この曲かな?と思った方はTwitterでも感想欄でもいいですので、答えてみて下さい♪
わかる人少ないと思うな〜。
歌詞検索かけたら一発だけど、それだとなぁ…。
幽香「ほらほらァ!逃げてばっかいないで、私をもっと楽しませなさいッ!」
カルゴ「うっ…くぉっ……」
真夏のひまわり畑の上空。
妖力が増した幽香さんはレーザーを乱発し、俺を攻撃する。スキマを作る間もなく連続攻撃を浴びせてくるので、俺はただ避けるしか無かった。
まず、初撃を躱されて反撃されたのがイタイ。
決め手にはならずとも、せめて初撃だけはキメておきたかった。それからはずっと相手のペースに持ち込まれていて、とてもでは無いが勝てるなどとは思えなくなってきてしまった。
カルゴ「混合武器『雷鎌&雷鞭』!!」
レーザーを躱しながら鎖鎌を振り回して、勢いをつけ幽香さんの懐へ飛ばす。ジャラジャラという鎖の音が花畑に響きわたる。
幽香「甘いわよッ!」
拳1つで鎖鎌を粉砕して、俺を殴ろうと急加速、急接近してくる幽香さん。翼での移動は予想以上に素早く、一瞬で俺の目の前に移動する。
殴るように構えていたが、クルリと空中で縦に回り始めた。踵落としだ。
カルゴ「ぐっ────!」
頭をやられるのはまずいと咄嗟に判断して、仰け反って頭部を保護するが。
幽香「はぁぁっ!!」
声を上げながら勢い良く下ろされた踵は、俺の腹に見事に命中、バキバキバキと肋骨が砕ける音が響いた。
カルゴ「がふッ……」
視界が揺れ、口から真っ赤な血が吹き出す。
肺の一部も傷付けたのか、酷く息苦しい。数秒の辛抱だが、その数秒すらも長く感じられる。
幽香「胴体っていっても下の方に当たったから、心臓は大丈夫よね?」
カルゴ「ッ……」
落下地点にスキマを開き、そのまま落ちる。
もちろん、逃がすつもりがない幽香さんも速度を上げて向かってくる。
スキマに入った瞬間に入口を閉じて、幽香さんの侵入を防いだ。これでしばらくはスキマ空間内で傷を治せる。
幽香「来ないわねぇ…逃げた?」
霊夢「あいつはそんな事しないわ。多分、作戦を考えてるんでしょ。傷を治したり」
幽香「待つのは嫌いだから、できるだけ早くしてほしいんだけどねぇ…」
閉じた傘を肩に置き、はぁ、と1つ溜め息。
するとその時、幽香さんの頭上にスキマが展開。
カルゴ「俺!復活!!制裁『裏切り者には針万本の罰を』!」
傘を閉じているのを確認した俺は、広範囲攻撃に切り替えて大量の針を降らせる。
予想通り、反応が遅れた幽香さんはいくつか黒い針に刺され、一部のみ傘で振り払われた。
幽香「“万”じゃ足りないわよ〜。せいぜい“億”にでもしておきなさい」
やっぱ針なんかじゃ決定打にならないか…。
ケチらずに大技使っておけば良かった!
