オムライス、初めてにしちゃ上手く作れたぜ。
幻想郷の最南端より更に奥の奥にある平凡な地。そこでは、
焦れったくなった堪え性の無い俺は、霊夢よりも一足先にスペルを発動させた。
カルゴ「雷雨『村時雨』!!」
極めて不規則的に雷が降るスペルを発動させて、霊夢がお祓い棒で雷を払っている様子をじっくり観察し、隙を探す。だが、やはり博麗の名は伊達ではなく、付け入る隙がほとんど見つからない。
隙といえば、弾幕を掻き消すその一刹那のみで、とてもでは無いが攻撃を入れられるような隙では無い。もう少しだけ…ゼロコンマ数秒でいいから稼ぎたいものである。
霊夢(…これって不規則だから、いつになったらスペルが終わるのかも読みにくいのよね…。長い時もあるし短い時もあるし…)
時間は稼ぎたいけど…まぁいい、考えるより行動だな。弾幕に紛れ、スキマで背後に移動…いや、スキマは使えない。消費が大き過ぎるな。
カルゴ「神速『スウィフト』」
霊夢「────見えた!『封魔針』!」
カルゴ「っぐ……ッ!」
背後に回ると振り向いた霊夢が針を投げてくる。
止まったばかりの俺は針を避けられず、剣で針を弾いた。それでも何本かは喰らってしまい、喉にそのうちの1本が刺さった。
ゆっくり抜くと逆に痛い上に、そもそもゆっくり針を抜く暇が無いので痛みを我慢して針を抜く。
他の部位に刺さった針は次のスペルを発動させて隙を作ってから抜くつもりだ。どうせ、動くのにそこまでの支障は無い。
カルゴ「雷雨『地を濡らす天照雨』!!」
霊夢「ッ!!」
5m程しか離れていないというその至近距離で、先程のスペルの上位互換のスペルを発動させる。
威力を上げて弾数を増やすという、ありきたりな強化法だが、弾数が増えるという事は、それだけ隙を作りやすくなるということだ。この密度でも掻き消すなら、先程までより大きな隙が作れる。俺の狙いはそれだ。
そして、先程の針を全て抜いた。
霊夢「(こ、こんな近くで発動とか鬼畜なの!?)
霊符『夢想封印』!」
チッ…そう易々と隙は見せてくれないってか…!
少しは慌てるとか何か反応あっても良いだろ!?
動じなさすぎだよ霊夢!
至近距離でスペルを発動させたはずだが、霊夢はそれを十八番のスペルで相殺し、さらには攻撃を加えてくる。無駄な消費を抑えるために、相殺し返すことはしない。避けて避けて、避けまくる。
カルゴ「そろそろ力上げてくぜ、霊夢…!」
夢想封印が終わったのを感じ、距離を保ったまま話しかける。剣は妖魔雷霊剣のみ構えている。
霊夢「ええ、ドンドン来なさい!尽く打ち破ってあげるから!!」
カルゴ「いくぜ!凶砲『
ポケットから大きめの金属片を出し、指で弾き、轟音と共に発射する。しかし霊夢は────。
霊夢「夢符『二重結界』!」
強めの結界を張ってこれを防御しきってしまう。流石にヒビは入ったらしいが、それまでだった。
超電磁砲が打ち消されたのを見た俺は、剣の力を引き出して地面を蹴り、霊夢に肉薄する。肩から切り込むように、袈裟懸けに剣を振るう。
霊夢「隙だらけよ」
強化したお祓い棒で剣を受けて、同じく強化した拳で、ガラ空きとなっている俺の脇腹へと拳撃。
カルゴ「がッ……」
やっぱり、剣って振り上げちゃダメ…なのか…?
片手で振った方が安全ってか?…ならこっちだ!
