Q.違います。「黒執事」の主人公、シエルの母親
であるレイチェル・ファントムハイヴからです。
俺に“スカーレット”にピッタリな名を考えるのは
難しいと判断し、好きなアニメから取りました。
洋名を考えるのってマジムズいんだよォ!(泣叫)
とある二次創作に同名の登場人物が居るらしいんですが…すいません、東方ほど二次創作が多いと各創作物の全キャラを把握するのは普通に考えて不可能なので、多少の被りは許して下さい…。
チート能力の被りだって結構アリがちだしさ…。
全てを支配とか、全てを創造とか。
フォロワーさんの1人から言われたけど、殺戮の天使ってのも全く関係ない。
だって俺がそれを知らないんだもの。
カルゴ「よしレイチェル、行こうか」
レーテ「おとーしゃま!」
レミィ「あ!…んもう…レイチェルまであなたにベッタリねぇ…」
別室の扉を開けると、レミリアと手を繋いでいたレイチェルは、その手を離して、テテテッと走り寄ってきた。全く、どうしてこんなにも可愛いのだろうか。
足に抱きつき、スリスリと頬擦りしている。
カルゴ「お客さんはみんな揃ってるぞ。みんな、驚くだろうなぁ」
レミィ「そりゃ驚くでしょうね。お腹なんてほぼ大きくならなかったし」
カルゴ「うんうん」
神綺《ちょ、カルちゃん!お母さんの事すっかり忘れてない!?》
カルゴ《あぁ、綺麗さっぱり忘れてた。…予定の時間より結構遅いんだけど…それはまぁいいや。今、どこにいるの?》
神綺《パンデモニウム出るところよ!》
カルゴ《到着まで、最速でも約1時間かな》
神綺《そうね…。ええい仕方ない、こうなったら夢子ちゃんに瞬間移動の能力を付与して…》
カルゴ《せんでいい!》
出るところということは、玄関に居るはずだ。
ならばそこにスキマを開けば、それで済む話だ。
そこで俺は、パーティ会場とパンデモニウムとを繋ぐスキマを遠隔操作で発動。遠隔操作は、普段よりも大きく力を消費するので、出来ることならやりたくない。
普通のスキマの3回分は消費してしまう。
神綺《きゃっ!?》
魔理沙「うわぁっ!?お前はあの時の魔界神!?なんでここに!?」
神綺「カルちゃんにお呼ばれしたのよ♪」
咲夜「あら夢子さん、こんばんは」
夢子「ご無沙汰しております」
霊夢(義理の母も呼ぶなんて…やっぱりこの満月鑑賞会、なにかあるわね?)
カルゴ「…これでよし、と。今度こそ行こうか」
レーテ「たかいのして!たかいのたかいの!」
ズボンをグイグイと引っ張り、肩車を頼む。咲夜さんのズボンでなければ、このズボンはとっくにビリビリに破かれていた事だろう。
そして、肩車してほしがる娘に、俺は自分の肩を叩いてそこに乗るよう合図する。いつもの事だ。
カルゴ「ほれ、乗っといで」
レーテ「うん!」
パタパタと羽ばたき、ちょこんと俺の肩に乗る。あとは、部屋の出入口に頭をぶつけないよう気を付けて移動するだけである。最も、レイチェルと俺が縦に並んだ所で、レイチェルが頭をぶつけることは決して無いだろうが。
レミィ「お待たせ。そしてようこそ。今夜もまた美しい月が見れるわ、存分に楽しみましょう」
霊夢「遅いわよ?あれ、今度はエスカルゴが…」
カルゴ「俺なら居るぞ〜」
霊夢「あぁ、来た来……ん?」
レミリアよりもワンテンポ遅れて入室した俺に、みんなの視線が一気に集まってくる。そりゃあ、見知らぬ女の子を肩車しているのだから、そんな反応もするだろう。
魔理沙「んん!?」
鈴仙「ウソ!?」
早苗「チビレミリ…えぇ!?」
妖夢「もしかして…!」
文「あややややややや……」
子供達「!?」
大人たちは驚いても喋れるが、対する子供たちは口をポカーンと開けているだけだ。よほど驚きが大きいとみえる。
