※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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リクエスト編、行きます。
下手ですが勘弁してください…。


1日限りの里帰り

台風を吹き飛ばして、レミリアと初めて交わった次の日。この日、俺達はある事を計画していた。

それを遂行するために、俺と霊夢、霊愛は、ごく普通の私服に身を包んでいる。

昨日、台風を吹き飛ばした報酬として紫さんから貰ったもの。つまり、外の世界の服だ。

 

カルゴ「あ、これ忘れてんぞ。はいよ」

 

霊夢「…何よそれ」

 

カルゴ「ブラジャーだよ、知ってるだろ」

 

霊夢「そんなの知ってるわよ!そうじゃなくて、なんでそれを私に渡すのって聞いてんの!」

 

人間用では無く吸血鬼用に改良してもらったブラだが、霊夢はブラの必要性を理解していないらしく、霊愛もいる中で声を荒らげる。

 

カルゴ「普通の服着るのにノーブラは有り得ないからな。サラシ巻こうにも、翼が邪魔だろう?」

 

霊夢「うぅ…ブラ(それ)、変な感じするのよねぇ…」

 

カルゴ「我慢だ我慢。着けてやっから後ろ向け」

 

霊夢「い、良いわよ別に!自分でつけれるし!」

 

カルゴ「あ、そう…」

 

霊愛「お父さん、ほんとデリカシー無いよね」

 

カルゴ「う…」

 

そんな会話をしながら、俺達は着替えを終えた。

俺は半袖半ズボンで白黒のジャージ、霊夢は紅白のワンピースに麦わら帽子。霊愛は、普通の子供っぽい服だ。色はもちろん紅白である。

 

霊夢「ねぇ、ホントに外に行けるの!?」

 

カルゴ「あんまはしゃぐな、紫さんに見つかる」

 

霊夢「そ、そうね!でも、翼が邪魔ねぇ…背中がモコモコしてるわ」

 

確かに霊夢の背中はモコモコしている。

翼を畳んでも、翼が邪魔なことに変わりはない。

 

カルゴ「目立つから到着まで我慢してくれ」

 

霊夢「はーい♪」

 

そう、これから向かうのは外の世界の、俺の母親が住んでいる家だ。家の位置、母の生存などは、台風を飛ばした時に確認済みだ。

 

霊愛「おばあちゃん家か…。ねぇ、おばあちゃんってどんな人なの?」

 

カルゴ「うーん…永琳が黒髪になった感じかな。髪型は三つ編みじゃないが。あ、今は白髪だから永琳そっくりだな」

 

霊愛「永琳みたいな…か…。苦手かも…」

 

霊夢「へー…。あんたのお母さんに会うの、私が初めてかしら?」

 

カルゴ「いや、何年か前にレミリア達と外行ったから、4人目だな」

 

霊夢「チッ」

 

カルゴ「舌打ちするな…。それじゃ、タケちゃん呼んで外の世界と繋げるぞ」

 

2人「タケちゃん?」

 

初めて呼ばれるその人物の名に眉を顰(ひそ)める2人。

このタケちゃんとはもちろん、あの方だ。

 

カルゴ「─────…」

 

目を閉じて神を呼ぶ詠唱をする。詠唱については諏訪子様に手取り足取り教えて貰った。その後はお察しの、アレをしたが。

 

霊夢「まさかあんた…!」

 

建御雷《2日連続とは珍しい。また何か用か?》

 

カルゴ「すぐ来てくれた。建御雷を呼んだんだ」

 

霊夢「あんた神様呼べるの!?」

 

カルゴ「この神様だけね。多分。じゃ、力借りてスキマあけるから」

 

霊夢「ええええ…」

 

カルゴ《空間を歪めさせたいから、少しだけ力を貸してくれない?》

 

建御雷《…我の力をその様な方法で使う者は全くおらんぞ。相変わらず面白い事を考えおる…》

 

カルゴ《クハッ…そりゃ、空間を歪められる奴がゴロゴロ居てたまるかって話だぜ》

 