カルゴ「喰らえ……『風の傷』!!」
霊夢「夢境『二重大結界』!」
最大限に力を引き出した衝撃波すらも、霊夢には届かず…張られた結界に難なく弾かれてしまう。
カルゴ「おまっ…防御力高すぎない!?」
霊夢「そりゃあ、霊力は多いし使い方も上手いんだから当然でしょう?」
結界越しに、霊夢の自信満々な声が返ってくる。
腹が立つくらいに自信たっぷりで、一周まわってとても愛おしく思える。
完全に、霊力が少なくて使い方も全然上手くない俺への当てつけですねわかります。
カルゴ「ならこれも防げるかな!?融解『地上の人工太陽』!!」
巨大な火球を生み出した俺は、徐々に力を加えてサイズアップさせ、直径が10mを超えたあたりで霊夢に向かって投げつけた。
霊夢「なーんか…ずっと昔に、これに似た弾幕を見た事あるわね…」
先程発動した大結界でその火球を受け止めると、凄まじい熱気が周囲に溢れていった。
霊夢「あっつ!私のこと焼くつもり!?」
どうやら、結界越しでも熱気は感じるらしい。
カルゴ「いいや!霊夢のことを焼くのはこの俺の熱い愛さ!」
霊夢「キザなこと言うわね!似合ってないわ!」
カルゴ「うん知ってる!雷武器『雷弓』!」
力を入れて踏ん張っている霊夢に向かって、弓を構え、エネルギーを充填させていく。
カルゴ「結界ごと穿て!『天昇雷龍』!!」
霊夢「ッ…!!」
極太のホーミング矢が刺さり、前の火球で弱体化していた結界には更にヒビが広がる。それを見た霊夢はついに回避行動を取る。その直後、結界は砕け、火球は地面に触れて大爆発を起こした。
地面は深く抉れ、火球の直径よりも数回り大きなクレーターが完成した。
霊夢「危ない危ない…今のは割と危なかったわ」
カルゴ「…結構良いコンボだと思ったんだがな」
回避するって決めてからが早いよな…俺そんなに早く行動できるかな?
霊夢「あんたの力、そんなもんじゃないでしょ?
カルゴ「まだ早いよ。もっと俺の力で戦ってから喚ぶ事にする。…禁弾『降り注ぐ厄雷』!!で、重力倍増だぜ!」
霊夢「げっ!?」
カルゴ「弾幕をも消す勢いだから相殺は無理だ。何処まで避けられるかな?」
霊夢「…ちょっとまずいかもね」
カルゴ「よーし……降り注げッ!!」
一応、霊夢に当てないように、狙いは少しばかりズラしてあるが、あたかも狙っているかのように言ってみる。槍を降らせると、とうとう……。
霊夢「『夢想天生』!!」
霊夢が、自身の持つ最強のスペルを発動させた。
半透明な透明人間になりあらゆる事象から浮き、弾幕は自動で発射される。…確かに自動発射だ。
攻撃は透過するらしいが、初めて見たのでそれが本当なのかわからない。ここからが本番だ。
カルゴ「それを待ってた!
建御雷《ふはははっ!久しぶりだな器よ!》
武甕槌命ことタケちゃんを喚ぶと、力がいくらか俺に流れ込み始める。入ってくる瞬間はバチッと帯電するが、もうこの強烈な電気にも慣れた。
カルゴ《器って言うな!器だけど!》
建御雷《なら問題あるまい!我も言いやすい!》
カルゴ《神の威厳どこいった!?》
建御雷《神の威厳よりも父の威厳だ!小生意気な娘にお前の強さを見せてやれ!》
カルゴ《おう!》
夢想天生の効果の時間は、今は穹と同じく3分にしておくと道中言われてある。ならばこの隙に、色々打開策を試してみよう。
カルゴ「力借りるぞ建御雷!究極雷『神の加護を賜りし雷』!!」
空が白く発光し、極めて太く、威力も俺の本気と変わりないほどの一筋の雷が降ってきた。それは霊夢を間違いなく貫いているが、スペルのせいで物の見事に透過してしまう。
が、透過したおかげで、地面にはDBさながらの大穴が地面に空いてしまう。
建御雷《おい!この地面にも
カルゴ《わかってるさ!》
地面に手をかざし、黒い粉末を大量に引き寄せ、巨大な球体を作り出した。母さんと初めて戦った時に、建御雷が行った方法だ。
