A.プリズムリバー三姉妹はほぼ無知なんです…。ルナサ、リリカ、メルランの順で…かな。公式の立ち絵でレイラがどんな感じか分かればな……。もしかしたら、レイラが1番上か2番目になる。異想穴みたいな感じの立ち絵ならレイラが1番。本当に無知なので、第一印象や見た目でしか判断出来ません、すいません。許して下さい、何でもしますから!(なんでもするとは言ってない)
長文&駄文失礼します。それでは、本編どうぞ。
建御雷「…我が名は
…八百万の神…武力に頼らない徳の軍神だッ!」
霊夢「……」
建御雷が神綺に名乗るのを聞きながら、霊夢は、ある疑問を感じていた。
霊夢(おかしい…。確かにエスカルゴは、雷神を呼べたけど、憑依までは出来なかったはず。私がまだその詠唱の仕方を教えてないから…。なのになんで、武甕槌命をその身に宿してるの…?)
建御雷「…ん?おい、そこの紅白」
霊夢「っ…はい」
突然呼ばれたことでおかしな間ができてしまう。
姿や声などはそのままなのに、口調と気配だけが違うというのは、なんとも違和感がある。
建御雷「エスカルゴのヤツが我に成りきってると疑ったりはしておらんだろうな?疑う心があれば連携にも乱れが出よう」
霊夢「気配で察知しています。……しかし、なぜエスカルゴの肉体に憑依を?彼はまだその詠唱は出来ないはずですが」
建御雷「我が教えた。ただ、それだけだ。疑問は消えたかな?」
霊夢「アイツの魂…心はどこ?」
建御雷「よい質問だ。アイツは今、ここにおる」
そう言って、人差し指で自分の頭をつつく。
頭の中にいる、と言いたいのだろう。
建御雷「普段神と会話している様に頭の中で会話出来ておる。憑依とは肉体の支配権を他者に譲るというだけだからな。…他には?」
霊夢「…何も」
建御雷「ならよい。そこの白黒も問題無いな?」
魔理沙「も、問題無いぜ!」
急に話を振られた魔理沙は帽子をクイッと直して返事をする。神様が相手でも態度を一切変えない魔理沙に、俺は苦笑いを零す。凄く彼女らしい。
建御雷「よし。…神綺とやら!唯一神だか何だか知らんが、随分と楽しそうなことをしておるではないか!我も参加するぞ!」
神綺「八百万の神…武甕槌命。あなたならば私の力を理解できるはず。大人しく手を引きなさい」
建御雷「理解できんなぁ。創造神としか」
神綺「そう…残念な神様ね。私がその器を完全に破壊してあげましょう…!」
建御雷「フン、やれるものならなッ!!」
神綺「…では…!!」
神綺の本気の攻撃が始まった。
黄色い蛇のような細長い弾幕を発射したかと思うと、それがグネグネとこちらを執拗に追尾する。
魔理沙「うわわっ!?こんな動くホーミング弾は初めて見たぞ!?」
霊夢「何よこれ、しつっこいわねぇ…!避けるんじゃなくて壊した方が楽ね!」
魔理沙はこまめにマスパを放ち、霊夢は強化したお祓い棒でホーミング弾を破壊していく。
建御雷「おうっ……ふむ…当たると結構痛いな」
カルゴ《ぬわぁぁぁ!俺の身体がぁぁぁぁ!!》
建御雷《うるさいぞ、頭の中で騒ぐな!》
カルゴ《今は痛み感じねぇけど、戻ったら痛みを感じるだろ!もっと大事に扱ってくれよぉ!?》
建御雷《傷はすぐに治るだろう、大袈裟な…》
カルゴ《治っても痛いものは痛いんだよ!》
建御雷《確かに痛みはあるがな…。まぁいいさ、そこで我の戦い、力の使い方を見ておけ!》
力の使い方だと?おいおい、俺は15年半もこの力を使ってんだぞ。使いこなせてるに決まってる。
…戦い方は参考にさせてもらうけど。
建御雷《本当に使いこなせているか?お前まだ、友人に言われたあの弾幕がまだ使えないだろう》
カルゴ《友人に言われた…あの弾幕?……あー…あれを使わなくても普通に勝ててきたしな…ここ数年はあの練習すらしてなかった…》
建御雷《何とも情けないものだ。出来ないからと諦めるのか?お前らしくもない》
カルゴ《っ……》
建御雷《見ておれ。ホーミングなど楽なものぞ。新しいスペルとして力の使い方を教えておこう》
