なんだかんだ言ってサクサク進みます!
流石は虹晴先生…!
炎火は霊夢に連れられてどっか行ってしまった。
神社行かなきゃとか言ってたから、博麗神社にでも行ったのかな?
それにしても……
「はぁ〜……」
これからの事を考えると、ため息が止まらない。
まず、戻るまでに1ヶ月かかるということは、来週予定していた鈴仙とのお家デートもパーだ。あ〜あ。
最も、こんな状況でそんなこと考えてる俺はよほどの阿呆なんだろうがな。つーかフランは何処に…早く会いたい…。
「エスカルゴ〜!!」
「おお、フラン!!」
フランが来てくれた!タイミング良すぎ!!
「やっと会えた〜!ギュ〜ッ!」
ギュムム…
「ははは、ヨシヨシ…♪」
ナデナデ…ふふ、ナデナデはイイぞ…。
甘えん坊なフラン…ああ、可愛い…!
「失礼するぞー」
む…炎火か。
撫でられてるの見られちまった…。まぁいいが。
「えっと……何してるの?」
…当然の疑問だな。
誤魔化す必要は無いから素直に答えるまでだ。
「フランの頭撫でてる」
「…………」
「それより、博麗神社には行かないのか?」
「霊夢の方から来たよ……」
ああ、そうだったな。
「あの怠惰巫女が……。で、なんか妖怪の山の神社の巫女が信仰を貰いに来たから、物申しに行くのを手伝って欲しいらしくて、俺も行くことになった。あ……妹紅誘わないと……」
怠惰巫女で吹き出しそうになった。
ん?妖怪の山の神社の巫女?
霊夢じゃない巫女…それって…
「ねえエスカルゴ!」
「何だ?フラン」
「私もこの人に着いていきたい!」
…なん…だと…!?
「え、えぇ……。え、炎火、俺達も着いて行って大丈夫か……?」
「あー……ちょっと聞いてくる……」
炎火は部屋を出る。聞いてくる…てことは霊夢のところに行くのかな。霊夢は一体何て言うんだろう…?
数分後
「聞いて来たぞ」
案外早かったな。
「なんて言ってた?」
「『人手が多い方が楽に終わるからいいわよ。』って言ってた」
呆れ気味に言う炎火。
あはは…まぁ楽な方がいいし…ね。うん…。
いや、物申しに行くだけなのに人手要らなくね?
まさか霊夢…戦うの前提で考えてないか…?
「わーい!」
フランは普通に喜んでる。
「よかったな、フラン」
「エスカルゴ、ちょっと頼みがあるんだけど……」
??
「ん?何だ?」
「一回、俺と手合わせしてくれないか?一応実力は見とこうと思って……」
…至極当然だな。
妖怪の山…まだ行ったことは無かったっけ。
名前からして、妖怪がいっぱい居そうだ…。
「そんなことしなくてもエスカルゴは強いよ!」
フランがフォローしてくれた。
「一応だよ、一応」
そりゃあ、突然別世界?から来た俺のことを「はいそうですか」って簡単に連れてく訳が無い。俺だって逆の立場ならそうする。
「……わかった。どこでやる?」
「いつも鈴仙達と模擬戦してる庭でも行くか……着いてきてくれ」
ほう。…模擬戦?ああ、俺もフランたちと特訓してるから…大方そんな感じだろう。
「わかった」
俺らは炎火に案内され、庭についた。…庭広っ!
でも、日光に当たるとチリチリしてちょっと痛いんだよなぁ…。再生するからあまり問題は無いのだが…。
幸いここは、日光は遮られてる。…なら大丈夫だな。
わざわざ日光の当たってないここを選んでくれたのかな?
って、周りに永琳や鈴仙、てゐや兎達、妹紅がいるぞ。なんで見るのん…?…いや、なんで妹紅が!?
「じゃあ、やるぞ!!炎纏『ファイアエンハンス(吸血鬼ver)』!」
ふぁっ!?って、吸血鬼Ver.!?
ていうか、やっぱ火属性なのな!!
名前からしてなんとなくは察してたけど!!
…落ち着け、俺。
そう……当たらなきゃ弱点もクソもない。
「喰らわなきゃ意味はないぜ!!雷鎧『サンダーアーマー』!!」
「うおっ!?」
炎火は攻撃をやめ、ステップバックする。
さて、どうする?