カルゴ「喰らえッ!!凶砲『
その球体を、雷を纏った拳で殴り飛ばし、地面を深々と抉りながら霊夢へと攻撃する。あまりにも強烈な電磁波、轟音、風圧、威力に、これならば流石の鬼であろうとも一撃で倒せるような感じがするが…まずは今の戦いに集中だ。
やはり霊夢の事は突き抜けてしまい、超電磁砲は遥か彼方へ消えていった。最後の方は、大気圏に突入した小さい隕石のように燃え尽きた。
カルゴ「マジで何も通じてない?わかってたけど少しショックだな…」
建御雷《試しに武器降らせたらどうだ?》
カルゴ《消費がデカいんだよ、アレは!俺の技の中で、自爆以外だと一二を争うぞ!?》
建御雷《…我がお主の中に居るのだから、消費も回復も思うがままゾ…?大前提であるその部分を忘れてはいかんなぁ》
カルゴ《…すっかり忘れてた》
そうだ、今の俺は無限大の力を操れるんだった。
試す事ばかり考えて、大事なそれを忘れてたな。
カルゴ「今こそこの地に武器の雨を降らせよう!召喚『武器庫の解放、出血大サービス』!」
空に巨大な正円のスキマが開き、そこから大量のナイフや剣などの武器を降らせる。それら全てに重力の能力をかけると更に加速して、地面に突き刺さる。その中には「混合武器」系統のスペルで生み出した、あの爆発物も混じっていたらしく、地面に突き刺さるなり各地で連続して爆発した。
その様を見た俺は、突発的に新しいスペルを思いつき、すぐさま発動させた。
カルゴ「極光『裁きの刃』!!」
紅い妖力に黄色い電力を混ぜて、妖しく輝く槍を多数形成し、放つ。「混合武器『雷槍&雷爆』」と違うのはその数だ。こちらの方がかなり多い。
前者は、数本しか生み出せないが、爆発の威力は折り紙付きである。武器として扱うには圧倒的にこちらが便利である。
建御雷《ほう、裁きとは神らしい!お主もしや、いずれは神にでもなるつもりか!》
カルゴ《さぁな、ンなこと、考えたことないね。俺が神になるんなら、子宝に恵まれる神様かな?雷神は副属性として》
建御雷《クハハッ、実にお前らしい。まんまだ!
…が、雷神の方がメインだと思うんだが?》
カルゴ《そっちは人々に畏れられるだろ?なら、子宝に恵まれる神として祀られた方が、人も俺に寄ってくるってモンさ》
建御雷《尊敬と恐怖…両極端だな》
カルゴ《欲深くて、マジで俺らしいぜ。神なんて大変そうだから成らねぇけどな》
建御雷(…幻想郷の神は気楽そうだがな、割と)
いくら周囲を爆発させても、または、時間が経過しても、霊夢から溢れる弾幕はとどまるところを知らない。霊力は枯渇しないのだろうか。
カルゴ「重力の呪いをかけてやるぜ!『封』!」
霊夢に手のひらを向けて、強烈な重みをかける。
しかし、ここであることに気付いた。魔力が減少しない。つまり、今の霊夢の質量はゼロである。
質量が無いからこそ攻撃が通過するのだろうが。
折角貰った能力も、質量ゼロが相手では通じないらしい。やはり、持ち味が生かせないと悔しい。
カルゴ「夢想天生の効果時間ももうすぐか…試すなら今のうちだな」
今まで試したのは電力と重力の技。なら、魔力と霊力でも試してみよう。もしかしたらダメージが通るかもしれん。…無いと思うがな。
カルゴ「獄雷『Deadly Thunder』!!」
足元に赤く細い線で魔法陣を広げ、その中から、多数の赤黒い雷が地面から間欠泉のような勢いで噴出してくる。空高く跳ねたその殺人的な雷は、突然急降下し始め、霊夢を貫き通す。
これも電力での攻撃…と思われがちだが、一応は魔力での攻撃だ。即ち、雷属性の魔法だ。電力は消費しておらず、魔力のみ消費した。
霊夢の足元の地面は既に破壊し尽くされていて、地面から数m浮いている。弾幕は未だに向かってくるので、避け続けなければならない。
