カルゴ「さて、と…」
そろそろ俺も、皆からお菓子貰いに行きますか。
……っと、その前に仮装しなきゃな。とびっきり怖い仮装になると思うんだがどうかな?
一旦自室に戻った俺は、ドラキュラ伯爵のような内側が赤、外側が黒のマントを羽織り、河童製の特殊な鏡の前に立つ。
文やはたてのカメラのレンズと同じ素材からなる鏡なので、姿が映らない吸血鬼も鏡に映るのだ。
カルゴ「ふむ。マントは良いな。服も良いかな。流石咲夜さん、サイズだけじゃなくて見た目まで俺にピッタリだぜ♪」
そして、自身に麻酔をかける。感覚は消えるが、表情筋に力が入らないので同時に無表情になる。
ここからはゾンビメイクの時間だ。ペイントなどではなく、リアルな方のゾンビメイクだ。
左目のまぶたを手で持ち上げ、眉毛の下あたりにホチキスの針のような器具で刺して、固定する。次に、永琳から貰った古い医療用メスを、眼孔に深々と突き刺す。ビチャビチャと流血するが特に問題は無い。視神経をブチブチと千切りながら、中途半端に目玉をくり抜く。このままだと、眼孔から入ってきた空気で脳が乾燥するので、医療用眼帯を中途半端な位置に装着し、目玉を外に露出させたままヒモを頭の後ろで結び付ける。
カルゴ「うわー…左側が見えねぇ…」
再生については、問題無い。スペルもそうだが、思いの強さによって再生力まで変わる。つまり、
「再生したくない」と思っている間はこのゾンビメイクは維持される。戦闘中は「再生しろ」と、考えているからこそ即再生する。再生力の違いは再生速度の違いのことである。因みに、血はまだ乾いていないので、今俺の顔に垂れている血は、新鮮そのものである。
乾くどころかまだ溢れてきている。せめて、血管くらいは閉じておいた方が良いだろうか。どうせそう簡単には乾かないし。
カルゴ「完成だぜ…ふふふふ…」
今年は、例年よりも気合を入れて仮装している。
今までは咲夜さんにメイクしてもらっていたが、もう来年からも大丈夫だろう。
俺の選んだ仮装は、ズバリ「ゾンビ吸血鬼」だ。
目玉はズレた眼帯から零れ落ちそうにプラプラとぶら下がり、口腔からは、メスで頬を貫いた時に溢れてきた血が出て、顎を赤く染めている。
カルゴ「フランたちからはパーティの前に貰ったから…うーん…鈴仙のとこに行こうかな♪」
参加者には、「お菓子を持参してね!」と前以てレミリアが呼びかけている。
皆の反応を期待し、ニチャァ…と血を零しながら口元を歪める。自室でスキマを開いた俺は、鈴仙の背後に移動した。
カルゴ「トリックオアトリート…」
口を傷付けているので、流暢に発音できない。
鈴仙「あっ、エスカ…きゃあああああああっ!?