建御雷《ふはは、それもそうだな。では、お主の最大電力の3倍分与えてやるから上手く使えよ》

 

カルゴ《ありがとー。これから何か予定でも?》

 

建御雷《昼寝だ》

 

カルゴ《………》

 

次の瞬間、昨日の様に身体が電気を帯びる。昨日ほど強くは無いので、うずくまることは無い。

 

霊夢「わっ、帯電してる…」

 

カルゴ「スキマ開くぜ」

 

霊愛「緊張するなぁ……」

 

正円のスキマの向こうからは、黒塗りで金属製の玄関が見えていて、更にムワッとした熱い空気が流れ込んでくる。

そして、幻想郷よりも、セミの声がうるさい。

 

カルゴ「…行くぞ」

 

霊夢「うん…」

 

霊愛「はぁ…ふぅ…」

 

高鳴る胸を押さえながら、スキマを抜ける。その瞬間に汗が吹き出してくる。凄まじい気温差だ。

アスファルトの道路からはユラユラと揺れる陽炎が見える。どれほど暑いのかが良くわかる。

体感温度だが、少なくとも40℃はイってる。

 

霊夢「あっつ…」

 

パタパタと手で扇ぐ霊夢を横目に、俺はインターホンを鳴らす。抑揚の無い「ピンポーン」という軽い音だけが、狭い団地に響き渡る。

 

母『はーい、どなたですか?』

 

インターホンの向こうからは老婆の声が聞こえてきた。一応、元気そうではある。

確か、母さんの今の年齢は82歳。TOYOTAの車、ヴェロッサもあるので、相も変わらず運転はしていると見える。老害になっていないか心配だ。

 

カルゴ『母さん。長男が帰ってきたぜ』

 

インターホンのカメラを覗きながら笑顔で話す。

顔を見せれば一発なはずだ。ボケていなければ。

 

母『!?待ってな、すぐ行くから!』

 

パタパタとスリッパで走る音が家の中から聞こえてくる。思ったより走るのが早い。

そして、勢いよく扉が開いた。

 

母「はぁ…はぁ………。エス、カルゴ…?」

 

目の前の母は、見た目は永琳そのものだった。

服装を変えて三つ編みにすれば…だが。髪型は、輝夜のようなサラサラロングヘアーである。

 

母娘(うわ、永琳そっくり…)

 

カルゴ「久しぶり」

 

軽い調子でそう告げると、見開いていた目が、嬉しそうに細くなった。そして、昔よく聞いた様な優しい声色で、「42年ぶりね」と言った。

 

カルゴ「42年も経ったのか」

 

幻想郷の1年が外の4年。という事は、前回彼女たちとここに来てから約10年半が経っていた。

 

母「あんた…全く老けないのねぇ」

 

カルゴ「吸血鬼だからな」

 

母「それもそうね。さぁ、入りなさい。外は暑いでしょ。中はクーラーガンガン効かせてるから。そこの2人も、さっさと入りんさい!」

 

母娘「は、はーい…。お邪魔します…」

 

家の内装はあまり変わっておらず、前回来た時とほぼ同じ景色だった。変わっている所といえば、卓球台を置いていた奥の部屋がすっからかんになっている、というところだ。

 

霊夢「…広くない?」

 

カルゴ「周りの家よりかは広いよ」

 

壁を数個ぶち抜いたのか、所々に工事跡があり、どの部屋も大きくなっていた。

長い廊下を歩き、ようやくリビングに到着した。

 

母「さぁ、お入り。話はそれからだよ」

 

カルゴ「ああ」

 

足早にリビングに入って、隣のキッチンでお茶の準備を始めた。それを見て、俺と霊夢、霊愛は、客人用の椅子に腰掛け、母の戻りを待つ。

 

霊夢「わぁ……涼しい…」

 

母「お待たせ。プーアル茶で良かったかしら?」

 

カルゴ「うん」

 

母娘「?」

 

茶のカップを俺たちの前に置き、腰を下ろす。

そして、霊夢と霊愛を交互に見る。

 

母「それで…あなたたちは?」

 