カルゴ「ダメだ、全く効いてねぇな…。魔理沙が太刀打ち出来ないって言ってたのもわかる…」
だけど、ここで諦めちゃダメだよな。まだ霊力の方を試してねぇ。目には目を、霊力には霊力を。魔理沙は霊力がゼロだが、俺にはある。だったら試してみる価値は十分にあるはずだ。
カルゴ「霊符『夢想封印』!!」
もう、俺に残されている手札は少ない。なので、俺の中にある全霊力をこの一撃に込めて放った。
しかし、結果はこれまで通り通過して終わった。
俺の夢想封印の効果時間が終わった所で、やっと夢想天生も終わって、霊夢は、薄ぼんやりとした姿からハッキリした姿に戻った。弾幕の自動的な発射も止み、目を開く。
霊夢「どうやら通じなかったようね」
カルゴ「何にも通じねぇよマジで…無敵にも程があるぜ、全くよ…。悲しくなってくる」
霊夢「…少し見ない間に、随分と無茶したのね。地面が原型を留めてないじゃないの。これ、全部私に向かって放ったわけ?」
カルゴ「ああ。あらゆる力をぶつけたが…全然、通じやしねぇ。そろそろ万策尽きるぜ」
霊夢「まだ尽きてないのならぶつけてみなさい。私はまだ戦えるわ」
カルゴ「俺も…まだイケるぜ。多分タケちゃんもまだいけるぜ!なぁ?」
建御雷《愚問だな!》
カルゴ「やっぱりまだまだ行けるらしい」
霊夢「なら来なさい」
カルゴ「…の前に、準備しなきゃな。後で『力を出してなかったし』…だなんて言い訳が出来ねぇように。覚醒『生命の輝き』」
霊夢「…!あんた、その力…!」
霊夢が焦るのも無理は無い。俺が今発動したのは生命エネルギーを犠牲にしたスペルだ。どんな力よりも強いのがこの生命エネルギー。
どんな力でも生み出せない生命だからこそ、引き出すことの出来る究極のエネルギーだ。…まぁ、倦怠感が酷いが、身体強化でまだ何とかなる。
このまま消費し続ければ、何れは死に至るが…。
生命エネルギーはかなり時間をかけて回復する。
倦怠感レベルの消費で5日、満身創痍レベルでは10日、瀕死レベルで10数日のような感じだ。
自爆すれば生命エネルギーも瞬時に回復するが。
カルゴ「喰らえ霊夢……本気の………!!」
天に手を掲げ、スペルの詠唱をする。
カルゴ「一閃『Mishap of Thunder』!!!」
霊夢の頭上に、緻密に描かれた魔法陣を広げる。
これまでの戦場の中でも上位に入るほど広大で、遠慮無くこの力を振るえる環境なので、魔法陣の大きさも際限なく大きくなり続ける。
そういえば、建御雷を宿したままでこのスペルを使用するのは初めて…かもしれない。それなら、このスペル史上最強の雷が落とせる。…魔法陣を広げるまで、霊夢が待ってくれるとは思えない。
……しかし、心を読んだかのようなドンピシャなタイミングで霊夢が口を開いた。
霊夢「良いわよ。完成まで待ってあげる。本気で来なさい、突破してあげるから」
カルゴ「霊夢の防御も突破してやるぜ…!」
建御雷《その意気だ!巫女の結界なんぞ我の力の前では無力!フハハハハハ!!》
カルゴ「クハハ……最大級の雷だな………!」
今は満身創痍レベルに消費した。瀕死レベルだと発動前に絶命してしまう可能性があるので、実質これが全力である。そして霊夢は、拡張が済んだ巨大魔法陣を見上げる。
見える限り、空全体を俺の魔法陣が覆っている。
ここから放たれる雷の威力は、恐らく小さな隕石レベルにはあるだろう。魔法陣の中心部の太さの雷が放たれるこのスペルだが、今この上空にある魔法陣の中心部の直径は100mを越えている。
この威力の雷が落ちれば、クレーターの大きさは
100mでは済まされない。
霊夢「これは……まずいレベルじゃない…?」
カルゴ「いくぞ霊夢…本気でな…!!」
霊夢「…ちょっと洒落にならないわね…まともな結界張らなきゃ…。夢境『二重大結界』!!」