後悔しても時すでに遅し。
次は私の番だと言わんばかりに、地面を蹴って、空中で静止している俺へ接近する。しかし今回はスキマを作る時間があったために、俺と幽香さんの間にスキマを作り、彼女はそこへ突入する。
スキマの先は、先程俺がいたようなスキマ空間ではなく、俺の背後。彼女にしてみれば、目の前に空が広がったようにも感じられるだろう。
幽香「…え?ワープした?」
突然の景色の変わりように、驚きの声を漏らす。
そして俺は、ポケットに手を突っ込む。
カルゴ「凶砲『
少し大きめの金属片を掴んだ俺は、それを弾いて幽香さん目掛けて発射。鼓膜が破れそうな程の、レーザーなんかとは比べ物にならない轟音を発しながら突き進んだ金属片は、見事に幽香さんの傘を破壊。布部分を完全に吹き飛ばしていた。
幽香「くっ…傘が…」
ここにきて初めて表情を崩した。
不気味な笑顔と真顔以外に見た事が無かったのでかなり新鮮だが、どの顔をしても怖い。
カルゴ「クソッ、一気に畳んでやるぜ!!閉鎖『カオスワールド』!!」
幽香さんを、真っ黒な球体が包む。
傘という弾幕を防ぐアイテムが無くなった以上、自分だけの力で全方向からの弾幕やレーザー攻撃に耐えなくてはならない。
地に足がついていれば半球だけで済んだのだが、なまじ空中にいたものだから、すっぽりと全方向から囲まれてしまったのだ。
霊夢「幽香を閉じ込めるなんてやるじゃない!」
地上から声が聞こえ、俺はそれにピースサインと笑顔だけを返しておいた。戦闘中は集中せねば。だが、ここで一筋縄ではいかないのが幽香さん。黒い球体に、ピシピシとヒビが広がってきた。
内側から壊しているらしい。
カルゴ「出られる前に、外からぶっ壊してやる!召喚『武器庫の解放、出血大サービス』!」
ヒビがドンドン広がっていく黒い球体の上空に、特大のスキマを開き、武器を降らせる。それぞれの武器は球体を貫いて、中の幽香さんに、確実にダメージを与えていた。
球体が壊れ、武器の雨も止み、中から幽香さんが出てきた。顔や翼、衣服には、鮮血が飛び散っていた。
幽香「ふふっ…あはははっ!いいわ!もっとよ!もっと私を楽しませてみなさい!!」
全身から血を出しながらも狂気的な笑い声を上げる幽香さんは、まさに“戦闘狂”という文字を具現化したような存在に思えた。
勇儀さんや天魔以上の戦闘狂に思える。
カルゴ「言われなくても…!」
今度は、小さなスキマを複数出現させ、それぞれに魔法陣を設置する。それから、一斉に発射。
幽香「へぇ、そんなこともできるのね」
縦横無尽に駆け巡る黄色いレーザーの雨の中、傘など使わずともヒラリヒラリと身を交わしてゆく幽香さん。スキマの出口は、その都度開いたり閉じたりしているので、レーザーが出てくるのは近くかもしれないし遠くかもしれない。
そんな、完全にランダムなレーザー群にも拘らず全てを避ける幽香さんの身体能力と反射神経は、言葉では言い表せないレベルのものだと思う。
しかもレーザーの乱射は俺にとって不利になる。
蛇口を最大まで開けて放置してるようなもので、ものすごい勢いで充電が減っていくのだ。
初めて諏訪子様と戦った時のような、レーザーの壁と同じく、消費量がえげつない。
現在は50%ほどだろうか。かなりキツい状態だ。
もうこうなったら…最小限の力で最大限の攻撃をしかけるしかねぇな…。
カルゴ「禁弾『音速弾幕結界』」
およそ100個の小さめのスキマを開き、その中に金属片を発射していく。スキマの出口は、先程と同じく全てランダムだ。今度はレールガンの雨だ。
ローレンツ力によって、音速の倍以上に加速した金属片は、上下前後左右などの様々な方向から、幽香さんに襲いかかる。
幽香「フン…こんなの、少し痛いくらいよ…!」
幽香さんは、全ての弾を喰らうことなく、いくつかはその身から躱している。音速以上の速さの弾を見切るとは、幽香さんは本当にバケモノだ。
幽香「数で来るなら、こちらは数と力で…!!」
すると、地面で輝かしく花開いていたひまわりが数十本上空に伸びてきた。能力を行使しているのだろう。俺の四肢を絡めとらんと、主に末端部分に向かって伸びてくる。
カルゴ「捕まって堪るかよォッ!!紅眼『吸血鬼の本質』!!」
幽香「さぁみんな、一斉射撃よ♪」
すると、ひまわり達が弾幕を発射してきた。
