⑨でも学習するのです。
スカーレット姉妹、古明地姉妹、プリズムリバー三姉妹(レイラ入れたら四姉妹か)、依神姉妹、九十九姉妹、博麗姉妹、綿月姉妹。
原作に出てこないのは、どーれだ?www
IN博麗神社
カルゴ「…って訳よ」
妖怪の山の天魔の屋敷からスキマで帰った俺は、先程してきた話を娘2人に話す。勿論だが、霊夢も話は聞いている。
霊麗「へぇ〜、お父さんって天魔様とも知り合いだったんだ!」
カルゴ「まぁな。で、どうする?」
霊麗「面白そうだからやるっ!」
霊愛「もう秋だってのにさ、最近また暑いから、ストレス溜まってたんだよね。丁度いいや」
霊麗は好奇心、霊愛は鬱憤晴らしのために即答。チラリと霊夢に目をやると、小さく頷いた。母の許可も得たので、この2人は確定である。
カルゴ「じゃ、他の皆んとこにも行ってみる」
霊夢「早くしてよね」
カルゴ「わぁってんよ♪」
霊夢「……///」
畳に横たわる霊夢の頬に軽くキスをして、その場にスキマを開き、次は永遠亭へと向かった。
IN永遠亭
カルゴ「って事で…巫月よ、山の天狗たちと戦う気は無いか?」
寺子屋帰りである巫月と、丁度休憩時間の鈴仙を呼び、またもや同じ話をした。予想通り、巫月の反応は……。
巫月「あるある!戦いたいっ!」
元気にそう言って、俺にピトッと抱きつく。相変わらず巫月はファザコンである。頭をサラサラと撫でてやると、嬉しいのだろう、翼をパタパタと動かし始めた。
鈴仙「大丈夫なの?」
カルゴ「なぁに、いくら厳しい訓練をしても所詮白狼天狗さ。油断しても致命傷を負う事はない。巫月の雷でシビレさせてやろうぜ?」
巫月「うん!」
巫月は自信たっぷりに頷く。俺が直々に指導し、能力的にも優れている巫月なら…楽に制圧できるかもしれないという望みはある。ましてや、博麗姉妹も一緒に戦うのだから。
鈴仙「だって、みんな太刀持ってるんでしょ?」
カルゴ「太刀は金属製。俺のスペルの大半を受け継いでる巫月なら、一網打尽にできるだろうさ。鴉天狗は素早いから、みんなと協力して…な♪」
巫月「はーいっ!」
頬をムニムニと触られるのが嬉しい巫月は、俺の腰に回す手に力を込める。久しぶりに、俺の体がミシミシと悲鳴を上げる。
カルゴ「イデデデデ……」
IN守矢神社
樹里愛「面白そ〜♪」
早苗「ダ・メ・で・す!!」
カルゴ「うっす」
IN白玉楼
カルゴ「どうよ、面白そうだろ?天魔までもが、観戦に来るんだぜ?」
妖夢「ふむ…」
白玉楼に着いた俺は、休憩中していた魂魄親子に事の顛末を話し、参加するか否かを問うてみる。妖夢は、うーんと考え込み、妖舞は参加したいとピョンピョン飛び跳ねている。
妖舞「戦いてぇ!山の天狗潰してぇ!」
妖夢「こら妖舞、言い方!…ねぇ、エスカルゴ…腕試しにっていうのはわかるけど、技のひとつも無いのにそれは…ちょっと危険じゃない?」
妖舞「母上が作らせてくれないだけ」ボソッ
妖夢「未熟者は剣に振り回されるだけ。まずは、基礎から覚えなければいけないのよ。…だから、今回は妖舞は不参加でお願い」
妖舞「えええええええ!?」
カルゴ「…わかった。じゃあ、またの機会にな。次までには妖夢に認めて貰えるようになれよ?」
妖舞「ちょっ、父上!?参加したい!!」
カルゴ「許可が無ければ、参加は認められない。これは腕試しだが妖夢の言う通り危険だからな。じゃ、また来るよ、妖夢、妖舞」