こいつをなんとかするにゃ、霊夢程の馬鹿力…もとい攻撃力が無きゃ破壊出来ないぞ。
普通に触れたら感電するからな。
そーいや、なんであの時霊夢はあんなに馬鹿力だったんだ?人間じゃないくらい強かったぞ?
…いや、今は目の前のことに集中だ。
ん?
炎火がファイアエンハンスを解除した。
なら、次はこっちの番だ!
「雷武器『雷銃』!!」
真っ直ぐにしか飛ばないので、しっかり狙う。
「喰らえ!!雷銃操法『スパークショット』!!」
炎火は俺の放つ雷の銃弾を走って躱していく。
うう…中々速いな…。
真っ直ぐだから避けやすいってのもあるんだろう。
「銃なら負けないぜ!!炎符『ファイアーマシンガン』!!」
うおお!?マシンガン!?
炎火は1丁の銃を持ち、それ以外の銃は空中に浮かせて撃ちまくってくる。おいおいおい、なんだそれは。
炎火のそれはかなり密度が高い。
当たっても鎧が消し去ってくれるが…連続して当たる衝撃までは何とかしきれない。
「くっ……!雷速『クイック』!」
微調整は効かなくなるが、とりあえずは避けられればいい。
「こっちだって!炎走『炎爆走法』!!」
ええ、なんだ!?爆発!?
…爆風に乗って速く移動してる…ってとこか?
ん、いつの間にか銃は消えてる。
「炎剣『聖なる青い炎の剣』!!」
青い炎!?うわやばい、見るからに熱そう…!
炎火は炎の剣を召喚し、爆風?による移動で俺に攻撃してきた。だが、このまま攻撃される訳にはいかない。
接近戦だから、銃じゃなくて…えーと、えーと…そうだ、試しに!
「雷武器『雷斧』!」
斧を作り上げる。
なぜ斧かというと…特に理由は無い。
咄嗟に思いついただけだ。
しばらく剣と斧の打ち合いが続いた。
「行くぞ!炎剣技『燃え盛る焔の荒ぶり』!!」
うわわっ、すげぇ連続攻撃!!
やば、追い詰められてる…?…負けてらんねぇ!
「雷斧『雷撃一振』!!ハァァッ!!」
炎火の渾身の一撃と、俺のスペルによる、斧を振り下ろした攻撃が組み合って、数秒間拮抗する。
すると、2人共武器が崩れた。
「……これでいっか。多分、どっちも強さがわかったでしょ」
ちっ…決着をつけたかったが…まぁいいか。
強さを見るのが目的だったからな。
「あぁ……そうだな…」
俺は結構汗をかいてた。いやぁ、暑かった。
それに、結構疲れちまった…。
「さて、強さは申し分ないから、大丈夫だな。じゃあ、行くか」
炎火は、流石に炎に慣れてるのか、汗をかいてない。
俺が痺れに強いのと同じだろう。
「わかった。フラン!」
「凄かったよ!エスカルゴ!」
フランに凄いと言われて、思わず頬が緩む。
「ありがとう」
ナデられて、嬉しそうにするフラン。
くぅ〜、可愛い〜…!
「妹紅!サラ!」
「流石炎火だったよ!ねぇ、サラ。いつもの通り炎火のとこ行きな」
「キュオ〜♪」
向こうも話してる。
チラッとそっちを見やると、妹紅と話してた。
炎火と妹紅のカップル…なのかな?考えすぎか。
って…え?
「うわっ!り、龍!?」
えええ??
「あ、紹介まだだっけ。こっちは藤原 妹紅。俺の恋人だ」
ご丁寧に紹介してくれた。
やはり炎火と妹紅はカップルだったか。
凄く仲良さそうだ。
俺とフランも…ああいう風になれるといいな…。
「大体霊夢から聞いたわ。よろしくね!」
「ああ、よ、よろしく」
あ、あれ…?思ったより話しやすい…?
戻ったら向こうの妹紅にも話しかけてみるか。
「で、こいつはサラ。火龍(サラマンダー)だ」
「キュオ〜♪」
わお…サラマンダー…。可愛い鳴き声だな。
「じゃあ、行こうか」
俺達は、霊夢の面倒事とやらを片付けるために、妖怪の山に向けて出発した。
うー…なんか嫌な予感がするなぁ…。
ま、気のせいだろ。
次回もコラボ編頑張ります!!