カルゴ「あぁ、紹介がまだだった。霊夢」

 

霊夢「…お初にお目にかかります。エスカルゴの妻の…博麗霊夢です。こっちは私たちの娘の…」

 

霊愛「博麗霊愛です。…初めまして」

 

母「エスカルゴの母親の、XXユキです。うちのバカ息子を貰ってくれて、ありがとうね。(博麗…霊夢…?ずっと昔に、聞いた事あるような……)」

 

ヒデェ。シンプルにヒデェ。結構久しぶりなのにバカ呼ばわりかよ…。ま、これでこそ母さんって感じがするけどさ。

 

霊夢「そんな、私の方こそ…。エスカルゴには、いつだって助けてもらってばかりで…。つい先日だって、命を助けてもらいましたし…」

 

ユキ「へぇ…」

 

いつに無く丁寧な霊夢に、俺と霊愛は顔を合わせ首を傾げる。ふと足元を見ると、カタカタと小刻みに震えているのがわかった。顔には出ていないが、緊張しているらしい。

 

ユキ「結婚して何年目なの?」

 

プーアル茶を口に運びながら問いかけるが、これには俺と霊夢は一瞬戸惑ってしまう。

 

霊夢「え…えーと…」

 

10日くらい…とは言えない。

子供がもう大きくなっているわけだし。

 

霊夢「7年…よね?半年後に霊愛が産まれたし」

 

カルゴ「そうだな」

 

これはノるしかない。外では、できちゃった婚ならともかく、子供が大きくなってから親が結婚など、常識的では無い。再婚ならともかく。

 

ユキ「そう、7年…。家ではこの子、どうなの?横暴じゃない?」

 

この子、の所で俺をチラ見する。

なぜ横暴だと思うのだろうか。家庭内暴力などはした事ないし、そんな節は無かったはずだが。

 

霊夢「横暴だなんて、全然!この人ったらいつも私に甘えてきて…。そっちの方が大変で…」

 

カルゴ「ちょまっ…」

 

ユキ「へぇ〜…甘えてるんだ〜?」

 

ニヤリといたずらっぽく笑う。こういう所は全く変わっていなくて、どこか安心する。

そして母さんは、霊愛と目を合わせる。

 

ユキ「“初めまして”ね、霊愛ちゃん。ふふふっ、お母さんとそっくりで美人さんね」

 

霊夢「……///」

 

霊愛「そんな…えへへ…///」

 

照れる母娘を、目を細めながら眺めて茶を啜る。

 

ユキ「まさかもう1度帰ってくるとは思わなかったわ。今回は八雲さんも来なかったし」

 

霊夢「紫を知ってるn…知っているんですか?」

 

ユキ「前は確か、八雲さんが来て、予告してからエスカルゴ達が来たんだもの。フランちゃんたちは元気かしら?」

 

カルゴ「ああ、相変わらず元気だ。…霊夢は巫女やっててさ。巫女は幻想郷を出ちゃいけない的なルールがあって、紫さんにバレちゃダメなんだ。だから、こっそり抜け出してきた」

 

ユキ「八雲さん、いつもあなたを見張ってる様なこと言ってたと思うけど…バレてないのかしら」

 

カルゴ「…多分大丈夫だろ。で、時間の流れ的に4日はここに居れるよ」

 

それを聞くと母さんの表情が一気に暗くなった。なにかまずいことがあるのだろうか。

 

ユキ「実は…明日ね、私入院するのよ。だから、あなた達は今夜帰りなさい」

 

カルゴ「入院?なんで?」

 

俺は普通に尋ねるが、初対面の霊夢と霊愛は聞きにくく、少し焦ったような表情を浮かべただけであった。やっと来れたと思ったら長居できないとはキツい。

 

ユキ「ただの検査入院だけどね。帰ってくるのに時間がかかるのよね」

 

カルゴ「タイミング悪かったなぁ…」

 

ユキ「ま、嫁さんと孫の顔も見れたし、死んでも悔いは無いわね。ふふっ♪」

 

カルゴ「やめてくれよ縁起悪い…」

 