妖夢「今度は、もう少しゆっくりしてってね♪」
カルゴ「勿論だよ」
妖舞「くそぉぉっ!!母上、もっと厳しい修行をお願いしまァす!!」
妖夢「いいわ、ついてきなさい!」
再度修行を開始した親子を見て目を細めた俺は、次は紅魔館門前へとスキマを繋いだ。
IN紅魔館
カルゴ「じゃーな美鈴、また来るよ」
美鈴「はいはーい、また来て下さ〜い!」
門前で軽い会話をした俺は紅魔館の門をくぐる。
だが、玄関の取手に手をかけた瞬間、時が止まるのを感じた。そろそろ、紅魔館の備蓄が尽きる頃なので、咲夜さんか弦月姫が買い物に出るのかと思った俺は、脅かしてやろうと考え、敢えて中に入らないでおく。
時間が停止していた時間は、およそ5秒ほどだ。
「時間が停止していた時間」とか、これもう(ry
…そして、扉が開いた。
カルゴ「ベロベロバァァァァ!!」
弦月姫「きゃああああああああっ!!!」
出てきたのは弦月姫だった。開けた瞬間の駄声と大声に酷く恐怖した弦月姫は、反射的にナイフを投げまくる。それらは俺の眼孔や額、腹、口腔、臓物へ、キチンと刺さっていた。
弦月姫「…って、お父様!?きゃああああああ、お父様が血塗れに!!!」
自分でやったくせに、血塗れの俺を見た弦月姫は再度悲鳴を上げ、財布を取り落とす。
直後、復活した俺は何食わぬ顔で娘の前に立つ。
弦月姫は驚きのあまり硬直している。
カルゴ「悪い、そんなに驚くとは思わなかった。えっと…大丈夫…か?」
弦月姫「は…はい…」
未だ、少しばかりオロオロしている弦月姫。どうやら俺には、誰かを驚かす才能があるらしい。
控える事にしよう。痛い思いはゴメンだ。
俺の想像
俺「ベロベロバァァァァ!!」
弦月姫「きゃあああっ!…もうっ、お父様ぁ!」
俺「はっはっはっ!」
…だったんだが…思い通りにいかないな。
弦月姫は驚くとナイフを投げる…か。覚えとこ。
カルゴ「買い物?俺も行っていいか?」
弦月姫「はいっ!」
手を取り合い、再び門を潜って買い物へ向かう。どうやら今回は、弦月姫だけで買い物へ行く予定だったらしい。咲夜さんは相変わらずレミリアの相手をするのに手一杯だとか。
カルゴ「相変わらず買うなぁ…。解凍するのとか大変じゃねぇか?」
両腕にいっぱいに引っ掛けられている袋を
弦月姫「全て時を止めて保存してありますので、鮮度はそのままなんですよ♪」
カルゴ「えっ…時を止めてたのか」
弦月姫「逆にこれほどの食材が冷凍庫に入り切ると思いますか?」
カルゴ「いや。でも、冷凍庫内の空間を拡げたらこれくらい余裕じゃん?…と、思ってたんだ」
弦月姫「冷凍庫はほぼ使いません。解凍するより時を止めた方が楽且つ効率的ですからね。お母様直伝です♪」
カルゴ「…なるほどな」
時止め出来たらそんなことも出来るんだなぁ…。
ホント規格外だね、この母娘は。
…あっ、メインイベント忘れとったわ。
カルゴ「なぁ、弦月姫。今度さ、姉妹呼んで山の天狗と力比べをやる予定なんだがな、どうかな?弦月姫にとっても…腕試しになるじゃん?」
弦月姫「山の天狗と…ですか?何人ほどで…」
カルゴ「少なくとも…300人超?」
弦月姫「300人超!?ななななんでそんな多人数なんですかぁ!?」
カルゴ「対多数でも、弦月姫たちなら勝てると…思うんだがな。どうだ?咲夜さんの説得なら俺に任せてもらっていいが」