そんな硬直した空気の中で、全員が思っているであろう質問を、まず最初に投げかけてきたのは、いつも通り文であった。
文「エスカルゴさん、肩車しているその女の子は一体…?見た目からして普通に察せますが」
文花帖を取り出して、ペンを構えて詰め寄る。
その目はキラキラと輝いており、「絶対スクープ狙えますよぉぉぉ!!」と叫びそうな雰囲気だ。
カルゴ「…実は、今夜の満月鑑賞会は、この子のお披露目パーティだったんだ。そろそろみんなに紹介したくてね。レミリア、頼む」
レミィ「頼まれたわ。…この子は、エスカルゴと私の娘よ。今から半月ほど前に生まれたの。名をレイチェル・スカーレットと名付けたわ」
文「半月ほど前…レイチェル・スカーレット…!ふむふむ、可愛らしいお名前ですね…!」
霊夢「半月…?この前の夜会ったけど、別に腹は大きくなってなかったわよね?それともあの時は既に産んだ後だったワケ?」
レミィ「ううん、あの時はまだお腹にいたわよ。とある秘術を使って、この子の成長を早めたの」
霊夢「はぁ!?」
母さんが行ってくれた「成長の儀」は絶対に他言しないという約束であるので、「とある秘術」と言って誤魔化す。そうでなければ、この2ヶ月半という異常な妊娠期間の説明がつかないからだ。
レミィ「秘術については…大人の事情によって、公言出来ないんだけどね。だから『とある秘術』とだけ言っておくわ。実際そうだし」
霊夢「お、大人の事情って……。私はてっきり、咲夜との子供だと思ってたわ。それか門番」
魔理沙「パチュリーはそういう事に興味無さそうだもんな。私も咲夜か美鈴だと思っていたぜ」
早苗「ですね」
妖夢「それがまさか、レミリアの方だとはね…」
神奈子「鬼畜かお前は!」
諏訪子「幼女もお構い無しに孕ませるぅ!凄い、凄いよエスカルゴ!容赦無いねぇ!」
酔っている諏訪子様は、酒を振りかざして大声で叫ぶ。確かに…容赦無かった。次からレミリアとヤる時は、細心の注意を払わねばなるまい。
鈴仙「ちょちょ、その秘術かなりヤバくない!?永遠亭に来た時って、2ヶ月半だったでしょ!?それからすぐ出産って、どれだけ成長を早めたら可能になるわけ!?」
レミィ「約7ヶ月分を1日で…かしらね」
鈴仙「1日っ……いち…にち…!?」
霊夢(あー…なるほど、だから魔界の神もここに呼んだってワケか。その秘術を施したのは、あの魔界神で間違い無いでしょうね…。あの神なら、『神ですから』の一言で片付けそうで怖いわ…)
魔理沙(なぜこんなパーティに神が4柱も居る?と思ったが…その秘術を使ったのが神だからか?守矢の神はそれぞれに司る物があるから違うな。となると、魔界の神がその秘術を施したとみて、まず間違い無いな。おっかねぇ…)
巫月(咲夜さんの能力で早めたんなら、弦月姫の時にもそうしてただろうから、咲夜さんじゃない事は普通に読めたけど…。なるほどね、神様なら説明つかなくても仕方ないや。とすれば、こんな芸当は八百万の神には到底出来ないだろうから…神綺さんが秘術の使い手って事になるかな…?)
妖夢(えー…私、かなり頑張ったんだけどな…。いや、そんな術になんて甘えてないって事だよ!そうそう、私は頑張ったもん!エスカルゴだってすっごく褒めてくれたし!)
鈴仙(帰ったらお師匠様に報告しなきゃ。生命の理をも捻じ曲げる秘術を使いだしたってこと…)
文「なるほどぉ…。ところでその秘術とは、成長だけを促したんですか?体外に押し出したのは、その秘術の力も借りたのですか?」
レミィ「成長だけよ。産んだのはあくまでも私。かなりビビったわ、お腹が急に膨らむんだもの」
文「ふむふむ…!『紅魔館の主、謎の秘術により電撃出産』っと…」
穹(あわわ…驚きすぎて全然取材出来てない!)