何!? 何よ顔のその傷!? 目が出てる!!」
カルゴ「あ、いや、仮装なんだけど…」
鈴仙「この臭い、本物の血でしょ!?怖がらせるにしても限度があるでしょ!」
カルゴ「兎も血の臭いわかるの?」
鈴仙「こんだけ濃い匂いなら嫌でもわかるわよ!良いから早く傷治して!」
手で目を覆い隠し、キャーキャー騒ぐ鈴仙。
可愛いが少し耳が痛い。そして、その声につられ皆が周囲に集まってきた。
カルゴ「メイクに結構時間かかったんだぞ。まだ治す訳にはいかない。……お菓子ちょーだい♡」
鈴仙「治したらあげるわよ!」
カルゴ「んじゃイタズラするよ?」
鈴仙「治したらイタズラしてもいいから!そんな傷だらけのあなた見たくない!」
カルゴ「────ッ!!」
今のはかなり心に刺さった…やばい泣きそう…。
カルゴ「マジで言ってる…?」
鈴仙「マジよ!普通の仮装して!」
どうしようか…と思い、集まってきた皆の反応を見てみる。反応はバラバラだが、良い反応ばかりではなかった。
フラン「わー!すごく気合入ってるね!」
レミィ「うわぁ…せめて口だけにしたら?目玉を抉り出すのはやりすぎじゃないかしら…」
レーテ「うわぁぁぁん!おとーしゃまぁぁぁ!」
咲夜「おや、本当にそのメイクにしたんですね。素晴らしい完成度だと思います♪」
美鈴「ひえぇぇぇッ!?」
弦月姫「ひぃっ!」
パチェ「…馬鹿なの?」
小悪魔「う…うわぁ…少し怖いです…」
巫月「わっ…目が出てる…触ってみてもいい?」
てゐ「ぎゃああああああっ!?」
永琳「目、乾いてきてるわよ」
輝夜「新作ゲームのネタに使えそうね。グロくて作ってもらえないかしら?」
妖夢「い、痛くないの…?」
妖舞「怖ぇぇ!!」
幽々子「あらまぁ…気合い入れすぎねぇ」
紫「気合い入れすぎて空回りしてるわね」
茜「普通痛くてできないよあんなの…」
霊夢「加減ってもんを知らないの?ていうか早く治しなさいよ、お菓子あげないわよ?」
魔理沙「正直言って、少し引いたぜ」
霊愛「馬鹿なの?死ぬの?」
霊麗「う、うーん…やりすぎ…じゃないかな?」
早苗「マスクを被ってる…んじゃないですよね?本物の目玉ですか…?」
神奈子「イカれてるなお前」
諏訪子「うーわー…ちょっとそれは無いよ…」
樹里愛「パパ!?目と口、大丈夫!?」
文「う〜む…これほどグロテスクだと、私の新聞には載せられませんねぇ…。勿論、記録のために写真は撮りますがね」
穹「夢に出そうです…恐ろしや恐ろしや…」
お空「お兄さん怪我してるの!?大丈夫!?」
さとり「怖がらせようとしたからってそれは…。ええ、やりすぎですよ…」
こいし「後先考えないでアホみたいに真っ直ぐに行動するお兄ちゃんだーいすき♪」
慧音「人体の構造の説明に使えるかもしれんな。今度、特別講師として来てくれないか?解剖なら私に任せろ」
妹紅「おい慧音、女体の説明に私を使うなよ?」
神綺「コラ!自分の身体は大事にしなさい!!」
……圧倒的に否定意見が多いので、このメイクはもうやめておこう。大変な事になりそうだ。
カルゴ「少しやりすぎたな、すまん」
眼帯を外し、目玉を収容するスペースを確保し、再生する。勿論、完治までに3秒もかからない。口の刺傷もすぐに治ってしまった。
カルゴ「…血涙と吐血。これならいいだろ?」
鈴仙「全く…最初からそうしてればいいのに…。怖すぎて泣きそうになったわよ……えへへ…」
弱々しく笑い、目元に光る涙を指で拭う。そんな怖かったのだろうか…。自分ではわからないが、涙が出たということはそうだったのだろう。
レイチェルに至っては泣いていたし…。
永琳「別に泣く程じゃないでしょう、あんなの」
鈴仙「
巫月「そうかなぁ?目が出てて、すごいなーとは思ったけど、別にそこまで…」
鈴仙「えええええ……」
輝夜「うんうん、別にそこまででも無かったわ。私と妹紅の方がもっと激しいかもだし。ねぇ?」
妹紅「知るか」
鈴仙「姫様までぇ〜…」
こうして、どうにかこうにか、平和なパーティに戻った。しばらく時間が経って、気を取り直してお菓子集めを再開した。
