※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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深夜のデート

フランとの2度目の風呂を出た時、咲夜さんから夕飯のお知らせがあった。

どうやら、もうそんな時間らしい。

窓の外を見ると、確かに真っ暗である。

 

 

 

レミィ「今度は早かったのね」

 

食堂に行くと、既にレミリアが待ち構えていた。

 

カルゴ「丁度風呂を出た所だったから。な♪」

 

フラン「うん♪」

 

レミィ「そ。冷めないうちに食べちゃいましょ。(結局、告白はどうなったのかしら…)」

 

咲夜「〜♪」

 

咲夜さんは、誰が見てもわかるほど、ニコニコとしていた。普段の彼女ではほぼ有り得ない事だ。

 

レミィ「(…成功したようね、良かった…。あんなニコニコしている咲夜を見るの、何年ぶりかしらね…。なんか妬けちゃうわ…)」

 

咲夜「今晩は、マカロニグラタンにエスカルゴさんの野菜炒め、コンソメスープです♪ 付け合わせにオムレツもどうぞ♪」

 

え?俺の野菜炒め?

俺、今日は作って無いz…あぁ、ごま油使って、俺風に味付けしたってことね。

 

メニューは飛び抜けて凄いという訳では無いが、盛り付けの仕方で豪華に見せている。

実際その味は、外の世界では食べれない代物だ。

 

なんか、凄く上機嫌だな。

見てるこっちまでルンルン気分になってくるぜ。

 

一同「いただきまーす!」

 

咲夜「(いけない、ケチャップ忘れてた!)」

 

次の瞬間、俺達のオムレツの上には、ケチャップで絵が描かれていた。時を止めて描いたらしい。

フランのオムレツには、いつも通りスペードが。

レミリアのには、こちらもいつも通り六芒星が。

そして、俺のには────。

 

カルゴ「う、うおぉ…!」

 

レミィ「まぁ…!」

 

フラン「!?」

 

俺達は、思わず目を見開いた。

俺のオムレツには、ハートマークの中に、L O V Eと書かれていたからだ。

 

ストレートスギィ!嬉しいけどさ!!

 

カルゴ「…ありがとうございます♪」

 

咲夜「いえ……///」

 

そっと視線を逸らす咲夜さんは、頬をちょっぴり赤く染めている。

 

フラン「…さ、咲夜も……エスカルゴの事、好きだったの…?」

 

フランは、俺と咲夜さんの顔を交互に見て、少し慌てているような様子を見せる。

 

咲夜「失礼ながら…先程、想いを伝えました♪」

 

フラン「えぇ…6人目…?エスカルゴ、ほんとにモテモテねぇ…はぁ…」

 

呆れたようにため息をつくフラン。

 

カルゴ「にゃはは…嬉しいな…♪」

 

今気付いたけど、咲夜さんもフランやレミリアと同じく紅魔館住まいだから、別なとこに移動して会いに行くってことが無いんだよな。

 

フラン「なんか妬けちゃうわね……」

 

カルゴ「こらこら。さっきあれだけヤッたろ?」

 

フラン「そうだけどね〜…」

 

野菜炒めは食べたし…次は…オムレツ食べよ。

グラタンはまだまだ熱いしね。

 

カルゴ「……っ」ゴクリ

 

食べんの勿体無さすぎだろこれ…!

 

咲夜「どうかしましたか?」

 

カルゴ「食べるの勿体無いなって思って…」

 

咲夜「いつでも描いてあげますから、ぜひお食べ下さい♪」

 

カルゴ「…はーい♪」

 

とはいえ、勿体無いよぉ…!

 

咲夜「(あれ?そう言えば────…)」

 

 

─────────回想───────────

パチェ「咲夜」

 

咲夜「はい、何でしょう」

 

パチェ「見て、これ。外のメイドって、こんな事やってるそうよ?」

 

咲夜「ご…ご奉仕…!?な、何ですかこれは!」

 

パチェ「エスカルゴにしてあげたら?ふふふっ」

 

咲夜「な、何故エスカルゴさんに…」

 

パチェ「他に男居ないでしょ、身近には」

 

咲夜「そ、そうですけど…」

 

パチェ「まぁ、アイツはレミィとフランの彼なんだから、無理でしょうけどね」

 

咲夜「っ……そう、ですね…」

 

パチェ「じゃ、これはどうかしら?」

 

咲夜「…これは…!」

──────────────────────

 

 

咲夜「(そうよ、あれだわ!)」

 

うぅ…スプーンを差し込むのが億劫だ…!

 

咲夜「え、エスカルゴ…さん…///」

 

手をつけるのを躊躇っていると、咲夜さんが話し掛けてきた。いつの間にか隣に立っていた様だ。

恐らく、また時を止めたのだろう。

 

カルゴ「はい?」

 

咲夜「………も……」

 

も?