文と穹がペンを走らす音と、霊夢母娘と諏訪子様が食べる音だけが広い部屋に響く。やはりすごい衝撃を受けたらしい。
カルゴ「…まぁそんなワケだ。お前たちの妹だ、存分に可愛がって…あと、仲良くしてくれ」
そう言うと、場にはまた明るい空気が戻った。
子供たちの何人かはレイチェルを間近で見ようと走り寄ってきた。
巫月「半月の割には、かなり大きくない?」
カルゴ「それはお前たちみんなそうだぞ?なぁ、早苗?人間と比べてどーよ?」
早苗「ですねー、成長スピードが全然違います。巫月ちゃんも半月の時はこんな感じでしたしね。ねぇ、鈴仙さん?」
鈴仙「そうね。……まぁ私は、普通の子供の成長スピードなんて分からないんだけど」
巫月「ふーん…よく覚えてないや…」
カルゴ「今のレイチェルみたいに、すっげー俺にベッタリだったんだぜ?料理中とかずっと足元に来るから、鈴仙に抱っこしてもらってたなぁ」
鈴仙「懐かしいわね〜…」
巫月の頭を撫でていると、骨付き肉を食べながら霊夢がこちらに近付いてきた。なにかやばい事を言われるのだろうかと思い、無意識のうちに顔が強ばってしまう。
霊夢「ねぇ、もう生まれたって事は、もういつも通りの生活に戻れるのよね?」
カルゴ「ああ、そうなるな」
霊夢「随分とあんたにベッタリだけど…ちゃんと離れられるの?」
カルゴ「それについては大丈夫だな。いつも隙を見て色んなところ行ってきたが、問題は無いよ。紅魔館を離れる時は分身を置いていけば良いさ。なんで?」
霊夢「別に。…早く料理食べちゃいましょっと」
ヒラリとスカートをはためかせ、また用意された料理を食べ始めた霊夢。もうずっと食べている。
カルゴ「第二の幽々子さんかよ霊夢は。どんだけ食うつもりだ…?」
霊夢「このパーティのためだけに、お腹空かせてきたからね。子供たちは普通に食べたけど」
カルゴ「食べさせなかったら虐待だぞ…多分…」
霊夢「怖いわね。ほら、あんたも食べたらどう?全部食べちゃうわよ?」
カルゴ「そうだな。レイチェルはさっき離乳食を食べたし、あとは俺たちだな」
レイチェルを肩車したままで、近くにあるの肉に手を伸ばすが、新たに料理を持ってきた咲夜さんに呼び止められる。
咲夜「旦那様にはこちらを」
あまり見慣れない、西洋風には程遠い謎の料理を何品も持ってきた咲夜さん。幻想郷歴が約16年の俺でもよくわからないメニューである。
カルゴ「なんか…毒々しく見えますが…」
咲夜「お嬢様が、『これを食べて、精力をつけて欲しい』とのことです。なんでもこの後、希望者のみで二次会を開くそうでして」
カルゴ「精力…二次会……あっふ〜ん…(察し)」
咲夜「私も混ざりましょうか…うふふっ♪」
カルゴ「えー…俺、咲夜さんとは2人きりがいいです…どうしてもと言うなら止めませんが…」
咲夜「…!それでは、近いうちに是非…♪」
カルゴ「へへっ…」
深夜でもないのに深夜テンションだろうか。まぁそれでもいい。さて、二次会には何人が参加するのだろうか。それによって色々対応は変わるが。
咲夜「そうそう。既に、会場準備は整っていますので、こちらをお召し上がりになられたらすぐに向かうのが宜しいかと。もう、何人かはその場へ向かっておりますよ」
カルゴ「え?」
誰が行ったのだろうかと思って、周りを見ると、霊夢、鈴仙、レミリア、フラン、諏訪子、早苗の姿が消えていた。まさか……まさか?