カルゴ「Trick or Treat!お菓子くれなきゃ、血を吸って気絶するまでエッチなイタズラするぜ♡」
鈴仙「じゃあ、飴あげる!口移しでね♡」
カルゴ「おおっ♪」
唇を合わせると、ちゅるっと滑り込むように口の中に入ってくる鈴仙の舌。そして、コロンと甘い飴玉が鈴仙の甘い唾液と共に入ってきた。
カルゴ「モモ味だな。甘くて美味いぜ♪」
鈴仙「良かった♪」
飴玉が溶けるまで子供たちの弾幕ごっこを眺め、後味も完全に消えてから、次のお菓子を求めて、文の元へ。
カルゴ「あ〜ややっ!Trick but Treat!!お菓子くれてもイタズラするぞ!」
文「あややや…羊羹しか無いんですが、これでも大丈夫でしょうか?」
カルゴ「もちろん!いっただっきまーす!」
少し大きい羊羹だったが、それを食べ終えた俺は文と向き合い、イタズラの交渉をする。
カルゴ「という訳で、イタズラしていい?」
文「皆の前なんですが…何をするつもりです?」
カルゴ「そう警戒すんなって。別に、エッチな事じゃないよ?あくまで普通の事さ。安心して?」
文「では…どうぞ、なんなりと」
カルゴ「やった♪」
小さくガッツポーズをした俺は、文に抱きつき、その綺麗なうなじに己の牙を突き立てた。
文「はうっ…んっ……なる、ほど……!イタズラとは、吸血のこと…だったんですね…!はぁっ…うぅ、声が漏れてしまいます…」
カルゴ「ふぅ…ご馳走様、文!やっぱり、血って美味しいなぁ♪」
文「そうなんですか?血の味というのは、やはり私にはわかりかねますが…」
次に俺は、永遠亭組…特にてゐの元へ向かった。
いつもイタズラされているのだからたまには俺にイタズラさせて欲しい。
カルゴ「てゐ。Trick and Treat!お菓子くれてもイタズラするぜ!」
てゐ「ならお菓子やらん」
カルゴ「
てゐ「私には損しか無いウサ!?なら逃げるだけウサね!捕まる前に!!」
カルゴ「そうは行くか!『念動力』!!」
てゐ「ウサァァァァァッ!?」
クルリと縦に半回転したてゐは、頭を下に、足を上にしてフワフワ浮かんでいる状態だ。動こうとしても、虚しく宙を掻くばかりだった。
ドロワを履いてるらしい。寒くなってきたので、不思議ではないだろう。パンツを見れなくて少し残念に思う俺にドン引きだ。
てゐ「な、何をするつもりウサァ!?」
カルゴ「ふっふっふっふっ…普段の仕返しをする時が来たなァ、てゐ…!」
ボソッと創造魔法の詠唱をし、あるものを創造。
そしてそれをてゐに見せつける。
てゐ「ひぃぃっ!その手に持ってるのは一体!?私に何するつもりウサ!?」
カルゴ「さぁ…耐えられるかな?」
てゐ「─────っ?!!」
足の裏に毛筆をツンツンと当てると、ピクピクと反応する。しかし、大きな動きは念動力によって封じられているので、逃げることはかなわない。
てゐ「あひっ、ちょ待っ…ひゃふっ……くぅっ、笑ってたまるかァ…!」
カルゴ「ほーれほれほれ」
てゐ「あひゃひゃひゃひゃ!く、くすぐったい!待って待って、こーさん!こーさんするウサぁ!もっ、やめてウサぁぁ!」
カルゴ「はいはーい、続けましょうね^〜」
てゐ「うひひひひひっ!足、足がぁっ!」
数分後
てゐ「はー…はー…げふっ、喉痛ぁ…」
カルゴ「ふぅ、スッキリした」
てゐ「もうお前にはイタズラしないウサ…多分」
カルゴ「やっぱ不安しかないが…イタズラなら、鈴仙にやってくれよ?痛くない程度のやつな」
鈴仙「私!?」
てゐ「りょーかいウサ…」
カルゴ「まぁどっちにしろ仕返しするけど」
てゐ「え〜…」
ひたすらイジって、てゐへのイタズラを終えた。次に向かうのは魔理沙のところだ。壁際にいて、遠目から子供たちを観察している。能力や段幕の研究だろうか。熱心な魔理沙らしい。しかし……
カルゴ「Trick......」
魔理沙「ほれ」
カルゴ「……」
言い終える前に、棒付きのぐるぐるキャンディを差し出す魔理沙。青と白…ソーダ味だろうか?