弦月姫「では、もしも勝った暁には…久しぶりに食べ歩きデート…しませんか?///」
照れ顔を隠すように、俺の服の裾を引っ張って、顔を埋める弦月姫。里でも有名な美幼女メイドが父親にそんな甘え方をするものだから、周囲からの視線も鋭く突き刺さる。
カルゴ「ははっ、勿論良いぜ!1日中、どっかをブラブラすんのも面白そうだな♪」
弦月姫「1日中ですか!?…さ、さすがにそんな長くはダメです……色々と我慢が……///」
カルゴ「そっか…。そんじゃー次は、俺の用事に付き合ってもらおうかな…っと。せっかく里まで来たんだし、やる事はついでに済ませねーとな」
スキマに荷物を放り込み、隣を歩く娘をフワリと浮かばせ、キュッと抱っこする。
弦月姫「ひゃあっ!?お、お父様ぁ!?」
カルゴ「ん?お姫様抱っこ嫌か?」
弦月姫「い、いえ、そうではなく…。あまりにも急で、驚いてしまって…その…はぅぅ…///」
真っ赤になって、俺の腕の中で小さく丸くなる。
その姿は、赤ん坊や猫を彷彿とさせる。
カルゴ「おいおい、これで驚いてちゃダメだぜ?咲夜さんは何も言わずノッてくれたぞ?」
弦月姫「なっ…流石お母様…私にできないことを平然とやってのける…!」
カルゴ「そこに痺れる憧れる…ってか?」
弦月姫「お父様…いつから読心術を…」
カルゴ「親の勘だ、そんなんじゃないさ。よし、とりあえず行くぜ〜」
弦月姫「一体、どこへ…?」
カルゴ「小傘の工房と鈴奈庵」
カァ…カァ…
カルゴ「やべぇ、早く帰んねぇと!!」
弦月姫「も、もう夕方なんですか!?」
咲夜「寄り道が過ぎますね…旦那様?弦月姫?」
カルゴ「ゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさいゴメン(ry」
弦月姫「ごめんなさいっ!」
咲夜「昼前に出かけたのに夕方に帰ってくるってどういう事!? その場に正座なさい!!!!!」
父娘「ひえぇぇぇぇ……!」
数時間後
IN仕事場
カルゴ「…って訳さ。どーよ穹、やるか?」
穹「うーん…撮影もしたいですが、参加もしたいですねぇ…。少々考える時間を頂いてもよろしいでしょうか?」
カルゴ「おう、構わんよ。ところで文は?」
穹「あぁ、母上ならもう帰って───…」
言いかけた所で、玄関の扉が開き、同時に元気な声が風と共になだれ込んで来た。
文「ただいま帰りましたよ〜!おや、この靴は!エスカルゴさんが来てるんですね!」
ビュオオッと風を纏いながら、文が居間に登場。
いつも通り、どこかへ取材に行っていたらしい。
カルゴ「よっ。今日はちょっと、話があってさ」
文「ほう、話とは?」
〜青年説明中〜
文「ほほぉ〜…。白狼天狗や鴉天狗たちと、エスカルゴさんの子供たちによる力比べ、ですか〜。どっちが勝っても新聞のネタになりそうですね!しかも、開催理由が天魔様の暇潰し…やれやれ、相変わらずですねぇ、あの方も…。穹はどうするつもりなんです?」
穹「撮影にまわろうか参戦しようか迷ってます。どんな形であれ、この企画に関わるのは、もはや確定事項なんですがね…」
腕を組み、再びうーんと悩む穹。
そんな娘の姿を見た文は、畳み掛けるように更に甘い言葉を漏らす。
