カルゴ「……あれ…?」
霊夢「あ、起きた?」
カルゴ「ん…あぁ、神社にいたのか…。ご丁寧に布団まで敷いてあるし…」
あの戦いからどれだけ時間が経ったのかはわからないが、外がまだ明るいうちに、目を覚ました。
右隣には並んで敷いてある布団に座っている霊夢と、神妙な顔をしている娘2人がいた。
カルゴ「…誰が俺のこと運んだのかは知らんが、ありがとな」
頭をボリボリ掻きながら体を起こす。結構重い。
生命エネルギーを放出したのだからあと10数日はこのままだ。あとで
結果は…まぁ、言わんでもわかる。俺の負けだ。
勿論、全力尽くしたんだけどな。暴走は近接戦に向いているから使わなかっただけであって、生命エネルギー使った方が威力も遥かに上がるしな。
それでも勝てないって…霊夢…。
カルゴ「あーあ、負けちまったか!」
四肢を投げ出し、布団に倒れる。その際、右手の甲が霊夢の胸に触ったような気がするが気の所為だと思う。うん、そう思う事にしよう。
そして、和造りの天井を見て、溜め息をついた。
たかがスペル1枚を相手に、俺のスペルや能力は尽く通じなかった。それがたまらなく悔しくて、ギリッと強く歯軋りをする。
すると、ずっと黙っていた娘2人が枕元に来て、背筋を伸ばして正座をする。
霊愛「…お父さん」
カルゴ「なんだ?」
霊愛「今まで…お父さんの事バカにしててごめんなさい。さっきの戦いを見てて…やっぱり私では到底適わないなって…思って…。なんて言ったらいいかわからないけど………許して下さい」
そう言って、霊麗共々、深々と土下座をした。
カルゴ「これからは気を付けて発言するんだぞ。態度、言葉遣い、その他もな」
……俺にも当てはまることだけどな。
霊愛「はい」
カルゴ「…はい、この話はおしまい。なぁ霊夢、ラストの攻撃、どうやって耐えたんだよ?」
いつまでも暗い雰囲気で居たくないので、即座に話題を転換する。これもおれの教育論の1つだ。子供を叱ったあとは、すぐに話題転換をする。
霊夢「随分と唐突ね。普通に結界張って、あとは念の為に身体強化しといただけよ」
カルゴ「その結界の強度は?」
霊夢「過去最高。…それでも破られて、あんたの雷喰らったけど、身体強化も最高までしておいたから耐えられた感じよ。しばらくは全身が痺れて動けなかったけどね」
カルゴ「じゃあ結構ギリだったわけ?」
霊夢「さぁね」
カルゴ「ちぇ〜。ちっとトイレ行ってくるね」
両手を使って壁伝いに歩くと、3人が心配そうな顔で俺を見る。まさか自殺しに行くとは言えないので、トイレと言って誤魔化したのだ。
霊愛「支える」
カルゴ「大丈夫、1人で行ける」
霊愛「っ……」
数分後
カルゴ「はースッキリスッキリ。早速、特訓でもしましょうかねぇ。霊夢、付き合ってよ」
霊夢「馬鹿なの?」
カルゴ「馬鹿です」
霊夢「戦い終わってまだ3時間よ?あんたの力もまだ戻ってないでしょうが。仮に戻ってても私の体力と霊力が戻ってないんだけど」
カルゴ「そっか、そうだな。じゃあ…寝るかな。夕飯までは時間あるし。霊夢、一緒に寝ようぜ」
霊夢「私は別にいいけど…今寝たら夜に起きれる自信が無いわ。霊愛、6時になったら起こして」
霊愛「わかった。私達は自分の部屋に居るね」
霊夢「ええ」
このあと、めちゃくちゃセックスした。
次話に期待して下さいです。
エスカルゴの再吸血鬼化以前は、今の霊麗の様な若干間延びした喋り方や、デレがありました。
(人間に戻った時なんてモロデレてたしね)
しかし5年が経ち妹が生まれた頃には今のような毒舌キャラになって…。
彼女に何があったのか?そしてこれからの霊愛はどうなるのか?少しだけ期待して下さい!