※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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レミリアの告白

慧音とも恋人という繋がりを持った俺は、彼女の誘いを何とか断り、今夜の宿泊先である紅魔館へ向かった。夢のレミリアから聞いたが、どうやら今夜は、レミリアから何か話があるらしい。一体どういった内容の話なのだろうか。

 

カルゴ「やぁ美鈴。さっきは…お疲れ様」

 

美鈴「あっ、お疲れ様です!あの、先程は申し訳ありませんでした…私の力が及ばず……」

 

カルゴ「さっきのあれはなぁ…どう考えても俺のせいだよ。囲って守りに入ったから負けたんだ」

 

美鈴「いやぁ〜、あの雨のような種攻撃の中で、どう反撃しろってんですか…。やはりあそこは、あの様に守りに入って正解だったと思いますよ?私と咲夜さんも、攻撃の準備は出来てましたし」

 

カルゴ「そういってもらえると助かるよ美鈴…」

 

美鈴「えへへへっ…。そうだ、そろそろお夕飯の準備が整うそうですので、今日はこの辺でお入り下さい!お嬢様方がお待ちですから!」

 

カルゴ「もうそんな時間なのな。んじゃまたな」

 

美鈴「はーいっ!」

 

美鈴といつもより少し短い会話をした俺は、風の通りが良い玄関までの通路を通って、大きな扉を開ける。扉の先にはやはり、メイド母娘がいた。

 

母娘「おかえりなさいませ」

 

咲夜さんは丁寧に、弦月姫は元気に頭を下げる。

見た目はかなり酷似している母娘だが、接客態度などはほとんど違う。あまり元気が良すぎると、咲夜さんは時を止めて弦月姫にチョップする。

その様子が凄く可愛い。やる方もやられる方も。

2人の能力の影響を受けない体質になって本当によかった。

 

カルゴ「ただいま」

 

咲夜「お夕飯の準備が整っております。お嬢様も妹様もお待ちです、参りましょう」

 

カルゴ「はいっす」

 

俺が部屋に入った時には、既に2人共席に座っていた。フランは嬉しそうに両手を振ってくるが、対するレミリアは気だるそうにしている。表情もかなり暗く、確かに具合が悪そうである。

彼女の前にある料理を見てもそれがよくわかる。フランと俺のは普通の料理なのに、レミリアのはお粥である。あのレミリアがお粥とは、よほどのことなのだろう。全然、彼女らしくない。

 

 

 

レミィ「…ごちそうさま。フラン、エスカルゴ、咲夜、おやすみ。今日は休ませてもらうわね…。エスカルゴは、夕飯食べたらすぐ部屋に来て…。ちょっと、寝る前に話があるの」

 

お粥を半分ほど残し、フラリと立ち上がって歩き出すレミリア。すかさず咲夜さんが補助に入る。

とうとうその呼び出しが来た。発言の1つ1つに気をつけ、最適解を彼女にぶつけよう。

 

カルゴ「わかった」

 

フラン「私は────」

 

レミィ「2人にさせて。寝る時は来ていいから」

 

フラン「はぁい…」

 

プクッと頬を膨らませ、再び料理に手をつける。

レミリアが具合悪そうにしていたからか、フランも俺も咲夜さんも、あまり表情は明るくない。

食べ終わった俺は、フランに断りを入れて部屋へ向かう。寂しそうにしていたが…今は仕方ない。

ちなみに、レミリアが残したお粥は俺が食べた。折角の咲夜さんの料理を、捨てるのは勿体ない。実は先程、慧音の家でも少しご馳走になったが、今日は昼を食べていないからか、沢山食べれた。

スキマを使って部屋の前へ行き、扉を叩く。中に直接行かないのは彼女のプライバシーなどの面を考慮してのことだ。

 

レミィ「…入って」

 