種を飛ばしてきているのかもと思ったが、どうもそれとは違うらしい。被弾した時の痛みが弾幕の時のそれだ。幽香さんが操っているのなら、弾幕を発射できるのも頷ける。
弾幕がひまわりの種の形をしているのはなかなか粋な計らいだと思うが。
カルゴ「雷鎧『サンダーアーマー』最大出力!」
と、鎧を纏ったはいいが、あまりの密度にすぐに鎧が砕け散ってしまう。もし種を飛ばしているのなら、弾切れを起こすはずだが、弾幕では相手の妖力が尽きるまで発射できる。
避けるのが難しいのなら、相殺するしかない。
カルゴ「雷神『荒れ狂う霹靂神』!!」
大量の雷を放ち、伸びているひまわりだけを切り落とし、発射を強制的にやめさせる。
幽香「あーあ、切られちゃった。ま、いくらでもいるから大丈夫だけど♪」
更に数を増して伸びてくるひまわり。しかし今度は、何やら様子が違う。花の中心に、淡い光が灯っている。
カルゴ「これは…っ!」
幽香「えい♡」
手を下ろす動作と同時に、彼女の傘から発せられるレーザーと同じ物がひまわりから発射された。
先程の弾幕の威力から察するに、このレーザーも本家のレーザーと全く同じ強さだろう。
受け止めたらただじゃ済まない。
カルゴ「雷武器『雷盾』!!」
巨大な盾を出して全身をカバーするが、レーザーは容赦なく、盾ごと俺の肉体を貫く。盾を持つ右腕が砕かれ、肘から先が地面に落ちる。
奥の手使うしかねぇかよ…クソッ…。
カルゴ「闇爪『シャドークロウ』…からの…暴走『オーバードライブ』」
これを使うと、若干とはいえ思考まで狂気に支配されかけるので、出来れば最後まで冷静な思考で戦いたかった。
しかしもう、そんな事は言っていられない。
負けたらそこで終わりなんだ。
カルゴ「ガア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッッ!!」
爪で花を切り裂き、切り裂き、接近する。
地面に墜落するような勢いで向かう。
電力が残り少ないのなら、別の力で戦えばいい。ただそれだけの事だ。
カルゴ「ヴルァッ!!!」
幽香「速───」
腕の間合いに入った瞬間、首を刈るような勢いで腕を大きく振るう。しかし、幽香さんはそれをギリギリで見切り、しゃがみこむ。
対する俺の爪は、彼女の髪を少々切り飛ばした。
カルゴ「『雷神拳』!!」
四肢に残り少ない雷のエネルギーを送り込み強化し、目の前でしゃがみ込んだ幽香さんを、真横に蹴り飛ばした。
幽香「グッ……足癖の悪い男ね…っ」
腹を押さえてよろめき、口元に零れた血を拭う。
傘の無い幽香さんがレーザーを発射するには花の力を借りるしか無く、花が無い遊歩道では、格闘しか彼女には無かった。
いや、そばにはひまわりの花があるので、彼女の能力が干渉する前に決着をつけるしかない。
カルゴ「雷極『夢想封印・迅雷』!!」
幽香さんの周りを、霊力が主力の結界が囲む。
これは、妖力の封印効果がある方だ。
妖力を封じたところで彼女の身体能力なら結界を壊せるだろうが、それが弱っているのなら妖力に頼るしかなくなる。
しかし、その妖力までもが封じられたら………。
幽香「…出れないじゃない…残念ねぇ……」
この日俺は、初めて風見幽香を倒した。
それと同時に、彼女を倒す方法も発見した。
霊夢「お疲れ。…全く、こんなに血だらけになるまで戦うなんて…バカねぇ」
暴走を解いて満身創痍となった俺は、気絶している幽香さんからは少し離れたところで、霊夢に膝枕をしてもらっている。彼女が目を覚ますまでの話だ。本当なら野外ではしてもらえないのだが、満身創痍なので仕方なくしてくれるのだそう。
本当は、立ち上がれるくらいには回復しているのだが、折角柔らかい太ももを味わえるのだから、味わえるときに味わうのが正解だろう。
カルゴ「ほら…新婚1日目だし?勝利を飾りたいと思ったんだよね。それに、次戦ったら勝ちたいって七夕でお願いしたし」
まぁ、『次の宴会で』って書いたけど、早まっただけだし、ちゃんと幽香さん倒せたから満足だ。
霊夢「だからって…。せっかくの散歩なのに…」
カルゴ「ごめん…やるからには勝ちたくてさ」
霊夢「負けてたらもっと文句言ってたわ。今日は勝てたから、もう言わないようにするけどね」
カルゴ「サンキュ」
霊夢「帰ったらすぐ風呂入らなきゃ。ご褒美に、背中流してあげるわ」
カルゴ「お願いするぜ♡」
それってまさか…アレで?