ユキ「ふふふっ…。ヒビキは元気でやってるの?八雲さんから聞いたけど、あの子もそっちにいるんでしょう?」

 

カルゴ「あ、ああ。アイツも嫁と息子がいるよ」

 

ユキ「そう…見てみたかったわねぇ…」

 

カルゴ「そう言うと思って…ほれ」

 

スキマ空間の中に保管しておいた、ヒビキと椛、寿の親子写真を見せる。撮影者はもちろん文だ。それを手に取るなり母さんはさらに目を細める。

 

ユキ「へぇ〜…これまた美人さんだねぇ…。名前はなんて言うの?」

 

カルゴ「嫁が犬走椛、息子が寿だ」

 

ユキ「寿…ずいぶんと縁起のいい名前だねぇ…。ヒビキは犬の妖怪になったのかしら?」

 

カルゴ「白い狼の天狗って書いて、白狼天狗っていう種類の天狗なんだ。だから一応狼だな。鼻が利くし、目も良いんだ」

 

ユキ「見た目は子供なのに、子供がいるなんて…こうして見てると不思議な感じするわねぇ」

 

ほんとそれには同感だね。俺だって高校生の見た目で娘4人だものな。しかも年齢は26歳ときた。若すぎるなぁ…。

 

霊愛「あのっ…おばあちゃん」

 

ユキ「何かしら?」

 

霊愛「おじいちゃんはどこに…?」

 

娘の問いを聞いた俺と、母さんは共に表情が凍り付く。空気を察した霊夢は、霊愛の足を軽く指で弾く。

 

ユキ「おじいちゃんはね…。ここじゃなくてまた別なところに住んでるの。一応、まだ生きているみたいよ?一応はね」

 

霊愛「そうなんだ…残念」

 

ユキ「次男なのに実家を継いだはいいけど、家の金を娯楽(パチンコ)に金ばかり使っているバカよ。会わなくていいわ」

 

霊愛「ぱちんこ…?」

 

カルゴ「つまらない娯楽だよ。金ばかり使う」

 

霊愛「ふーん…」

 

カルゴ「親父、まだそんなのやってんのか」

 

ユキ「ほんと参っちゃうわ。…話は変わるけど、あんだ、数ヶ月前に北朝鮮に来た?」

 

カルゴ「えっ…うん、行ったな」

 

ユキ「向こうの監視カメラの映像がね、世界中に流れてすごい話題になったのよ?軍の施設ばかり狙って破壊してまわってたわねぇ。どうして?」

 

カルゴ「北朝鮮とアメリカの戦争が長引けば…、アメリカの基地がある沖縄も攻撃されると思ったんだ。沖縄の美しい自然は守らないといけない」

 

沖縄に幻想郷があるから、とは言えない。

流石に言えないことはある。

 

ユキ「そうだねぇ…。ねぇ博麗さん、巫女って、どんなお仕事をするの?」

 

霊夢「そ、そうですね……主に妖怪退治…妖怪の起こした事件の解決…です」

 

ユキ「中々面白そうねぇ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな会話をしていくうちに、もう夜となった。幻想郷時間ではまだ昼間だが、明日検査入院するという話なので、もう帰ることになった。

 

カルゴ「じゃ…そろそろ帰るよ、母さん」

 

ユキ「ええ、そうしなさい。久しぶりに話せて、そこそこ楽しかったわ♪」

 

カルゴ「そこそこ…(汗)」

 

ユキ「博麗さん、霊愛ちゃん。これからもうちのバカ息子をよろしくね」

 

玄関まで見送りに来た母さんは、開口一番、そう言った。バカバカしつこい…。

 

霊夢「もちろんよ、お義母さん」

 

霊愛「はーい!」

 

カルゴ「じゃあ…行くね」

 

ユキ「ええ。せいぜい元気でね。ヒビキにもよろしく伝えておいて」

 

カルゴ「うん」

 

小さく頷き、背後に正円のスキマを開く。多分、もう母さんとは永遠の別れとなる。

そんな気がしたから、すぐ帰るのは躊躇われた。

 

ユキ「ほら、早く帰りんさいよ。私が眠れなくなっちゃうじゃないの」

 

…ま、母さんはこういう人だ。

永遠の別れとなると分かっていても、今となんら変わらない対応をするのだろう。

ならばせめて─────…。

握り拳程度のスキマを、誰からも見えないように開き、そのスキマの中へ、思い切りデコピン。

 

バァァンッ!