か細い声が返ってきた。「入るよ」と声をかけて部屋の中に入る。机の上の時計を見ると、時刻はおよそ8時。大丈夫、今日中に話は全て終わる。問題はその選択肢だ。選択肢を間違えるとバットエンドになるとは…これではギャルゲーである。

が、今まさにそんな状況なので、そんな変な事は言っていられない。真面目に話を聞かなければ。

 

レミィ「立ってないで、隣に来て?」

 

カルゴ「うん」

 

よいしょ、とゆっくり起き上がったレミリアは、ベッドに座って、俺を手招きする。眠そうというよりも、ダルそうにしている。そんな彼女に寄り添うように、隣に腰を下ろす。するとレミリアの方から、俺の手に自分の手を重ねてきた。小さく温かい手が触れて、なんとも心地よい。

 

カルゴ「…それで、話って?」

 

レミィ「うん……」

 

俺に体重を預け、間を溜める。寝ちゃったかなと思ったその時、満を持して口を開いた。

 

レミィ「…あのね?驚かないで聞いてほしいの」

 

カルゴ「うん」

 

レミィ「私ね…どうやら、あなたの子を妊娠したみたいなの」

 

カルゴ「…へ?」

 

いやいやいやいや……え?は?ちょっ……えぇ?

ちょっと待ってくれ、どういう事だ?レミリアが俺の子ってそれ…えっ、マジで言っているのか?

驚くなって言われても驚くよ!?

 

カルゴ「でも…レミリアって生理来てたっけ…」

 

レミィ「2ヶ月半くらい前…いっぱい犯してってお願いしたことあったでしょ?覚えてる?」

 

カルゴ「うん」

 

真夏の暑い日の事だった。急に「めちゃくちゃに犯して欲しいの!」とお願いされたので、かなり気合い入れたものだ。

 

レミィ「あれ、次の日に初潮がくるのを視てて…しばらくの間お預けになるからそう言ったのよ。生理の時にヤッちゃダメなのは、霊夢や咲夜から聞いていたから。現に、あの行為の後は少しの間ヤらなかったでしょ?」

 

カルゴ「確かに」

 

フランや小悪魔とヤッてても、これまでの様には混ざってこなかったと記憶している。

 

レミィ「でも、来るはずだった生理が来ないの。それで…その結果として、今の私のお腹の中には新しい命が宿っているわ。危険日について、少し勉強不足だったみたい」

 

カルゴ「危険日は生理の当日だと思ってたのか…だとしたらそれは間違いだから気を付けてな…」

 

レミィ「そうみたいね…初めて知ったわ。未来が視えるからって油断してた」

 

カルゴ「危険日っていうのは、妊娠する可能性が高い期間の事を指す。 その“日”じゃないんだよ。具体的には、排卵日の約1〜3日前と排卵日と…排卵が終わったあとの1日の数日間の事を指しているんだ。 これはだな、精子は女性の体の中で、長いと約5日間…卵子は排卵後約1日生きているからなんだよ。んで、この期間が重なると…妊娠する可能性が高い」

 

レミィ「…私、その当日だけかと思ってたのよ。だからこうなったわけなんだけど…」

 

カルゴ「というか、なんで妊娠だって思うんだ?ワインを飲んでるんだから、生理不順だって事もあり得る。霊夢と早苗がそうだしさ」

 

レミィ「あなたが今日、夢の3人とヤッてた時…咲夜と永遠亭にいってきたの。永琳が『つわりの症状に酷似している…妊娠検査しましょう』って言うから検査したの」

 

カルゴ「結果は…どうだったんだ?」

 

レミィ「今、2ヶ月半くらいよ♪」

 

俺に寄りかかり、声を弾ませるレミリア。

嫌がっている様子ではない。気だるそうに見えるのは、つわりのせいなのだろう。

 

カルゴ「そっか…。でも参ったな…」

 

レミィ「何が?」

 

カルゴ「ほら…身体がまだ幼いからかなり負担が大きいと思うんだ…」

 