咲夜「魔理沙と守矢の神にも声をかけますか?」
カルゴ「いやいやいやいや!!」
咲夜「冗談ですよ♪」
カルゴ「ひえぇぇ…」
あれ?おかしいな…。このパーティで、もう1つやりたい事があったはずなんだが…忘れちった。
俺ってこんなに忘れっぽかったっけか?
神綺《レイチェルちゃんの能力について聞きたがってたわね。聞きたいなら教えるけど?》
カルゴ《あーそれだ。どする?近くで見たいなら一緒に行くけど》
神綺《ううん、大丈夫よ。ここからでも、十分に能力の探知は出来るから。ま、少し時間はかかるから、精力剤食べて待っていなさい》
カルゴ《オッケ。…毎度毎度悪いな、母さん》
てか、サラッと料理を精力剤とか言ったな?
いや、俺も最初は確かにそう思ったんだけどさ。
神綺《まだ、毎度ってほどでもないでしょうに》
カルゴ《そか?ははっ…》
数分後
神綺《咲夜ちゃんってば、お料理が上手なのね。夢子ちゃんとそんなに変わらないわ。やっぱり、夢子ちゃんの方が上だけどね。……あぁ、結果が出たわよ》
カルゴ《おっ。どんな能力?》
神綺《『全ての悪魔を操る程度の能力』ね》
カルゴ《なんかかっけぇ…》
神綺《魔界には結構、
カルゴ《オーケー。…レイチェルも
神綺《
あるぇ〜…どっかで聞いたことあるなぁ。
神綺《霊夢ちゃんたちとは相性が悪そうね。でも鍛え方でどうとでもなるわ》
カルゴ《そっか…わかった。ここの図書館なら、悪魔関連の本なら腐る程あるだろうし、きっと、大丈夫だと思うよ。…もう1つは?》
神綺《もう1つは…楽しみにしておきなさいな。なんでもネタバレしたら、つまらないでしょ?》
カルゴ《もう1つあるのか》
神綺《あ》
カルゴ《引っかかったな。とりあえず、もう1つあることは確定した。先に目覚めるのはどちらの能力なのかね…。楽しみにしとくよ》
神綺《ええ、そうしなさい。それじゃ私たちは、そろそろ失礼するわね。カルちゃんも、二次会とやらに行きなさい?みんな待ってるわ》
カルゴ《ああ、わかってる》
母さんと夢子を2人を玄関の外まで見送り、俺はレイチェルと2人で再びパーティ会場に戻る。
そこでは、魔理沙や神奈子様たちと子供たちが、元気に弾幕ごっこを楽しんでいた。そばには咲夜さんが控えている。
カルゴ「レイチェル、ちょっとの間だけ咲夜さんの所に行っててくれ」
レーテ「えー…おとーしゃまどこいくの?」
カルゴ「お母様たちと…ちょっとね」
レーテ「んー…わかったー………。しゃくや〜、あそんであそんで〜!」
カルゴ「…さてと」
部屋へ向かった俺は、それから数時間もの間…。
二次会と称した〇〇パーティで遊び呆けた。
そして、俺たちの体力が尽きかけた頃…咲夜さんから、緊急事態の知らせが入った。
愛称については、良いのが思いつかなかったのでピーチの様な方法で考えましたね。
ピーチ姫は「ピーティッド・ レイサー」が本名。
ピーティッド→ピーチ
レイチェル→レーテ
ほら、割と自然じゃありません?
レーチェってのも考えたんですけど、「」の前に名前付けるならやはり愛称は3文字が良いなと。
それに、フルーチェみたいだし。
⬇候補に上がった名前⬇
マーガレット→メグ、アンジェリーナ→アン
エリザベス→エリー
(もし男子で、)ウィリアム→ウィルorビル
Remilia・Scarlet(レミリア・スカーレット)
Escargot・Scarlet(エスカルゴ・スカーレット)
Rachel・Scarlet(レイチェル・スカーレット)
エスカルゴだけフランス語なのはノーコメで!w