 

ユキ「あら、何の音?」

 

カルゴ「何となく…花火…的な?」

 

ユキ「ふーん……。ほら、花火みたいなのはいいから、帰りんさい」

 

カルゴ「うん。じゃあな、母さん」

 

霊夢「お世話になりました」

 

霊愛「ばいばい、おばあちゃん!」

 

ユキ「ええ」

 

柔らかく微笑みながら手を振る母さんを目に焼き付け、俺たちは、スキマで幻想郷に帰った。

 

 

 

ユキ「ふぅ……相変わらず元気そうだったわね。…八雲さん?居るのは分かっているのよ?」

 

玄関の取っ手に手をかけた母さんは声を上げる。

それと同時に、空間の裂け目が現れ、優雅に紫さんが登場した。胡散臭い雰囲気を漂わせながら。

 

紫「ふふっ、流石に堂々と見過ぎていたかしら。…でもお母様、本当によろしいのですか?」

 

ユキ「何が?」

 

紫「ご病気のこと…エスカルゴに言わなくても」

 

ユキ「良いのよ。ガンが全身に転移してるなんて言ったら、あの子の幸せを邪魔しちゃいそうで」

 

紫「我ら幻想郷の医療なら、末期のガンですらも完治出来ますのに」

 

ユキ「ふふっ、別に構わないわよ、死んだって。だって人間は、いつかは死ぬ運命だからね♪」

 

紫「未練は…無さそうですね」

 

ユキ「八雲さんが霊夢達(あの子ら)の行き来を許してくれたお陰でね。本当は、末期すぎて自宅療養だから、入院なんてしないんだけど。入院って言わないとはやく帰ってくれないでしょう?私は、表向きはそちらのルールに従って、巫女さんを長い時間こちらに留めてはいけないんだものね」

 

紫「ご理解、感謝致しますわ、お母様」

 

ユキ「感謝される事でもないわ。…そろそろ私は寝るわ。お世話になったわね、八雲さん」

 

紫「こちらこそお世話になりましたわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「ねぇエスカルゴ」

 

カルゴ「ん?」

 

霊夢「さっきの、バーンって音、なんなの?」

 

カルゴ「さぁ…何だろうな?どこかでお祭りでもしてたんじゃないか?」

 

霊夢「さぁって…。…それにしてもお義母さん、元気そうだったわね」

 

カルゴ「そう…だな。少し痩せてるように見えたけど、年取ってたら誰であれそう見えるかな」

 

霊夢「そうね。あのクーラーってやつ、あれ凄いわね。河童に頼んで、この神社にもつけてもらいましょうか。魔理沙の家にはあるって話だし」

 

カルゴ「え…マジか、知らなかった…」

 

霊夢「なんでも、香霖堂で家電?とかいうやつの本を見て、それを河童に教えて設置してもらったって言ってたわよ。去年の夏だったかしら」

 

カルゴ「んじゃ…にとりに頼んでみるよ」

 

霊夢「お願いするわ」

 

 

 

こうして俺は、短時間だけ里帰りし、母親と最後の顔合わせをした。嫁を会わせ、娘も会わせて、互いに幸せな時を過ごした。

だがそれと同じ日に、彼らの父親もとい、ユキの旦那が不慮の事故に遭って、頭を粉々に砕かれるという謎の死を遂げた。

事故とは言っても、原因は全く不明だった。

数日後、ユキの元には生命保険を初めとする大金が転がり込み、天寿を全うするその時まで、裕福に暮らせたそうだ。




リクエスト編どうだったでしょうか…?
保険を利用して母を助けるとは、エスカルゴめ…やりおる…。

けんちく先生が更新しましたゾ!
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