レミィ「永琳もね、『母体にかかる負担が大きいから、これ以上大きくなる前に、おろすのが良いでしょう』って言ってたわ。将来の為にもね」

 

カルゴ「っ……」

 

レミィ「でも断ったわ」

 

カルゴ「そうなのか…?」

 

レミィ「だって…ねぇ?あなたの子だもんねぇ。産む以外の選択肢はハナから無いし?」

 

カルゴ「……」

 

レミィ「もう少しお腹が大きくなったら…また、あなたには紅魔館に住み込んでもらうようね♪」

 

カルゴ「ああ」

 

咲夜さんのときみたいに、また俺が切り盛りする事になったが…今回は咲夜さんも弦月姫も居る。心配は何も要らないだろう。

それにしても……こんな幼子を苦しませることになってしまうとは…。フランとのアレも、様子を見て行うようである。

 

レミィ「名前どうしようかしらね?」

 

カルゴ「男か女かにもよるが…。性別は?」

 

レミィ「楽しみにしたいから検査してないわよ。全部知ってしまってはつまらないもの」

 

カルゴ「えー…」

 

レミィ「あなたはどっちがいいの?男の子?」

 

カルゴ「そうだなぁ…8人もいて妖舞だけだし。妖舞も弟欲しいんじゃないかな…妹3人いるし」

 

レミィ「まっ、せいぜい神に祈る事ね」

 

カルゴ「そうだな」

 

男か女かよりも、無事に出産できるように神様にお祈りしなきゃな…。安産祈願だよ安産祈願。

年齢こそイッてても、身体はまだ幼いからな…。

 

神綺《神と聞いて!》

 

カルゴ《呼んでない》

 

神綺《まぁまぁ……。それにしても、カルちゃんってば、ついにやらかしちゃったわね。レミリアちゃんを孕ませるなんて》

 

カルゴ《なんか罪悪感がな…》

 

神綺《私たち偉大な神様の加護があるんだから、これで安心魔界神!》

 

諏訪子《レミリアアアア!!アイツ…まだ小娘のくせにぃぃぃ!ムキィィィィ!キエェェェ!!》

 

早苗《子供に子供を産ませるとは、かなりの鬼畜ですねぇ、エスカルゴさんは…》

 

神奈子《…だがまぁ、これで少しは懲りたろう?幼子との性行為は気を付けねばな》

 

カルゴ《はい…フランとのアレも気を付けます》

 

神奈子《ゼロにはしないのか》

 

カルゴ《フラン、アレ大好きだし…》

 

神綺《でも、しっかり気を付けるのよ》

 

カルゴ《もうわかったよ、母さん》

 

そして、まだ手を重ねていたレミリアはその手を離し、大きく背伸びをする。

 

レミィ「ん〜……はぁ、話したらかなりスッキリしたわ。ありがとうね」

 

カルゴ「無理はするなよ?」

 

レミィ「わかっているわよ。他の皆にも負けないくらい、この子を完璧に育て上げるわ!ちゃんと手伝ってよね、エスカルゴ!」

 

カルゴ「ああ!」

 

彼女の意思を尊重し…尚且つ、この話も今日中に終わった。つまりこの妊娠騒動は、必ずハッピーエンドに向かうということだ。

どうやら、永琳に同調して「おろせ」と言ったら

「これでもかってくらい残酷な運命」…になったらしい。幼子に出産をさせるなんて、正気の沙汰じゃないが…残酷な運命の回避は出来た。

もしかしたら、残酷な運命とは誠のようなあんな結末を指していたのではないだろうか…。

あとは油断せず、レミリアに頑張ってもらうしかないだろう。俺も頑張らねばなるまい。




スクイズじみてきたねぇ…。
ああ、次回から時間は飛びません。まだまだこの時系列?で書きたいことがあるので。
彼も、ここからようやく治まってくるでしょう。幼子との性行為はね。
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