建御雷「操電『ボルトオペレート』!!」
電力の大玉をいくつか発射する。そして、それを指先1つで細やかに操る。操作の仕方は建御雷が操作しているので自然と頭に入ってくる。
プラスマイナスの原理…物を浮かばせたりするのと結果的には変わらなかった。
神綺「くっ…、どこから来るのか……」
建御雷「前や横ばかり見ていてはダメだぞ!」
神綺「何のこt…ゔっ!?」
後ろから押されたかのように、前のめりに倒れる神綺。その謎現象に目を見開く魔理沙たち。
魔理沙「な、何があったんだ!?」
建御雷「なんて事は無い。スキマとやらを開いて背中側から攻撃しただけだ」
魔理沙「なんて事あるだろ…」
神綺「くっ…なんて技を持っているの…?ならばもっと密度を……!」
禍々しい色合いの翼を広げて、その両端に現れた光の玉からは赤い尖った弾幕が発射され、本人は濃い紫の大玉を発射する。横に連なる赤い弾幕のせいで動きはそこそこ制限されてしまう。
建御雷「ふむ…中々、厄介な弾幕だな。面倒だ、みんな払い飛ばしてやるか。殲滅『Breath of Thunderstorm』」
俺と同じように右腕に雷を纏った建御雷は、体重を乗せて腕を振るい、弾幕を掻き消し、本人にもエネルギー波でダメージを与える。
魔理沙「っ…まずい、魔力がもう尽きる!霊夢、薬飲むから少し頼む!」
霊夢「さっさとしなさいよね!」
少し後方に下がり、ゴソゴソとポケットを間探る魔理沙。だが神綺はその隙を逃したりはしない。
神綺(あの者をここで戦いの舞台から下ろす!)
魔理沙の頭上に、巨大な岩石を創造して、頭から潰そうと企む。だが建御雷はそれを見逃さない。
建御雷「神速『スウィフト』」
文「!?…消え…」
鴉天狗の文が“消えた”と見紛うほどのスピードで地を駆けた建御雷は、魔理沙をお姫様抱っこするのと同時に、一瞬でその場を離れる。
建御雷「大丈夫か?白黒」
魔理沙「お、おう…サンキュな!バチバチ痛いが助かったぜ!」
下ろされた魔理沙は薬を飲み込み、魔力を完全に復活させる。だが霊夢の霊力はそろそろ尽きる。
カルゴ《普通にスキマ使った方が早くない!?》
建御雷《あ。…ま、まぁ、『クイック』より速く走れるって事だ!わかったな!》
カルゴ《全く…。まぁ、無事に助けられるんならどっちでも良いんだけど…》
スキマなら、助けるのは早いがエネルギーの面で少し負担が大きい。『スウィフト』だと、消費は少ないが時間的に少し難がある。…善し悪しだ。だが俺がそんな事を考えている一方で、建御雷は地面に手を置き、口角を釣りあげる。
建御雷「やはり…あるな」
魔理沙「? 何がだ?」
建御雷「グハハハハ!喜べ、神綺よ!今こそこの魔界の地に、鉄球の雨を降らせてやろうぞ!!」
一同「ッ!?」
立ち上がり、地面に手をかざす建御雷。すると、地面からズズズと黒い粉が大量に湧き出てくる。それをいくつもの黒い球体にし、浮かばせる。
魔理沙「すっ…すげぇ…!」
建御雷「そぉら、このまま喰らってしまえッ!!凶砲『
大半の鉄球は空に飛ばして雨のように降らせて、大量に作ったうちの数個はローレンツ力によって加速させて、レールガンを放つ。そして、そんな多彩な戦いを見て、俺の心は決まった。
カルゴ《そろそろ俺に代わってくれ》
建御雷《ほぉう?何故?》
カルゴ《やっぱ俺が戦って勝たないと意味無い。神から力を借りることがあっても、神が憑依して戦うってのは少し違う気がする》
建御雷《依姫は似たようなことをしていたがな。支配権こそ自分にあったが》
カルゴ《…依姫は依姫、俺は俺。やっぱり、力は借りても身体は貸しちゃダメかもな》
建御雷《…良いのか?技の多彩さで負けているとこの戦いで負けるかもしれないぞ?このまま我が身体を動かした方が勝利は確実だが》
カルゴ《良い。何がどう転んでも俺たちが勝つ。これはもう、運命として決まってる事なんだ》
建御雷《…クカカッ…馬鹿な男だ……》
霊夢(…また気配が変わる…?)