カルゴ「…落ちろッ!!!」
そして、腕を振り下ろすと同時に自分の肉体ごと一撃必殺とも呼べる雷を落とした。
IN魔法の森
魔理沙「なんだ、地震か!?」
IN紅魔館
レミィ「っぶふっ!?」
フラン「キャッ、地震!?」
レーテ「あはははっ!おかーしゃま、こうちゃがおかおにかかってるー!」
咲夜「空が…!」
弦月姫「お父様…」
美鈴「ふにゃっ!?いえ咲夜さん、寝てませ……なんですかこの地震と魔法陣!?」
IN人里
鈴仙「毎度ありがとうござ…きゃあ、地震!?」
里人「うおおおっ!?おい、空見ろよ空!」
鈴仙「あれは…!」
IN地霊殿
お空「…うにゅ?なんか揺れてるね〜」
さとり「なかなか、大きい地震ですね。崩落しなければいいですが。(お空の胸が揺れてる…)」
お燐「何でしょうね、この地震。お空が居なきゃお空の暴走を疑うんですけど」
ヤマメ「勇儀が足を踏み鳴らしたとか?」
パル「もしそうなら、近くの建物が崩壊する音も聞こえるでしょうよ。…怪力、妬ましい…」
キスメ「力が強いのは羨ましいけどあそこまでの怪力は要らないかも」
勇儀「私ならずっとここに居るんだが」
さとり「あら、私が気付かないなんて」
こいし「私が憑いてたからだよ〜」
勇儀「わっ!」
さとり「納得」
IN永遠亭
てゐ「地震来るウサ」
永琳「え?…あらホントね」
機械「猛烈ナ電磁波ヲ観測シマシタ!」
輝夜「何その機械」
永琳「電磁波と重力波を感知してくれる機械よ。この前ちょっとした思いつきで作ってみたのよ。強烈な電磁波ってことは自然の雷とかじゃなくてエスカルゴね」
輝夜「雷でこんな地震まで起こせるものかしら?偶然同時に起こっただけじゃない?」
永琳「アイツなら起こせるんじゃない?」
輝夜「…起こせそうで怖いわね〜」
IN守矢神社
早苗「おーっと、エスカルゴさんの必殺の一撃が炸裂したぁぁぁーっ!果たして、これを喰らった霊夢さんは無事なのでしょうか〜!?」
神奈子「…早苗が嬉々として実況してるなんて、アイツらは知らないんだろうな…」
樹里愛「雷ぃ〜…」
神奈子「そして、自分の娘が雷をビビって布団を被ってることも」
諏訪子「晴れてるのに雷だけとか怖いもんね〜。まぁ、まだ4歳だし仕方ないよ」
神奈子「神社がミシミシいってるが、大丈夫か?崩れたりとか…」
諏訪子「大丈夫でしょ。……多分」
神奈子「多分て」
カルゴ「はぁ………はぁ………やべ、地面が…」
気付けば、俺は、巨大なクレーターの中に立っていて、対する霊夢は…同じく立っていた。土煙の中に、霊夢のシルエットが見える。
カルゴ「どーだ、霊夢……勝ったろ、これ…!」
満身創痍と瀕死の中間まで生命エネルギーを消費した俺には、もう雷1つ起こせやしない。
もう間もなくブッ倒れる。
そして、風に流され、煙が晴れる。
服は所々焦げていて、一部は穴が空いている。
霊夢「…ギリギリ…耐えたわよ…!あんた史上、最強の攻撃を…!」
カルゴ「……………ハンパねぇ…」
最後まで口に出せたかは自分ではわからないが、霊夢に効いてないところまで見届けた俺は、気を失って地面に倒れ伏した。
霊夢「…最大まで強化したのに、全身が痺れた…歩けやしないわよ、全く…。霊愛、霊麗!どーせ遠くでも聞こえてるんでしょ!?撤収するから、エスカルゴ運んで!」
霊麗「わかったー!お姉ちゃん、行こ!」
霊愛「…」
その後、とある鴉天狗の新聞屋が音を聞き付けてその場にやってきたが、そこにはただ、流星群が降り注いだかのような荒野が広がっているばかりだったそうな。
3時間くらいノンストップで「WARNING×WARNING×WARNING」を聞いてたからか、頭の中でループしてる…。
最後の方の英語の歌詞めっちゃカッコイイ…。
それでもGrip&Break down!!には負けるけどね。
(個人的な感想やで)