 

何かを言いかけ、手をモジモジさせている。

その顔は、先程までより真っ赤に紅潮している。

 

咲夜「…も………萌え萌え…キュン♡」

 

手をハートの形にして、恥じらいながら、メイドカフェでやるような事をやってのけた咲夜さん。

 

カルゴ「───ッ!?」

 

ドクンッ

 

カルゴ「っ………」バタン

 

その瞬間、俺の心臓は停止して、生命活動を停止した身体は背もたれに全体重を預ける。

 

咲夜「………あれ?」

 

姉妹「?」

 

フラン「寝ちゃったの?」

 

レミィ「ま、まさか…」

 

と、その時、雷の蝙蝠が出現した。

 

フラン「きゃああああっ!」

 

レミィ「な、なんなの!?」

 

咲夜「!?」

 

カルゴ「はぁ…はぁ…」

 

心臓が…ギュッて締め付けられた…。

 

フラン「え…死んでたの!?」

 

咲夜「!?」

 

レミィ「えぇ!?」

 

あぁ…そうか。

 

カルゴ「ふふっ…仕方ないな☆」

 

3人「何が(ですか)!?!?」

 

カルゴ「ちょっと疲れが出たみたい。さ、食事に戻ろうぜ」

 

軽く笑い飛ばした後、何食わぬ顔で食事に戻る。

オムレツはやはり後回しにして、グラタンを先に食す。

 

姉妹「そ、そうね…」

 

咲夜「(感想貰えなかった…。いやそれより、疲れで死ぬってどんだけですか…)」

 

さて、あとで感想言いますかね。

今言ったら、フランがヤキモチ焼いたりしそう。

 

先程の死因…それは、萌死だ。

冗談とかではなく、マジで。

なぜ気が付いたかと言うと、フランが何かしらの可愛い仕草をした時も、さっきのように、心臓が締め付けられる感覚に陥る事が多々あるからだ。

咲夜さんの「萌え萌えキュン」が、とんでもなく可愛すぎた結果、心停止に陥ったのだ。

男1人を簡単に殺してしまう咲夜さんの美貌…。

実に恐ろしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カルゴ「ごちそうさまでした!」

 

人間の時から変わらず食器を運ぶようにしている俺は、まるで学食で行うように、食器を厨房に運んで行く。フランとレミリアは言うまでもなく、咲夜さんに運んでもらっている。

 

咲夜「いつもありがとうございます♪」

 

カルゴ「いえ。それではまた後で♪」

 

咲夜「はい♪」

 

いや待て。今感想言えんじゃねーか?

 

カルゴ「さっきの『萌え萌えキュン』のやつ…」

 

咲夜「───ッ!!」

 

カルゴ「物凄く、可愛かったですよ♪」

 

咲夜「あ…ぅ…ありがとう、ございます…///」

 

顔を赤くさせ、初々しい反応を見せる咲夜さん。

 

カルゴ「もし良ければ、また見せt」

 

言いかけた時、背後から幼女の声が飛んできた。

 

フラン「エスカルゴ〜!もう寝よ〜?」

 

何というタイミング…。

 

カルゴ「少し早くないか?」

 

フラン「今日はもう疲れちゃった」

 

そりゃそうだろう。いくら吸血鬼でも、あんだけヤッたんじゃ疲れる。ましてや、フランは今日が初めてなんだからな。

 

カルゴ「疲れんのはしゃーないな。よし寝るか」

 

フラン「うん♡」

 

チラッと咲夜さんを振り返って目配せする。

「また後で」の合図だ。

それを察した咲夜さんは、コクリと小さく頷く。

 

カサッ…

 

カルゴ「?」

 

厨房を出る時、ポケットに違和感を感じた。

手を入れると、指先が紙のような物に触れた。

何か物を入れた覚えも無く、不審に思ってそれを取り出す。それは、小さく折り畳まれたメモ用紙だった。

 

フラン「どうしたの?」

 

カルゴ「んーん、何でも」

 

軽く誤魔化して、その紙をポケットに戻す。

後で中を確認するためだ。

咲夜さんを振り返ると、彼女は既に洗い物作業を開始していて、表情は伺えなかった。

 

フラン「?」

 

 

 

数分後

 

フラン「( *˘ω˘)スヤァ…」

 

カルゴ「もう寝たか…。よっぽど疲れたんだな」

 

隣で寝ているフランの頬を撫で、既に寝ている事を確認し、ポケットから先ほどの紙を取り出す。

次に、アークの能力で枕元の燭台に火を灯して、メモの中身を黙読する。

そこには、丁寧な字でこう書かれていた。

 

『今夜0時、いつもの場所でお会いしませんか』

 

いつもの場所…か。

咲夜さんと2人で行く場所は、人里と時計台前と屋根の上しか無いから、この場合は人里を除いて考えるとして…。

時計台前か屋根の上で間違いないな。

となると、この2択で頻度の多い方が正解だ。

つまり屋根の上だ!

 

これまで何度も、咲夜さんと2人きりで話をした事があるが、今思えばそれも、俺の事が好きだったから「話がしたい」と言ってくれていたのだろう。

 

今は…まだ8時か。

そりゃそうか、夕飯食べた直後だもんな。

そういや、シーツとか敷いてあるが…もうやってくれたのか、さすが咲夜さんだ。

このまま一眠りして…いやダメだ、明日になる。

ぜってー起きれないっていう自信がある。

仮眠は俺が一番苦手なことだ…。でも、こうしてフランと寝てると俺も寝ちまうしなぁ……。

 

 

 

しばらく悩んだ末、約束の時間近くまで、上空で特訓することにした。




え、やば。最初の方、今よりも駄作臭パネェ。
(ついに黒歴史化したか!?)
すげぇ恥ずかしい文章…いつかリメイクするか。
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