文「ふむふむ。激しい動きを見せる皆さんの撮影をして自らの撮影スキルを高めるか…戦闘に参加して戦闘スキルを高めるか…。どちらに転んでもあなたにとって得になる話ですね、これは」
穹「そうなんですよぉ〜……」
余計迷わせるとか鬼かよ…。
俺ですらそう思った、次の瞬間。
今までのおふざけモードから一転して、真面目な顔つき、口調になる文。
文「…ですが、よく考えてみて下さい。この先、あなたも新聞記者としてやっていくつもりなら…まず先に磨くべき力は一体、何だと思いますか?撮影力と戦闘力の二択ですよ」
穹「うーん…撮影力です!」
俺もそう思い、穹の回答を聞いて頷く。
しかし、文は首を横に降った。
文「違いますよ、穹、エスカルゴさん。まず先に磨くべき力は戦闘力です」
カル穹「えっ?」
文「撮影力があった所で、ターゲットが必ずしも取材させてくれるとは限らないのです。世の中を渡るには盗撮だけではやっていけないのですよ。『弾幕ごっこで勝ったら取材受けてやる』などと言われたらどうするつもりですか?勝てる自信が無いから、と泣き寝入りでもします?」
穹「それはしません!」
文「そうです!あなたも私の娘なら、力で押して取材相手を頷かせて下さい!なら、答えは!?」
穹「戦闘力を先に磨きます!」
文「そうです!!戦闘に参加しなさいっ!!」
穹「はいっ!!」
カルゴ「………」
なんやこの茶番…。
穹「…あれ?私、昔から撮影訓練してましたが」
文「あんなのは基礎中の基礎。カメラの使い方の練習とさほど変わらないです。撮影力の訓練とは言っても、かなり初歩ですからノーカンですよ。私の中ではね」
穹「な、なるほど!」
カルゴ「…じゃ、穹もだな。日時はまた後ほど」
文・穹「了解です!」
IN八雲紫の屋敷
ダメだろうと分かっていたが、8人居る中で1人だけ何も言わないのは差別だろうと思ったので、念の為に紫さんの屋敷に赴いた。
しかし紫さんから出た言葉は、俺の予想を綺麗に裏切ってくれるものだった。
紫「訓練の息抜きに丁度いい申し出ねぇ」
茜「参加してもいーい?」
紫「ええ、構わないわよ」
カルゴ「おぉー。んじゃ、茜も参加ね。えーと…6人か、俺の計算通りだな」
頭の中で参加者を思い返し、人数を再確認。
上から、巫月、霊愛、穹、弦月姫、霊麗、茜だ。
間違いなく6人である。
紫「不参加は誰?」
カルゴ「妖舞と樹里愛です」
紫「あっ…(察し)」
カルゴ「基礎を重視する妖夢、4歳に戦闘は早いと思ってる早苗…。どちらも、間違ってはいないでしょう。間違えてるのは幼い頃から戦闘訓練を施してる俺だと思うんですよね」
紫「…外の世界からしたら間違ってるわね。でもここは幻想郷。少しでも道を誤れば……命を失いかねない。そう思っての訓練でしょう?だったらあなたの選択は正解。もっと自信持ちなさいな」
カルゴ「…うっす」
紫「じゃ、日時が決まり次第連絡ちょうだいね」
カルゴ「もちろんっす」
紫「そ・れ・と…♪」
カルゴ「?」
紫「久しぶりに…ヤリましょ♪」
娘もいるというのに、少しだけ服をはだける。
カルゴ「ハハッ…イイですよ。茜は…そうだな、橙と遊んで来なさい。ちょっと、母さんと2人で話したい事があるんだ」
茜「はーいっ!」
しばらく紫さんとオトナの遊びをした俺は、気絶してしまった紫さんに服を着せ、屋敷を出、博麗神社へと帰宅した。
後日、またもや朝から天魔の屋敷に呼ばれ、正式な日時が確定した。
A.博麗姉妹