※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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コラボ…イイ!


コラボ編④ 守矢神社と新生活

「ふぅ……やっと着いたな」

 

はぁ…疲れた…。

 

「ずいぶんと疲れたわ……。さっさと終わらせたいんだけど」

 

ああ、残念ながら、俺も霊夢と同意見だ。

 

俺らは妖怪の山を登り終え…頂上にある神社、守矢神社に到着した。

もちろん、穏便に終わらせたいんだが……。

 

「ちょっとー!誰かいないのー!?」

 

霊夢は守矢神社に向かって大声で呼びかけた。

だからさ、言い方…もう少し…。

すると、中から1人の人影が出て来た。

白と青の巫女服に、緑色の髪にカエルの髪飾り。

風祝の巫女、東風谷 早苗だ。

早苗はこっちに駆け寄ってくる。

 

「あっ!霊夢さん!信仰をついに分けてもらえるんですか!?」

 

信仰を分けるってどういう意味だ?

 

「無理よ。こっちにも分けれるほどの信仰はないのよ。だから、力尽くで理解してもらうわ」

 

力尽く…。ああ、やはり穏便には行かないのか…。

 

「……仕方ありませんね。神奈子様と諏訪子様の為に私、頑張ります!」

 

うわぁ…この巫女も戦いたがりか?

ま…この勝負は見学だけにさせてもらおうかな。

ボス戦まで首突っ込むことは無い。

 

「霊夢ー、お前がふっかけた勝負だから、一対一で頑張れよー!」

 

ナイスだ炎火!

 

「はぁ!?なんでそんなめんどくさいこと……!」

 

えぇ〜…。

 

「やっぱりめんどくさいと思ってたんだ……」

 

ついツッコンでしまった。

これはツッコまずには居られないだろう。

 

「全く……しょうがないわね……」

 

こっちの霊夢も面倒くさがりなんだなぁ…。

強さも性格も変わらない…か。

 

「行きますよっ!!奇跡よ!!」

 

早苗は弾幕を霊夢に向けて撃ちまくる。

しかし、霊夢はそれを器用に躱していく。

 

大したもんだ…。俺なら躱すより防御に徹するな。

だって、全部を避けられる気しないもん。

 

そんで、間を縫ってお札を投げまくる。

流石博麗の巫女。…あのお札はトラウマに近いが。

しかし、早苗の方も負けてはいない。

負けじと弾幕を発射し続けていく。

霊夢も少し弾幕が掠る時はあるが、被弾はしていない。戦況は、どちらも被弾することはないが、早苗の方が掠る回数が多い。霊夢の方が有利だ。

そして、ついに早苗はスペルカードを使う。

 

「スペルカード!!奇跡『神の風』!!」

 

わお…迫力が違ぇなぁ…。

早苗はスペルカードによる弾幕で、霊夢を追い詰めようとする。だが当然、この程度で負けるほど霊夢は甘くない。

 

「霊符『夢想妙珠』!」

 

霊夢もスペルカードを発動し、早苗に攻撃する。その中の一発だけが早苗に届き、早苗は被弾してしまう。

 

「ぐうぅぅぅ……!」

 

早苗は踏ん張り、なんとか耐えたようだ。

しかし、かなり体への負担は大きいようだった。

うう…少し早苗が可哀想だな…。

 

「これで決着です!大奇跡『八坂の神風』!!」

 

早苗はさっきのスペルカードの強くなったVer.のようなスペルカードを発動し、霊夢に攻撃をする。

本当に…決着をつけるつもりだな。

でも…多分早苗が勝つという終わり方は無く……。

 

「これで終わりよ!霊符『夢想封印』!!」

 

うああああ…。夢想封印…俺はやられてないが、フランとレミリアがやられたというあれか…。

互いの弾幕がぶつかり、風圧がこちらまで届く。

うー、流石だ…。

だが、霊夢のスペルは早苗の弾幕を突き抜け……。

 

「きゃぁぁぁぁ!!」

 

早苗はモロに弾幕を喰らい、気絶してしまった。

やりすぎな気もするが…俺はいつも相手を気絶させるか痺れさせて終わらせてるから、人の事言えねぇな。

まぁ、向こうが悪いんだが……。

 

 

 

数分後

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「じゃあ、そういうことでよろしくね」

 

「全く…話し合いの方が簡単だったじゃないか…」

 

ほんと、炎火の言う通りだわ。

あと、炎火が回復の炎とやらで早苗を回復させた。

炎火の炎はなんでもありかよ…。

俺の雷なんざ、せいぜい武器を形作る程度で…。

いや、力を調節すりゃAEDみたいな事は出来るだろうが、こんな風に回復は出来ないな…。

 

結局、早苗を起こして話し合った結果、博麗神社に守矢神社の分社を置くことで話がついた。

分社ってなんだろ?