霊夢「言っとくけど、胸でなんてやらないから。普通に手でやるからね」
カルゴ「あ、はい」
霊夢「何で少し残念そうなのよ…」
カルゴ「気のせいさ、気のせい」
霊夢「ふん…///」
霊夢とそんな話をしていると、気絶していた幽香さんがムクリと起き上がった。
それを見た俺も、霊夢の膝から身体を起こして、よっこらせと立ち上がる。
幽香「まさかこの私が負けるとは思ってなかったけど…楽しかったわ、またやりましょ♪」
今度は可愛らしく微笑み、手を差し出してきた。
一瞬戸惑ったが、俺はその手をとる。
カルゴ「はい、またお願いしまっ……ぐおっ…」
やはり負けたのが悔しいのか、握手する際の手に込められている力がとんでもない。
ミシミシと骨が悲鳴を上げている。
幽香「ごめんなさいね、加減を間違えたわ♪」
カルゴ「ははは…」
幽香「あとね、もう敬語やめてくれる?格上から敬語使われるとか、馬鹿にされてる感が強くて。私は、年上として今まで通りタメ口でいくけど」
カルゴ「わかりま……あっ。…わかっ…た?」
幽香「なんで疑問形なのよ…。とりあえず、これからもよろしくね〜♪」
手を解き、後ろ手に手を振って俺たちから離れていく幽香さん。どこか軽やかな足取りだ。
カルゴ「…うん、よろしく」
痛む手をさすりながら、小さく呟く。
霊夢「良かったわね。幽香に格上って認められたわよ?もしこれを文が見てたら、さぞかし大騒ぎするんでしょうね」
カルゴ「ははっ…そうだな。さ、行くか」
霊夢「そうね」
幽香さんからの勝利と、格上と認められた事実を噛みしめながら、再び手を繋ぎ散歩を再開した。
??1「見えるな?あれが今回の標的だぞ。俺が気を引く、お前がやれ」
??2「ウイッス。俺の功績が霞むんで、先輩はさっさとおっちんで下さいっス」
??1「酷い言いようだが…まぁいい。どうせ、俺は今日死ぬだろう。死ぬなら、大仕事を遂げて死にたいものだ」
??2「だぁから、その大仕事を遂げるために、先輩はこれから死ぬんでしょぉ〜?ほいじゃあ、サクッと終わらせましょ〜」
??1「死地へ向かう前の心の準備くらいさせろクソガキが……。はあぁ……憂鬱だなぁ…」
再三になりますが、私のTwitterのアカウントは、こちらになります。
たまに(頻繁に)訳分からん事呟きます。
東方アカ
@EsCARGOT_Touhou
小説用鍵アカ
@EsCARGOT_Miduki(←愛娘を入れる父親の鑑
東方アカでは、ごくたまに小説関連の投票など。鍵では、小説の小ネタやスペルの解説をたまーに呟きます。
けんちく先生の「忌み子と呼ばれた青年が幻想入りしてほのぼのする話」が更新されましたぞ。