※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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逆閑話休題。今までで一番の日常かも。
日常だと自然と会話増えるよね…。




誕生日

突然だがここで1つお知らせだ。

この俺、エスカルゴ・スカーレットは9月1日の今日、誕生日である。………32歳のな。

なんだか、年ばっか取ってくよなぁ…。見た目は相変わらずのガキなんだけど。

やっぱ俺、不老不死になって正解だった。

 

 

 

カルゴ「おいっす」

 

樹里愛「パパー!」

 

上海「シャンハーイ!」

 

蓬莱「ホラーイ!」

 

早苗「遅いですよぉ、もう!!とっくの昔に準備終わっちゃってますよ?」

 

神奈子「あまり女性を待たせるものでは無いぞ」

 

諏訪子「やっときたー!」

 

酷い暑さだった夏も終わりを告げ、少しずつではあるが秋に向かっていく今日この頃。

俺はこの日を、心待ちにしていた。

 

諏訪子「さーて、誕生日のお祝いだー♪」

 

早・樹「おーっ!」

 

今日は守矢神社の日だ。そして今日は誕生日。

俺は、誕生日と守矢神社が重なるように、流れを操作していた。(※今年はたまたま重なった)

何故かというと、ここ守矢神社には外の文化が…誕生日を祝うという文化があるからだ。

 

早苗「今晩はスタミナハンバーグですよ!これを食べて、ドンドンスタミナをつけて下さいねっ!さぁ、頂きましょう!」

 

一同「いただきまーす!」

 

俺のだけは特大のハンバーグだ。勿論の事だが、食べきれないなんて事は無い。ましてやスタミナハンバーグは、俺が大好きなメニューだ。

 

カルゴ「スタミナ…つまり夜戦をしようと」

 

早苗「流石ですねぇ!」

 

諏訪子「あっ、私も交ざりたーい!」

 

早苗「良いですよー!」

 

神奈子(全くこいつらは…)

 

樹里愛「なんの話ー?」

 

早苗「あっ…えーと、弾幕ごっこの話よ!」

 

樹里愛「またやるんだー、好きだね〜」

 

夜戦=夜の戦い=セ〇〇ス

なので、決して弾幕ごっこでは無い。俗に言う、隠語というやつだ。神社という神聖な場所で信仰対象と体を重ねるのはどうなんだろうか。

…今更感のある疑問だと自分でも思う。

 

早苗「そういえば毎年、この日は防災訓練がありましたね〜。なんの震災でしたっけ?」

 

カルゴ「関東大震災」

 

早苗「あぁそうでした」

 

カルゴ「だから、防災の日って言われんだよな。学校行きゃ防災訓練で、ネット見りゃじs……ん?なんだっけ、忘れちった」

 

早苗「あははっ、もうお爺さんですかー?」

 

カルゴ「そ、そんなんじゃねーし!」

 

9月1日……。

あまり(外の世界の)世間には知られていない事だが、実はこの日、日本で一番自殺が多い日でもあるのだ。関東圏では、この日に夏休み明けだ。恐らくそれが関係しているのだと思う。

これを知った時には、「自分の誕生日がどんな日なのか調べなきゃ良かった」と心から後悔した。

あとはマテ茶の日などがある。

また、文のスペルの「風神『二百十日』」とは、この時期は台風が多いとされる「二百十日」から来ているものだと思われている。これも誕生日がどんな日なのか調べた時に出てきたデータだ。

 

カルゴ「樹里愛の誕生日は…大体半年後か」

 

樹里愛「そうだね!」

 

樹里愛の誕生日は3月7日。

外では早苗の日と言われる、その日に誕生日だ。

これはもはや運命…いや、運命以上に家族だが。

 

早苗「ケーキもありますからね、お楽しみに!」

 

カルゴ「おっ、マジで?」

 

早苗「今年は、エスカルゴさんの大好きなチョコケーキですよぉ!!」

 

カルゴ「おぉー!」

 

諏訪子「それを言うなら、今年“も”でしょ」

 

早苗「あはは…」

 

早苗は、毎年ケーキを作ってくれる。

外から持ってきた、洋菓子専門の本を駆使して。

そうやって手作りでお祝いしてもらうのはとても嬉しい。良い意味で心にクる。

 

諏訪子「はい、あーん♪」

 

カルゴ「あー…」

 

諏訪子様の「あーん」。本人もだが、帽子までもニコニコしていて、される側のこっちも、思わず頬が緩んでしまう。

 

諏訪子「ほーら、食べさせてもらったあとはどうするの?ありがとうのチューでしょう?」

 

と言って目を瞑り口を窄める諏訪子様。いつもの事なので、娘は何とも思っていない……はずだ。

 

カルゴ「ありがと♪」

 

諏訪子「〜♪」

 

笑顔でキスすると、嬉しそうに目を細める。

圧倒的年上…のはずだが、子どもっぽい神様だ。

 

早苗「私にはしてくれないんですか〜?」

 

カルゴ「夜戦の時にね」

 

早苗「ちぇ〜」

 