というか…なんで最初っからこうしないんだよ?

ま、こっちの方が霊夢らしいが…。

そして、話し合いの時間はおよそ10分。

こっちの方がずっと楽だ……。やれやれ。

 

「そうだ。エスカルゴ達はこの一ヶ月、どこで過ごすんだ?」

 

唐突に炎火が言うが………え?

 

『あ…………』

 

考えてなかった。そりゃそーだ、目覚めてちょっとしてついてきちまったからな。うーん…どうしよう?

 

「じゃあ、永遠亭に来るか?紅魔館だとフランが2人でややこしいし……博麗神社はあの怠惰巫女が面倒をちゃんと見れるとは思わないし……。なら、うちに来た方がいいんじゃないか?」

 

炎火が提案してくれた。

ああ、確かに紅魔館だと、フランが2人でウハウハ…じゃなくて、色々大変になるかもな。

抱きついたらこっちのフランだった……とかな。

つーか怠惰巫女やめろ、笑っちまうっての。

 

「……なら、そうさせて貰おうかな」

 

…ちょっと上から目線になっちまったか?

やれやれ、俺も霊夢のこと言えねぇや。

 

「わーい!お泊まりお泊まり!」

 

フランも喜んでいる。

 

「炎火ー、今度私も泊まりに行きた〜い!」

 

「はいはい、わかったわかった」

 

妹紅、すげぇ甘えん坊…。

こっちの妹紅とは似ても似つかないぞ…。

そいや、フランと同室になれるのかな?

なれなかったら寂しいな…いつも一緒にいるし。

 

とりあえず俺らはみんなで永遠亭に戻った。

許可取ってくれるらしい。

 

 

 

一分後

 

「どうだった?」

 

「即答でOKだって。三食ちゃんとついてるぞ。俺が料理するだけだけど。あと、妹紅も泊まっていいって」

 

流石永琳先生、優しいなぁ。

炎火が作るのか。すっげぇ…!

サラダとか野菜炒めくらいは手伝おうかな?

 

「わーい♪」

 

「お世話になります」

 

「私エスカルゴと同じ部屋〜♪」

 

おお、フラン!嬉しい事言ってくれるじゃん…!

思わずウルっちゃいそうになった。

 

「一つ、条件を永琳先生に言われたんだ」

 

「ん?条件ってなんだ?」

 

「まあ、簡単に言うとここの仕事の手伝いかな。そこまでの内容じゃないし、俺みたいに、休める時間がかなり多いけど」

 

ああ、それくらいか。なら余裕だ。

 

「それぐらいなら、お安い御用だぜ!」

 

「フランも頑張るー!」

 

ふふ…フランもか…。ふふふ…うふふふふ…。

ダメだ、頬が緩んでしまう。

 

「妹紅もお願いできるか?」

 

「うん!頑張る!」

 

おお、妹紅もやるのか。

仕事がさらに楽になりそうだ。

 

「じゃあ、全員、部屋に案内するな」

 

『はーい』

 

俺らは炎火に部屋へと案内された。

俺とフランは同じ部屋で…妹紅は炎火から頼んで同じ部屋にしてもらったらしい。ふふ、仲のいいこった。

 

そして、夕食等を終え、就寝時間……。

 

「えへへ…エスカルゴと同じ部屋だね♪」

 

「そうだな♪…やっぱ一緒にいると安心するよ」

 

「私も♪……1ヶ月エスカルゴを独占出来る♪」

 

あっ…そう言えばそうだ。

2人で寝るのも結構久しぶりだ。

 

「そうだな!これから1ヶ月…こっちでの生活も、一緒に楽しもうな♪」

 

「うんっ♪…おやすみ!」

 

流石に疲れたのかな。俺も寝るかー。

 

「ああ、おやすみ」

 

1ヶ月……か。長いような短いような…だな。

いや、短いな。この短い時間…大切に過ごそう。

 

こうして俺らの長い一日は幕を下ろした。




次回…別な幻想郷での新生活!
コラボは…終わる気配ない…けど、本当に楽しい!
あと、平日は更新できないかもしれません、そこはご了承ください。
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