時、てゐが有り得ない情報を持って廊下を走ってきた。
カルゴ「鈴仙ならもう捕まえてるぞ。こんな時に嘘つくのはやめろ」
てゐ「えええ!?いやいやいやいや、外で妹紅と喋ってるウサ!!なんでここにもいるウサ!?」
鈴仙が2人…?
いや、そんなのある訳ないだろ。
俺ですら…いや、俺以前に、てゐですら気付いてないのだ、鈴仙が2人なんて有り得ない。
永琳「ギャーギャーうるさいわね、何の騒ぎ?」
白衣を脱いだいつもの永琳が風呂前に来た。
カルゴ「永琳先生…」
永琳「…なんでウドンゲを縛ってるの?それに、血が出てるし…」
鈴仙「お師匠様ぁ〜…グスン、エスカルゴが…エスカルゴが〜……うぅ…」
永琳に助けを求める鈴仙。
てゐ「(どういう事ウサ…?鈴仙が2人…?私が見間違えた?いやいや、そんな事有り得ないウサ。確かに妹紅と談笑してたウサ…)」
カルゴ「なんで縛ってるのか、と?そんなの決まってますよ、鈴仙が俺に毒を盛ったからですよ。団子に混ぜて…ね」
変わらず涙を流している鈴仙を見下ろす。
鈴仙「だから…まだ作ってないって…グスン」
永琳「私達、朝からさっきまでずっと一緒に居たんだけど、団子なんて作ってないわよ?寧ろこれから作ろうとしてたらしいし」
それはさっき聞いた。
だが俺は見た。鈴仙が団子捏ねていたところを。
そしてお茶を頼まれた。
カルゴ「…てゐ。確かに団子作ってたよな?」
てゐ「う、うん…作ってたウサ」
永琳「お昼の時もずっとそばに居たわよ?ね?」
鈴仙「はいぃ…グスン」
なんだこれは…何がどうなってる?
てゐ「わからないウサ…わからないウサ…!何で鈴仙が2人いるウサ…」
混乱して頭を振るてゐ。
カルゴ「とりあえず縁側来て下さい。吐いた血と毒団子があります。それと、俺が淹れたお茶も」
先頭に立って縁側へてゐと永琳を誘導する。
もちろん、鈴仙の事も忘れない。
鈴仙「引きずらないでぇ…グスン」
カルゴ「…チッ。仕方ねぇな」
雁字搦めにしたまま鈴仙をお姫様抱っこし、再度歩を進める。
鈴仙「(エスカルゴ…)」
カルゴ「この血です」
縁側に着き、鈴仙を下ろして先程吐き出した大量の血を見せつける。
てゐ「殺人現場かっ!」
永琳「酷いわね…。それで、このお団子が、ウドンゲが作っていたっていうお団子ね?」
大量にある団子のうち1つを手に取る。
カルゴ「そうです。それ食って死にました」
永琳「ふむ…。この丸さ…紛れも無くウドンゲの作るお団子ね。永遠亭にはこれほど綺麗なお団子作る者は居ないから…。あなたまさか、本当に…」
鈴仙「そんな!お師匠様まで!?私はそんなことしてません!私はエスカルゴの事愛してます!」
カルゴ「…俺だって鈴仙の事…。なのに……」
ウドカル「………………」
愛している者に信じてもらえない歯痒さ…。
愛している者に殺された悲しさから、2人は黙りこむ。
永琳「……えいっ」
カルゴ「ッ!?」
手に持っていた団子1つを口に放り込む永琳。
永琳「ガハッ…」
俺と同じく、血を吐いて倒れ込む。
鈴仙「お師匠様ぁ!!」
てゐ「ひぃっ!?」
それを見て兎2人は声を上げる。
数秒後、復活した永琳は、冷や汗を流していた。
永琳「かなり強い毒ね…。いや、これは…毒じゃなくて、高濃度の瘴気が練り込んである…」
カルゴ「瘴気…」
瘴気って、○落が使ってた…煙みたいなやつか?
永琳「そんなもの、ウドンゲは持ってないし、そもそも幻想郷に来てからここまでの瘴気を感じた事が無い…。ウドンゲじゃないわね…」
カルゴ「でも、鈴仙なのは間違いない…!」
永琳「うーん……そのウドンゲとこのウドンゲ、何か違いは無いかしら?どんな些細なことでも良いわ。もしかしたら、成り済ましかもしれない」
カルゴ「あの鈴仙は、少し違和感がありました。けれど何処がおかしかったのか…」
てゐ「私も、皆目検討がつかな……あ〜〜!!」
突然大声を上げるてゐ。
永琳「?」
カルゴ「ど、どうした?」
てゐ「“目”ウサ!あの鈴仙、目が黒かったウサ!あれは偽物ウサ!!」
目が…黒…?
そう聞いた瞬間、ずっと胸で燻っていた違和感が晴れた。
カルゴ「そうだ!!あの鈴仙、団子捏ねてる時も振り返らなかったし、目が黒かった!!」
その場に下ろした鈴仙の目を見る。紅だ。
娘、巫月の目も…親譲りの紅だ。
この瞬間、自らの過ちに気付いた。
カルゴ「すみませんでした!!!」
縄を解除し、鈴仙に思い切り土下座する。
頭をぶつけた勢いで、その部分がヘコんだ。
鈴仙「…大丈夫よ。顔を上げて?私も、あなたと同じ立場だったら…多分、騙されてたと思うから…」
カルゴ「だって…だって俺…何もしてない鈴仙の事縛って……血だって出て………うぅぅっ…」
鈴仙「こんなの、明日には治ってるわよ。それより、早くその偽物探しましょ?ね?」
カルゴ「ごめんなさい……ごめんなさい……!」
涙ながらに謝罪を繰り返す。
永琳「謝るのも大事だけど、ウドンゲの言う通り偽物を探しましょう」
てゐ「だから、外で妹紅と喋ってるって言ってるウサ…」
一同「!!」
そうか、それなら…!
カルゴ「野郎、ぶっ殺してやる!!」
玄関へ一目散に駆け出す。
鈴仙「私も行くわ!」
てゐ「私が案内するウサ!」
永琳「偽物のツラを拝んでみましょう」
俺に続き、鈴仙、てゐ、永琳も外に出る。
待ってろよ偽物、嬲り殺しにしてやる!!!
今回のまとめ
鈴仙(?)がエスカルゴを殺そうと毒入り団子を作る。だがその頃本物は永琳と共に診療所に。
まんまと騙されたエスカルゴは瘴気にあてられて死ぬが、リザレクションで復活し、鈴仙に騙されたと勘違いして、本物を誤って捕らえ、拷問する。
鈴仙の行いを見せつけようと縁側へ連れていき、更に疑いが深まるも、てゐが重要な事に気付き、偽物の可能性を思いついた。
そしてさらに、偽物は外で妹紅と喋っているというので、みんなでそこへ向かっていった───。