※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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プロローグ・中編1

階段を上りきる。

 

すぐ右側にトイレがある、そこで休もう…。

 

カルゴ「クソが…相変わらずくっせぇよ…掃除してんのかよ…」

 

とは言え、今は四の五の言ってられないので、個室に入りドカッと座る。

 

カルゴ「はぁぁぁぁ………」

 

大きなため息をつく。

 

 

 

そうして、どれくらいの時間が経ったのかわからないが、熱さ、痛みが治まった。

 

カルゴ「よっし、帰るか。……あ、その前に…」

 

水道のところにある鏡を見に行った。

理由は言うまでもない。

なんで悲鳴を上げられ逃げられたのか、自分の顔を見るためだ。気にしない気にしない、とは一旦思ったが、やはりあそこまでの酷い反応をされる謂れは無いと思う。

 

カルゴ「えっ?なんでこんな…」

 

そう言うしか無かった。目は、とても赤くなっていた。充血とは全然次元が違う。白目の部分はともかく、瞳の部分は全てだ。真っ赤というよりは、深みのある赤だ。到底、人間の目とは思えなかった。

女子高生らが逃げたのはこれが原因なんだろう。

 

カルゴ「どうしよう……。病院?いや、家に…」

 

そうだ、家に帰ろう。

今はそれが最優先事項だ。

 

 

 

 

カルゴ「ただいまー……」

 

家には誰もいない。一番に着けた。

 

カルゴ「よし!」

 

彼が親より早く家に着きたがっていたのは、部屋の片付けをしたいがためである。年頃の男子だ、見られちゃイヤンな物もある。

 

カルゴ「よしっ、完了…」

 

片付けを終え、風呂を沸かし、風呂に入る。

 

カルゴ「あー………。この目、どうしよ…」

 

そんなことを考えていながら、2時間は風呂にいた。何故か寝ることは無かった。

手足の指はすっかりふやけ、老人の様になった。

 

カルゴ「…出っかぁ…」

 

そう呟き、彼は風呂を出た。

 

ピンコーン…ピンコーン…

 

ん、LINEが…。誰だろ?俺にLINEするなんて物好きな奴だz…って、母さんかよ!

自分で自分にそうツッコみ、LINEを開く。

そこにはこう書かれていた。

 

『帰り、遅くなる。こっちはこっちで飯食って帰るから、お前は自分で買って食え。1000円以内なら明日返すから』

 

なんだ。なら仕方ないな。

 

『ん』

 

とだけ返し、着替える。

もちろん、夕飯を買いに行くためだ。

 

カルゴ「さっみ…」

 

奥歯がカチカチうるさい。手が悴みスマホ操作出来ない。イヤホンを取り出し音楽を聴く。もちろんそれは東方Projectのアレンジ楽曲だ。

 

「〜♪」

 

歌詞を口ずさみながら、1.5キロ程歩き、やっと○ーソンに着いた。

 

ここのカルボナーラが美味いんだ。

迷うこと無くそれを1つ手に取り、レジへ向かう。

 

店員「460円になります」

 

店員さんはいつも丁寧だ。単純に凄いと思う。

 

店員「ありがとうございましたー」

 

店を出ようとしたその時…会話が聞こえてきた。

彼の会計を担当した人が…

 

店員「ちょ、先輩!あの人の目、すごく赤くなかったですか?」

 

先輩「そう?あたし見てないけど」

 

店員「やばかったですって!とても人とは思えないです…」

 

先輩「ふーん…」

 

忘れてた。スッカリ忘れていた。

先輩と呼ばれた人は上の空で聞いているが…しまったな…見られてしまった…。

でも仕方ない、サングラスとかをしなかった俺の落ち度だ。

俺はそそくさとその場から退散し、急ぎ足で家へ戻る。

 

カルゴ「ふうっ、ごちそーさんでしたっと…」

 

家に帰るや否やスグ食べ始め、スグ食べ終えた。

これがカルボナーラだからだが。

 

今日は凄い眠いな。もう寝よ…。

ボーッと過ごすうちに時は流れ、いつの間にか9時になってた。

 

あれっ…まだ、9時かよ…?

親帰ってくんの…おせぇなら…ゲー…ムを…。

 

やり込んでいるゲームを起動するも、すぐにそのまま寝落ちしてしまった。柔らかな何かが首に当たった気がしたが、きっと気の所為だろう。

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