魔理沙「あれ、帯電が治った…?」
気配の変化を察知した霊夢と、身体の変化を発見した魔理沙は、支配権が建御雷から俺に移ったのを言われずとも察していた。
カルゴ「ふぅ…。シャバの空気は美味しいぜ♪」
霊夢「エスカルゴに戻ったのね。目も紅いし…」
どこか遠慮がちにしていた霊夢が、俺に戻ったと知って駆け寄ってくる。見た目が俺でも、中身が違っていれば遠慮がちにもなるだろう。
カルゴ「おう。ちょっくら、頭冷やしてきたぜ。誰かに身体を貸すなんて、馬鹿だよなぁ俺。巫女じゃあるまいし。そして…神綺!お前を倒すのはやっぱ俺だ!建御雷じゃねぇ!」
神綺「ふん、生意気に!大人しくあの神に任せていれば勝てたかもしれないものを!」
カルゴ「ああ生意気だよ!相手が誰であろうと、ただ負けたくねぇから勝つんだ!理由なんかそれだけでいい!」
神綺「それなら、これでも喰らって悔やんでればいいわ!これが私の本気よッ!!」
4本のレーザー、巨大な大玉、そして鞭のように連なり、グネグネと波打つ赤い弾幕を放つ。
何本ものグネグネ弾幕のおかげで、俺と霊夢と、魔理沙はそれぞれ仕切られてしまう。大玉は個々に向かうが、両脇を弾幕で囲われているのでどうにも避ける事が難しい。
霊夢「イヤらしい弾幕ねぇ…!」
魔理沙「そんなデカい弾幕久しぶりに見たぜ…」
霊力が尽きかけている霊夢はもちろん、魔理沙もそろそろ体力が限界を迎える頃だ。やはり創造神との戦いは酷く長引く。
カルゴ「俺がキメる!2人は少し下がれ!」
魔理沙「お、おう!?大丈夫か!?」
霊夢「わかったわ!(危なー…。もう霊力が尽きる所だったのよね…。『力合わせてキメよう』とか言われてたら大変だった……)」
カルゴ《建御雷、力を貸せ!もう終わらせる!》
建御雷《よかろう!我の力、存分に使え!!》
建御雷が本気で俺に力を流したのか、身体が酷く帯電し始めた。何もしなくとも力が溢れてくる、どこか気持ちのいい感覚までする。
神綺「なんでまだそんな力が残ってるのよ!?」
カルゴ「生憎だが、俺は天井知らずなんでね!!雷鎧『サンダーアーマー』!!」
威力を上げた雷を纏うことで、守備はもう完璧と言えるようになった。神の力を行使する俺には、本当に限界は無い。そう信じている。
カルゴ「『電力遷移』!!」
全身に被弾しながら、神綺に向かって突撃。焦る神綺は創造した岩を飛ばしたり壁を作るが、岩は頭突きで破壊し、壁は拳で破壊しながら尚も突き進んでいく。彼女の前まで来た時、軽くジャンプし、神の雷を帯びた妖魔雷霊剣を神綺に向ける。
カルゴ「『
剣から超極太の真っ黄色の光線が飛び出し、神綺へと真っ直ぐに向かっていく。当然ながら神綺は壁やゴーレムや何やらを創造してガードするも、全てを砕く光線には適わず、とうとう全身にその攻撃を浴びてしまう事になった。
神綺「うっ……うあああぁぁ…ぁああぁぁ…!」
苦しそうな叫び声を上げる神綺。すると、背中の翼が消え、当の本人は気絶したらしく、そのまま地面に倒れ伏してしまった。
それを見て、俺はレーザーの発射を止める。
カルゴ「やった…か?」
建御雷《あの絶対的な力を感じなくなったな…。恐らくもう気絶している》
霊夢「やった…!やったわよ!」
魔理沙「まぁ、あんなの喰らったら誰でもな…」
剣をしまうと、霊夢やフラン、巫月、文などの皆が一挙に走りよってきた。
文「おめでとうございます!記録などはしっかり出来ていますのでご安心を!」
フラン「うわぁぁん!戻って良かったぁぁ!」
巫月「最後のすごい技だったね!」
霊愛「一時はどうなるかと思ったけどね…」
カルゴ「あはは…。ま、まぁな……」
そんな会話をしていると、門の影から戦いを見ていたアリスと分身が、同じくそばに戻ってきた。
アリス「えっと…おめでとうございます…?最後のレーザー、凄かったです!まさか、お母さんを倒せる人が巫女の他にも居たなんて!」
カルゴ「神様の助けがあったからだけど…。ま、とりあえずお母さんを中に入れよう。案内頼む」
アリス「はいっ!」
建御雷《フン…段々と力の使い方が分かってきたじゃないか。修行は怠るなよ》
カルゴ《そうする。ありがとう、タケちゃん》
建御雷《久しぶりの戦闘、楽しかったぞ》
カルゴ《それは何より》
その交信を最後に建御雷の声は聞こえなくなり、代わりに諏訪子様、早苗、神奈子様の声が雪崩のように一気に流れ込んできた。
そして再びパンデモニウムの中に入って、神綺を適当な部屋にて寝かせた。さらに、丁度目覚めた夢子と話し、神綺が目覚めるまでの間は俺たちを客人として迎え、丁重にもてなしてくれるという話になり、紅茶やお菓子を頂くことになった。