あからさまに頬を膨らませ、俺を誘う早苗。

間違いなくこれは確信犯だ。……とわかっていて手を伸ばす俺は馬鹿なのだろうか。

 

早苗「ご飯中にほっぺ触られたら食べれないじゃないですかぁ〜」

 

カルゴ「だったらほっぺを膨らませないでくれ、触りたくなっちまうから」

 

早苗「私にもチューしてくれたら良いんですよ?しないのが悪いんですから」

 

カルゴ「ったく…」

 

ふっと苦笑いをして、早苗の頬にそっとキス。

ふにふにと柔らかい感触が堪らない。

 

早苗「ふふ…素直にそうしてればいいんですよ?ふふふふ…」

 

カルゴ「うわー、笑いが漏れてて怖ーい(棒)」

 

早苗「棒読みじゃないですか〜」

 

カルゴ「ま〜ね〜」

 

そんな会話をしながらもご飯を食べ終わり…。

少しばかり腹を休めたら、ケーキタイムだ。

 

早苗「蝋燭は何本でしたっけ?」

 

カルゴ「32本だよ」

 

早苗「しまったー…16本しか買ってないです…」

 

カルゴ「半分か。ある意味丁度いいじゃん」

 

早苗「ですね!じゃ、1本で2歳分って事で!」

 

ケーキにプスプスと蝋燭を刺し、火をつける。

そして部屋の明かりを消し、真っ暗にする。

夜目が効く吸血鬼なので、やはり見えるのだが。

 

諏訪子「せーのっ♪」

 

一同「ハッピーバースデートゥーユー♪」

 

歌う時には神奈子様も混ざってくれるのが何気に嬉しい。本人曰く、「暇潰しに付き合ってくれるからな」との事だ。勿論、暇潰しとは弾幕ごっこの事だ。

 

一同「ハッピーバースデーディアエスカルゴ〜♪ハッピーバースデートゥーユー♪」

 

樹里愛「おめでとー!」

 

早苗「おめでとうございます!」

 

諏訪子「おめでとー、これからもよろしくー!」

 

神奈子「うむ、おめでとう」

 

カルゴ「ありがとう♪」

 

フッと強く息を吹きかけ、蝋燭の火を消し去る。

ケーキには、色々な絵が描いてある。

俺のトレードマーク(?)のイナズママーク、諏訪子様のケロケロ帽子、注連縄と御柱、ハート等。そして今回、一番俺の目を引いたのはこれだ。

 

\   /

〃〇 〇〃

  ▽

大天使サナエル

 

カルゴ「…早苗…お前神だろ…。2つの意味で」

 

早苗「茶目っ気が効いてて良いでしょう♪」

 

カルゴ「はははっ、そうだな!」

 

確かに、茶目っ気が効いてて面白い。天使には、〇〇〇エルという名前が多く見られるし。天使といえばミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエル、カマエル、ガギエル、サキエル、ザキエル辺りが有名所だろうか。

 

神奈子《(有名?聞いたこともないぞ)》

 

諏訪子様はサラカエルという天使が合いそうだ。

サラ“カエル”。

とある大物YouTuberには、シャムシエルという天使が合いそうだ。疑う?いや、実際に居るよ?

大元の聖典には載ってないと記憶しているが。

 

神綺《サリエルちゃんも忘れちゃダメよ!》

 

カルゴ《せやな》

 

サリエル…どっかで聞いたことあるな。サイトに載ってたわけじゃないと思うが…なぜだろう?

 

神綺《明日は、パンデモニウムにいらっしゃい。私も、夢子ちゃんとアリスちゃんと祝ってあげるから。もうケーキも作ってあるのよ♪》

 

カルゴ《…うん。ありがと、母さん。折角だし、甘えさせてもらうよ》

 

神綺《うんうん、甘えちゃいなさいね!》

 

母さんも相変わらずだ。出会ってからまだ1ヶ月経って居ないのだが、まるで、旧知の仲のように打ち解けている。母さんの母性のせいだろうか。母性……?母性とはなんだろう(哲学)

 

早苗「サナエル…かぁ。クサハエルって天使とか居そうじゃないですか?www」

 

カルゴ「草生やすな。名前的には居そうだけど…流石にいねーだろ、ははっ」

 

かなすわ(おかしいな…同じく外から来たはずの私たちにも何の話だかわからない…)

 

樹里愛「はいパパ!クリームあげる!あーん!」

 

カルゴ「あーん」

 

娘からクリームをもらって、頭をワシャワシャと撫で回すと、擽ったそうに顔をほころばせる。

 

早苗「よしっ、今日から私のことは、サナエルと呼んで下さい!」

 

カルゴ「サナエルバンザーイ(棒)」

 

早苗「棒読みじゃないですかぁ!」

 

カルゴ「ははははっ!ごめんごめん!」

 

諏訪子(なんかご機嫌だなぁ…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早苗「さぁ…始めましょうか♪」

 

諏訪子「今夜もたっぷり味わわせてね♡」

 

カルゴ「へへっ…ヤリまくってやんよ♪」

 

樹里愛が床について早々始めた俺たちの行為は、日付が変わってもしばらく続き、その頃になるとシーツはビショビショに濡れていた。

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