カルゴ「......Trick so Treat......」
キャンディを受け取り、ボソッと呟く。
魔理沙「もうお菓子はあげたろ〜。お前は、その見た目に反して中身は子供だからな、キャンディとかがピッタリだぜ」
カルゴ「お菓子くれたからイタズラさせろ」
魔理沙「はぁ!?えちょっ、どういう事だよ!?Trick or Treatって『くれなきゃ』だろ!?」
カルゴ「『ソー』だよ魔理沙。俺が今言ったのは
『Trick so Treat』だ。『オア』じゃない」
魔理沙「あわわわわ…逃g」
カルゴ「逃 が す か」
箒を掴もうとする魔理沙よりも早く箒を掴んで、逃がさないように退路を断つ。なぜそこまでするのかと聞かれれば…「ガキだからな」と答える。
子供は何事にも一所懸命なのだ。
魔理沙「くっそぉぉ〜……!言え!何が望みだ!酒か!?女か!?金か!?」
カルゴ「捕まった悪役かよ、そのセリフ。…俺が欲しいのは…」
壁に魔理沙を押し付け、数ヶ月前のあの時の様に顎クイをする。
魔理沙「待て、お前何を…」
カルゴ「俺が欲しいのは魔理沙の唇さ」
魔理沙「えっ…いや、ちょっと待てよ…私にも、心の準備ってモノがあってだな…///」
照れくさそうに顔を赤くして目を逸らした魔理沙を見て、パッと手を離して少し離れる。
魔理沙「…あれ?」
カルゴ「俺が見たかったのはその照れた顔だよ。この前見せてくれたあの照れ顔、なんかもう1回見たくなってね」
魔理沙「何だよ嘘かよ…ビックリしたぜ全く…」
カルゴ「そんなにビックリした?」
魔理沙「かなりな。悪趣味な奴だぜホント…///」
帽子を目深に被り、目を…いや、顔全体を隠す。
一度照れると照れっぱなしの魔理沙は、普段とのギャップも相まって、より可愛く見える。
カルゴ「はは…なんか悪いな」
魔理沙「次はお菓子没収するかんな?」
カルゴ「もう舐めてるもんね〜だ」
魔理沙「やっぱ子供だなお前…。舐めたんなら、マスパで破壊するまでだぜ!」
と言ってミニ八卦炉を俺に向ける魔理沙。今にもマスパを放ちそうで怖い。
カルゴ「お菓子の破壊にマスパとはこれ如何に…完全なるオーバーキルだろ…」
魔理沙「お前相手ならそのくらいが妥当だぜ」
カルゴ「ひぇぇ…」
そしてついに、俺にとっての大本命…霊夢の元へ向かった。露出が多めの紅白のメイド服…。次のコスプレエッチはこれで決まりだ。
カルゴ「霊夢、Trick yet Treat!お菓子いいからイタズラさせろ!」
霊夢「うわぁ…よく皆の前で堂々と言えるわね。頭のネジ飛んでるなら永琳のとこ行けば?」
カルゴ「酷いなぁ〜…。イタズラしていい?」
霊夢「あんたの思考回路の方が酷いわ。…まさかこのパーティ会場でヤるつもりなの?」
カルゴ「まさか。それは無いよ。だから、今から別室行かね?って話」
霊夢「はぁ……さっさと済ませてよね、幽々子に料理全部食べられちゃうから…」
カルゴ「よっしゃっ!」
約1時間後
霊夢「あーあ…チビ連れてきてたの忘れてた」
俺の頭の上に立つ針妙丸を見て、溜め息をつく。
チビという呼び方は…まぁまぁ酷いと思う。
彼女曰く「もう少しで完全体」とのことだ。何かラスボスのような発言である。
カルゴ「ったく…まさか針妙丸があんな所に居るなんて…。何でもっと早く出てこなかったん?」
針妙丸「出るに出られない状況だったからですよそりゃあ…。神社内のみならずパーティ会場でも熱々ですよねぇ、お2人共♪」
霊夢「うっさい、踏み潰すわよ!?」
針妙丸「ひぇぇ、それは勘弁!」
カルゴ「あっ。折角だし、針妙丸も何か食べる?これとかどうかな?」
手早く創造魔法でプリッツを作った俺は、それを頭上にいる針妙丸に手渡す。
針妙丸「おー!ありがとうございます!」
カルゴ「カス落とすなよ〜?」
霊夢「鼠みたいに食べるから、カスが飛び散ってフケが飛んでるみたいになってる」
カルゴ「言い方が汚い」
するとそこに、待ちきれないという様子で諏訪子が走り寄ってきた。当然、霊夢はそんな諏訪子を見下ろし、睨む。
諏訪子「ね〜エスカルゴ〜、どこ行ってたの〜?そろそろヤリたいよぉ〜」
腰に抱き着いてそんな事を言うものだから、霊夢の顔はさらに険しいものとなった。
霊夢「何よあんた、今私といるのわかんない?」
諏訪子「わかってるよーだ。でも霊夢は今ヤッたんだから次は私だよ〜?」
霊夢「針妙丸、目ん玉突き刺して」
針妙丸「いまむいえふ(今無理です)」
霊夢「チッ。さっさと終わって戻ってきなさい」
諏訪子「えぇ〜?時計見てたけど、1時間くらい会場に居なかったよねぇ?私だって、それくらい独占しても良いよね?」
霊夢「私はいいの」
諏訪子「何でさ!」
霊夢「妻だから」
諏訪子「!!」
霊夢「わかる?彼女より妻の方が格上よ。つまり私の方がこいつをより長く独占する権利がある」
すごい謎理論を展開しやがる…こんなん諏訪子が納得するとは思えんな。
諏訪子「くっそぉ〜霊夢め〜…!」
納得したのかよ…。
諏訪子「よぉしっ!5番目の妻には私がなるっ!この洩矢諏訪子様が!」
カルゴ「……」
ごめん、次に言う人もう決めてる…。
霊夢「どーかしらね。エスカルゴなら、とっくに心を決めてると思うけど。次に言う人とか」
カルゴ「なぜわかった…」
諏訪子「はうっ!当たってるの!?」
霊夢「妻ならこれくらい見抜けなきゃダメね〜」
諏訪子「霊夢のはいつもの“勘”でしょ!!」
霊夢「文も妖夢も咲夜も、この程度は読めてると思うわよ。勘になんて頼らなくてもねぇ」
諏訪子「あーうー…!」
霊夢「それに、仮にあんたが妻になっても、私が上なのは変わらないわ」
諏訪子「何でさ!?」
霊夢「私が1番の妻だからよ。これは妻が何人になろうとも絶対に揺るがない事実よ」
諏訪子「ムキィーッ!悔しいなーもー!!」
霊夢「諦めなさい。神だからって何でもかんでも思い通りに出来ると思ったら大間違いよ」
ギリギリと歯を食いしばる諏訪子にさらなる追い打ちをかける霊夢。ボロクソに言われる諏訪子は地団駄を踏んでキーキー悔しがっている。
霊夢に悪気は無いのだろうが…何故こうも喧嘩を売るような真似をするのだろうか。
独占欲が強い霊夢、本当に可愛い…幸せだけど、喧嘩だけはしないで欲しいなぁ…。
霊夢「45分ならイイわよ」
諏訪子「45分!?授業1回分じゃんそれ!」
霊夢「知らないわよそんなの。良いからさっさと終わらせてきなさいね。パーティはまだこれからなんだから」
カルゴ「…善処する」
針妙丸「んー!んぐぅっ…ゲホッゲホッ……私はここに残ってるから!あんな声ばかり聞いてたら私の体がもたないわ!」
お菓子を急いで食べ終えた針妙丸は、俺の頭から霊夢の頭に飛び移り、諏訪子はスキップで会場の出口へ向かう。どうせまた、よからぬ事を企んでいるのだろう。
約1時間後、会場に戻った俺たちは、霊夢に散々文句を言われたが、そのあとは普通にパーティを楽しんだ。
ハロウィンパーティのどんちゃん騒ぎは、なんと次の日の朝方まで続いて、参加者全員、紅魔館にお泊まりすることになった。
魔理沙「ふぃ〜…。パーティを利用して、色んな情報をゲットできたぜ。帰ったら忘れないうちに纏めないとな」